JR西日本の車両形式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月10日 (日) 23:23時点におけるMm3033 (トーク)による版 (電車: リダイレクト回避)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Pathnav

JR西日本の車両形式は、西日本旅客鉄道(JR西日本)に在籍する、あるいは在籍した鉄道車両の一覧である。

形式記号について

テンプレート:See also 2004年(平成16年)度以前に新製された車両は国鉄時代の車両形式区分を基本的に踏襲していた。2005年(平成17年)度以降に新製された車両形式区分の第1位の数字は電車では「1 - 3・8」を直流車両、「4 - 7」を交直流車両、「9」を予備、気動車では「1-2」をディーゼル機関、「3」をガスタービン機関としているが、実際には直流車両では「2・3」、交直流車両では「5・6」、気動車では「1」を使用しつつあり、そのほかの数字は使用されていない。車両形式区分の第2位の数字は「0 - 3・5・6」を普通列車用(「通勤形および近郊形」、気動車と一部の電車では「一般形」)[1]、「7・8」を優等列車用(電車では「特急形」、気動車では「急行形および特急形」)としているが、2012年時点では普通列車用は「2」、特急形は「8」を使用しつつあり、そのほかの数字は使用されていない。また、急行形気動車については導入されていない[2][3]

現在の所属車両

蒸気機関車

テンプレート:See also

電気機関車

ディーゼル機関車

電車

新幹線

東海旅客鉄道(JR東海)との共同開発車両系列のうち、一部の例外を除きJR西日本発注の営業用16両編成と事業用編成は3000番台を、8両編成は7000番台を名乗る。

  • 営業用
    • 500系
      • 8両編成(山陽新幹線用)
    • 700系
      • 16両編成(東海道・山陽新幹線用):ひかり・こだま
        • 0番台(C編成):元JR東海車
        • 3000番台(B編成)
      • 8両編成(山陽新幹線用):ひかり・こだま
    • N700系
      • 16両編成(東海道・山陽新幹線用):のぞみ・ひかり・こだま
        • 3000番台(N編成)
        • 4000番台(F編成):N700A
        • 5000番台(K編成):3000番台N編成の改造車
      • 8両編成(山陽・九州新幹線用):みずほさくらつばめ
        • 7000番台(S編成)
    • W7系北陸新幹線用・2015年から営業運転予定)
  • 事業用
    • 923形(3000番台・T5編成)

在来線

気動車

客車

貨車

  • 新幹線用

管理受託車両

導入予定車両

電車

  • 近郊形
    • 直流用
      • 227系
        2014年度より広島地区(広島シティネットワークエリア)に導入予定の直流近郊形電車2017年までのJR西日本の中期経営計画において、広島地区への新保安システム(ATS-M形)の導入と共に新製の計画が示され[5]、2014年6月19日に概要が発表された[6]。広島地区へ新型電車が投入されるのは、JR発足以降初めてである[7]
        ステンレス車体に厳島神社の大鳥居や広島県の県木であるモミジ、さらにはプロ野球・広島東洋カープをイメージしたという[8]「広島らしさを象徴する親しみを感じさせる」赤のアクセントを配色。車内は転換式クロスシートを配したセミクロスシートとなる見込みで、モケットのカラーリングも赤基調となる予定。最高速度は110km/h。
        車両にデータベースを登録する新保安システム対応設備をはじめて搭載し、運転台の計器類はすべて液晶画面表示される(グラスコックピットの採用)。先頭車前面は225系521系3次車などで導入されている衝撃吸収構造を備え、521系3次車と同様の先頭車間転落防止幌を常設するほか、車両異常挙動検知装置も備える。多機能トイレ車いすスペース、ドア開閉ランプの設置をはじめとするバリアフリー対応設備を充実させており、LED式の車内表示装置を備える。また、外部表示にはフルカラーLEDを採用し、列車種別・行先表示を一体化させた。
        3両編成64本と2両編成42本の276両が投入され、広島地区の115系などを置き換える予定。2014年度は43両が投入される計画となっている[8]
  • 通勤形
    • 直流用
      • 形式未定
        2013年12月24日にJR西日本が発表した『大阪環状線改造プロジェクト』[9]の一環として、「2017年度(平成29年度)までの新規投入を目指す」としている新型車両。
        JR西日本は「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上(安定輸送)」「情報提供の充実」「人に優しい快適な車内空間」などを重視した車両、とのキーワードを示したのみで具体的な内容については発表していないが、一部メディアは、大阪環状線の車両が国鉄から引き継いだ4ドア通勤型(103系201系)とJR移行後に新製された3ドア近郊型(221系223系225系)が混在していることから、整列乗車を促進し混雑を緩和するために、新型車両を3ドア通勤型車両として4ドア車を置き換える方向で検討を行っている、と報じている。

気動車

  • 特急形
    • 形式未定
      2014年5月21日にJR西日本が導入を発表した寝台列車(クルーズトレイン)用ハイブリッド気動車[10][11]。2017年春の運行開始予定。「上質さの中の懐かしさ」をコンセプトに、エクステリアデザインをN700系のデザインなどを担当した福田哲夫(エイアンドエフ)が、インテリアデザインを京都迎賓館の設計にも携わった浦一也(浦一也デザイン研究室)が担当する。
      駆動方式にはディーゼルエンジンにより発電された電力によるモーター駆動と、バッテリーによるパワーアシストを組み合わせたシリーズハイブリッド方式が採用される予定で、JR西日本では初めてとなるハイブリッド気動車となる見込み。
      編成の前後を展望スペース付き先頭車とし、その間に寝台車6両・食堂車1両・ラウンジカー1両をつないだ10両編成とすることを予定しており、寝台車の中には1両1室の最上級客室を備えた車両が設けられる予定。編成あたりの定員は30名程度となる見込み。列車内の食事についてはフードコラムニストの門上武司がプロデュースを手がける。
      同時期に廃止が発表されたトワイライトエクスプレスとは異なり、京阪神と山陰・山陽エリアでの運行が想定されているという。

過去の所属車両

電気機関車

ディーゼル機関車

  • 在来線用

電車

新幹線

在来線

  • 特急形
    • 直流用
      • 183系(485系からの改造車)
    • 交直両用
  • 近郊形
    • 直流用
      • 211系(クモロ211形・モロ210形)
    • 交直両用

気動車

客車

貨車

関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

  • データで見るJR西日本 p.115では気動車についても「通勤形及び近郊形」と記しているが、2014年時点で通勤形や近郊形に分類される気動車は導入していない。
  • 2009年の「つやま」を最後に気動車急行が廃止されたため、急行形気動車の今後の導入は見込めない模様である。
  • データで見るJR西日本 p.115
  • データで見るJR西日本(p.119)の分類による。JR西日本では普通列車用の電車については列車や線区の実情に合わせて通勤形、近郊形と明確に区分している。当形式登場時のJR西日本では国鉄時代の車両形式区分を基本的に踏襲していたため、車両形式区分の第2位の数字「2」の車両は通常であれば近郊形に区分されるが、当形式は小浜線や加古川線で使用している一般形気動車の置き換えと電化目的で製作された車両であるため、ローカル線用の標準タイプとして例外的に一般形へ区分されている。
  • テンプレート:PDFlink - 西日本旅客鉄道プレスリリース、p.12
  • テンプレート:Cite press release
  • テンプレート:Cite news
  • 8.0 8.1 テンプレート:Cite press release
  • テンプレート:Cite press release
  • テンプレート:Cite press release
  • テンプレート:Cite news