国道57号
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国道57号(こくどう57ごう)は、大分県大分市から竹田市・熊本県阿蘇市・熊本市・長崎県島原市・諫早市を経由して長崎市へ通じる一般国道[1]。
大分県豊後大野市犬飼町から単独区間となり、熊本市まではJR豊肥本線とほぼ並走しながら九州中央部を横断し国道3号へ合流する。宇土市から宇城市までは宇土半島の北側を走る。三角港(宇城市三角町)から島原港(長崎県島原市)は海上区間となり、三角島原フェリーが運行されていたが2006年に廃止された。島原市からは島原半島を横断し、諫早市で国道34号に合流して長崎市に至る。
大分市から豊後大野市犬飼町の間及び諫早市から長崎市の間はそれぞれ国道10号、国道34号との重複国道となる。
目次
概要
- 起点: 大分県大分市(大道陸橋北交差点=国道10号重複、国道210号終点)
- 終点: 長崎県長崎市(県庁前交差点=国道34号・国道202号終点)
- 陸上距離: 326.7km
- 指定区間: 大分市中央町4丁目10番 - 宇城市三角町三角浦字首入1159番43、島原市湊町4番 - 長崎市江戸町2番2(陸上区間の全線)
- 海上区間: 熊本県宇城市三角町三角浦(三角駅前) - 長崎県島原市湊町(島原外港交差点)
歴史
1953年5月18日に二級国道として、国道214号(島原 - 諫早)、国道215号(島原 - 宇土)、国道216号(熊本 - 大分)が指定されたが、1962年5月1日より以上の3路線を併せ、一級国道57号とした。現在国道214号 - 216号は欠番となっている。1964年の法令改正により一級、二級の別はなくなり1965年から「一般国道」としている。
- 1953年5月18日 - 二級国道214号島原諌早線(長崎県島原市 - 長崎県諫早市)、二級国道215号島原宇土線(長崎県島原市 - 熊本県宇土郡宇土町(現: 宇土市))、二級国道216号熊本大分線(熊本県熊本市 - 大分県大分市)
- 1963年4月1日 - 一級国道57号(大分県大分市 - 長崎県長崎市) -- 214号・215号・216号を統合・昇格。214号・215号・216号は欠番に。
- 1965年4月1日 - 一般国道57号(大分県大分市 - 長崎県長崎市)
重複区間
- 大分県
- 熊本県
- 長崎県
通過市町村
主な接続路線
- 大分県
- 熊本県
熊本県宇城市三角町 - 長崎県島原市は海上区間になっており、以前は三角島原フェリーがあったが、業績悪化により2006年8月29日をもって廃止。これにより現在、三角と島原を結ぶ航路はなくなっている。
- 長崎県
- 国道251号(島原市・島原外港交差点 - (重複) - 雲仙東登山口交差点)
- 国道389号・仁田峠循環自動車道路(雲仙市小浜町雲仙)
- 国道251号(雲仙市・雲仙西登山口交差点 - (重複) - 愛野展望台前交差点)
- 国道251号(雲仙市・愛野交差点 - (重複) - 諫早市)
- 国道207号(諫早市・小船越町交差点 - (重複) - 喜々津駅東口交差点)
- 国道34号(諫早市・小船越トンネル交差点 - (重複) - 長崎市・県庁前交差点終点。因みに小船越交差点 - 小船越トンネル交差点もかつて34号と重複していた)
- 長崎自動車道諫早IC(諫早市)
- 長崎自動車道・長崎バイパス長崎多良見IC(諫早市)
- 国道251号(長崎市・矢上交差点 - (重複) - 県庁前交差点終点)
- 国道251号バイパス(矢上大橋有料道路)(長崎市・切通交差点)
- 国道202号・国道324号(※国道202号重複=国道206号)(長崎市・県庁前交差点終点)
バイパス
別名
主な峠
道の駅
事前通行規制区間
- 熊本県阿蘇市波野小地野 - 熊本県阿蘇市一の宮町坂梨 L=4.6km 連続雨量が140mmに達した場合通行止
- 長崎県南島原市深江町甲字硲 - 長崎県雲仙市小浜町雲仙字宝原 L=8.2km 連続雨量が250mmに達した場合通行止
- 長崎県雲仙市小浜町雲仙字札原 - 長崎県雲仙市小浜町南木指字流合 L=4.0km 連続雨量が250mに達した場合通行止
交通規制を参照