坪内祐三

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坪内 祐三(つぼうち ゆうぞう、1958年5月8日 - )は日本の評論家エッセイスト東京都出身。

人物

父は坪内嘉雄(元日経連専務理事、フィクサーダイヤモンド社元社長)。母は坪内泰子。妻は佐久間文子(元朝日新聞社員)。前妻は神蔵美子写真家)。父方の大叔父は織田正信(英文学者)。父方の祖先に手塚律蔵(別名瀬脇寿人、洋学者)。母方の曽祖父井上通泰国文学者歌人医師)、曾祖叔父は柳田國男民俗学者)。

エッセイや、編集を担当した『明治の文学』などで、明治本ブームを起こした。多くの著作や『en-taxi』などから書物への耽溺で知られる。純文学、都市小説、エッセイなどへの造詣が深い。日本人作家では私小説作家を好むが、アメリカ作家ではポストモダン系の作家を好む。それらに関する著作では、趣味と実益を兼ねているかのような坪内の趣味を謳歌し、金銭に余裕のある現代のオタク高等遊民のような側面を見せる。

論争

『RONZA』1996年7月号において、野口悠紀雄の『「超」勉強法』を激しく批判した。

「『「超」勉強法』にも、『知の技法』にも目を通していない。そして、目を通していなくとも、私には分かる。これらの本が語るものが、私が読書に求めているものではないことが。(略)実際に手にしてみなくても書かれている内容がわかる本がある。『「超」勉強法』 や『知の技法』は、そういった本だ。ただのマニュアル書だ」 (『RONZA』編集部によると、実際には、坪内は書店の店頭で立ち読みしていた)「この手の本の読者は、しょせん偏差値秀才のなれの果てだ。チャート式だか試験 にでるなんとかだか知らないが、その類を、大学生になってまで、いや社会人になってまで求めている人々だろう。そういう人たちは、しょせん勉強には不向きなのだから、もっと別のお楽しみを探し求めたほうが賢明だろうに」。

