コンゴ共和国
- コンゴ共和国
- République du Congo
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コンゴ共和国の国旗 コンゴ共和国の国章 (国旗) (国章) - 国の標語:Unite, Travail, Progres
(フランス語: 統一、労働、進歩)- 国歌:コンゴの歌
- コンゴ共和国の位置
公用語 フランス語 首都 ブラザヴィル 最大の都市 ブラザヴィル 通貨 CFAフラン(XAF) 時間帯 UTC (+1)(DST:なし) ISO 3166-1 CG / COG ccTLD .cg 国際電話番号 242 </dd> </dl> コンゴ共和国(コンゴきょうわこく)は、中部アフリカに位置する共和制国家。東にコンゴ民主共和国、北にカメルーンと中央アフリカ、西にガボン、南にアンゴラの飛地カビンダと国境を接している。首都はブラザヴィル。
二つのコンゴとアンゴラ北部は15世紀頃まではコンゴ王国の一体的な領域だったが、16世紀にポルトガルによる征服を経た後に、19世紀のベルリン会議でベルギー領(現在のコンゴ民主共和国)とフランス領(現在のコンゴ共和国)とポルトガル領に分けられた。
目次
国名
正式名称はフランス語で テンプレート:Fr (レピュブリク・デュ・コンゴ)。
公式の英語表記は テンプレート:En (リパブリク・ァヴ・ザ・コンゴ)。
日本語の表記はコンゴ共和国。
1960年から1964年の間、現在のコンゴ民主共和国も「コンゴ共和国」を正式名称としており[2][3][4]、区別のためにコンゴ・ブラザヴィルなどと呼ばれた。
歴史
- 1550年 コンゴ王国の北部がテンプレート:仮リンク(1550年 - 1882年)として独立
フランス植民地時代
- 1882年 テンプレート:仮リンク(1882年 - 1903年)
- 1903年 中央コンゴ(1903年 - 1910年)と呼ばれるようになる
- 1910年 フランス領赤道アフリカ(1910年 - 1959年)の一部となる
- 1946年 フランス議会に議席を獲得
- 1958年 フランス共同体内の自治共和国になる
独立
- 1960年 コンゴ共和国として正式独立
- 1963年8月13日 - 首都ブラザヴィルで人民が蜂起。「8月革命」が起こり、わずか3日間で大統領フルベール・ユールー政権を打倒した。これは「栄光の3日間」としてコンゴの歴史に刻まれている。
- 1963年8月16日、マサンバ=デバ政権(1963年 - 1968年)が誕生し、外国系企業の国有化、フランス軍基地の撤去、「経済開発計画」(1964~1969年)に基く工業化、古い国家機構の改革など、民族民主革命を実行する政策を追求する社会主義路線を歩んだ。[5]
- 1968年 憲法を改正
- 1969年12月 - 国名を「コンゴ人民共和国」と改め、マルクス=レーニン主義に基づく国造りを進める。
- 1977年3月 - ングアビ暗殺事件。首謀者とみなされたマサンバ=デバも軍部に処刑された。
- 1977年 - ヨンビ=オパンゴ政権(1977年 - 1979年)が誕生
サスヌゲソ政権
第一次サスヌゲソ政権
体制崩壊とコンゴ共和国内戦
- 1991年 - 共産主義を放棄して国名を「コンゴ人民共和国」から独立時の「コンゴ共和国」に戻し、国旗も変更された。
- 1992年 - リスバ政権(1992年 - 1997年)が誕生
- 1993年 - テンプレート:仮リンク(1993年 - 1995年12月、1997年6月 - 1999年12月)
第二次サスヌゲソ政権
政治
テンプレート:Main コンゴ共和国の政党(コンゴきょうわこくのせいとう)には、次のものがある。
- コンゴ労働党 (Parti Congolais du Travail、Congolese Labour Party)
- 社会民主主義パン・アフリカン連合 (Union Panafricaine pour la Démocratie Sociale、Pan-African Union for Social-Democracy)
- コンゴ民主統合発展運動 (Mouvement congolais pour la démocratie et le développement intégral、Congolese Movement for Democracy and Integral Development)
- 民主救済会議 (Convention pour la Démocratie et le Salut、Convention for Democracy and Salvation)
- 統一民主勢力 (Forces Démocratiques Unies、United Democratic Forces)
- 民主共和連合 (Union pour la Démocratie et la République-Mwinda、Union for Democracy and Republic)
- 民主改革連合 (Union pour la Renouveau Démocratique、Union for Democratic Renewal)
- 民主開発連合 (民主発展連合、Rassemblement pour la démocratie et le développement、Rally for Democracy and Development)
地方行政区分
コンゴ共和国は、首都のブラザヴィル (Brazzaville) と10の地方(フランス語:région)に分かれている。括弧内の地名は当該地方の中心都市である。
- ブエンザ地方 Bouenza (マディング、Madingou)
- キュヴェト地方 Cuvette (オワンド、Owando)
