月刊プリンセス
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『月刊プリンセス』(げっかんプリンセス)は、秋田書店が発行している女性向け漫画雑誌。1974年創刊。月刊誌。発売日は毎月6日。
目次
概要
1974年12月に創刊した。掲載作品は長編漫画が主体である。創刊直後は少女漫画草創期から活躍していた赤塚不二夫、松本零士、わたなべまさこ、古谷三敏、24年組の萩尾望都、青池保子、木原敏江、ささやななえ、ポスト24年組の花郁悠紀子、1960年代に週刊少女フレンド(講談社)の看板漫画家であった細川智栄子、1970年代初頭に別冊少女コミック(小学館)で活躍していたあしべゆうほ、ニューウェーブの代表格である吾妻ひでおなどが活躍し、その後1970年代末に中山星香、山田ミネコ、1980年代に碧ゆかこ、冬木るりか、天城小百合、めるへんめーかー、風間宏子、高階良子、原ちえこ、坂田靖子、1990年代に山田圭子、浅見侑、もとなおこらが台頭して黄金期[1]と言われた。しかし、現在有力な漫画家は細川智栄子など少数であり、読者からは世代交代の失敗・新人育成の問題などが指摘されている。また、1976年から30年以上連載が続いている『王家の紋章』の主力ファン世代と、本来の少女誌のターゲットである10代とで読者の二極化が進んでいる。
なお黄金期は『王家の紋章』(細川智栄子 あんど 芙〜みん)、『エロイカより愛をこめて』(青池保子)、『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)、『妖精国(アルフヘイム)の騎士』(中山星香)の4作品が看板となって長らく同誌を支えていた。『妖精国(アルフヘイム)の騎士』は2005年より姉妹誌『プリンセスGOLD』に移籍して2006年11+12月特大号にて完結。『エロイカより愛をこめて』は2008年に同社の姉妹誌『プリンセスGOLD』に移籍して2009年1月号から新たに連載を開始。『悪魔の花嫁』は姉妹誌『別冊ビバプリンセス』の1990年10月号に第二部連載が一旦終了したが、2007年に同社の少女漫画雑誌『ミステリーボニータ』6月号[1][2]」で完全新作として突如連載が再開した。
以前は歴史・ファンタジー系作品が多かったが、近年(2000年代以降)は恋愛系の作品が増えつつある。
歴史
創刊期
創刊号から連載開始した『悪魔の花嫁』(原作:池田悦子、作画:あしべゆうほ)が人気作品となり、部数躍進へと導いた。他連載作品は『蒼い炎』(イケスミチエコ)、『ミリアム・ブルーの湖』(原作:名木田恵子、作画:青池保子)、『恋して!!ポッポ』(如月亜衣)、『つまんない子ちゃん』(赤塚不二夫)、『おしゃべりラブ』(吾妻ひでお)、『となりのリブちゃん』(田村セツコ)、『笑ってちょーだい!!』(仲村計)、『真貴子』(ささやななえ)など目立たない作品が多かった。
この時期の他の人気作品には『トラジマのミーめ』(松本零士)、『ふたごのプリンセス』(わたなべまさこ)、『シンデレラの森』(原作:暮山みどり、作画:細川智栄子)がある。
また、余談であるが、後に『週刊少年マガジン』(講談社)に連載されることになる『クイーン・エメラルダス』(松本零士)は1975年に『月刊プリンセス』に掲載された読切短編『エメラルダス』が最初である。
1970年代(1976年〜)
1976年1月号から『イブの息子たち』(青池保子)、同年10月号から『王家の紋章』(細川智栄子あんど芙〜みん)、1977年9月号から『アンジェリク』(原作 セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画 木原敏江)、同年10月号から『オリンポスのポロン』(吾妻ひでお)、1979年9月号から『エロイカより愛をこめて』(青池保子)が連載開始、これらは人気作品となり部数が80万部突破[2]、黄金期が始まる。