野口悠紀雄はウェブ上でこれに抗議した。

年譜

  • 東京都渋谷区本町に生まれる。兄弟は姉と二人の弟。隣家の住人は蘆原英了
  • 1961年世田谷区赤堤に引っ越す。
  • 1965年世田谷区立赤堤小学校に入学。
  • 1971年世田谷区立松沢中学校に入学。
  • 1972年:従大叔母である柳田冨美子(緑蔭館ギャラリーあるじ)の成城の邸宅で英語を習い始める。
  • 1974年早稲田高等学校に入学。松沢中学校からの進学者は学年で唯一人。
  • 1977年:3月に早稲田高等学校を卒業。お茶の水の駿台予備校に通い始める。
  • 1978年早稲田大学第一文学部に入学。同級生の藤原昭広(「プレジデント」編集長)と同じサークルに入るため、ミニコミ誌「マイルストーン」に参加。大学の先輩の一志治夫(ノンフィクション作家)と知り合う。
  • 1982年:就職活動で文藝春秋アール・エフ・ラジオ日本ほか数社を受けるが、失敗する。文藝春秋は筆記試験で落ちる。
  • 1983年:一年間の留年の後、早稲田大学第一文学部人文専修卒業。卒業論文は「一九八二年の『福田恆存論』」(『後ろ向きで前へ進む』所収、指導教授は松原正)。大学院英文科に進学。
  • 1986年:修士課程修了。修士論文のテーマはジョージ・スタイナー。以後、一年半ほど無職。
  • 1987年:秋頃、父嘉雄のコネで都市出版の面接を受け、9月16日に採用され、雑誌「東京人」の編集者になる。
  • 1990年:9月末、都市出版を辞める(9歳年下の女性の同僚「ミカ」が、前年春に川本三郎の紹介により入社した加賀山弘の破格の待遇の煽りで、8月末に解雇されたことが遠因と推測される)。その頃、写真家の北島敬三の弟子であった神蔵美子と出会う。
  • 1991年:『未来』1991年7月号から西堂行人の依頼により「変死するアメリカ作家」(のち「変死するアメリカ作家たち」)の連載を開始し、1993年5月号まで断続的に掲載。
  • 1992年:年末に編集・執筆に携った、朝日新聞社の『月刊Asahi 特集:日本近代を読む「日記大全」』1993年1月号が出版。
  • 1993年:3月、高橋康雄に誘われ目白学園女子短期大学国語国文科言語コミュニケーション専攻の非常勤講師となり6年勤める。10月に『週刊朝日』誌上で月一回の書評を96年9月まで担当する。11月に編集・執筆に携った『20世紀ニッポン異能・偉才100人』(朝日新聞社)刊行。
  • 1994年:2月に、編集・執筆に携った『起業家123人 ニッポン近代開き』(朝日新聞社)が、『ノーサイド8月号総特集 明治大正昭和 異色の父と子100組』(文藝春秋)が出版、同誌には96年6月の休刊まで、何度か執筆した。
  • 1996年:8月『週刊文春』誌上で「文庫本を狙え!」の連載を開始。『鳩よ!』に連載されていた『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』が目黒考二の目にとまり、『本の雑誌』10月号で「特集 坪内祐三ロング・インタビュー」が掲載される。
  • 1997年:4月初めての単著『ストリートワイズ』を晶文社から上梓。
  • 1999年、この頃神蔵と別れ、朝日新聞記者の佐久間文子と結婚か。
  • 2000年:9月『明治の文学』(全25冊、筑摩書房)を編集し、最初の配本が始まる。11月29日深夜、新宿にて、筑摩書房の松田哲夫と共に帰途に就こうとしていたところをヤクザ風の二人の男から因縁をつけられ、言い返したところ、暴行を受け瀕死の重傷を負い、東京女子医大病院に入院、連載は休筆。この事件の顛末は『三茶日記』、『文学を探せ』、『文庫本福袋』に詳しい。
  • 2001年:1月22日、退院。3月早大教育学部非常勤講師。6月父親の事業の不調により赤堤の実家が競売にかけられ、人手に渡る。この件に関しては『文学を探せ』に詳しい。9月『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』で講談社エッセイ賞受賞。
  • 2003年:3月福田和也リリー・フランキー柳美里と共に同人として、季刊の超世代文芸クオリティマガジン『en-taxi』を扶桑社より創刊。作家の生原稿を古書店に処分した安原顯に対し、安原没後、創刊号で「記録の鞭」を打ち、一部で話題となる。「私は死をもってその人を赦すことをしない」、「安原氏が他人をいきなり罵倒するのは、自分の駒だと思っていたはずの筆者が、その思い通りに動かなくなった時だ」など、辛辣に批判した。
  • 2006年:3月早大非常勤講師を終える。
  • 2008年:8月NHK教育テレビ知るを楽しむ 私のこだわり人物伝 永井荷風「お一人さま」の天才』に講師で出演。
  • 2010年:6月30日BS-TBS『鉄道百景 路面電車の走る街』の第四回松山市編に出演。

