香川照之
テンプレート:Mboxテンプレート:ActorActress テンプレート:歌舞伎役者 香川 照之(かがわ てるゆき、本名同じ、1965年12月7日 - )は、日本の俳優及び歌舞伎役者。
名跡「市川中車」の当代、九代目 市川中車(くだいめ いちかわ ちゅうしゃ)を名乗る。屋号は澤瀉屋。定紋は大割牡丹、替紋は片羽車。
コムスシフトを経て、ロータス・ルーツ所属。
目次
来歴
生い立ち
東京都出身。父は歌舞伎役者の二代目市川猿翁、母は元宝塚歌劇団雪組主演娘役で女優の浜木綿子。父方の祖父は三代目市川段四郎、祖母は女優の高杉早苗、叔父は四代目市川段四郎、叔母は市川靖子。母方の叔母は元タカラジェンヌで宝塚歌劇団47期生の浜由理子。
1965年、母親である浜木綿子がNHK大河ドラマ『太閤記』に念仏踊り姉妹の姉役で出演中に照之を身籠り番組を途中で降板、その年の12月に誕生する。
1968年に両親が離婚、母に引き取られ女手一つで育てられた。小学校より暁星学園に入学し中高一貫を経て、1988年、東京大学文学部社会心理学科を卒業。
俳優として
1989年、NHK大河ドラマ『春日局』での小早川秀秋役で俳優デビューする。また、この時期の代表作にオリジナルビデオ作品『静かなるドン』シリーズがある。その後は橋田壽賀子脚本作品などのテレビドラマが活動の中心であったが、『犬、走る DOG RACE』、『独立少年合唱団』、2002年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した中国映画『鬼が来た!』等の映画作品への出演で、徐々に知名度が高まった。さらに、NHK大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』で演じた豊臣秀吉役で、一般的にもその存在が広く知られるようになった。
2004年、中国映画『故郷(ふるさと)の香り』での準主演で、東京国際映画祭男優賞を受賞し、同じく主演女優賞に輝いた寺島しのぶと話題の中心となる。テレビドラマでは、連続テレビ小説上半期の『天花』に出演した。私生活では、1月16日に長男・政明が誕生した。
2006年、スタジオジブリのアニメーション映画『ゲド戦記』で声優に初挑戦した。
2010年3月、『劒岳 点の記』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した[1]。
カンヌ国際映画祭へ3度(出演作品は2度の受賞)、ベルリン国際映画祭にも招聘(出演作品受賞)されている。愛称はドカベン。
歌舞伎界進出
2011年9月27日、香川が九代目市川中車を襲名して歌舞伎俳優に進出し、2012年6月に催される「六月大歌舞伎」に出演することが発表された[2][3]。八代目まで屋号は立花屋だったが、香川が襲名する九代目からは特別に猿之助の屋号と同じ澤瀉屋を名乗る[2]。また、同時に、実父の三代目市川猿之助が二代目市川猿翁、従弟の二代目市川亀治郎が四代目市川猿之助をそれぞれ襲名し、長男・政明が五代目市川團子(だんこ)として歌舞伎界にデビューすることも発表された。なお、特例により「香川照之」の名で引き続き芸能活動することを許され、俳優業では「香川照之」、歌舞伎では「市川中車」の2つの名前を使い分けることとされた[2][4]。
きっかけとなったのは、父・三代目猿之助との和解と、何よりも政明の誕生だった。歌舞伎の家に生まれた事で「猿之助の名前は140年続く。政明という長男がいて、この船に乗らない訳には行かない」との思いを強くした、と語っている[5]。
2012年3月、襲名公演の演目と配役を発表された。新橋演舞場六月大歌舞伎では、『小栗栖の長兵衛』の長兵衛、『スーパー歌舞伎三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル』の帝。新橋演舞場七月大歌舞伎では、『スーパー歌舞伎三代猿之助 四十八撰の内 ヤマトタケル』の帝、『将軍江戸を去る』の山岡鉄太郎である。
人物
俳優業
元々俳優になるつもりはなく、TBSの緑山スタジオで数か月、ADのアルバイトをしていた。連日、怒られ通しだったが、後輩として入ってきた新米ADには「でかい顔をして」かなり横柄に弁当の配り方などを教えていたという。その人物が後の映画監督の行定勲で、その後、監督と俳優として起用された際に、きっちりと復讐されたと語っている[6][7]。 その後は、親が俳優だったことや他にやりたいこともなかったため、親の七光りを利用しない手はないとの消去法でこの道を選んだと言う。またデビュー当時を振り返って、両親のネームバリューと、「東大出身」という経歴ばかりがクローズアップされていた事に対して、不遜な態度をとり、批判の的となることも少なくなかった。20代の頃はなんとなく俳優を続けていたが、『静かなるドン』の撮影時、監督の鹿島勤から100回NGを出され、それ以来、真剣に演技に向き合うようになった、と語っている[8][9]。