他に、この時期の作品としては『孔雀の微笑』(イケスミチエコ)、『青春はラブ・40』、『花詩集』、『わたしのお気に入り』(せがわ真子)、『恋のフーガ』、『危険な関係』、『プレイボーイブルース』(忠津陽子)、『クレア』(村野守美)、『犬・けん・ケン物語』、『水の町』(樹村みのり)、『はいどうぞ!』(中山星香)、『天使と挽歌』(原作:日向葵、作画:わたなべまさこ)、『港のマルタとデラシネ』、『4月はたそがれの海』(わたなべまさこ)、『はるかなる国 遠い詩』、『すぎ去りし日の・・・』(あすなひろし)、『恐怖の復活』(和田慎二)、『わんぱく天使』(赤塚不二夫)、『母恋い千鳥』(古谷三敏)、『少女ろまん』、『花々に住む子供』、『ヨーロッパみぎひだり』(萩尾望都)、『満智子のすてきな小劇場』(里中満智子)、『タンポポ』(大島弓子)、『クリスマス』(山岸涼子)、『振袖無頼控』、『黄昏の鳥』(山田ミネコ)、『君よ私に口づけを』(ささやななえ)、『翔べ翔べドンキー』(吾妻ひでお)などがある。
また、この頃は大御所漫画家を多く起用していたこともあり『変奏曲シリーズ』の一編である『アンダルシア恋歌(マドリガル)』(原作 増山のりえ 、作画 竹宮恵子)、『最終戦争シリーズ』の一編である『メランコリー・ブルー』(山田ミネコ)、『アメリカン・パイ』(萩尾望都)、『 リベルテ144時間』(大島弓子)、『フェネラ』、『白木蓮抄』、『四季つづり』、『カルキのくる日』、『夢ゆり育て』、『アナスタシアとおとなり』(花郁悠紀子)、『ラムちゃんの戦争』、『アラビアン狂想曲』、『恐怖の復活』(和田慎二)など読みきり、短期集中連載作品などの作品にも知名度の高い作品が存在する。
1980年代
70年代末に『アンジェリク』(原作 セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画 木原敏江)、『イブの息子たち』(青池保子)、『オリンポスのポロン』(吾妻ひでお)が終了し部数が減少するも『アルカサル-王城-』(青池保子)、『魔天道ソナタ』(天城小百合)、『花冠の竜の国』、『妖精国(アルフヘイム)の騎士』(中山星香)、 『アリーズ』(冬木るりか)、『ぴーひょろ一家』(姫木薫理)、『はるか遠き国の物語』(碧ゆかこ)などがヒットし、60万部[3]と割と安定した部数を保っていた。
他にこの時期の作品としては『A-A'』、『モザイク・ラセン』(萩尾望都)、『ポケットにティンカーベル』、『さよなら林間学校999(スリーナイン)』(和田慎二)、『千夜恋歌』、『あざみ野逢歌』(原ちえこ)、『ナーギの塔』、『パンドラの秘密』、『暗闇に悪魔が』、『幻のビルカバンバ』、『黄泉の小鳥』、『むらさき神話』、『インカ幻帝国』(高階良子)、『もつれっ毛の姫君』、『永遠なる夢』、『永遠なるめざめ』、『 夢狩人』、『遠い呼び声』、『ペニントン館』(めるへんめーかー)、『火曜日のゆううつ・水曜日のパラダイス』、『万太郎ちゃんがスキ!』、『ラブタウン発…あなたへ』、『ホテル・カリフォルニア』、『おしゃべりな羊たち』(風間宏子)などがある。
1990年代
90年代初頭に『悪魔の花嫁』(原作 池田悦子、作画 あしべゆうほ)、『魔天道ソナタ』(天城小百合)、『 アリーズ』(冬木るりか)、『ぴーひょろ一家』(姫木薫理)、『はるか遠き国の物語』(碧ゆかこ)『はむこ参る!』、『忍たま乱太郎』 (尼子騒兵衛)などの人気作が次々に連載終了し部数が大きく落ち込む。 『テンプレート:仮リンク』(浅見侑)、『テンプレート:仮リンク』(もとなおこ)、『REN-AI 恋愛』(高河ゆん)、『モンタージュ』(菊池久美子)などの作品が人気作となったがかつての部数を取り戻すことは出来なかった。
他にこの時期の作品としては本誌や姉妹紙の『プリンセスGOLD』など複数の雑誌で連載された『BUD BOY』(市東亮子)がある。
2000年代
