北越急行
テンプレート:Infobox 北越急行株式会社(ほくえつきゅうこう、Hokuetsu Express Corporation )は、新潟県でほくほく線を運営する第三セクター方式の鉄道会社。本社は新潟県南魚沼市六日町2902番地1。
歴史
- 1984年(昭和59年)8月30日 - 会社設立。
- 1995年(平成7年)3月7日 - 開業への最大の難関となった鍋立山トンネルが完成。
- 1997年(平成9年)3月22日 - ほくほく線 六日町 - 犀潟間開業。同線を経由する特急「はくたか」運転開始。
- 2004年(平成16年)10月23日 - 新潟県中越地震により被災。全線で運転見合わせ。なお、十日町市内のほくほく線十日町トンネル上に地盤沈下が集中的に発生した。
路線
車両
以下はすべて北越急行所有車
運賃・料金
下記の運賃・料金はいずれも2014年4月1日現在[1]。
大人普通旅客運賃(小児半額・10円未満切り上げ)
キロ程 | 運賃(円) | キロ程 | 運賃(円) |
---|---|---|---|
初乗り1 - 3km | 150 | 31 - 33 | 600 |
4 - 6 | 170 | 34 - 36 | 660 |
7 - 9 | 200 | 37 - 39 | 720 |
10 - 12 | 230 | 40 - 42 | 760 |
13 - 15 | 260 | 43 - 45 | 800 |
16 - 18 | 300 | 46 - 48 | 840 |
19 - 21 | 350 | 49 - 51 | 890 |
22 - 24 | 410 | 52 - 54 | 920 |
25 - 27 | 470 | 55 - 57 | 950 |
28 - 30 | 540 | 58 - 60 | 970 |
大人特急料金(小児半額・10円未満切り上げ)
- 特急列車の普通車を利用の場合は乗車券・特急券が必要。
キロ程 | 指定席(円) | 自由席(円) |
---|---|---|
1 - 50km | 310 | 210 |
51 - 60km | 510 | 410 |
大人急行料金(小児半額・10円未満切り上げ)
- ただし現在、定期急行列車の運行はない(過去に臨時急行として「シュプール野沢・苗場」と新潟県中越地震の復旧直後に急行「能登」が一時期ほくほく線を経由したのみ)。
キロ程 | 指定席(円) | 自由席(円) |
---|---|---|
1 - 50km | 200 | 100 |
51 - 60km | 310 | 210 |
大人座席指定料金(小児半額・10円未満切り上げ)
- 上の特急・急行料金の指定席欄の額はこの座席指定料金を含む。
キロ程 | 料金(円) |
---|---|
1 - 60km | 100 |
グリーン料金(小児同額)
- 特急列車のグリーン車を利用の場合は乗車券・特急券(自由席特急券と同額)・グリーン券が必要。
キロ程 | 料金(円) |
---|---|
1 - 60km | 510 |
寝台料金(小児同額)
- ただし現在、寝台車を連結した定期列車の運行はない(過去に臨時列車として583系寝台電車による臨時急行「シュプール野沢・苗場」が走行したことがある)。
キロ程 | A寝台(円) | B寝台(円) |
---|---|---|
1 - 60km | 600 | 500 |
乗車券や特急券については通過連絡の扱いがされており、「はくたか」でほくほく線を挟んで越後湯沢と直江津・北陸方面を乗車する場合、六日町および犀潟までのJR線のキロ数によって算出された運賃・料金に六日町 - 犀潟間のほくほく線運賃・料金を足した額となる。なお、上越新幹線の越後湯沢駅で新幹線列車と「はくたか」を乗り換える場合のJR分の特急料金については、新幹線の乗り継ぎ割引の対象となる。
なお、東京・大宮方面から北陸方面への往復については、上越新幹線や「はくたか」が利用できる特別企画乗車券「北陸フリー乗車券」がJR東日本から通年(利用期間の制限なし)で発売されているが、ほくほく線内を含むフリーエリア以外での途中下車はできない。
他のJRの特別企画乗車券でも、週末パスや、えちごツーデーパスなど、ほくほく線に乗車可能なものがある。
関連商品
開業から1年後、『電車でGO!』シリーズに、ほくほく線全区間および乗り入れ区間が収録された。
- 電車でGO!2高速編(1998年4月稼働開始 アーケードゲーム)
- 電車でGO!2(1999年3月18日発売 プレイステーション用ソフト)
- 電車でGO! プロフェッショナル仕様 (1999年12月9日発売 プレイステーション用ソフト)
- 電車でGO!64(1999年7月23日発売 NINTENDO64用ソフト)
この他に模型や玩具など多数の商品化が行われている。
今後の課題
2014年度に北陸新幹線が金沢駅まで開業するまでの間は北陸対東京間の重要な連絡路線になっているが、その後は利用客が激減することが予想されている。北陸本線の金沢駅 - 直江津駅間は同新幹線が金沢駅まで開業した時点で第三セクター鉄道となり、現在運行されている「はくたか」などの特急列車も大幅に削減もしくは廃止される見通しであり、ほくほく線内を運行するこれら優等列車についても同新幹線開業後の動向は未定である。
なお北越急行社長の大熊孝夫はこの2014年までに「内部留保を100億円以上にすることを目指している」旨を述べていた[2]が、2012年度決算にて内部留保100億円を超える事に成功したと発表した[3]。