アジア・アフリカ諸国の独立年表
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アジア・アフリカ諸国の独立年表(アジア・アフリカしょこくのどくりつねんぴょう)は、20世紀から現在にわたっての、アジア・アフリカ諸国のヨーロッパ諸国からの独立に関する年表である。
19世紀末
20世紀前半
- 1910年 - 南アフリカ連邦がイギリスから独立。
- 1919年 - アフガニスタンがイギリスから独立。
- 1921年7月 - モンゴルが中華民国から独立。
- 辛亥革命後、ソ連の援助によって独立する。
- 1922年 - エジプトがイギリスから王国として名目上独立。
- 1925年 - イランがイギリスから独立。パフラヴィー朝。
- 1932年 - イラク王国がイギリスから独立。
- 1932年 - サウジアラビア王国が成立。
- オスマン帝国時代末期に半独立状態となっていた。
- 1932年2月 - 満州国が中華民国から独立。
1940年代
- 1943年 - レバノンがフランスから独立。
- 1945年9月 - ベトナムがフランスから独立を宣言。
- 1946年4月 - シリアがフランスから独立。
- 1946年5月 - ヨルダンがイギリスから独立。
- オスマン帝国時代、イギリスの委任統治時代を経て独立。
- 1946年7月 - フィリピンが独立。
- 1947年 - インドとパキスタンがイギリスから独立。
- 1948年 - スリランカ(セイロン)がイギリス連邦の自治国として独立。
- 1948年5月 - イスラエルが独立。
- 1948年 - ビルマ連邦がイギリスから独立。
- 1948年 - 朝鮮は38度線を境に大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国に分断された形で日本(大韓民国はアメリカ軍事政権により)から独立。(日本の支配自体は1945年に終了したが、北はソ連、南はアメリカ合衆国によって占領された。)
- 1949年 - インドネシアがオランダから独立。
- インドネシア独立戦争の後、独立した。
1950年代
イギリスは第二次中東戦争で中東における影響力が低下。ペルシア湾岸地域を除いて中東地域から徐々に後退、1968年にスエズ以東地域からの撤退を発表した。 1950年代後半になるとアフリカ諸国の北部から独立がはじまった。
- 1951年12月 - リビアが独立。イドリース朝。
- 1953年10月 - ラオスがフランスから完全独立。
- 1949年7月にラオス王国として制限つきの独立を果たし、1953年に完全に独立。
- 1953年11月 - カンボジアがフランスから独立。
- 1954年 - フランスがベトナムから撤退。
- フランスが第一次インドシナ戦争敗退の後、撤退。ベトナムは南北に分断され、冷戦を背景にベトナム戦争となった。1976年に北ベトナムの南北統一で現在のベトナム社会主義共和国となった。
- 1955年 - バンドン会議(第1回アジア・アフリカ会議)が開かれる。
- 1956年 - スーダンがエジプトおよびイギリスから独立。
- 1956年3月 - モロッコとチュニジアがフランスから独立。
- 1957年 - マレーシアがイギリスから独立。
- 1957年3月 - ガーナがイギリスから独立。
- サハラ以南のアフリカでは早い時期の独立。
- 1958年10月 - ギニアがフランスから独立。
1960年代
1960年はアフリカの年と呼ばれ、多くの国がヨーロッパ宗主国から独立した。また、同年12月14日に国際連合総会において植民地独立付与宣言が可決された。しかし、ポルトガル領など依然、植民地のままの地域もあり独立運動が起こった。
- 1960年
- 1月1日 フランス領カメルーンが独立。1961年にイギリス領カメルーンも独立。
- 4月4日 セネガルがフランスから独立。
- 4月27日 トーゴがフランスから独立。
- 6月26日 マダガスカルがフランスから独立。
- 6月30日 コンゴ(現在のコンゴ民主共和国)がベルギーから独立。
- 6月 イギリス領ソマリランドが独立。後にソマリアに統合。
- 7月1日 イタリア領ソマリアが独立。イギリス領ソマリランドと統合し、ソマリアに。後にソマリア内戦。
- 8月1日 ダオメ(現在のベナン)がフランスから独立。
- 8月3日 ニジェールがフランスから独立。
- 8月5日 オートボルタ(現ブルキナファソ)がフランスから独立。
- 8月7日 コートジボワールがフランスから独立。
- 8月11日 チャドがフランスから独立。その後、チャド内戦でリビア、フランスなどが介入。
