中国バス
株式会社中国バス(ちゅうごくバス、英訳名Chugoku Bus)は、両備ホールディングスの子会社で、広島県東部をエリアとする両備グループの路線バス・貸切バスの会社である。
目次
概要
中国バスは福山市・尾道市・三原市を中心として広島県東部一帯の広範囲に路線を持ち、山間地の路線が多い。近年県内、県外(関西方面)への昼間高速バスを多数運行している。南北に伸びる鉄道が福塩線のみである事から、地域の生活の足として古くから幹線的な中長距離路線を運行している。
一方でローカル路線の乗客が減少したことや、高速バスの過当競争から経営環境が苦しく、乗務員に無理な運行を強いるなどの行為がたびたび露見し、当局より指導を受けるなどしてきた。経営環境は好転せず、2006年には整理回収機構の協力のもとで「企業再生スキーム」を活用した私的整理・再生手続きにより、経営権を岡山県の両備バス(現在の両備ホールディングス)に譲渡することを決めた。そして12月22日に両備バスが設立した新法人の株式会社中国バスが経営を引き継いだ。旧法人の中国バス株式会社は2007年3月8日に広島地方裁判所福山支部に破産手続きを申し立て、同12日に開始決定を受けている(負債総額は144億円)が、後述の通り2010年に破産廃止となり完全消滅している。経営状態のいい中国商事(のちのサルボ両備)については、両備グループに直接吸収される形となっている。
2012年11月1日からは、バス事業を廃業する井笠鉄道からの譲渡を受け、同社が展開していた一部路線と高速バス3路線、貸切バス事業を引き継いだ。旧井笠鉄道路線については、社内カンパニーの井笠バスカンパニーを新設して、同カンパニーの担当となる。なお、一般路線の中国バスにおける運行は、道路運送法第21条1項による緊急措置の扱いであることから2013年3月31日までの暫定措置となっており、2013年4月1日からの経営形態については年内に別途検討を行い、引き続き両備グループで引き受けとなった場合は新会社を設立して運行することを中国バスの親会社である両備ホールディングスは表明していた[1][2][3]。
2013年4月1日から、岡山県内完結路線と岡山県・広島県を越境する路線は中国バスの100%出資による子会社として設立した株式会社「井笠バスカンパニー」に承継し、福山市内完結路線については中国バス社内カンパニー「井笠バス福山カンパニー」による暫定運行を9月30日まで継続した後、10月1日から一部路線を廃止・中国バスの運行に一本化・デマンドタクシーに移行の上、越境路線と同様に井笠バスカンパニーにより運行することになった。
歴史
現在の「株式会社中国バス」は、法人登記の上では2006年12月に両備バス(現・両備ホールディングス)の100%子会社として新たに設立された会社である。が、その源流をたどれば、1931年3月に設立された新市自動車がその源である。芦品郡新市町に設立された同社は、すでに1921年に設立されていたニコニコ自動車商会を吸収合併するものの会社名は吸収されたニコニコ自動車商会とし、その後も近隣のバス会社を買収しつつ規模を拡大していった。本社の位置は1941年福神自動車との合併をきっかけに福山市に移したが、戦争のためかほどなくして府中市に移転している。
「中国バス株式会社」設立の直接のきっかけは、1961年に名称変更したニコニコバスと、1964年8月に鉄道路線を廃止してバス専業になった尾道鉄道との合併である。1970年2月に設立された同社は、福山市に本社を置き、以後備後地域を営業地域とした路線バス業者として営業を続けていく。
合併後の主要株主は近畿日本鉄道・広島日野自動車等の法人や旧尾道鉄道・ニコニコバスの経営陣等の個人だった。[4]
高速バス路線の積極的な開設は、1990年に外部から濱岡康正が社長に就任してからとなる。それまでも三原・尾道・福山 - 東京、三次 - 大阪の高速バス路線は開設していたが、ローズライナーの路線開設で中心的な役割を果たし、成功をおさめて以後広島交通とともに備後地域と広島市を結ぶ高速路線バスの開設を続け、また備後地域とそのほかの地域との高速バス路線開設も積極的に行っていった。
