加賀市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
加賀市(かがし)は、石川県の南西に位置する市である。福井県と接している。2005年10月1日に旧来からの加賀市と山中町が新設合併して誕生した。
旧加賀国のうち、旧江沼郡だった町村が合併し誕生した市である。他の郡に所属していた町村は含んでいない。
地理
自然地理
- 山
- 河川
- 湖沼
隣接する自治体
歴史
- 1955年(昭和30年)4月 1町3村による合併で山中町が誕生。
- 1958年(昭和33年)1月1日 江沼郡の大聖寺町、山代町、片山津町、動橋町、橋立町、三木村、三谷村、南郷村、塩屋村が合併・市制施行して旧・加賀市が誕生。
- 1960年(昭和35年)7月1日 山中町より河南町、別所町、荒木町を旧・加賀市に編入。
- 1971年(昭和46年)加賀市沖不審船事件。
- 2005年(平成17年)9月25日 旧・加賀市、山中町で合併に向けて閉市・閉町式を挙行。
- 2005年(平成17年)10月1日 旧・加賀市と山中町が新設合併・市制施行して、新・加賀市が発足。
人口
行政
市長
代 | 人 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
山下作吉 | 1958年(昭和33年)1月1日 | 1958年(昭和33年)2月8日 | 市長職務執行者、旧橋立町長 | ||
1 | 1 | 新家熊吉 | 1958年(昭和33年)2月9日 | 1962年(昭和37年)2月8日 | |
2 | 2 | 矢田松太郎 | 1962年(昭和37年)2月9日 | 1966年(昭和41年)2月8日 | |
3 | 3 | 東野喜三郎 | 1966年(昭和41年)2月9日 | 1970年(昭和45年)2月8日 | |
4 | 4 | 山下仁三郎 | 1970年(昭和45年)2月9日 | 1972年(昭和47年)5月10日 | 在職中死去 |
5 | 5 | 中野巳之吉 | 1972年(昭和47年)6月25日 | 1976年(昭和51年)6月13日 | |
6 | 6 | 山下力 | 1976年(昭和51年)6月14日 | 1980年(昭和55年)6月13日 | |
7 | 1980年(昭和55年)6月14日 | 1984年(昭和59年)6月13日 | |||
8 | 1984年(昭和59年)6月14日 | 1986年(昭和61年)12月31日 | |||
9 | 7 | 矢田松太郎 | 1987年(昭和62年)2月8日 | 1991年(平成3年)2月7日 | 2代目の子 |
10 | 1991年(平成3年)2月8日 | 1995年(平成7年)2月7日 | |||
11 | 1995年(平成7年)2月8日 | 1999年(平成11年)2月7日 | |||
12 | 8 | 大幸甚 | 1999年(平成11年)2月8日 | 2003年(平成15年)2月7日 | |
13 | 2003年(平成15年)2月8日 | 2005年(平成17年)9月30日 |
代 | 人 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
田中實 | 2005年(平成17年)10月1日 | 2005年(平成17年)10月29日 | 市長職務執行者、旧山中町長 | ||
1 | 1 | 大幸甚 | 2005年(平成17年)10月30日 | 2009年(平成21年)10月29日 | |
2 | 2 | 寺前秀一 | 2009年(平成21年)10月30日 | 2013年(平成25年)10月29日 | |
3 | 3 | 宮元陸 | 2013年(平成25年)10月30日 | 現職 |
- 市長 - 宮元 陸(みやもと・りく)
庁舎
加賀市では本庁方式をとっている。
- 加賀市役所 本庁舎
- 〒922-8622
- 石川県加賀市大聖寺南町ニ41番地
- 加賀市役所 山中温泉支所
- 〒922-0192