2001年に読みきり『最後の晩餐』で水城せとなが初登場し、その後『彼女達のエクス・デイ』、『S〈エス〉』、『放課後保健室』、『黒薔薇アリス』などの連載作品を発表。 特に2004年に連載開始した『放課後保健室』は、国内では、『このマンガがすごい!2008』オンナ編第16位、『このマンガがすごい! 2009』オンナ編第24位にランクイン、国外ではアメリカ合衆国の12歳から18歳までのティーン世代の読書活動を支援するヤングアダルト図書館サービス協会により、ティーン世代に向けた2008年のお薦めグラフィック・ノベルのベスト10に選ばれる[4][5]など本誌掲載作品としては久々のヒット作品となった。
また2007年から連載開始した『コルセットに翼』(もとなおこ)が2012年、第16回手塚治虫文化賞ノミネート、『このマンガがすごい! 2012』のオンナ編48位にランクイン[6]され、高く評価された。
他にこの時期の作品としては『弱虫日記』(穂月想多)、『神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト』(原作 高殿円、作画 藤丘ようこ)、『センゴク男子 花の乱』(すもももも)、『シノビライフ』(こなみ詔子)、『ラズ・メリディアン』(結賀さとる)、『女王様の犬』(竹内未来)、『君は僕の虜なれ』(都筑せつり)、『楽園のトリル』(藤田麻貴)、『12人の優しい殺し屋~ライブラ:黒き審判』(原作 Founder masaki、 作画 藤枝とおる)、『テンプレート:仮リンク』、『 電脳ビリーバーズ』、『テンプレート:仮リンク』(海月志穂子)、『ケイコク。』、『テンプレート:仮リンク』、『ラブマスターA』(橋本教子)、『真神様の言うとおり』、『テンプレート:仮リンク』、『究極ヴィーナス』(テンプレート:仮リンク)などがある。
2005年から紙面改革を行い、長らく同誌の看板作品であった『妖精国(アルフヘイム)の騎士』(中山星香)、『エロイカより愛をこめて』(青池保子)が姉妹紙の『プリンセスGOLD』に移籍した。
2010年代
『プリンセスGOLD』の看板漫画であった『タブロウ・ゲート』(鈴木理華)が2011年に本誌に移籍した。
また藍川さきや阿部川キネコ、雪森さくらなど他社の少女誌で活躍していた漫画家を積極的に起用するようになっている。 2012年から再び紙面改革を行い、『プリンセスGOLD』で好評であった短編『押入れの少年』(原作:高橋葉介、作画:みもり)を本誌に移籍して連載化、『ミステリーボニータ』の看板漫画であった『明治失業忍法帖』(杉山小弥花)を本誌移籍などを行い、新規読者獲得を図っている。
現在連載中の作品
- 王家の紋章(細川智栄子 あんど 芙〜みん)
- タブロウ・ゲート(鈴木理華)
- バロック騎士団(藤田麻貴)
- っていうか恋じゃね?(武藤啓)
- ガーフレット寮の羊たち(もとなおこ)
- 明治失業忍法帖(杉山小弥花)
- 押入れの少年(原作:高橋葉介、作画:みもり)
- のちのちのシトロン(天乃タカ)
- 青春しょんぼりクラブ(アサダニッキ)
- 好きというのは嘘のウソです(雪森さくら)
- 後宮デイズ〜七星国物語(すもももも)
- 今宵、君とキスの契りを(藍川さき)
- 放課後関ヶ原(阿部川キネコ)
- シカバネ☆チェリー(こなみ詔子)
- 彼担!(橋本教子)
- ゆうれいアパート管理人(藤枝とおる)
- 花よりも刃のごとく(梶山ミカ)
- デビ☆ロック(那貴りんご)
- D'プリンセス(水都あくあ)
- 跪いて靴を舐めろ(天河藍)
- 夜間保育士 鬼朽先生(くろだ美里)
- 猫ろ日(穂月想多)
- アンニュイちゃん(元田桃)
- セーラーズ エンジェル(シタラマサコ)
中断している連載作品
過去の掲載作品
- 悪魔の花嫁(原作 池田悦子、作画 あしべゆうほ)
- エロイカより愛をこめて、イブの息子たち、アルカサル-王城-、魔弾の射手 (漫画)、トラファルガーなど(青池保子)
- 妖精国(アルフヘイム)の騎士、はるかなる光の国へ、空の迷宮、花冠の竜の国、はいどうぞ!、フィアリーブルーの伝説など(中山星香)
