宮城県古川高等学校
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テンプレート:Mboxテンプレート:日本の高等学校 宮城県古川高等学校は、宮城県大崎市にある男女共学の県立高等学校。古高(ふるこう、ふるたか)、三高の通称で呼ばれている。
目次
概要
- 明治30年の創立以来「自由の学風」を建学の精神としている。生徒と教師は「自由の校風」のなかで自主的に勉学と部活動に取り組んでいる。
校訓
- 「質実剛健」
- 「学問尊重」
- 「自主自立」
校章
- 校章は「蛍雪章」、生徒は「蛍雪健児」(けいせつけんじ)と称される
スクールカラー
- 「紫紺」
定期戦・仙台駅前総体エール
「文武両道」を掲げ、部活動にも力を入れている。毎年4月末には兄弟校である宮城県築館高等学校と伝統の「築高定期戦」を県総体の前哨戦として行なっている。この伝統行事に向け、新入生は応援練習に励み「校歌」、「図南歌」、他数曲の応援歌を覚え、かつては毎年6月の県総体当日に仙台駅前ペデストリアンデッキでのエールも伝統行事として知られていた。
古川高等学校校歌・応援歌一覧
- 校歌
- 図南歌
- 古高の本領
- 凱歌
- 柔道部の歌
- 卓球部の歌
- 球技部の歌
- 剣道部の歌
- 野球部の歌
- 一般応援歌
- 山の神
- 海の神
- オールボイス拍手
- 古高節
進学指導方針
- 「授業第一主義」として大学受験の知識は通常の授業のみで習得でき東京大学、京都大学、 国立大学医学部、その他 難関大学にも十分対応できるように配慮されている 。入学時の学力が高いことにこしたことはないが、それよりも三年間でどれだけ学力を伸ばすことができ生徒それぞれの自己実現を達成でき「第一志望大学」に合格させることが出来るかに重点を置いている。
指定校推薦枠
設置学科
- 全日制課程
廃止された課程
アクセス
自転車駐輪場
- 古川駅南東出口前に無料駐輪場、北東出口前に1ヶ月1590円の有料駐輪場がある。
- 古川駅西口駅前農協中央支店駐車場横に守谷自転車預り所がある。
バイク通学
- 原則として本校までバイクにて直接通学することは禁止されている。ただし、遠距離通学者にかぎり最寄の駅まで利用することは許可されている。
沿革
- 1897年4月1日 - 宮城県尋常中学校志田郡立分校と称し創立される。
- 1899年4月1日 - 宮城県中学校志田郡立分校と改称する。
- 1900年4月1日 - 宮城県第三中学校として独立する。
- 1901年4月1日 - 宮城県第三中学校と改称する。宮城県第三中学校栗原分校(宮城県築館高等学校)設置。
- 1901年7月1日 - 県立宮城県第三中学校と改称する。
- 1904年4月1日 - 栗原分校が独立し宮城県第五中学校と改称。
- 1907年6月1日 - 宮城県立古川中学校と改称する。
- 1919年10月10日 - 宮城県古川中学校と改称する。
- 1948年4月1日 - 学制改革により宮城県古川高等学校と改称する。
- 1997年11月6日 - 創立百周年記念式典を挙行する。
- 2005年4月1日 - 女子生徒の受け入れ開始。
兄弟校・姉妹校
- 兄弟校:宮城県築館高等学校
部活動
- 校訓に 文武両道とあるように部活動が大変活発でそれぞれの運動部が自主的に活動している。
- 運動部