しかし、高速バス路線用に必要な大型バス購入資金の借入金利や減価償却費負担が膨らみ、会社全体では赤字基調となってしまった。自社不動産の時価評価への評価替や減資を行って帳簿上は黒字とした時期もあったが、ついに2006年6月より、資金繰りの行き詰まりにより整理回収機構の「企業再生スキーム」を利用した私的再生手続を始めた。
事業行き詰まりに手を差し伸べたのが両備バスを中心とした両備グループであった。すでに子会社岡山電気軌道を通じた南海電気鉄道貴志川線の引き受けで実績を作り、そのほかにも岐阜市など地方の公共交通路線の引き受けに積極的だった両備グループは、本来の営業基盤である岡山県南部に近いことなどから引き受けに回った。
そして2006年10月16日に「株式会社中国バス」が会社登記され、12月1日に「株式会社中国バス」が設立され、12月22日付で「中国バス株式会社」より一切の事業が譲渡された。同様に中国商事など関連する子会社も両備グループ傘下となっている。「株式会社中国バス」事業開始直前には、両備バス(現・両備ホールディングス)から整備スタッフが派遣され、車両の総点検が行われた。同時に車両の点検整備も両備ホールディングス基準での整備点検の基準に改められた。「中国バス株式会社」時代はメイプルハーバーの火災事故に代表されるように、整備が行きとどかず故障発生率が高かったという。
事業を譲渡した「中国バス株式会社」は、2007年3月に破産手続が開始された。2010年10月19日付で費用不足のため破産廃止となって登記簿が閉鎖され(法人格消滅。登記簿で確認)、「中国バス株式会社」は名実共に79年の歴史に幕を閉じた。なお、子会社のうちニコニコ観光・中国タクシー・三原交通等一部は両備グループ入りせず独立系に移行した。
PASPYについては、2008年、福山市内線、府中線、木ノ山線、加茂線、平成大学線、北部ゾーンバス、市内ループ線から導入を開始し、その他の路線については2009年に導入された。
各営業所(車庫)の所在地
括弧内は最寄バス停留所
- 本社・福山営業所(中国バス本社前)
- 福山営業所平成車庫(福山平成大学西口)
- 広島県福山市御幸町大字上岩成249番地1
- 福山営業所油木車庫(油木)
- 福山営業所高蓋車庫(高蓋)
- 広島県神石郡神石高原町高蓋
- 福山営業所東城出張所(東城高速バス)
- 府中営業所(目崎車庫)
- 広島県府中市目崎町168番地
- 府中営業所上下車庫(上下駅前)
- 広島県府中市上下町上下
- 府中営業所金丸車庫(金丸車庫)
- 広島県福山市新市町金丸
- 府中営業所天満車庫(天満)
- 広島県福山市芦田町上有地
- 府中営業所田総車庫(田総車庫)
- 庄原市総領町稲草
- 2012年9月末をもって路線撤退により廃止
- 庄原市総領町稲草
- 尾道営業所(三成)
- 広島県尾道市美ノ郷町三成1120-1
- 尾道営業所市車庫(市出張所)
- 広島県尾道市御調町市303番地3
- 尾道営業所三原車庫(西野町芸陽バス)
- 広島県三原市西野4-5
- 甲山営業所(甲山)
- 甲山営業所甲奴車庫(甲奴駅前)
- 三次営業所三次車庫(三次車庫高速バス)
- 広島県三次市粟屋町3446番地2
- 2012年10月、甲山営業所より分離昇格
- 広島県三次市粟屋町3446番地2
- 広島営業所(中筋バスターミナル高速バス)
- 井笠バス福山カンパニー
- 福山東営業所
- 広島県福山市多治米町六丁目12番31号(福山営業所内)
- 2013年4月、広島県福山市明神町2丁目1番20号(旧井笠鉄道福山自動車営業所)より移転
- 広島県福山市多治米町六丁目12番31号(福山営業所内)
路線
高速バス
詳細は各路線の記事並びに#外部リンクの中国バスサイトを参照。
- 現在運行中
- エトワールセト号 (三原・尾道・御調・福山 - 新宿)
- メイプルハーバー (広島・東広島・福山 - 横浜)