- アリーズ(冬木るりか)
- 魔天道ソナタ、レツェリア、蛍火幻想、グリーン・ベール(天城小百合)
- 放課後保健室、S〈エス〉、彼女達のエクス・デイ、最後の晩餐、魔法使いが逢いにきました(水城せとな)
- BUD BOY、ラーメン・ラビリンス(市東亮子)
- オリンポスのポロン、おしゃべりラブ、翔べ翔べドンキー(吾妻ひでお)
- ふたごのプリンセス、港のマルタとデラシネ、4月はたそがれの海(わたなべまさこ)
- 天使と挽歌(原作:日向葵、作画:わたなべまさこ)
- 孔雀の微笑、蒼い炎(イケスミチエコ)
- はむこ参る!、忍たま乱太郎 − 朝日小学生新聞版とは別に月刊プリンセスでも一時期連載されていた。(尼子騒兵衛)
- トラジマのミーめ、クイーン・エメラルダスー読みきり版(松本零士)
- つまんない子ちゃん、わんぱく天使(赤塚不二夫)
- ラムちゃんの戦争、アラビアン狂想曲、恐怖の復活、ポケットにティンカーベル、さよなら林間学校999(スリーナイン)(和田慎二)
- アメリカン・パイ、A-A'、モザイク・ラセン、少女ろまん、花々に住む子供、ヨーロッパみぎひだり(萩尾望都)
- アンジェリク(原作 セルジュ・ゴロン&アン・ゴロン、作画 木原敏江)
- 花かんむりの牢屋城(木原敏江)
- アンダルシア恋歌(マドリガル)−変奏曲シリーズ(原作 増山のりえ 、作画 竹宮恵子)
- さよなら天使(石井いさみ)
- 振袖無頼控、黄昏の鳥、生命(いのち)、メランコリー・ブルー−最終戦争シリーズなど(山田ミネコ)
- ペパーミント・ボーイ(文月今日子)
- YG(ワイジー)(ひうらさとる)
- 神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト(原作 高殿円、作画 藤丘ようこ)
- 俺俺(原作:星野智幸、作画:梅田阿比)
- センゴク男子 花の乱(すもももも)
- シノビライフ(こなみ詔子)
- ラズ・メリディアン(結賀さとる)
- 君は僕の虜なれ(都筑せつり)
- 楽園のトリル(藤田麻貴)
- 12人の優しい殺し屋~ライブラ:黒き審判(原作 Founder masaki、 作画 藤枝とおる)
- 女王様の犬(竹内未来)
- 弱虫、 弱虫日記(穂月想多)
- ミリアム・ブルーの湖(原作:名木田恵子、作画:青池保子)
- テンプレート:仮リンク、テンプレート:仮リンク、 電脳ビリーバーズ (海月志穂子)
- テンプレート:仮リンク(浅見侑)
- テンプレート:仮リンク、コルセットに翼(もとなおこ)
- ケイコク。、テンプレート:仮リンク、ラブマスターA(橋本教子)
- 真神様の言うとおり、テンプレート:仮リンク、究極ヴィーナス、猫塚さんちのご兄弟(テンプレート:仮リンク)
- はるか遠き国の物語、千分の一夜物語、14歳の季節、スプリング・ハズ・カム!、ジュエリー・コレクション、ミステリーなトラブル・ツアーなど(碧ゆかこ)
- ぴーひょろ一家、P.S. 乙女は考えている(姫木薫理)
- クレア(村野守美)
- 犬・けん・ケン物語、水の町(樹村みのり)
- ミストラル、恋です春一番、ルネ・シマール物語(森村あすか)
- マリーベル、ハリーとトント、ひよこちゃん、花のフィナーレ、ベンジーの愛(山智子)
- 城みちる物語、西城秀樹物語、中村雅俊物語(原作:まつしたかずみ、作画:山智子)
- おばあちゃんはアイドル、COMPLEX、天使攻略マニュアル、モンタージュ(菊池久美子)
- REN-AI 恋愛(高河ゆん)
- 恋のフーガ、危険な関係、プレイボーイブルース(忠津陽子)
- ロレンツォ(長池とも子)
- クリスマス、幸福の王子(山岸涼子)
- フェネラ、白木蓮抄、四季つづり、カルキのくる日、夢ゆり育て(花郁悠紀子)
- 千夜恋歌、あざみ野逢歌、花離宮(原ちえこ)
- 満智子のすてきな小劇場(里中満智子)
- リベルテ144時間、タンポポ(大島弓子)
- ナーギの塔、パンドラの秘密、暗闇に悪魔が、幻のビルカバンバ、黄泉の小鳥、むらさき神話、インカ幻帝国(高階良子)