2009年、南京事件を題材にした『ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜』(原題:John Rabe)に昭和天皇の叔父・朝香宮鳩彦王役で出演[10]。皇族としての役柄を演じる経緯や国際的な政治問題に言及するコメントが、事件の評価や発生そのものに異議を唱える国内右派を中心に物議を醸したが[11]、他方ではこの姿勢を評価されて同年4月28日、中国北京において同映画製作を記念する「ラーベ平和賞」の第1回受賞者にも選ばれた。[12]。
NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』の出演に臨み、結核と脊椎カリエスに冒された正岡子規役を演じるため、食事制限やランニングなどで5か月間で15kg以上減量した[13]。
2013年に大ヒットしたドラマ『半沢直樹』にて主人公のライバル大和田常務役を演じ高い評価を受ける。最終回の土下座シーンを安田大サーカスの団長安田がモノマネ芸として披露したのを見て留守番電話で「バンバンやってください」と自ら公認する。その後も団長安田に対しては「土下座のタメが浅い。もっと粘れ!」と熱演指導も行っている。
また、雑誌『キネマ旬報』にはコラム「日本魅録」を連載しており、撮影現場での共演者の素顔やエピソード、俳優論や様々な作品についての考察などを取り上げている。このコラムは2006年のキネマ旬報読者賞を受賞した。
ボクシング愛好家
熱狂的なボクシングファンである。きっかけは、少年時代に具志堅用高の試合を見たことだった。国内はもちろん海外の試合のビデオや専門誌をも通信販売で購入して研究するほどのマニアである。現役チャンピオンの防衛戦や世界タイトル戦などより新人のデビュー戦、国内戦を好んで観戦し、次世代の新たな才能を見出す事に強い関心を寄せている。WOWOWのボクシング番組『エキサイトマッチスペシャル』にゲスト解説者として出演した際(下述)にはその豊富な知識に、解説のジョー小泉や浜田剛史ですら、番組内で舌を巻き関心するほどだった。ボクシングライターとして活躍する原功氏は「WOWOWの世界戦中継の収録スタジオで香川君と一緒だったことがありますが、番組全体のバランスを見渡しながら、自分に求められている役割を見事に果たしていましたよ」と評価した。[14] 無名時代から『ボクシング・マガジン』(ベースボール・マガジン社)で「香川照之の熱病的思考法」を連載していた。1回目では、「ガードを固め、テクニックがないのにがむしゃらに前進するファイターが賞賛される日本のボクシングは遅れている」と、当時の日本のプロ・ボクシング界の技術レベルを厳しく批評している。好きなボクサーはウイルフレド・ゴメス。プエルトリカン・ボクサーが好みである香川は、1990年代、ウェルター級、スーパーウェルター級、ミドル級の3階級を制覇したフェリックス・トリニダードの活躍を大いに喜び、1ページを割いて絶賛したこともあった。玄人受けする人気のコラムで長期連載となったが、最後はネタ探しに苦しみ、それも限界のため、連載終了を決めた、と最終回で述べている。
2011年公開の実写映画『あしたのジョー』に丹下段平役で出演が決まった際に「私生活でボクシングを30年間見守り続けてきたのは、この役のため」と語った。主演の山下智久にはボクシングの初歩から手ほどきし、他の共演者にもアドバイスしている。2011年2月には公開に合わせ、ボクシングへの思いを綴った著書『慢性拳闘症』(講談社)を出版した。
また元プロボクサーの西岡利晃とも親交が深く、2011年10月1日(日本時間10月2日)にラスベガスで行われた、西岡とラファエル・マルケスとのWBCスーパーバンタム級タイトルマッチの中継放送([『エキサイトマッチスペシャル』、WOWOW)では試合解説を務め、西岡が7度目のタイトル防衛を決めた際には涙を流して「30数年ボクシングを観てきました。日本人ボクサーで、いつか誰かが今日みたいな日を勝利で飾ってくれる時代がきてほしいって、ずっと…」とコメントを述べている。西岡が引退後に解説を勤めるフジテレビ「ダイヤモンドグローブスペシャル」にもゲスト解説として出演している。
香川自身は仕事の関連等で多少ジムワークの経験がある程度で、ボクシング自体はほぼ未経験である。「ボクシングが好きだからこそ、一線を引きたい」と語っている。
