独占!!スポーツ情報
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テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『独占!スポーツ情報』(どくせん スポーツじょうほう)は、1979年4月8日から2000年9月24日まで日本テレビ系列局で放送されたスポーツニュースである。毎週日曜日の18:30 - 19:00(JST)に放送された。
番組概要
初期の頃は司会者の後ろにガラスのセットがあり、その日取り上げる項目、あるいはその日のスポーツニュースに関連するイラストを専属のイラストレーターが生で「逆書き」にして描くのが恒例だった。また一時期川合俊一がキャスターを務めた頃に放送された「スポーツウィークリー」のBGMには、かつて同局で放送された刑事ドラマ『大追跡』のオープニングテーマソング(演奏:YOU&Explosion Band、作曲:大野雄二)が使用されたことがあった。
解説はサッカーにセルジオ越後、大相撲は元藤ノ川こと服部祐兒、タレントのロイ・ジェームスらが務めた。また、巨人戦の主催ゲームがナイターで開かれる場合、その球場(後楽園球場→東京ドーム)からの生中継(独占ミニ中継)が行われた。
また、1991年春からは、番組の正式タイトルを「独占SPORTS情報」→「独占SPORTS」としていた。
しかし、当番組は2000年10月1日からそれまでの前座枠で放送していた「NNNニュースプラス1・サンデー」とを統合する形で「The独占サンデー」を開始することになったため(同時に放送時間も30分から60分に拡大)、同年9月24日をもって21年半の歴史に幕を下ろした。
歴代司会者組
期間 | メイン格 | サブ格 | ||
---|---|---|---|---|
1979.4.8 | 1983.9 | 松永二三男 | (不在) | |
1983.10 | 1987.3 | 小倉淳 | ||
1987.4 | 1989.3 | 神和住純 | 鷹西美佳 | |
1989.4 | 1990.3 | 松尾雄治 | ||
1990.4 | 1992.3 | 関谷亜矢子 | ||
1992.4 | 1994.3 | 川合俊一 | 関谷亜矢子 | 小野坂昌也 |
1994.4 | 1998.9 | 松本志のぶ | ||
1998.10 | 1999.3 | 藤井恒久 | ||
1999.4 | 2000.3 | 松本志のぶ | 藤井恒久 | |
2000.4 | 2000.9.24 | 長嶋一茂 | 山本真純 |
- 長嶋・山本は後番組『The独占サンデー』でも継続してキャスターを務めた。また、藤井もサブキャスターとして『-独占サンデー』に再登板した。
ネット局
系列は当番組終了時(2000年9月)のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 日本テレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 札幌テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | [1] | |
岩手県 | テレビ岩手 | [2] | |
宮城県 | ミヤギテレビ | ||
秋田県 | 秋田放送 | 1992年10月4日から[3] | |
山形県 | 山形放送 | [4] | |
福島県 | 福島中央テレビ | 1981年10月4日から[5] | |
山梨県 | 山梨放送 | ||
新潟県 | テレビ新潟 | 開局直後の1981年4月5日から | |
長野県 | テレビ信州 | 1991年4月7日から[6] | |
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 | 放送開始から1979年6月24日まで[7] |
静岡第一テレビ | 日本テレビ系列 | 開局日の1979年7月1日から | |
富山県 | 北日本放送 | ||
石川県 | テレビ金沢 | 開局日の1990年4月1日から | |
福井県 | 福井放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 | 中京テレビ | 日本テレビ系列 | |
近畿広域圏 | 読売テレビ | ||
鳥取県・島根県 | 日本海テレビ | [8] | |
広島県 | 広島テレビ | ||
山口県 | 山口放送 | [9] | |
徳島県 | 四国放送 | ||
香川県・岡山県 | 西日本放送 | 1979年3月25日まで放送対象地域は香川県のみ。 | |
愛媛県 | 南海放送 | 1992年10月4日から[3] | |