- フレイヤの涙(水野英子)
- 邪神戦記ー雑誌掲載時のタイトルは『手天童子』である。ただし『週刊少年マガジン』で連載された同名タイトルのものとは異なる内容である。(永井豪)
- はるかなる国 遠い詩、すぎ去りし日の・・・(あすなひろし)
- 恋と十手とお銀ちゃん(横山光輝)
- 永遠の女王ヒミコ(石ノ森章太郎)
- シンデレラの森、麗しのメリーさん(細川智栄子)
- 冬・恋景色(上原きみ子)
- 母恋い千鳥(古谷三敏)
- ドッキリ!ムフフちゃん、乙女ちゃん、俺は耳太郎(立原あゆみ)
- キーワード・ラブ(矢代まさこ)
- Xより愛をこめて(望月あきら)
- チキンパーティー(金田一蓮十郎)
- ビバ・ニューヨーク!!(田中雅子)
- あこがれかよい路、やさしさ世代、荒川務物語、夢織り模様(舟木こお)
- キャルのラブ・ストーリー、ふしぎ荘の門(乙部啓子)
- 亜季のゴール、夢戦士シャドウ(戸部けいこ)
- セブンスター・ブルース、クライシスYU、トマトでドッキリ―スペクター・E.クラブ、星の数ほども 、スカーレットを撃て、ライオンは眠っている (岡崎沙実)
- 青春はラブ・40、花詩集、わたしのお気に入り(せがわ真子)
- 2 〜two〜、ゴーゴーヘブン!!、だから牡丹が好きやねん(山田圭子)
- マリちゃんはわたさんぞ(吉森みき男)
- もつれっ毛の姫君、 永遠なる夢、永遠なるめざめ、 夢狩人、遠い呼び声、ペニントン館、森に住む人々、モダン・ホラー・タイムズ (めるへんめーかー)
- プロフェッサーは夜も眠れず、好派!蘭丸応援団、KIMERA ―祈明羅―(富樫じゅん)
- ロマンスからはじめよう、ハレルヤ7(藤田麻貴)
- 美嗣くんの好きなひと(白葉琴子)
- 純情ディアボーイ(大槻恵)
- 1/2ざかり(苗美さと子)
- サラマンドの虹(小早川杏)
- 火曜日のゆううつ・水曜日のパラダイス、万太郎ちゃんがスキ!、ラブタウン発…あなたへ、ホテル・カリフォルニア、おしゃべりな羊たち(風間宏子)
- 赤道直下のシンデレラタイフーン(橋本多佳子)
- 春咲レッド(浅川まゆみ)
- ファントム・コグニション迷宮入り事件捜査室(伊庭竹緒)
- 恋して!!ポッポ(如月亜衣)
- 笑ってちょーだい!!(仲村計)
- となりのリブちゃん(田村セツコ)
- シーザーとテスター(大森さやか)
- 真貴子、7人の魔女の家、君よ私に口づけを(ささやななえ)
- マコから計へ(小森麻実)
- あたりめトロちゃん、ほわほわピッピちゃん、のんのんノン太(菜摘ペコ)
- アンナのミーハーるーむ(古賀アンナ)
- 若がゆく!(河名尚子)
- りらっくすっ!(くろだ美里)
- ぴょんにゃらごろごろ、なはははすとおりぃ、オニさん あちら!、なんじゃらほーい(小道迷子)
- はいすくうるグラフィティ(あすかまり)
- いちばんの、好きだよっ(曽根富美子)
- 人間合格(くろだ美里)
- いざっ!桃子どの、危なっかしいジュリエット、ガラス窓から、踏破(岡田純子)
- ザ・ナイト(伊東愛子)
メディアミックスについて
- テレビアニメ(劇場アニメ含む)化にはあまり積極的では無く『オリンポスのポロン』、『忍たま乱太郎』(朝日小学生新聞の『落第忍者乱太郎』との同時連載)、『はむこ参る!』など少数である。
- OVA化された作品は、『悪魔の花嫁』、『アリーズ』、『トラジマのミーめ』などがある。なお、『トラジマ-』は同作者によるOVA『クイーン・エメラルダス』の特典映像としての映像化であり、単独のビデオパッケージとしてのOVAではない。
- イラストストーリービデオ(原作者のカラーイラストにBGMや声優の声を吹き込んだストーリー仕立ての作品)化された作品には『王家の紋章』がある。
- テレビ、ゲームなどのコラボレーション企画としては、『神曲奏界ポリフォニカ』、『12人の優しい殺し屋~ライブラ:黒き審判』がある。
- コミカライズ作品には『俺俺』がある。
