大島弓子
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 大島 弓子(おおしま ゆみこ、1947年8月31日 - )は、日本の漫画家。24年組と称される少女漫画家のひとり。
目次
経歴と人物
1947年8月31日 、栃木県大田原市にて生まれる。栃木県立大田原女子高等学校卒業。 1968年、短大在学中に初めて持ち込みをした漫画『ポーラの涙』が『週刊マーガレット春休み増刊』に掲載され、デビュー[1]。以降、『週刊マーガレット』や『週刊少女コミック』『別冊少女コミック』、『週刊セブンティーン』、『LaLa』『ASUKA』などで活動。
1982年より猫のサバと暮らすが、1995年10月6日にサバが死去。同冬に新しい猫を迎え、1997年7月にさらにもう一匹が仲間入りした[2]。その後も猫は増え続け、2007年には同年5月時点で猫9匹、犬1匹を飼育していることを公表[3]。2008年5月時点では猫13匹と公表[4]。
また、1997年12月に入院、悪性腫瘍の手術を行い、化学療法を経て1998年7月に退院した[5]。
2001年、24年間住んでいた「吉祥寺駅5分2DK築33年(2001年時)」のマンション[6]から「一坪ほどのささやかな庭がついた小さな一軒家」[7]へ転居した。2008年には漫画家デビュー40周年を迎えた。
作品
デビュー以降主に『週刊マーガレット』で描いてきたが、1972年以降『少女コミック』に活動の拠点を移した。その理由を1976年に大島は、当時の『少女コミック』はジャンルの規制をせず自由な編集方針であったこと、また「用いてはならないことば」がなかったことを挙げ、その環境が今までとは異なったテーマを異なった形式で描くことに自らを誘発したと語った。また、『風車』『ジョカへ…』『雨の音がきこえる』『罪と罰』の執筆には自問自答を重ね、『つぐみの森』は道徳への自戒の念に幾分かかられながらの執筆となったことを明かし、そしてその作品群によって自身の視野の変革がもたらされたと説明した[8]。
また1999年、タイトルの付け方については予告カットとタイトルの〆切の際に漫画の内容が出来上がっていないことが多く、その場合はどのような内容になっても対応できるタイトルを考えて提出すると明かした[9]。
ストーリー漫画とエッセイ漫画の両方を執筆する。1974年から1980年頃までのエッセイ漫画では、『ユーミン』[10]『ユーミンの不可思議な世界』[11]『ユーミンおもちゃ箱』[12]など当時の愛称「ユーミン」を表題に用いていた。
長く住んでいた吉祥寺の近くにある井の頭自然文化園は、大島自身が主人公となる漫画に頻繁に登場する。セーラー服におさげ姿で描かれる象のはな子[13]はここで現在も飼育されている。
受賞歴
- 第2回日本漫画家協会賞優秀賞受賞(『ミモザ館でつかまえて』1973年度)[14]
- 第3回講談社漫画賞少女部門受賞(『綿の国星』1979年度)
- 第12回手塚治虫文化賞短編賞受賞(『グーグーだって猫である』2008年)
著作
漫画
- 1968年
- ポーラの涙(『週刊マーガレット春休み増刊』)
- ペールの涙(『週刊マーガレット夏休み増刊』、原題「真夜中のきせき」)
- デイトははじめて(『週刊マーガレット増刊』)
- 1969年
- フランツとレーニ(『週刊マーガレットお正月増刊』、原題「愛は命あるかぎり」)
- 幸せさんふりむいて!(『週刊マーガレット』13号 - 15号)
- 初恋よもう一度(『週刊マーガレット』36号)
- 美花よなぜ死んだ(『週刊マーガレット』40号)
- 命はてる日(『週刊マーガレット』47号)
- その日まで生きたい(『週刊マーガレット』50号 - 1970年2・3合併号)
- 1970年
- 人形の家(『週刊マーガレット』7・8合併号)
- こちらFUJIX号全員無事(『週刊マーガレット』12号)
- 詩子とよんでもういちど(『週刊マーガレット』16号 - 22号)
- 男性失格(『週刊マーガレット』27号)
- 戦争は終わった(『週刊マーガレット』33号 - 39号)