著作

  • 『ストリートワイズ』 晶文社、1997、講談社文庫、2009
  • 『シブい本』 文藝春秋、1997
  • 『靖国』 新潮社、1999、新潮文庫、2001
  • 『古くさいぞ私は』 晶文社、2000
  • 『文庫本を狙え!』 晶文社、2000
  • 『慶応三年生まれ七人の旋毛曲り─漱石・外骨・熊楠露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代』 マガジンハウス、2001、新潮文庫、2011
  • 『文学を探せ』 文藝春秋、2001
  • 『三茶日記』 本の雑誌社、2001
  • 『後ろ向きで前へ進む』 晶文社、2002
  • 『雑読系』 晶文社、2003
  • 『一九七二—「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」』 文藝春秋、2003、文春文庫、2006
  • 『新書百冊』 新潮新書、2003
  • 『まぼろしの大阪』 ぴあ、2004
  • 『文庫本福袋!』 文藝春秋、2004、文春文庫、2007
  • 『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』 新潮社、2005、新潮文庫、2008
  • 『「別れる理由」が気になって』 講談社、2005
  • 『古本的』 毎日新聞社、2005
  • 『極私的東京名所案内』 彷徨舎、2005、増補版 ワニブックス【PLUS】新書、2010
  • 『同時代も歴史である 一九七九年問題』 文春新書、2006
  • 『考える人』 新潮社、2006、新潮文庫、2009
  • 『「近代日本文学」の誕生—百年前の文壇を読む』 PHP新書、2006
  • 『酒日誌』 マガジンハウス、2006
  • 『本日記』 本の雑誌社、2006
  • 『変死するアメリカ作家たち』 白水社、2007
  • 『四百字十一枚』 みすず書房、2007
  • 『大阪おもい』 ぴあ、2007
  • 『アメリカ─村上春樹江藤淳の帰還』 扶桑社、2007
  • 『東京』北島敬三写真、太田出版、2008
  • 『人声天語』 文春新書、2009
  • 『文庫本玉手箱』 文藝春秋、2009
  • 『風景十二』 扶桑社、2009
  • 『酒中日記』 講談社、2010
  • 『書中日記』 本の雑誌社、2011
  • 『探訪記者 松崎天民』 筑摩書房、2011
  • 『父系図 近代日本の異色の父子像』 廣済堂出版、2012
  • 『文藝綺譚』 扶桑社、2012
  • 『東京タワーならこう言うぜ』 幻戯書房、2012
  • 『大相撲新世紀 2005-2011』 PHP新書、2012
  • 『総理大臣になりたい』 講談社、2013
  • 『昭和の子供だ君たちも』 新潮社、2014

共著

  • 『暴論・これでいいのだ!』(福田和也対談)扶桑社、2004
  • 『正義はどこにも売ってない 〜世相放談70選〜』(福田和也対談)扶桑社、2008
  • 『無礼講 酒気帯び時評55選』(福田和也対談)扶桑社、2009
  • 『倶楽部亀坪』(亀和田武対談)扶桑社、2009
  • 『革命的飲酒主義宣言 ノンストップ時評50選!』(福田和也対談)扶桑社、2010
  • 『不謹慎 酒気帯び時評50選』(福田和也対談)扶桑社、2012
  • 『羊頭狗肉 酒気帯び時評65選』(福田和也対談)扶桑社、2014

編集

  • 内田魯庵 『魯庵の明治』(山口昌男共編 講談社文芸文庫 1997.5)
  • 『魯庵日記』(同上、講談社文芸文庫、1998.7)-明治27年から44年までの日記抜粋。
  • 『禁酒宣言 上林暁・酒場小説集』(ちくま文庫 1999.9)
  • 『明治文学遊学案内』(筑摩書房 2000.8)
  • 文藝春秋 八十年傑作選』(文藝春秋 2003.3)
  • 『明治の文学第13巻.饗庭篁村』(筑摩書房 2003.4)
  • 『日本近代文学評論選 明治・大正篇』(千葉俊二共編 岩波文庫 2003.12)
  • 『日本近代文学評論選 昭和篇』(同上 岩波文庫 2004.3)
  • 戸川秋骨 人物肖像集』(みすず書房:大人の本棚 2004.3)
  • 福田恆存文芸論集』(講談社文芸文庫 2004.5)