『刑事コロンボ』ファン
学生時代に『刑事コロンボ』のノベライズ版を全て読破するほどのコロンボファンである[15]。香川は『刑事コロンボ』の最後のエピソード[16]である「殺意のナイトクラブ」[17]の犯人役俳優、マシュー・リスの吹き替えを手がけている。香川が吹き替えを手がけたエピソードは、もともと佐久田脩がリスを吹き替えた作品であるが[18]、2011年にブルーレイBOXが発売された際、新シリーズ23作品と旧シリーズ3作品[19]でコロンボの吹き替えを担当した石田太郎による新しい吹き替え版が収録され、ここで香川がリスの吹き替えを担当することとなった。
家族・親族
1歳の時に父が家を捨て、3歳の時に両親が離婚以来、父・二代目猿翁(2012年6月までは、三代目 猿之助)との関わりは完全に絶たれたが、大学卒業後に俳優デビューしたのを機に、25歳の冬、思い立って初めて公演先の父に会いに行く。しかし猿之助は「大事な公演の前にいきなり訪ねてくるなんて役者としての配慮が足りません」と香川を叱責、「すなわち、私は家庭と訣別した瞬間から蘇生したのです。だから今の僕とあなたとは何の関わりもない。あなたは息子ではありません。したがって僕はあなたの父でもない。」「あなたとは今後、二度と会う事はありません。」と冷たく言い放たれたという[20][21]。以来、長らく確執が続いていたが、それでもその間、香川は父の舞台を何度も観に行っている。近年、特に長男誕生を機に猿之助の2度目の妻・藤間紫の取り計らいにより父子関係が修復、藤間紫の葬儀(2009年)には香川も親族として参列した。2011年9月の合同襲名会見時には、父と共に8年ぶりに公の場で姿を現し、同年春より長年無縁だった父とともに3世代で同居していることを明かした[2][22]。その後、程なくして同居は解消。二代目猿翁はパートナーの女性や弟子らとともに、香川宅近くのマンションに居を移している[23]。稽古は香川が猿翁宅を訪れ、つけてもらっている[24]。
私生活では「元・ミスさっぽろ」という経歴が話題だったタンゴ歌手・冴木杏奈と長く交際していた。一時は婚約関係にあり、冴木は所属事務所を退社したため「結婚秒読みか?」と報じられたが、結局離別。程なく1995年12月に元・日本航空国際線CAの智子夫人と入籍したことから、しばし香川の「二股交際」報道がメディアを賑わし、女性週刊誌上などでバッシングを受けている。[25][26]。夫妻の間には2004年に誕生した長男・政明(五代目市川團子)がおり、2012年6月の「六月大歌舞伎」で父子揃って歌舞伎界にデビューした。
従弟である二代目市川亀治郎(2012年6月からは、四代目市川猿之助)の存在は知っていたが、幼少期に両親が離婚しているという事情から、父方の親戚である亀治郎とは長らく疎遠であり、亀治郎がNHK大河ドラマ『風林火山』の収録を迎える前の2006年、祖母・高杉早苗の墓参りのため、上野の寛永寺に行った折、初めて出会っている[27][28]。この邂逅をきっかけに、それ以降、香川は同作でテレビドラマ初出演となる亀治郎の挨拶回りに付き添う[27]など映像の俳優の先輩としてのサポート、また、香川の歌舞伎進出に際しては亀治郎が細やかにアドバイスするなど、私生活においても親密な関係となる[28]。亀治郎が『クイズ$ミリオネア』に出演した際(2008年3月27日放送)には、父子で応援に駆けつけている。大河ドラマ『龍馬伝』最終回では1シーンのみではあるがドラマ初共演を果たした。
- 高祖父:二代目市川段四郎
- 曾祖父:初代市川猿翁
- 曽祖叔父:八代目市川中車
- 祖父:三代目市川段四郎
- 祖母:高杉早苗
- 父:二代目市川猿翁
- 母:浜木綿子
- 叔母:市川靖子
- 長男:五代目市川團子
- 叔父:四代目市川段四郎
- 従弟:四代目市川猿之助
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受賞歴
2000年度
- 第22回ヨコハマ映画祭 助演男優賞(『スリ』『独立少年合唱団』)
- 第15回高崎映画祭 最優秀助演男優賞(『独立少年合唱団』)
- 第74回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞(『スリ』『独立少年合唱団』)
- 第43回ブルーリボン賞 助演男優賞(『スリ』『独立少年合唱団』)
- 第55回毎日映画コンクール 男優助演賞(『スリ』『独立少年合唱団』)
- 第55回日本放送映画藝術大賞 映画部門 最優秀助演男優賞(『独立少年合唱団』)