- 舞台化された作品には『アメリカン・パイ』、『アンジェリク』がある。
- ドラマCD化された作品は『王家の紋章』、『エロイカより愛をこめて』、『BUD BOY』、『アリーズ』、『放課後保健室』、『はるか遠き国の物語』、『魔天道ソナタ』などがある。
漫画賞受賞作品など
- 『エロイカより愛をこめて』(青池保子)- 1990年、同作登場人物の少佐と同じ名前を持っていたドイツ・エーベルバッハ市への日本人観光客が急増し、青池は観光業に対する貢献を認められ、ドイツのエーベルバッハ市より名誉賞と市章であるイノシシの彫像を授与された。
- 『妖精国(アルフヘイム)の騎士』(中山星香)- 2008年、第37回日本漫画家協会賞優秀賞受賞
- 『放課後保健室』(水城せとな)- アメリカ合衆国の12歳から18歳までのティーン世代の読書活動を支援するヤングアダルト図書館サービス協会により、ティーン世代に向けた2008年のお薦めグラフィック・ノベルのベスト10に選ばれる。[4][7](英題は「After School Nightmare」)、『このマンガがすごい!2008』オンナ編第16位、『このマンガがすごい! 2009』オンナ編第24位にランクイン
プリンセスコミックス
旧デザインでは、表紙に金色の枠にPRINCESS COMICSと明朝体の横書きで書かれ、周りには、ハートの二色があしらわれていた。姫を図案化した少女のイラストに背表紙に赤文字でタイトルが書かれた。刊行が開始された、1975年から1982年まで使用された。裏表紙には、明朝体での金文字の同様の表記に丸いカットのイラストが付いていてこちらは刊行が開始された、1975年から1984年まで使用された。 金色の枠はしばらく使われたが1993年に廃止された。背表紙の基本デザインは刊行が開始された、1975年から2011年6月までは表紙の上部又は、下部に白や赤等の色文字でPRINCESS COMICSと異なる字体で入っていて、表紙の上部又は、下部に白や赤等の色文字でPRINCESS COMICSと異なる字体で入っていた。現在の背表紙は作品ごとにタイトルフォントが異なるデザインとなっている。 近年では、同社刊の少年チャンピオン・コミックスと同様、CG賛美が目立つ。 (ただし1970年代から連載が続く『王家の紋章』は初期のデザインのままである。また同じく1970年代から連載が続く『エロイカより愛をこめて』は12巻までは初期デザイン、13巻以降は金色の枠のデザインで刊行されている。)
姉妹誌
- 別冊ビバプリンセス - 1976年に創刊。季刊。『プリンセス』の連載作家による読切作品を中心に掲載。1990年に誌名を『別冊プリンセス』に改名した後、1994年に休刊 。
- プチプリンセス
- プリンセスGOLD
発行部数
- 1977年7月〜10月 - 800,000部[10]
- 1982年7月〜10月 - 600,000部[11]
- 1988年7月〜10月 - 600,000部[12]
- 1995年7・8月 - 250,000部〜300,000部[13]
- 1997年7月〜10月 - 350,000部[14]
- 1998年7月〜10月 - 350,000部[15]
- 1999年7月〜10月 - 350,000部[16]
- 2000年7月〜10月 - 300,000部[17]
- 2001年 -250,000部[18]
(近年は部数非公表の状態が続いている。)
参考資料
- 『月刊 大阪明浄女子短期大学紀要第10号』-雲野加代子『漫画におけるジェンダーについての考察』(1996年、 大阪明浄女子短期大学)
- メディア・リサーチ・センター編『雑誌新聞総かたろぐ』(1979年、1983年、1989年、1998年-2001年、メディア・リサーチ・センター)
- 水野英子『ローヌ・ジュレエの庭』-巻末収録の作品リスト(2000年、夢時館)
- 小学館漫画賞事務局、竹内オサム『現代漫画博物館』(2006年、小学館)