解説

  • 白石公子『ブルー・ブルー・ブルー』(新潮文庫、1995・05)
  • 川本三郎『大正幻影』(ちくま文庫、1997・05)
  • 小林信彦『回想の江戸川乱歩』(文春文庫、1997・05/光文社文庫、2004・08)
  • 田中康夫『ペログリ日記'94〜'95 震災ボランティア篇』(幻冬舎文庫、1997・06)
  • 石井研堂『明治事物起原 3』(ちくま学芸文庫、1997・07)
  • 松本健一『われに万古の心あり 幕末藩士 小林虎三郎』(ちくま学芸文庫、1997・07)
  • 田中康夫『オン・ハッピネス』(新潮文庫、1997・08)
  • 飯塚くに『父 逍遥の背中』(中公文庫、1997・11)
  • 『最終講義』(実業之日本社、1997・12)
  • 薄田泣菫『茶話』(岩波文庫、1998・07)
  • 小林信彦『ムーン・リヴァーの向こう側』(新潮文庫、1998・08)
  • 田山花袋『東京の三十年』(講談社文芸文庫、1998・09)
  • 『大東京繁昌記 山手篇』(平凡社ライブラリー、1999・04)
  • 嵐山光三郎『文人悪食』(新潮文庫、2000・08)
  • 唐沢俊一『古本マニア 雑学ノート』(幻冬舎文庫、2000・08)
  • 白石公子『白石公子詩集』(現代詩文庫、2000・11)
  • 小林信彦『結婚恐怖』(新潮文庫、2000・12)
  • 高島俊男『「週刊文春」の怪 お言葉ですが… 2』(文春文庫、2001・01)
  • 柳田泉『明治文学研究夜話』(《リキエスタ》の会、2001・04)
  • 伊藤正雄『新版 忘れ得ぬ国文学者たち 并、憶い出の明治大正』(右文書院、2001・06)
  • 内田魯庵『気まぐれ日記』(《リキエスタ》の会、2001・07)
  • 木山捷平『鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選』(講談社文芸文庫、2001・08)
  • 小沢昭一『ぼくの浅草案内』(ちくま文庫、2001・10)
  • 松崎天民『東京カフェー探訪』(《リキエスタ》の会、2001・12)
  • 水島爾保布『新東京繁昌記(抄)』(《リキエスタ》の会、2001・12)
  • 保田與重郎『祖國正論Ⅰ』(保田與重郎文庫、2002・10)
  • 大西巨人『神聖喜劇 第五巻』(光文社文庫、2002・11)
  • 野口冨士男『わが荷風』(講談社文芸文庫、2002・12)
  • 目黒考二『酒と家庭は読書の敵だ。』(角川文庫、2003・01)
  • 浅草キッド『お笑い 男の星座 芸能私闘編』(文春文庫、2003・03)
  • 柳美里『言葉は静かに踊る』(新潮文庫、2003・12)
  • 小沢昭一『なぜか今宵もああ更けてゆく』(晶文社, 2004・4)
  • [[内田百間|内田百テンプレート:CP932フォント]]『百鬼園日記帖 内田百テンプレート:CP932フォント集成 20』(ちくま文庫、2004・05)
  • 徳永康元『ブダペスト日記』(新宿書房、2004・07)
  • ナンシー関『天地無用 テレビ消灯時間 6』(文春文庫、2004・09)
  • 矢野誠一『文人たちの寄席』(文春文庫、2004・10)
  • 村嶋歸之『盛り場と不良少年少女 大正・昭和の風俗批評と社会探訪 村嶋歸之著作選集 第2巻』(柏書房、2004・10)
  • 神谷美恵子『生きがいについて 神谷美恵子コレクション』(みすず書房、2004・10)
  • 小林信彦『袋小路の休日』(講談社文芸文庫、2004・11)
  • 車谷長吉『銭金について』(朝日文庫、2005・03)
  • 尾辻克彦『肌ざわり』(河出文庫、2005・05)
  • 山口昌男『「敗者」の精神史(下)』(岩波現代文庫、2005・07)
  • 小林信彦『丘の一族──小林信彦自選作品集』(講談社文芸文庫、2005・11)
  • 小島信夫森敦『対談 文学と人生』(講談社文芸文庫、2006・02)