2002年度
- 第15回日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞(『OUT』『KT』『歩く、人』他)
- 第77回キネマ旬報ベストテン 助演男優賞(『刑務所の中』『KT』他)
- 第57回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『刑務所の中』)
- 第57回日本放送映画藝術大賞 放送部門 最優秀助演男優賞(『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』)
2003年度
2004年度
- 第28回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『赤い月』)
- 第59回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『赤い月』)
2005年度
- 第29回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『北の零年』)
- 第61回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『北の零年』)
2006年度
- 第31回報知映画賞 助演男優賞(『ゆれる』『明日の記憶』)
- 第28回ヨコハマ映画祭 主演男優賞(『ゆれる』)
- 第21回高崎映画祭 最優秀主演男優賞(『ゆれる』)
- 第80回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞(『ゆれる』『明日の記憶』)
- 第49回ブルーリボン賞 優秀助演男優賞(『出口のない海』『ゆれる』『明日の記憶』)
- 第30回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『ゆれる』)
- 第16回東京スポーツ映画大賞 助演男優賞(『ゆれる』)
- 第11回日本インターネット映画大賞 助演男優賞(『ゆれる』『花よりもなほ』『雪に願うこと』『嫌われ松子の一生』他)
- 第61回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『ゆれる』)
2007年度
- 第31回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『キサラギ』)
- 第12回日本インターネット映画大賞 助演男優賞(『キサラギ』『憑神』『HERO』『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』)
- 第62回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『キサラギ』)
- 第34回放送文化基金賞 出演者賞(『鬼太郎が見た玉砕 〜水木しげるの戦争〜』)
2008年度
- 第63回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『トウキョウソナタ』)
2009年度
- 第33回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞(『劒岳 点の記』)
- 第14回日本インターネット映画大賞 助演男優賞(『カイジ 人生逆転ゲーム』他)
- 第64回日本放送映画藝術大賞 映画部門 最優秀助演男優賞(『劒岳 点の記』)
2010年度
- 第18回橋田賞
- 第20回日本映画批評家大賞 助演男優賞(『あしたのジョー』)
- 第67回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞(『龍馬伝』)
- 第65回日本放送映画藝術大賞 放送部門 最優秀助演男優賞(『龍馬伝』『坂の上の雲 第二部』)
- 第3回東京ドラマアウォード 助演男優賞(『龍馬伝』)
2011年度
- 第32回松尾芸能賞 優秀賞
2012年度
- 第36回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『鍵泥棒のメソッド』)
2013年度
出演作品
映画
- 病院なんか怖くない。 ボクが病気になった理由2 (1994年) 砂山岩男 役
- RAMPO 奥山監督版(1994年) - 横溝正史 役
- RAMPO 黛監督版(1994年) - 横溝正史 役
- 双頭の悪魔(1995年) - 江神二郎 役