- ドリームスリーパー (広島・東広島・福山 - 横浜)
- みやこライナー (尾道・福山 - 京都)
- びんごライナー (府中または尾道・福山 - 大阪)
- みよしワインライナー(三次 - 新大阪)
- 神戸ライナー (甲山・尾道または府中・福山 - 神戸(三宮))
- フライングフィッシュ号 (平成大学・福山 - 松江)
- クロスウェイエクスプレス (福山・尾道 - 松江)
- しまなみライナー (福山 - 今治)
- キララエクスプレス (福山・尾道 - 松山)
- オーシャンライナー (府中・福山 - 高知)
- 広福ライナー (昼行:広島 - 福岡、夜行:福山・東広島・広島 - 福岡)
- ローズライナー (広島 - 福山)
- リードライナー (平成大学・府中・御調 - 広島)
- ピースライナー (甲奴・上下・甲山・久井 - 広島)
- フラワーライナー (因島・尾道 - 広島)
- シトラスライナー (因島 - 福山)
- エアポートリムジン (福山 - 広島空港)
- カブトガニ号 (神辺・井原・笠岡 - 大阪)※2012年11月1日より運行(井笠鉄道より移管)
- かつて運行していた高速バス
- 香川県側の予約・発券は四国高速バスが行っていた。
- 共同運行:井笠鉄道・両備ホールディングス
特急バス
- かつて運行していた特急バス
- エアポートリムジン(尾道・三原 - 広島空港線)
- 尾道 - 三次
一般路線バス
この情報は2009年4月1日現在のものである。路線詳細は現地にて要確認。なお主な路線の詳細な運行案内は#外部リンクの中国バスサイトを参照。
- (停留所名)は一部の便のみ停車。<停留所名/停留所名>はどちらかを経由。
福山市街地
公営交通のない福山市において、中国バスは主に福山駅周辺の平野部(干拓地)や住宅地、およびJFEスチール西日本製鉄所(福山地区)への路線等を担当している。市街地を走る路線は循環系統が多く、これらは経路が複雑であり、運行回数も都市の規模と照らし合わせ必ずしも多いとは言えない。なお、同じく福山市内を運行する鞆鉄道とは回数券の共通化、PASPY導入などの連携を図っている。
- 福山駅前 - 中国バス本社前・卸町・福山港・箕島・箕沖線
- 福山駅前 - 古地 - 体育館前 - 多治米町六丁目上(旧称:競馬場前) - 中国バス本社前(旧称:車庫前)
- 福山駅前 - 五本松 - 多治米町六丁目上 - 中国バス本社前
- 福山駅前 - 五本松 - 西川口 - 中国バス本社前
- 福山駅前 - 五本松 - 福山医療センター - 川口 - 中国バス本社前
- 福山駅前 - 五本松 - 福山医療センター - 川口 - 卸町
- 福山駅前 - 五本松 - 福山医療センター - 誠信幼稚園前 - 福山港 - 箕沖
- 福山港 - 箕沖間は日曜日・祝日運休。
- 福山駅前 - 五本松 - 西川口 - 箕島 - 箕沖
- 箕島 - 箕沖間は日曜日・祝日運休。
- 福山駅前 - 野上町 - 三菱前 - 緑町 - 田中橋 - 霞銀座 - 福山駅
- 三菱電機福山製作所の休日は運休。
- 福山駅前 - 霞銀座 - 田中橋 - 緑町 - 福山医療センター - 多治米町六丁目上 - 中国バス本社前
- 日曜日・祝日は運休。
- 曙循環線
- 福山駅前 → バラ公園前 → 一文字 → 松浜二丁目 → 福山駅前
- 左回りのみ運行。
- 新浜循環線
- 福山駅前 → 松浜二丁目 → 新浜 → バラ公園前 → 福山駅前
- 右回りのみ運行。
- 向陽循環線
- 福山駅前 - 市役所前 - 木之庄 - 向陽団地 - 木之庄 - 北吉津 - 福山駅前
- 上記は右回り。左回りは文末方向から順番にとまる。
- 本庄循環線
- 福山駅前 - 市役所前 - 北本庄二丁目 - 葦陽高校 - 木之庄 - 市役所前 - 福山駅前
- 上記は右回り。左回りは文末方向から順番にとまる。
- 福山駅前 - 津之郷線
- 福山駅前 - 市役所前 - 山手橋 - 坂部