  • 久世光彦『百閒先生 月を踏む』(朝日新聞社、2006・04)
  • 石丸元章『FICTION! フィクション!』(文春文庫、2006・05)
  • 『同級生交歓』(文春新書、2006・07)
  • 沼波瓊音『意匠ひろひ』(国書刊行会、2006・09)
  • 小林信彦『決壊』(講談社文芸文庫、2006・10)
  • 一志治夫『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男』(新潮文庫、2006・10)
  • 井伏鱒二舟橋聖一井上靖水上勉『私の履歴書 中間小説の黄金時代』(日経ビジネス人文庫、2006・11)
  • 田口久美子『書店風雲録』(ちくま文庫、2007・01)
  • 安岡章太郎阿川弘之庄野潤三遠藤周作『私の履歴書 第三の新人』(日経ビジネス人文庫、2007・01)
  • 常盤新平『山の上ホテル物語』(白水Uブックス、2007・02)
  • 佐伯一麦『鉄塔家族(下)』(朝日文庫、2007・07)
  • 矢作俊彦『マンハッタン・オプ Ⅰ』(ソフトバンク文庫、2007・10)
  • 福田恆存『人間・この劇的なるもの』(新潮文庫、2008・01)
  • 菊地成孔『サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍』(白夜ライブラリー、2008・07)
  • 小林信彦『東京少年』(新潮文庫、2008・08)
  • 大阪オールスターズ『大阪呑気大事典 増補新版』(宝島社文庫、2008・09)
  • 西村賢太『どうで死ぬ身の一踊り』(講談社文庫、2009・01/新潮文庫、2012・10)
  • 村松友視『幸田文のマッチ箱』(河出文庫、2009・03)
  • 柳田泉『柳田泉の文学遺産(3) 明治文学研究の草創者』(右文書院、2009・04)
  • 宮本徳蔵『力士漂泊 相撲のアルケオロジー』(講談社文芸文庫、2009・07)
  • 中島らも『君はフィクション』(集英社文庫、2009・07)
  • 内田魯庵『貘の舌』(ウェッジ文庫、2009・08)
  • 小林信彦『うらなり』(文春文庫、2009・11)
  • 大村彦次郎『文壇栄華物語』(ちくま文庫、2009・12)
  • 中山康樹『愛と勇気のロック50』(著者との対談、小学館文庫、2009・12)
  • 小林信彦『日本橋バビロン』(文春文庫、2011・09)
  • 高見順『如何なる星の下に』(講談社文芸文庫、2011・10)
  • 坪内祐三監修『銀座通 道頓堀通』(廣済堂文庫、2011・11)
  • 坪内祐三監修『蕎麦通 天麩羅通』(廣済堂文庫、2011・11)
  • 庄司薫『ぼくの大好きな青髭』(新潮文庫、2012・06)
  • 鶴見俊輔『思想をつむぐ人たち 鶴見俊輔コレクション①』(河出文庫、2012・9)
  • 北杜夫『私はなぜにしてカンヅメに大失敗したか』(実業之日本社文庫、2012・10)
  • 文藝春秋編『天才・菊池寛 逸話でつづる作家の素顔』(文春学藝ライブラリー、2013・10)

挿話

  • 中学校時代の同級生には翻訳家の松本百合子、バンド「連続射殺魔」を率いるミュージシャンの琴桃川凛(和田哲郎)がおり、3人一緒に『文藝春秋』の『同級生交歓』のページに登場した。
  • 中野翠と交友があり、明治の著述家などで、「この人は中野さんが好きそうな人だ」という人をよく、紹介していた。

連載

(2013年現在)

  • 「文庫本を探せ!」『週刊文春』
  • 「坪内祐三の美術批評 眼は行動する」『週刊ポスト』
  • 「人声天語」『文藝春秋』
  • 「坪内祐三の読書日記」『本の雑誌』
  • 「これでいいのだ!」『週刊SPA!』
  • 「あまカラ12ヶ月」『あまから手帖』
  • 「酒中日記」『小説現代』
  • 「リレー読書日記」『週刊現代』

関連人物