- ブラック・ジャック(1996年、OV) - 辰巳久秀 役
- 蛇の道(1998年) - 宮下辰雄 役
- 犬、走る DOG RACE(1998年) - 佐久間 役
- 静かなるドン THE MOVIE(2000年) - 近藤静也 役
- 独立少年合唱団(2000年) - 清野省三 役
- スリ(2000年) - 鴨井 役
- 竜二Forever(2002年) - 田中豊 役
- 鬼が来た!(原題:鬼子來了! guizi laile!、2002年) - 花屋小三郎 役
- KT(2002年) - 佐竹春男 役
- OUT(2002年) - 十文字彬 役
- tokyo.sora(2002年) - 美大生を面接するファミレスの店長 役
- 刑務所の中(2002年) - 伊笠 役
- 美しい夏キリシマ(2003年) - 豊島一等兵 役
- 故郷の香り(原題:暖 nuan、2003年) - ヤーバ 役
- 嗤う伊右衛門(2004年) - 御行の又市 役
- 赤い月(2004年) - 森田勇太郎 役
- ホテル ビーナス(2004年) - ドクター 役
- クイール(2004年) - 仁井勇 役
- 天国の本屋〜恋火(2004年) - 瀧本 役
- 北の零年(2005年) - 持田倉蔵 役
- フリック(2005年) - 主演・村田一夫 役
- 鉄人28号(2005年) - 宅見零児 役
- オボエテイル 第3話「緋い記憶」(2005年、2011年1月公開) - 山野良彦 役
- 明日の記憶(2006年) - 河村篤志 役
- 雪に願うこと(2006年) - 小笠原 役
- 嫌われ松子の一生(2006年) - 川尻紀夫 役
- 花よりもなほ(2006年) - 平野次郎左衛門 役
- ゆれる(2006年) - 早川稔 役
- 出口のない海(2006年) - 鹿島艦長 役
- コワイ女 鋼 はがね(2006年) - 高橋鉄 役
- 気仙沼伝説(2006年)
- 14歳(2007年)- 小林真 役
- キサラギ(2007年) - イチゴ娘 役
- 憑神(2007年) - 甚平 役
- HERO(2007年) - 黛雄作 役
- スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ(2007年) - 保安官 役
- ザ・マジックアワー(2008年) - 江洞潤 役
- 闘茶〜Tea Fight〜(2008年) - 八木圭 役
- TOKYO!『シェイキング東京』(2008年) - 主演・男 役
- 20世紀少年 - ヨシツネ(皆本剛) 役
- 20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり(2008年)
- 20世紀少年 <第2章> 最後の希望(2009年)
- 20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗(2009年)
- ヤーチャイカ(2008年) - 主演・正午 役
- トウキョウソナタ(2008年) - 主演・佐々木竜平 役
- ディア・ドクター(2009年) - 斎門正芳 役
- ジョン・ラーベ 〜南京のシンドラー〜(2009年・中国・ドイツ・フランス合作) - 朝香宮鳩彦王 役
- 劒岳 点の記(2009年)- 宇治長次郎 役
- カイジ 人生逆転ゲーム(2009年) - 利根川幸雄 役
- 沈まぬ太陽(2009年) - 八木和夫 役
- SOUL RED 松田優作(2009年) - 『華麗なる追跡 THE CHASER』共演時のエピソードなどをコメント
- スノープリンス 禁じられた恋のメロディ(2009年) - 有馬政光 役
- ゴールデンスランバー(2010年) - 佐々木一太郎 役
- 春との旅(2010年) - 津田真一 役
- SP THE MOTION PICTURE 野望編(2010年) - 与党幹事長 伊達國雄 役
- あしたのジョー(2011年) - 丹下段平 役
- SP THE MOTION PICTURE 革命編(2011年) - 与党幹事長 伊達國雄 役
- アンフェア the answer(2011年) - 佐藤和夫 役
- ラビット・ホラー3D(2011年) - 今里公平 役
- カイジ2 人生奪回ゲーム(2011年) - 利根川幸雄 役
- 聯合艦隊司令長官 山本五十六(2011年) - 宗像景清 役
- るろうに剣心(2012年) - 武田観柳 役
- 映画 ひみつのアッコちゃん(2012年)- 鏡の精 役
- 夢売るふたり(2012年) - 外ノ池俊作/明浩 役