- わたしだけの先生に(『週刊マーガレット増刊』)
- 誕生!(『週刊マーガレット』52号 - 1971年8号)
- 1971年
- 1972年
- 許されざる恋人(『別冊少女コミックお正月増刊』)
- さよならヘルムート(『週刊マーガレット』6号)
- 3月になれば(『別冊少女コミック』3月号)
- さくらさくら(『週刊マーガレット』13号)
- 星にいく汽車(『週刊マーガレット』22号)
- 鳥のように(『別冊少女コミック』5月号)
- いちごの庭(『別冊少女フレンド』6月号)
- わたしはネプチューン(『別冊少女コミック』7月号)
- なごりの夏の(『別冊少女コミック』8月号)
- 雨の音がきこえる(ラ・レッセー・イデン)(『別冊少女コミック』10・11月号)
- 風車(『週刊少女コミックお正月増刊フラワーコミック』)
- 1973年
- 1974年
- 1975年
- 1976年
- ヨハネが好き(『別冊少女コミック』1月号)
- ユーミン(『週刊少女コミック』4・5合併号 - 14号)
- 全て緑になる日まで(『別冊少女コミック』2月号)
- アポストロフィS(『JOTOMO』3月号)
- ローズティーセレモニー(『月刊ミミ』4月号)
- タンポポ(『月刊プリンセス』5月号)
- おりしもそのときチャイコフスキーが(『月刊ミミ』7月号)
- まだ宵のくち(『JOTOMO』7月号)
- 七月七日に(『別冊少女コミック』7月号)
- きゃべつちょうちょ(『別冊少女コミック』8月号)
- さようなら女達
- 第1章 フン あんたは まだ めざめてないわ(『JOTOMO』9月号)
- 第2章 めざめかけても(『JOTOMO』10月号)
- 第3章 修羅場(『JOTOMO』11月号)
- 第4章 めざめることは(『JOTOMO』12月号)
- にじゅういちめんそうとあけちたんてい(『週刊マーガレット』40号)共著:木原敏江
- ハイネよんで(『別冊少女コミック』11月号)
- 1977年
- いたい棘いたくない棘(『月刊ミミ』2月号)
- 神秘のベールもいまやボロボロ…(『月刊セブンティーン』7月号)
- バナナブレッドのプディング
- Part1 インスタントコーヒーになる前(『月刊セブンティーン』11月号)
- Part2 ライナスの毛布(『月刊セブンティーン』12月号)
- Part3 ドッペルゲンガー?(『月刊セブンティーン』1978年1月号)
- Part4 人生にスロービデオがきいたなら(『月刊セブンティーン』1978年2月号)
- Part5 お酒の力をかりて…(『月刊セブンティーン』1978年3月号)
- 夏のおわりのト短調(『LaLa』10月号)
- シンジラレネーション(『月刊ミミ』11月号)
- ページ1(「フラワーデラックス」12月号)
- 1978年
- ヒーヒズヒム(『週刊マーガレット』8号)
- 綿の国星
- 綿の国星(『LaLa』5月号)
- ペルシャ(『LaLa』9月号)
- シルク・ムーン プチ・ロード(『LaLa』1979年2月号)
- ミルクパン・ミルククラウン(『LaLa』1979年6月号、発表時は「番外編」)
- カーニバル ナイト(『LaLa』1979年9月号)
- ピップ・パップ・ギー(『LaLa』1980年1月号)
- 日曜にリンス(『LaLa』1980年2月号)
- 苺苺苺苺バイバイマイマイ(『LaLa』1980年5月号)
- 八十八夜(『LaLa』1980年7・8月号)
- 葡萄夜(『LaLa』1980年9月号)
- 毛糸弦(『LaLa』1981年2月号)
- 夜は瞬膜の此方(『LaLa』1981年9月号)
- 猫草(『LaLa』1982年1月号)
- かいかい(『LaLa』1982年2月号)
- ド・シー(『LaLa』1982年5月号)
- ペーパーサンド(『LaLa』1982年10月号)
- チャーコールグレー(『LaLa』1983年2月号)
- 晴れたら金の鈴(『LaLa』1983年10月号)
- お月様の糞(『LaLa』1984年2月号)
- ばら科(『LaLa』1984年4月号)
