木原敏江
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Sidebar with collapsible lists 木原敏江(きはら としえ、1948年2月14日 - )は、日本の漫画家。東京都目黒区出身。愛称ドジさま。
来歴
3人きょうだいの長女。高校を卒業する頃から漫画家を志し、銀行員を経て1969年、『別冊マーガレット』(集英社)の3月号に掲載された『こっち向いてママ!』でデビュー。花の24年組の一人。初期は「木原としえ」のペンネームで活動していた。
1977年から1984年にかけて、大正時代の旧制高校を舞台にした『摩利と新吾』を『LaLa』(白泉社)で作者初の長期連載。登場人物のデータや作者インタビューなどが収録された関連本「木原敏江 しまりんごスペシャル」や、作中で歌われる寮歌などを収録したイメージアルバムレコードが発売されたほか、現在までにコミック、文庫、愛蔵版、新書で出版されている。1985年には『夢の碑』シリーズで第30回小学館漫画賞を受賞。現在は『月刊flowers』(小学館)、『プリンセスGOLD』(秋田書店)を中心に執筆活動をしているが、『杖と翼』終了後にもう長期連載は描かないと宣言した。
『アンジェリク』(上演時タイトル『青き薔薇の軍神(マルス)』)、『夢の碑』、『大江山花伝』、『とりかえばや異聞』(上演時タイトル『紫子(ゆかりこ)』)は宝塚歌劇団で舞台化された。
また、スターシステムを採用しており、特に『アンジェリク』のフィリップに代表される性格、容貌のキャラクターが複数の作品に登場する。
2012年現在、『プリンセスGOLD』(秋田書店)にて『それは怪奇なセレナーデ』を連載中。
作品リスト
漫画作品
- 夢の碑
- 摩利と新吾
- アンジェリク
- 天まであがれ!
- 水晶と天鵞絨
- 岩を枕に星を抱き
- 純金の童話
- 杖と翼
- 杖と翼 番外編
- 銀晶水
- 銀色のロマンス
- 愛しき言つくしてよ
- ダイヤモンド・ゴジラーン
- 四十七文字
- 王子さまがいいの!
- エメラルドの海賊
- 木原敏江全集
- ふるふる
- 無言歌
- 花伝ツァ
- 白い森
- 日なたへ日かげへのロマンス
- お出合いあそばせ
- 夢幻花伝
- 花の名の姫君
- ジークリンデの子守歌
- どうしたのデイジー?
- ラストタンゴ
- あーらわが殿!
- 銀河荘なの!
- ベルンシュタイン
- とりかえばや異聞
- 鵺
- クラシックなサファリ
- 千歳の再会
- 雨月物語
- 大江山花伝
- 大正浪漫探偵譚
- 黄昏のシンデレラ
- 渕となりぬ
- 風恋記
漫画以外の著書
- シルクロードのシ
イラスト集・原画集
- 銀晶水
- 虹の森の鬼
- 夢占舟
- 「雪月花」 木原敏江イラスト詩集
- チェリッシュギャラリー 「摩利と新吾」 木原敏江自選複製原画集1・2
- 幻想遊戯
- 吟遊詩人
- 雨月物語