- 鍵泥棒のメソッド(2012年) - コンドウ / 山崎信一郎 役
- 任侠ヘルパー(2012年) - 八代照生 役
- ヤマトタケル(2013年) - 帝 役
歌舞伎
- 小栗栖の長兵衛 (2012年6月新橋演舞場、2013年1月松竹座、2013年3月御園座、2013年6月博多座) - 百姓長兵衛 役
- ヤマトタケル (2012年6~7月新橋演舞場、2013年6月博多座) - 帝 役
- 将軍江戸を去る (2012年7月新橋演舞場) - 山岡鉄太郎 役
- 楼門五三桐 (2013年1月松竹座、3月御園座、6月博多座) - 石川五右衛門 役
- ぢいさんばあさん (2013年3月御園座、12月南座) - 美濃部伊織 役
- 元禄忠臣蔵 (2013年12月南座) - 富森助右衛門 役
- 夏祭浪花鑑
- 修善寺物語
- 天守物語
テレビドラマ
- 火曜サスペンス劇場(日本テレビ)
- 「雨月荘殺人事件」(1988年10月、東映)
- 新春時代劇ミステリー「大奥殺人事件」(1989年1月3日、東映) - 杉本新五郎 役
- 「火刑都市」(1989年4月)- 小谷刑事 役
- 大河ドラマ(NHK)
- 坂本龍馬(1989年、TBS) - 近藤長次郎 役
- 鬼平犯科帳(1989年、フジテレビ) - 小柳安五郎 役
- 勝手にしやがれヘイ!ブラザー 第9話(1989年、日本テレビ) - マコト 役
- 華麗なる追跡 THE CHASER(1989年、日本テレビ)
- 野望の国 嵐の章(1989年、日本テレビ)
- お父さん(1990年、日本テレビ)
- 渡る世間は鬼ばかり(1990年 - 1991年、TBS) - 遠山昌之(岡倉長子の夫) 役
- 土曜ワイド劇場(テレビ朝日)
- 「久我京介シリーズ・キャンパス迷路殺人事件」(1991年) - 黒岩信吾 役
- 「出しゃばり看板娘の推理」(1991年) - 浜田哲 役
- はぐれ刑事純情派第4シリーズ第5話(1991年、テレビ朝日系列)
- 世にも奇妙な物語(フジテレビ)
- 「ともだち」(1991年)
- 春の特別篇「マンホール」(2002年)
- 20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜「燔祭」(2010年10月4日)
- 源氏物語 上の巻・下の巻(1991年、TBS) - 惟光 役
- 助教授一色麗子 法医学教室の女(1991年、日本テレビ) - 松岡中 役
- おんなは度胸(1992年、NHK「連続テレビ小説」)- 坂田啓介(料理人)役
- 遥かなる八月の詩(1992年、群馬テレビ)
- 私が愛したウルトラセブン(1993年、NHK「土曜ドラマ」) - 市川森一 役
- 雪(1994年、NHK「正月ドラマ」)- ヒロイン「ユキ(中島ひろ子)」の恋人役
- 赤ちゃんが来た(1994年、NHK「ドラマ新銀河」)
- 新宿鮫 無間人形(1995年、NHK「土曜ドラマ」) - 香川進 役
- BLACK OUT(1995年、テレビ朝日)
- 坊さんが、ゆく(1999年、NHK)
- ある日、嵐のように(2001年、NHK) - 段田 役
- マルサ!!東京国税局査察部(2003年、関西テレビ) - 財津一臣 役
- 彼女が死んじゃった。(2004年、日本テレビ) - 吉川良夫 役
- 天花(2004年、NHK「連続テレビ小説」) - 佐藤信夫 役
- 救命病棟24時 第3シリーズ(2005年、フジテレビ) - 黒木春正 役
- 対岸の彼女(2006年、WOWOW) - 楢橋文雄 役
- アンフェア(2006年、関西テレビ) - 佐藤和夫 役
- アンフェア the special 「コード・ブレーキング〜暗号解読」(2006年、関西テレビ) - 佐藤和夫 役
- 役者魂!(2006年、フジテレビ) - 柳沢光春 役
- 島根の弁護士(2007年、フジテレビ) - 秋田良市 役
- 鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜(2007年、NHK「NHKスペシャル」) - 主演・丸山二等兵、水木しげる 役
- MR.BRAIN(2009年、TBS) - 丹原朋実 役
- 坂の上の雲(2009年 - 2011年、NHK) - 正岡子規 役
- Wの悲劇(2010年1月11日、TBS)- 真崎鐘平 役
- 新参者(2010年、TBS) - 田倉慎一 役
- 外交官 黒田康作(2011年、フジテレビ) - 霜村毅 役
- 南極大陸(2011年、TBS) - 星野英太郎 役
- 贖罪(2012年、WOWOW) - 青木弘章 役