- ギャザー(『LaLa』1985年2月号)
- ねのくに(『LaLa』1986年2月号)
- 椿の木の下で(『LaLa』1987年3月号)
- 草冠の姫(『別冊少女コミック』5月号)
- パスカルの群れ(『週刊少女コミック』25号)
- ディーゼルカー(リリカ10月号)
- 1979年
- たそがれは逢魔の時間(『週刊少女コミック』4号)
- 四月怪談(『ギャルズライフ』6月号)
- うしろの三人組(『小説怪物』5月号)
- 赤すいか黄すいか(『月刊セブンティーン』11月号)
- 1980年
- 雛菊物語(『ギャルズライフ』4月号)
- 1981年
- 1982年
- 1983年
- 1984年
- 水枕羽枕(『プチフラワー』1月号)
- あまのかぐやま(『LaLa』7月号)
- 快速帆船(『デュオ』7月号)
- サマタイム(『別冊LaLa』9月号)
- 1985年
- ノン・レガート(『デュオ』3月号)
- ダリアの帯(『ぶ〜け』8月号)
- 乱切りにんじん(『LaLa』9月号)
- 1986年
- 1987年
- 1988年
- 1989年
- ダイエット(『ASUKA』1月号)
- 毎日が夏休み(『ASUKA』7月号)
- 1990年
- 恋はニュートンのリンゴ(『ASUKA』5月号)
- 1993年
- ジィジィ(『ASUKA』7月号)
- 青い 固い 渋い(『ヤングロゼ』12月号)
- 1994年
- ロスト ハウス(『ヤングロゼ』4月号)
- 8月に生まれる子供(『ヤングロゼ』7月号)
- クレージーガーデン
- クレージーガーデンPART1(『ヤングロゼ』11月号)
- クレージーガーデンPART2 (『ヤングロゼ』1995年2月号)
- 1995年
- 雑草物語(『ヤングロゼ』5・6月号)
- クリスマスの奇跡(『ヤングロゼ』12月号)
随筆
- ユーミンおもちゃ箱(1979年『プチコミック』5月号より11回連載)
- エッセイ(1981年『デュオ』9 - 12月号)
- わたしの〆切あとさきLIFE(1983年『デュオ別冊大島弓子の世界』)
- サヴァビアン(1985年『別冊LaLa』3月号)
- 月の大通り(1988年『ASUKA』10月号)
- アンブラッセ(1989年『ASUKA』4月号)
- サバの秋の夜長(1989年『ASUKA』11月号)
- わたしの屋根に雪つもりつ(1990年『ASUKA』2月号)
- サバタイム(1990年『ヤングロゼ』2月号 - 1991年1月号)
- サバの夏が来た(1990年『ASUKA』8月号)
- すばらしき昼食(1991年『ASUKA』6月号)
- 大きな耳と長いしっぽ(1992年『ASUKA』5月号)
- サバの天国と地獄(1992年『ASUKA』8月号)
- 春ですこと(1988年『LaLa特別編集 Short Stories '88 SPRING』)
- ダージリング(1996年『ヤングロゼ』6 - 10月号)
- グーグーだって猫である(1996年『ヤングロゼ』11月号 - 1997年8月号、1997年『本の旅人』10月号 - 2011年6月号)
- 人生の大晦日(1999年『文藝春秋』10月号)
- オオシマさんちのもうひとつの猫日記(2000年『コミッカーズ』)
- ねこギンザ(2002年『BE・LOVE』No.6)
- わたしのグータラ日記(2011年『SPUR』6月号 - )
- キャットニップ(2012年『きらら』1月号 - )
単行本・選集
- 『大島弓子選集』全16巻 朝日ソノラマ 1986-95
- 第1巻 誕生 1986
- 第2巻 (ミモザ館でつかまえて)1986
- 第3巻 (ジョカへ)1986
- 第4巻 (ほうせんか・ぱん)1986
- 第5巻 (いちご物語) 1986
- 第6巻 (全て緑になる日まで) 1986
- 第7巻 (バナナブレッドのプディング) 1986
- 第8巻 (四月怪談) 1986
- 第9巻 (綿の国星)1985
- 第10巻 (ダリアの帯) 1985
- 第11巻 (ロングロングケーキ)1995
- 第12巻 (夏の夜の獏) 1995