- 石川県加賀市山中温泉湯の出町タ33番地
経済
産業
機械製造業が発達している。山代温泉、山中温泉、片山津温泉といった温泉地にも恵まれており、観光業も盛んである。
主な事業所
- 大同工業 - (東証1部上場、自動車・オートバイのローラーチェーン及びリムの製造など)
- ソディックプラステック - (JASDAQ上場、小型精密プラスチック射出成形機の製造など)
- 新家工業山中工場 - (新家工業の創業地。鋼管や自転車リムの製造など)
- 江沼チヱン製作所 - (オートバイ用チェーンの製造など)
- ケー・シー - (アミューズメント事業)
- 月星製作所 - (自動車、オートバイ用部品の製造など)
- 帝人加工糸加賀工場
- ナイテック・プレシジョン - (日本写真印刷のグループ企業、携帯電話用タッチパネルの製造等)
- 福井鋲螺加賀工場
- 村田機械加賀工場
伝統工芸
姉妹都市・提携都市
地域
警察
消防
- 加賀市消防本部
- 加賀市消防署
- 大聖寺分署
- 山代分署
- 片山津分署
- 山中分署
医療
- 加賀市民病院
- 山中温泉医療センター
学校教育
高等学校
中学校
小学校
- 加賀市立 (22校)
特別支援学校
その他
- 加賀自動車学校
文教施設
図書館
いずれも加賀市立。
- 中央図書館
- 山中図書館
博物館・美術館等
ホール・その他の文化施設
交通
鉄道
市の中心にある駅は大聖寺駅であるが、ほとんどの特急列車は加賀温泉駅に停車する。
かつては大聖寺駅から北陸鉄道山中線が、動橋駅から同山代線及び同片山津線が分岐していたが(これらを加南線と総称する)、全て廃止された。
加賀温泉駅には北陸新幹線の駅が設置される予定である。
道路
- 高速道路
- 一般国道
バス
- 一般路線バス
- 観光周遊バス
- 高速バス
- 北陸自動車道尼御前SA内の尼御前バス停より乗降可能の路線
- 名古屋:北陸道特急バス
(北陸鉄道・名鉄バス・西日本ジェイアールバス・ジェイアール東海バス) - 京都・大阪:
- 横浜・湘南:金沢 - 横浜湘南線
(北陸鉄道・江ノ電バス)
- 名古屋:北陸道特急バス
- JR加賀温泉駅前の加賀温泉駅バス停より乗降可能の路線
- 渋谷・八王子:加賀・金沢 - 渋谷・八王子線
(北陸鉄道・西東京バス)
- 渋谷・八王子:加賀・金沢 - 渋谷・八王子線
港湾
- 塩屋港(地方港湾)
- 橋立漁港(第4種漁港)
観光
祭り・イベント
- 竹割り祭り(2月10日) 「御願(ごんがん)神事」が正式名称。「竹割り祭り」は、観光用の通称。
- 菖蒲湯祭り(6月4日)
- ぐず焼き祭り(8月27日)
- こいこい祭り(9月22日・9月23日)加賀市山中温泉最大の祭り
- 十万石まつり(9月8日)
名所・旧跡
保養・休憩
温泉
加賀市を舞台とした作品
出身有名人
- 山田修路(参議院議員・元水産庁長官)
- 豊島明好(北海道日本ハムファイターズ・投手)
- 坂田英一(政治家、元農林大臣)
- 辻政信(軍人、政治家)
- 深田久弥(作家)
- 岡田弥一郎(動物学者)
- 中谷宇吉郎(科学者)
- ダンディ坂野(お笑い芸人)
- 道場六三郎(料理人)
- 高田宏 (作家)
- 戸田城聖(宗教家)
- そーたに(放送作家)
- 塚田陽(INSPi)
- 塚田誉(テレビ金沢アナウンサー)
- 河野安通志(アマチュア野球選手、日本初のプロ野球チーム創設者)
- 加賀ノ花麻衣(大相撲力士)
- シトウレイ(写真家、ファッションモデル、ファッションエディター)
- 銭谷欽治(バドミントン選手、 全日本総合バドミントン選手権大会男子単7回優勝。元三洋電機監督)
- 笹原忠義(北陸放送社長、元アナウンサー)
- 門玲子(日本近世文学研究者)
- 谷口淳朗(医師・救急救命専門医)
- 鬼角長治郎(力士)
関連項目
テンプレート:Sister テンプレート:Multimedia
外部リンク
- 加賀市(公式サイト)
- KAGA旅・まちネット - 加賀市観光交流機構