- 青池保子『「エロイカより愛をこめて」の創りかた』(2009年、マガジンハウス)
- 松本零士、橋富政彦『松本零士 未来へ翔び立つ名言集~ヤマト・999の言葉たち』(2010年、竹書房)
- 萩尾望都『銀の船と青い海』(2010年、河出書房新社)
- 河出書房新社編『萩尾望都 少女マンガ界の偉大なる母』(2010年、河出書房新社)
- 河出書房新社編『吾妻ひでお〈総特集〉---美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』(2011年、河出書房新社)
- このマンガがすごい! 編集部『このマンガがすごい! 2008』(2007年、宝島社)
- このマンガがすごい! 編集部『このマンガがすごい! 2009』(2008年、宝島社)
- このマンガがすごい! 編集部『このマンガがすごい! 2012』(2011年、宝島社)
脚注
- ↑ 特に80万部を突破した1977年頃は『なかよし』(講談社)160万部、『りぼん』(集英社)135万部、『別冊マーガレット』(集英社)130万部、『別冊少女フレンド』(講談社)125万部であり、『月刊プリンセス』は少女漫画雑誌全体では5番目に人気のある雑誌であった。(詳しくは『雑誌新聞総かたろぐ 1979年版』を参照のこと)
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1979年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1983年版、1989年版』
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
- ↑ <テンプレート:仮リンク
- ↑ <http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/senkou12.html>手塚治虫文化賞選考結果
- ↑ <テンプレート:仮リンク
- ↑ <http://www.asahi.com/shimbun/award/tezuka/senkou12.html>手塚治虫文化賞選考結果
- ↑ このマンガがすごい2012」ランクイン、第16回手塚治虫文化賞ノミネートなど、高く評価された『コルセットに翼』以来の、もとなおこ先生の新連載『ガーフレット寮の羊たち』が本日発売の月刊プリンセス6月号よりスタート!今回は1870年の英国、パブリックスクールを舞台にした物語です! 月刊プリンセス編集部さん (@gekkan_Princess) https://twitter.com/gekkan_Princess/status/197513148838854657 『このマンガがすごい! 2012』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1979年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1983年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1989年版』
- ↑ 『漫画におけるジェンダーについての考察』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1998年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 1999年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 2000年版』
- ↑ 『雑誌新聞総かたろぐ 2001年版』
- ↑ 『日本雑誌協会HP』
外部リンク
- 秋田書店
- 月刊プリンセス バックナンバー一覧 - 秋田書店サイト内。2002年1月号以後のデータが存在する。
- テンプレート:Twitter