- 第13巻 (ダイエット) 1995
- 第14巻 (サバの夏が来た) 1995
- 第15巻 (綿の国星 2) 1995
- 第16巻 (綿の国星 3)1995
- 『ジョカへ……』小学館・フラワー・コミックス 1975
- 『誕生』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1975
- 『野イバラ荘園』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1975
- 『ポーラの涙ペールの涙』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1975
- 『ミモザ館でつかまえて』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1975
- 『雨の音がきこえる』1976 小学館文庫
- 『鳥のように』1976 小学館文庫
- 『F式蘭丸』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1976
- 『ラスコーリニコフ ロジオン ロマーヌィチ 旧題「罪と罰」』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1976
- 『いちご物語』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1977 のち白泉社文庫
- 『銀の実をたべた?』1977 小学館文庫
- 『さようなら女達』小学館フラワーコミックス 1977 のち白泉社文庫
- 『星にいく汽車』1977 集英社漫画文庫
- 『綿の国星』全7巻 白泉社、1978-86 のち文庫
- 『海にいるのは…』1978 小学館文庫
- 『バナナブレッドのプディング』集英社、1979 のち白泉社文庫
- 『キララ星人応答せよ』1979 小学館文庫
- 『四月怪談』主婦の友社 1981 のち白泉社文庫
- 『草冠の姫』朝日ソノラマ・サンコミックス 1982
- 『シンジラレネーション』朝日ソノラマ・サンコミックス 1982
- 『リベルテ144時間』朝日ソノラマ・サンコミックス 1982
- 『水枕羽枕』朝日ソノラマ・サン・コミックス 1984
- 『秋日子かく語りき』角川書店・あすかコミックス、1988
- 『つるばらつるばら』角川書店・あすかコミックス、1988 のち白泉社文庫
- 『たそがれは逢魔の時間 大島弓子短編集2』小学館 1989
- 『ダイエット』角川書店・あすかコミックス、1989
- 『毎日が夏休み』角川書店・あすかコミックス、1990
- 『サバタイム』角川書店 1991
- 『すばらしき昼食』角川書店・あすかコミックス、1991
- 『大きな耳と長いしっぽ』角川書店・あすかコミックス、1993
- 『ちびねこ』小学館 1995
- 『夏のおわりのト短調』1995 白泉社文庫
- 『ロストハウス』角川書店 1995 のち白泉社文庫
- 『全て緑になる日まで』白泉社文庫 1996
- 『雑草物語』角川書店 1999
- 『ロングロングケーキ』白泉社文庫 1999
- 『金髪の草原』朝日ソノラマ 2000
- 『グーグーだって猫である』全6巻 角川書店 2000-11 のち文庫
- 『ダリアの帯』白泉社文庫 2002
- 『サバの秋の夜長』白泉社文庫 2000
- 『サバの夏が来た』白泉社文庫 2000
- 『ほうせんか・ぱん』白泉社文庫 2001
- 『なずなよなずな』白泉社文庫 2002
- 『大島弓子セレクション セブンストーリーズ』角川書店 2008
絵本・画集
- 『小幻想』(1977年 白泉社チェリッシュブック)
- 『9月の情景』(1977年 小学館メルヘンリーフ)
- 『大島弓子 ロマンと叙情イラスト傑作集』(1978年 小学館)
- 『万葉のうた』(1978年 小学館)
- ディーゼルカー(1978年『リリカ』24号)
- 『ディーゼルカー』江藤千恵子監修 飛鳥新社 2012