- 8月13日 中央アフリカ共和国がフランスから独立。その後、一時、帝国を名乗る。
- 8月15日 コンゴ(現在のコンゴ共和国)がフランスから独立。
- 8月17日 ガボンがフランスから独立。
- 9月22日 マリがフランスから独立。
- 10月1日 ナイジェリアがイギリスから独立。その後、ビアフラ戦争が発生。
- 11月28日 モーリタニアがフランスから独立。
- 1960年には8月に地中海のキプロスがイギリスから独立している。後にキプロス紛争によりトルコ系住民による北キプロス・トルコ共和国が分離し分裂状態。
- 1961年 - クウェートがイギリスから独立。
- 1961年 - イギリス領カメルーンとシエラレオネがイギリスから独立。
- 1962年7月 - ルワンダとブルンジがベルギーから独立。
- 1962年 - アルジェリア戦争を経て、アルジェリアがフランスから独立。
- 1962年 - ウガンダがイギリスから独立。
- 1963年8月13日 - コンゴの首都ブラザヴィルで新植民地主義=帝国主義とその傀儡との戦いに人民が蜂起し、その三日後には大統領フルベール=ユール政権を打倒した。真の独立を勝ち取った「八月革命」。
- 1963年12月 - ケニアがイギリスから独立。
- 1964年7月 - マラウイがイギリスから独立。
- 1964年10月 - ザンビアがイギリスから独立。
- 1965年 - ローデシアがイギリスから独立宣言。
- 1965年2月 - ガンビアがイギリスから独立。
- セネガルに囲まれた、川の流域の国。
- 1965年7月 - モルディブがイギリスから独立。
- 1965年8月 - シンガポールがマレーシアから独立。
- 1965年 - インドがゴアを占領。
- ポルトガルの植民地下にあった。
- 1966年9月 - ベチュアナランドがボツワナとしてイギリスから独立。
- 1967年 - 南イエメンがイギリスから独立
- 1966年10月 - レソトがイギリスからイギリス連邦の自治国として独立。
- 南アフリカ共和国の中にある国。
- 1968年9月 - スワジランドがイギリスから独立。
- 1968年10月 - 赤道ギニアがスペインから独立。
- 1969年12月 - コンゴ共和国が国名をコンゴ人民共和国と改めた。
1970年代
イギリスは1968年にスエズ以東地域からの撤退を発表し、ペルシャ湾岸諸国が相次いで独立した。
ポルトガルでカーネーション革命が起こり、アフリカのポルトガル植民地が相次いで独立した。
第2次大戦後の植民地の独立はアメリカ大陸諸国の独立のようなアフロ・ユーラシア大陸規模の独立であり、多くは民族の解放・反帝国主義・社会主義を掲げ、いわゆる第三世界とされる非同盟諸国もソ連と強い関係があった。
- 1971年8月 - バーレーンがイギリスから独立。
- 1971年9月 - カタールがイギリスから独立。
- 1971年12月 - アラブ首長国連邦がイギリスから独立。
- 1971年12月 - バングラデシュがパキスタンから分離。
- パキスタンの飛び地となっていた。印パ戦争を経て独立。
- 1971年 - オマーンがイギリスから独立。
- 1974年9月 - ギニアビサウがポルトガルから独立。
- 1975年6月 - モザンビークがポルトガルから独立。
- 1975年11月 - アンゴラ、サントメ・プリンシペ、カーボベルデがポルトガルから独立。
- 1975年 - ポルトガルが東ティモールから撤退。
- 1975年 - スペインが西サハラから撤退。
- 1975年7月 - コモロがフランスから独立。
- 1977年6月 - ジブチがフランスから独立。
- 紅海の出口に面する要衝。
- 1978年 - イラン革命
- アメリカがイランへの影響力を失う。
- 1979年 - ソ連のアフガニスタン侵攻
- ソ連ではイスラム革命の伝播と国内のイスラム勢力の拡大は脅威と映った。結局、その後のソ連崩壊でソ連邦内のイスラム諸国は独立することになった。
1980年代
1990年代
ソビエト連邦の崩壊で、ユーラシア大陸のヨーロッパ圏に属する地域も含めて多くの国が独立した。また、同時にユーゴスラビアも内戦を経て解体した。
- 1990年3月 - ナミビアが南アフリカ共和国から独立。
- 1991年 - ソビエト連邦の崩壊。
- 1993年 - エリトリアがエチオピアから独立。
- 紅海の出口に面する地域。
- 1994年 - パラオがアメリカから独立。
- 1996年 - パレスチナ自治政府が発足。
- 1997年7月 - イギリスが香港を中華人民共和国に返還。
- 1999年12月 - ポルトガルがマカオを中華人民共和国に返還。