- 野球部(男)、柔道部(男女)、剣道部(男女)、ソフトテニス部(男女)、卓球部(男女)、バレーボール部(男女)、バドミントン部(男女)、 陸上競技部(男女)、バスケットボール部(男女)、ハンドボール部(男)、スキー部(男女)、水泳部(男女)、山岳部(男女)、ソフトボール部(男)、サッカー部(男)、ラグビー部(男)
- 文化部
- 英語部(男女)、総合科学部(男女)、美術部(男女)、 演劇部(男女)、 文芸部(男女)、 写真部(男女)、 吹奏楽部(男女)、 コーラス部(男女)、囲碁将棋部(男女)、ほーむめいきんぐ部(男女)
- 愛好会
- 映画研究会(男女)、ダンス愛好会
古高年間行事
4月
- 築館高校定期戦
6月
- 仙台駅前総体エール。芸術鑑賞①。1年舟形山登山。2年就学旅行。
7月
- 校内競技大会
9月
- 古高祭
10月
- 体躯祭。芸術鑑賞②
11月
- 校内マラソン大会
著名な卒業生
- 鈴木文治 - 中1(友愛会会長、日本労働総同盟議長、労働運動家)
- 中島鵬六 - 中2(国会議員)
- 守屋栄夫 - 中2(国会議員)
- 守屋和郎 - 中3(アフガニスタン大使、外交官、満州国参事官。→終戦時、当時の中国中央政府首席蒋介石総統と特命全権日本代表として敗戦処理について交渉。)
- 佐々木家寿治 - 中4(宮城県知事)
- 吉野信次 - 中5(商工大臣、運輸大臣、愛知県知事、/大正デモクラシー、吉野作造の弟)
- 柳沢七郎 - 中7(住友金属社長)
- 石原富松 - 中8(東北帝国大学教授)
- 杉野目晴貞 - 中11(北海道大学総長)
- 三浦義男 - 中12(国会議員、宮城県知事)
- 早坂順一郎 - 中19(徳陽シティ銀行創始者、銀行家)
- 北村勝衛 - 中20(日本歯科大学教授、松本歯科大学学長)
- 鹿股信男 - 中26(千葉大学名誉教授)
- 嶺岸耐七郎 - 中26(宮城教育大学名誉教授)
- 伊達篤朗 - 中27(日本山岳協会最高顧問、仙台藩士会会長、伊達政宗の末裔)
- 祇園寺信彦 - 中28(東北大学名誉教授、西洋史学)
- 本間俊一 - 中29(国会議員/本間俊太郎の父)
- 佐々木鋭市 - 中29(三島学園女子大学教授)
- 永沢幸七 - 中29(東京家政学院大学名誉教授、心理学者)
- 手代木保 - 中30(山形大学名誉教授)
- 佐々木元太郎 - 中31(兵庫教育大学教授)
- 柏原正敏 - 中31(東京理科大学理工学部教授))
- 近藤鏡二郎 - 中31(アイヌ音楽研究家)
- 細川良正 - 中32(山形大学名誉教授、理学博士)
- 大友栄松 - 中32(東京農工大学教授)
- 佐藤利三郎 - 中38(東北大学名誉教授、通信工学)
- 伊藤宗一郎 - 中40(衆議院議長、防衛庁長官、科学技術庁長官、勲一等旭日桐花大綬章)
- 今野栄喜 - 中40(旭化成副社長、蝶理社長)
- 渋谷常雄 - 中40(足利工業大学電気工学科教授)
- 新沢順悦 - 中42(日本大学理工学部教授)
- 早坂啓 - 中42(徳陽シティ銀行会長、銀行家)
- 玉水實 - 中42(柔道家、全日本柔道選手権大会出場)
- 前田浩五郎 - 中44(東京家政学院大学教授)
- 山崎義彦 - 中44(北海道大学教授)
- 大曽根良衛 - 中46(青山学院大学文学部教授)
- 大沼盛男 - 中47(北海学園大学経済学部教授)
- 畑中考實 - 中47(東北学院大学文学部教授)
- 松本慶蔵 - 中47(長崎大学医学部名誉教授)
- 京極昭 - 中47(ベガルタ仙台社長)
- 佐々木忠慧 - 高1(宮城学院女子大学名誉教授)