高知県 | 高知放送 | ||
福岡県 | 福岡放送 | ||
長崎県 | 長崎国際テレビ | 開局直後の1991年4月7日から | |
熊本県 | 熊本県民テレビ | 開局直後の1982年4月4日から | |
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | フジテレビ系列 | 放送開始から1985年3月31日まで 日曜18時台の日テレ系同時ネット枠廃止に伴い打ち切り[10] |
鹿児島読売テレビ | 日本テレビ系列 | 開局直後の1994年4月3日から |
その他
- 1990年代中頃には、東京ドームで開催される巨人戦を『どく中』と題し、実況の徳光和夫がゲストと共に中継をしていた。
- 声優の小野坂がナレーションを務めていた時、「ファイナルセット」コーナーの前に小野坂自身が顔出しで出演したことがある。ちなみに、小野坂は当番組前枠の『ツヨシしっかりしなさい』(アニメ版、フジテレビ系)で主役の井川強役を務め、後枠の『さんまのからくりTV』(TBS系、現:『さんまのSUPERからくりTV』)ではナレーションを務めていた為、全て系列違いながら時間枠の連続した3番組に出演していたことになる。
- 鹿児島テレビ(1985年3月31日打ち切り)では、本来この時間帯に放送されるべき『サザエさん』は、クロスネット当時・1985年4月のネット改編時に同時ネット枠を確保するも、当時の番組スポンサー・東芝側の『鹿児島県ではフジテレビ系列局のクロスネットが解消されるまでの期間中は南日本放送での番販扱いを継続させる』旨の意向により、1985年4月~1994年3月の9年間は番組移動を断念。そのため、止む無く1985年4月7日以降の同時間帯はフジ系時差ネット枠に差し替え、『世界名作劇場』を木曜19時から移動する形で1994年3月27日まで放送。1994年4月1日の日テレ系鹿児島讀賣テレビ(KYT)開局に伴い、直後の1994年4月3日にようやく移行。また、この日から『世界名作劇場』も同時ネット化され、当番組も9年ぶりにKYTにて鹿児島県での放送が再開された。
- なお、当時の九州地区日テレ・フジクロスネット局のテレビ長崎(KTN)やテレビ大分(TOS)も、開局当初は日曜18時台後半の日テレ系番組(『シャボン玉ホリデー』)を同時ネットしていたが、KTNでは1977年4月の改編より、TOSでは1972年10月改編の日テレ系同時ネット枠廃止からローカルセールス枠(主に時代劇の時差ネット)を経て、1983年4月の改編より『サザエさん』の同時ネット枠に交換され、KTN・TOS両局とも当番組の放送履歴は一度もない(長崎県では長崎国際テレビ開局直後の1991年4月7日より放送開始)。九州地区のクロスネット局の中で、日テレ系日曜18時台後半の同時ネット枠廃止は鹿児島テレビが最も遅い。
- 1993年3月まで山形放送はテレビ朝日系とクロスネット局のため、当番組後枠(19:00 - )がテレビ朝日の番組であり、その関係で日本テレビの番組は当時フジテレビ系の山形テレビがネットしていた。その為山形県内では後楽園球場→東京ドームの巨人戦中継は当番組内の事前中継が山形放送、本中継が山形テレビという、奇妙なリレーナイターが放送されていた。しかし、1993年4月に山形テレビがフジテレビ系を脱退、テレビ朝日系にネットチェンジしたため(山形放送は日テレ系にネットを再一本化=即ち在山形両局間で同時ネット枠を交換)、この奇妙なナイター中継は1992年のシーズンを以って終止符が打たれた。
関連項目
脚注
- ↑ 1991年9月30日までテレビ朝日系列とクロスネット。
- ↑ 1980年3月31日までテレビ朝日系列とクロスネット。
- ↑ 3.0 3.1 1992年9月27日まで、日曜18時台後半はTBS系列の番組を番販扱いで時差ネット。
- ↑ 1993年3月31日までテレビ朝日系列とクロスネット。
- ↑ 1981年9月30日までテレビ朝日系列とクロスネット。当時の日曜18時台後半は日曜夕刊!こちらデスク(テレビ朝日)を同時ネット。
- ↑ 1991年3月31日までテレビ朝日系列とクロスネット。当時の日曜18時台後半は日曜夕刊!こちらデスク→鉄矢のにっぽん人国記→鉄矢のとんからりん→びっくりUSA→鉄矢のびっくり外報部→美女紀行!E湯!E味→人間!ホットアイ→遊行見聞録→TVいま時あの時(テレビ朝日)を同時ネット。
- ↑ 1979年6月30日まで日本テレビ系列とクロスネット。
- ↑ 1989年9月30日まで、テレビ朝日系列とクロスネット。
- ↑ 1993年9月30日までテレビ朝日系列とクロスネット。
- ↑ 1982年9月30日までテレビ朝日系列、1994年3月31日まで日本テレビ系列とクロスネット。