- ダブルフェイス 潜入捜査編(2012年10月15日、TBS) - 高山亮介 役
- ダブルフェイス 偽装警察編(2012年10月27日、WOWOW) - 高山亮介 役
- PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜(2012年、フジテレビ) - 能見実 役
- 再会(2012年12月8日、フジテレビ) - 佐久間直人 役
- 半沢直樹(2013年、TBS) - 大和田暁 役
- 三谷幸喜『大空港2013』(2013年12月29日、WOWOW) - 田野倉守男 役
- 宮本武蔵(2014年3月15日・16日、テレビ朝日開局55周年記念ドラマスペシャル) - 沢庵 役
- LEADERS リーダーズ (2014年3月22、23日、TBS) - 山梨良夫 役
- MOZU - 大杉良太 役
- MOZU Season1〜百舌の叫ぶ夜〜(2014年4月 - 6月、TBS)
- ドラマW MOZU Season2〜幻の翼〜(2014年6月 - 7月、WOWOW)
- ルーズヴェルト・ゲーム (2014年、TBS) - 諸田清文 役(クレジットなし)
ドキュメンタリー
- NHKスペシャル「父と子 市川猿翁・香川照之」(NHK、2013年1月6日)
- テレビ未来遺産「“いのちの輝きSP” ヒューマンサイエンス 何が奇跡を呼んだのか 生きる力…真実の記録」(TBS、2013年5月22日) - スペシャルナビゲーター
- NHKスペシャル「攻め抜いて勝つ〜日本代表“新戦法”への挑戦〜」(NHK総合、2014年6月7日) - 語り
- テレビ未来遺産「“いのちの輝きSP” ヒューマンサイエンス 出産&がん医療最前線 家族の決断…それでもあなたと生きたいから」(TBS、2014年6月25日) - スペシャルナビゲーター
オリジナルビデオ
舞台
- 桜の園(2003年、Bunkamuraシアターコクーン ほか)
- 妻をめとらば(2006年、明治座 ほか)
- フール・フォア・ラブ(2007年、PARCO劇場 ほか)
- 7Days Judgement -死神の精度- (2009年、シアタートラム)
- ぼくに炎の戦車を(2012年、赤坂ACTシアター ほか)
劇場アニメ
- ゲド戦記(2006年) - ウサギ 役
- コクリコ坂から(2011年) - 徳丸社長 役
- ONE PIECE FILM Z(2012年) - ビンズ 役
吹き替え
- アズールとアスマール(2007年) - クラプー 役
- 新刑事コロンボ・殺意のナイトクラブ - ジャスティン・プライス〈マシュー・リス〉 役※BDオリジナル版
ミュージック・ビデオ
バラエティ
- クイズなっとく歴史館(フジテレビ) - レギュラー回答者
- アスリート〜すべての挑戦者に捧ぐ(テレビ東京) - ナレーション
- エキサイトマッチ(WOWOW)
- いのちの響(TBS)
- 四国スペシャル「龍馬 時を超える」〜発信、龍馬伝〜(NHK、2010年2月5日) - 四国地方ローカル
- 密着ドキュメント! 大リーグの審判に挑む(NHK、2010年10月4日) - ナレーション
- ラストデイズ「お前は、オレになれる」松田優作×香川照之 (NHK、2010年12月22日) - 旅人
- 第61回NHK紅白歌合戦(NHK、2010年12月31日) - 福山雅治のゲスト
- アスリートの魂「ボクシング・世界チャンピオン 井岡一翔」(NHK、2011年8月23日) - ナレーション
- きらり!東北の秋 平泉 よみがえる黄金都市〜奥州のグローバルシティー 全貌に迫る〜(NHKBSプレミアム、2011年10月22日) - ナビゲーター
- 旅のチカラ「破壊せよ、“役者”という殻を 香川照之 北京」(NHKBSプレミアム、2012年4月5日)- 旅人
- にっぽん紀行「親族240人の“オリンピック”~沖縄 奥武島~」(NHK、2012年8月15日) - 案内人
- 第63回NHK紅白歌合戦(NHK、2012年12月31日) - 福山雅治のゲスト
CM
- サントリー 鍋の季節の生ビール (1995年) ※大久保博元、大浦龍宇一と共演(力士役)
- 日本テレコム J-PHONE (1999年) ※黒澤優と共演
- アサヒビール 穣三昧(みのりざんまい) (2003年)
- 花王 ヘルシア 緑茶
- 大和ハウス
- セゾン自動車火災保険 おとなの自動車保険
- 龍角散 ののどすっきり飴 (2011年~ ) ※龍角散発祥と普及に大きく関与した秋田藩代々の御典医・藤井家の3代目、藤井正亭治を演じている。
- 富士重工業 インプレッサ