- 西キュヴェト地方 Cuvette-Ouest (エウォ、Ewo)
- クイルー地方 Kouilou (ポワントノワール, Pointe-Noire)
- レクム地方 Lékoumou (シビティ、Sibiti)
- リクアラ地方 Likouala (アンフォンド, Impfondo)
- ニアリ地方 Niari (ルボモ, Loubomo)
- プラトー地方 Plateaux (ジャンバラ, Djambala)
- プール地方 Pool (キンカラ, Kinkala)
- サンガ地方 Sangha (ウェッソ, Ouésso)
主要都市
テンプレート:Main 主要な都市はブラザヴィル(首都)、ポワントノワールがある。
地理
国土の約半分は熱帯雨林の生い茂るコンゴ盆地であり、南西部にクイルー川流域平野、中南部およびガボンとの国境地帯は山地と高原サバナになっている。気候は全般的に高温多湿で、首都ブラザヴィルの年平均気温は25℃、年降水量は1,367mmである。
経済
鉱業
天然ガス、カリ鉱石、鉛、亜鉛などの資源も存在するが、開発はあまり進んでおらず、GDPの5割以上、輸出額のほとんどを石油、木材に頼っている状況である。石油の生産は、ギニア湾に面したクイルー地方に集中しており、他の地域との経済格差も大きい。
また1990年代後半は出所不詳のダイヤモンド原石の輸出もみられるようになり、紛争ダイヤモンドの横流し輸出が行われているのではないかとの指摘もなされるようになった。2004年に、紛争ダイヤモンドの流通防止を行うワールド・ダイヤモンド・カウンシルは、現地視察の結果を踏まえ、コンゴ共和国からのダイヤモンドの輸入を控えるよう呼びかけている。
農業
自給自足的で、国民の基礎食糧となるキャッサバの生産が盛んに行われている。商品作物はサトウキビ、ナンキンマメ、タバコ、アブラヤシ、コーヒー、カカオなどがある。
国民
民族
コンゴ共和国の住民の内、コンゴ人が48%、テンプレート:仮リンクが20%、テンプレート:仮リンクが12%、テンプレート:仮リンクが17%となり、ヨーロッパ人やその他(ピグミーは2%[6])が3%となる[7]。
言語
公用語はフランス語であり、コンゴ語やリンガラ語、ムヌクツバ語などが話され、その他にも地方諸語が存在する[7]。
宗教
国民の宗教動態は、カトリック教会を中心としたキリスト教が50%、アニミズムが48%、イスラム教が2%である[7]。
教育
2003年の推計によれば、15歳以上の国民の識字率は83.8%(男性:89.6%、女性:78.4%)である[7]。2005年にはGDPの1.9%が教育に支出された[7]。
主な高等教育機関としてマリアン・ングアビ大学(1971)の名が挙げられる。
保健
コンゴ共和国における2007年のHIV感染者は推計で79,000人であり[7]、感染率は3.5%である[7]。2010年のコンゴ共和国人の平均寿命は54.54歳(男性:53.27歳、女性:55.84歳)である[7]。
文化
文学
ソニー・ラブ=タンシの『一つ半の生命』(1979)は、発表以降のアフリカ文学全体に多大な影響を及ぼした[8]。
音楽
祝祭日
祝祭日 日付 日本語表記 現地語表記 備考 1月1日 元日 Jour de l'an イースターの日曜日の次の月曜日 イースターの月曜日 Lundi de Pâques 5月1日 メーデー Fête du Travail イースターから40日後の木曜日 キリストの昇天 Ascension 復活したイエズスの昇天 イースターの後の第7日曜日 ペンテコステ Pentecôte (et Lundi de Pentecôte) 聖霊が使徒の間に降臨 6月10日 国民最高会議記念日 Fête de la commémoration de la conférence nationale souveraine 8月15日 国民記念日と聖母の被昇天 Fête Nationale & Assomption 11月1日 諸聖人の日 Toussaint 12月25日 クリスマス Noël イエズス・クリストゥスの生誕 著名な出身者
- ジャン・セルジュ・エッスー - 音楽家
- ソニー・ラブ=タンシ - 作家
- エマニュエル・ドンガラ - 作家
脚注
参考文献
- 元木淳子「1980年代のコンゴの状況と文学──ソニー・ラブ・タンシを中心に」『フランス語フランス文学研究』67号、pp.82-93、日本フランス語フランス文学会 、1995年10月。
関連項目
外部リンク
- 政府
- 日本政府
- 研究
テンプレート:国連安全保障理事会理事国 テンプレート:Navbox
テンプレート:CG-stub- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 IMF Data and Statistics 2009年4月27日閲覧([1])
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 岡倉田登志『アフリカの歴史-侵略と抵抗の軌跡』明石書店 2001年
- ↑ Les pygmées du Congo en "danger d'extinction" テンプレート:Fr icon
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 CIA World Factbook "Congo, Republic of the" 2010年11月8日閲覧。
- ↑ 元木淳子「1980年代のコンゴの状況と文学──ソニー・ラブ・タンシを中心に」『フランス語フランス文学研究』67号、日本フランス語フランス文学会 、1995年10月。p.82。
- 国の標語:Unite, Travail, Progres