- 『大島弓子の世界』(1978年 徳間書店テレビランド増刊)
- 『大島弓子自選複製原画集』(1979年 白泉社チェリッシュギャラリー)
- 『すいーん星旅行記 Green Trip in Summer』(1980年 徳間書店より書き下ろし)
- 『大島弓子』(1980年 朝日ソノラマトップレディカラーシリーズ)
- 『昼の夢 夜の夢』(1980年 白泉社)
- 『綿の国星ケーキの本』(1981年 白泉社ヒロインブック、共著:今田美奈子)
- 『night green 大島弓子詩画集』(1994年 角川ルビー文庫)
- ちびねこ(1994年『おひさま』4月号、1995年4 - 8月号、1996年8月号 - )
- 『ちびねこ絵本』2010 白泉社文庫
- 『ちびねこ絵本くりまん』2011 白泉社文庫
- 森のなかの1羽と3匹(1994年『MOE』10月号、1995年10月号、1996年7・10月号)
- 『森のなかの1羽と3匹』白泉社 1996
- コウモリ(1998年『MOE』1月号)
小説
- ページワン(1978年『週刊少女コミック増刊フラワーデラックス』)
- 「ふたり」(1989年、赤川次郎)表紙のイラストを担当。
挿画
- イメージアルバム『綿の国星』(1999年、CDジャケット)
- 長嶋有『ジャージの二人』(2003年、表紙イラスト)
作品提供
映画
テレビドラマ
- 世にも奇妙な物語『バカばっかりだ!』(1991年 フジテレビ、原作:「夏の夜の獏」)
- パスカルの群(1992年 関西テレビ)
- ちょっと待って、神様(2004年 NHK、原作:「秋日子かく語りき」)
- グーグーだって猫である(2014年 WOWOW)
ラジオドラマ
- たそがれは逢魔の時間(1986年FM愛知)
参考文献
- 大島弓子『雨の音がきこえるー珠玉短編集ー』小学館文庫、1976年。
- 大島弓子『さようなら女達』小学館フラワーコミックス、1977年。
- 大島弓子『バナナブレッドのプティング』集英社セブンティーンコミックス、1978年。
- テレビランド増刊イラストアルバム7『大島弓子の世界』徳間書店、1978年。
- 大島弓子『毎日が夏休み』角川書店アスカコミックス、1990年。『サバの秋の夜長』収録。
- 大島弓子『四月怪談』白泉社文庫、1999年。
- 大島弓子『グーグーだって猫である』1巻、角川書店、2000年。
- 大島弓子『ほうせんか・ぱん』白泉社文庫、2001年。
- 大島弓子『ロスト ハウス』白泉社文庫、2001年。
- 大島弓子『オオシマさんちのもうひとつの猫日記』飛鳥新社、2007年。
- 別冊デュオ『大島弓子の世界』朝日ソノラマ、1983年。
- 岡崎京子『私は貴兄のオモチャなの』祥伝社、1995年。
ゆかりのある著名人
- 犬童一心 - 映画監督。2005年、大島の中編作品『つるばらつるばら』が映画『メゾン・ド・ヒミコ』の出発点であったと語った。[17]
- おおやちき - 元漫画家・イラストレーター。1978年に、大島のイラスト集に友人としてメッセージとイラストを寄せている[18]。また、大島のアシスタントをしたこともある[19]。
- 岡崎京子 - 漫画家。1994年に、自身の作品で大島の作品の一部をオマージュした。[20]
- 穂村弘 - 歌人。歌集の帯へ載せる推薦コメントを書いてもらうために大島の家を探し歩いたエピソードを自著に記している[21]。実際に大島は穂村の歌集『シンジケート』(1989年)の帯文を書いた。
- 真崎守 - 漫画家。1978年に大島のイラスト集に大島作品についての評論を寄せている[22]。また、1979年の『ぱふ』の大島特集の企画では大島と筆談を行った[23]。
- よしもとばなな - 小説家。2001年、自身の公式サイトの日記で、大島を自らの精神の血と肉を作った人々のひとりであると記した。[24]
- 脇明子 - 英国ファンタジー研究者・翻訳家。1978年に、「愛しのユーミン様へ」という企画で大島と手紙を交わした。[25]
脚注
外部リンク
- テレビドラマ化作品 ちょっと待って、神様
- 映画「グーグーだって猫である」公式サイト