- 白鳥三郎 - 高1(画家、画家独立協会審査員)
- 斎藤馨 - 高1(本田技術研究所専務取締役、エグゼクティブチーフアドバイザー。マン島TTレース昭和36年優勝。「世界のホンダ」への序幕)
- 袖井林二郎 - 高1(法政大学名誉教授、政治学者)
- 舟根智美 - 高1(東海大学教授)
- 三浦澄能 - 高1(住友電設社長)
- 及川馥 - 高2(茨城大学人文学部教授)
- 伊藤春男 - 高2(プロ野球選手、毎日オリオンズ投手)
- 鈴木徹 - 高2(プロ野球選手、大洋ホエールズ内野手)
- 三塚武男 - 高2(同志社大学名誉教授、社会福祉学者)
- 宮本信雄 - 高3(東北大学教授、電気通信研究所)
- 角田啓輔 - 高3(卓球日本代表、卓球世界選手権 団体優勝2回、日本卓球界黄金時代の一人リチャードバーグマン撃破。)
- 佐藤進 - 高3(東急レクリエーション社長)
- 佐藤満雄 - 高3(群馬大学名誉教授)
- 大場恒明 - 高4(神奈川大学経営学部教授)
- 大友篤 - 高4(日本女子大学人間社会学部教授)
- 小野四平 - 高4(宮城教育大学教授)
- 中川裕雄 - 高5(アンリツ社長)
- 鈴鴨清美 - 高5(宮城教育大学副学長、宮城県教育委員会教育長。)
- 青木正芳 - 高6(松山事件弁護士、日弁連副会長)
- 曽根敏夫 - 高6(東北大学名誉教授、公害問題)
- 高橋勇悦 - 高6(東京都立大学名誉教授、社会学者)
- 加藤孝義 - 高7(東北大学教授)
- 寺井稔 - 高7(大妻女子大学社会情報学部教授)
- 三塚正志 - 高7(日本文理大学理工学部名誉教授)
- 森茂樹 - 高8(筑波大学名誉教授)
- 佐々木欽三 - 高8(NHKプロデューサー)
- 小野寺良次 - 高8(宮崎大学名誉教授)
- 松田隆輝 - 高9(茨城大学名誉教授、数学者)
- 大森英樹 - 高9(東京理科大学名誉教授、数学者)
- 石崎充 - 高9(東北大学名誉教授、腎臓移植功労者)
- 阿部庄作 - 高10(札幌医科大学名誉教授、札幌南三条病院名誉院長)
- 高橋俊裕 - 高10(日本郵政公社副総裁、トヨタ自動車常務)
- 宮野貞司 - 高11(日本刀剣保存会理事長)
- 渡辺義之 - 高11(宮城学院女子大学教授)
- 吉野崇 - 高11(東北大学名誉教授、数学者)
- 片平光昭 - 高11(日本大学商学部教授)
- 佐々木浩 - 高11(富山大学教育学部教授)
- 丹野朝栄 - 高12(東洋大学社会学部教授)
- 宮本信夫 - 高12(造形美術家、TENTO MUSHI、東京都庁ふれあいモール)
- 大沼直紀 - 高12(東京大学先端科学技術研究センター客員教授、筑波技術大学学長)
- 鹿野軍勝 - 高13(コロンビア、バチカン大使、外交官)
- 矢内論 - 高13(東北工業大学教授)
- 板橋秀一 - 高13(筑波大学教授)
- 名取四郎 - 高13(立教大学名誉教授、西洋美術史)
- 菅井秀郎 - 高14(名古屋大学工学部教授)
- 佐々木敦 - 高14(NHKアナウンサー)
- 加藤憲一 - 高16(盛岡大学教授)
- 岩淵勝好 - 高16(ジャーナリスト、産経新聞論説委員)
- 佐々木力 - 高17(東京大学教授、数学史、東大の看板教授、中国科学院大学教授)
- 佐々木宗實 - 高18(画家、画家新制協会)
- 金沢茂 - 高18(東京交響楽団首席トロンボーン奏者)