著作
- 中国魅録「鬼が来た!」撮影日記 キネマ旬報社 2002年 ISBN 978-4873762418
- 日本魅録 キネマ旬報社 2006年 ISBN 978-4873762784
- 日本魅録2 キネマ旬報社 2010年 ISBN 978-4873763330
- 慢性拳闘症 講談社 2011年 ISBN 978-4062167567
- 日本魅録3 キネマ旬報社 2011年 ISBN 978-4873763491
- 市川中車 46歳の新参者 講談社 2013年 ISBN 978-4062183468
脚注
外部リンク
テンプレート:日本アカデミー賞最優秀助演男優賞 テンプレート:キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞 テンプレート:毎日映画コンクール男優助演賞
テンプレート:ブルーリボン賞助演男優賞テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 「香川、父と同じ歌舞伎の道へ 戦後初の2つの名前」、テレ朝ニュース、2011年9月27日閲覧。
- ↑ 「亀治郎、四代目猿之助を襲名へ」、読売新聞、2011年9月27日閲覧。
- ↑ 市川亀治郎さん・香川照之さん 記者会見全文掲載、NHK「かぶん」ブログ、2011年9月30日閲覧。
- ↑ スポニチアネックス「東大から俳優、そして40代で歌舞伎界へ…香川照之 異色の経歴」(2011年9月27日 8:35配信)(2013年1月16日閲覧)
- ↑ 香川照之、行定勲監督との因縁の過去を吐露!?『カイジ』初日
- ↑ セカチューの行定監督が語った秘話「AD時代のイヤな先輩は香川照之」
- ↑ ロングインタビュー 香川照之(3)『R25.jp』Vol.196 - Page3
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 南京大虐殺を描いた『ジョン・ラーベ』、日本で上映禁止「ジョン・ラーベ」、日本で上映できず南京大虐殺を描いた『ジョン・ラーベ』、日本で上映禁止
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ Nomierung des japanischen Schauspielers Teruyuki Kagawa für den John Rabe Friedenspreis ("John Rabe Award")
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ INLIFE 男の履歴書 香川照之
- ↑ ブルーレイBOXに同封されているライナーノーツの同エピソードの紹介記事で確認できる。
- ↑ コロンボを演じたピーター・フォークにとっての最後の作品
- ↑ NHKやAXNミステリーでの邦題は、「虚飾のオープニング・ナイト」。
- ↑ ここでのコロンボの吹き替えは、銀河万丈が担当。吹き替え版は当時銀河版のみが製作されていた。
- ↑ 「悪の温室」、「自縛の紐」、「策謀の結末」。
- ↑ 2010年12月22日放送 NHK『ラストデイズ』で香川本人談
- ↑ この時のことについて、父・猿翁は「生きるも死ぬも身一つで、僕はあえて一人でやってきました。だから、照之も役者の道を貫きたいと思うなら私の事を父と思うな。何ものにも耐えうる独立自尊の精神でいきなさいと。僕としてはごく当然のことを言ったつもりなのですよ。」と、突き放した真意を述懐している。NHKスペシャル「父と子 市川猿翁・香川照之」(2013年1月6日放送)
- ↑ 香川照之 歌舞伎デビュー 父とも和解、デイリースポーツ、2011年9月27日閲覧。
- ↑ 香川照之と父・市川猿之助の三世代同居 すでに破綻していた、NEWSポストセブン、2011年12月10日閲覧。
- ↑ 襲名披露公演では、出演後、楽屋を訪れた息子の手を握りながら「いい芝居だった」「(おまえなら)大丈夫」と優しく声をかける様子や、孫である團子の姿に眼を細めながら「僕より凄い役者になるよ」と語る猿翁の姿が放送されている。NHKスペシャル「父と子 市川猿翁・香川照之」(2013年1月6日放送)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 27.0 27.1 2011年8月13日放送『メレンゲの気持ち』より。
- ↑ 28.0 28.1 歌舞伎・文楽インタビュー 市川亀治郎 2011年9月28日閲覧。
- ↑ テンプレート:Cite journal