- 鈴木宏一 - 高18(八戸学院大学学長、大和総研理事、総合研究開発機構理事)
- 笠松幸一 - 高18(日本大学文学部教授)
- 江村功 - 高19(東京ジャズギルトオーケストラバンドマスター)
- 及川真一 - 高19(日本医科大学教授)
- 伊勢武一 - 高19(東北工業大学教授)
- 高橋恒夫 - 高19(東北工業大学教授)
- さとう宗幸 - 高19(シンガーソングライター、OH!バンデス司会者)
- 小野元久 - 高20(宮城教育大学教授)
- 加藤恒光 - 高20(写真家)
- 落合俊郎 - 高21(広島大学教育学部教授)
- 小松秀茂 - 高21(東北芸術工科大学教授)
- 菅原芳明 - 高22(県立広島大学教授)
- 荒川忠一 - 高22(東京大学教授、機械工学)
- 猪股謙二 - 高22(大東文化大学文学部教授)
- 伊藤義文 - 高22(東北大学教授)
- 佐々木正彦 - 高22(山形大学教授)
- 赤間道夫 - 高22(愛媛大学教授)
- 小嶋進 - 高24(ヒューザー社長、耐震強度偽装問題)
- 伊藤貞嘉 - 高24(東北大学医学部教授、レニンの血圧学)
- 工藤春彦 - 高24(東京放送管弦楽団コンサートマスター)
- 菊地良覚 - 高24(東北工業大学教授)
- 三神泉 - 高25(すばる望遠鏡建設プロジェクトリーダー、三菱電機通信機製造所)
- 千葉恵 - 高25(北海道大学教授、哲学者、倫理学者)
- 岩瀬昭典 - 高26(河北新報社取締役)
- 高橋清光 - 高26(カメイ取締役)
- ツルシカズヒコ - 高26(編集者、週刊SPA!編集長)
- 大山力 - 高28(弘前大学医学部教授)
- 奥山克彦 - 高28(日本大学教授、レーザー分子分光学)
- 石堂淳 - 高28(岩手県立大学総合政策学部教授)
- 今野一宏 - 高29(大阪大学大学院理学研究科教授)
- 細谷浩司 - 高30(ブラジル日本通運社長)
- 遠藤文彦 - 高30(福岡大学人文学部教授、フランス語・フランス文学)
- 渡辺勝彦 - 高30(テレビパーソナリティー)
- 大和田勇人 - 高31(東京理科大学教授、人工知能 )
- 菅原大吉 - 高31 (俳優 アルファエージェンシー所属)
- 成田英文 - 高34(リヨン国立歌劇場専属オペラ歌手)
- 織田信男 - 高34(岩手大学人文社会科学部教授 )
- 伊藤孝 - 高35(茨城大学教育学部教授 )
- 横山義則 - 高36(東北放送キャスター)
- 大久保孝義 - 高38(帝京大学医学部教授 )
- 相澤政宏 - 高39(東京交響楽団首席フルート奏者)
- 成田博之 - 高39(声楽家、バリトン歌手、二期会所属)
- 石山敬貴 - 高40(国会議員)
- 大和田雅洋 - 高41(サクソフォーン奏者、洗足学園音楽大学准教授、東京藝術大学講師)
- 伊藤圭 - 高48(NHK交響楽団首席クラリネット奏者)
- 佐藤健悦 - 高48(漫画家)
- 高橋常幸 - 高48(プロ雀士、日本アミューズメントサービス代表取締役)
- 安住洋之 - 高49(テレビディレクター)
- 伊藤高広 - 高49(グラフィックデザイナー/アートディレクター)
- 小野洋一郎 - 高49(漫画家、第一回コミックパンチ漫画大賞入選)
- 本田勇介 - 高55(ピアニスト、音楽家、ブルガリアソフィア国際音楽コンクールグランプリ受賞)
- 芳賀史徳 - 高55(クラリネット奏者)
- 蓮つかさ - 高61(宝塚歌劇団)