- 福山駅前 - 郷分 - 中津原下線
- 福山駅前 - 市役所前 - 山手橋 - 郷分 - 中津原下
- 福山駅前 - 手城 - 引野口 - 旭ヶ丘団地・鋼管町・鋼管病院線
- 福山駅前 - 手城二丁目 - 引野口 - 引野農協 - 旭ヶ丘団地・四十分団地(循環)
- 旭ヶ丘団地線は井笠バスカンパニー(千間土手東・東福山駅口経由)も運行(2000年代初期までは中国バスも同経路だった)。
- 福山駅前 - 手城二丁目 - 引野口 - 鋼管町(旧称:鋼管正門前) - 鋼管病院
- 福山駅前 - 深津住宅 - 広尾線
- 福山駅前 - 深津住宅 - 広尾
- 福山駅前 - 深津隧道 - ローズタウン - 鋼管病院・鋼管町線
- 福山駅前 - 西深津町三丁目 - 広大附属校前 - <伊勢丘団地入口 - ローズタウン/西組> - 鋼管病院 - 鋼管町
- 幕山団地・大谷台団地線
- 福山駅前 - 新橋 - 千間土手東 - 東福山駅口 - 広大附属校前 - 高屋団地 - 幕山口 - 幕山団地(循環)
- 2013年12月から平日・土曜減便、休日運休。
- 井笠バスカンパニー運行分は、2013年9月末をもって廃止。
- 福山駅前 - 新橋 - 千間土手東 - 東福山駅口 - 高屋団地 - 幕山口 - 東陽台上 - 幕山団地 - 大谷台小学校(循環)
- 井笠バスカンパニー運行分は、2013年9月末をもって廃止(同時に伊勢丘団地入口経由も廃止)。
- 2013年12月から幕山団地を立ち寄る経路に変更し、幕山口で福山市東部ゾーンバスに接続。
- 福山市東部ゾーンバス
- 鋼管病院 - 旭ヶ丘団地上 - ローズタウン - 伊勢丘団地 - 幕山口 - 鳳団地 - 大門高校前 - 大門駅北口
- 明王台線
- 福山駅前 - 市役所前 - 明王台センター - 瀬戸調整池前
- 鞆鉄道と共同運行。
- 盈進学園線
- 福山駅前 - 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 千田 - 千田小学校前 - 盈進学園前
- 盈進中学校・盈進高等学校の休校日は運休。
- 盈進高等学校の男女共学化時に直行便の学生専用スクールバスとして設定され、その後一般路線化された際に千田・千田小学校前バス停が設けられ、現在はノンストップではない(福山都市圏交通円滑化総合計画推進委員会の『おでかけふくやマップ』で各停留所の時刻が検索可能)。
- まわローズ(市内中心部循環路線)2009年2月21日運行開始
- (赤ルート)内港バスセンター → すこやかセンター前 → 三吉町南 → 東警察署前 → 入船町 → 伏見町 → 福山駅北口 → ロッツ前 → 市役所北 → 福山駅前 → 市役所東 → 霞町 → ばら公園前 → リーデンローズ →内港バスセンター
- (青ルート)赤ルートの逆回り すこやかセンター前と内港センターとの間に新橋にも停車する
- 鞆鉄道と共同運行。青ルートは井笠バスカンパニーも運行。1乗車につきおとな(中学生以上)150円、こども(小学生)80円
福山郊外
長距離路線としては主に福山駅と県北の油木(現神石高原町)、東城(現庄原市)を結ぶもの(福東線)および福山駅から府中へ、また県道24号を通じ、木ノ山および国道486号を通じ尾道市の御調地区に達するものがある。木ノ山方面の路線は「福庄線」と称し上下および庄原まで達していたが、現在は路線が寸断されている。また、市北方の駅家(駅家団地・服部線)・芦田地区については、福山駅との直通運転を取り止め、途中停留所(中国中央病院ほか)で乗り換えるゾーンバス制度が導入された。この他、府中市周辺の山間部に路線を持つ。
- 福山 - 東城別 - 上井関 - 小畠 - 高蓋線(東廻り)
- 福山 - 東城別 - 姫谷 - 上井関 - 油木 - 東城線(東廻り)
- 福山駅前 - <奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 中国中央病院 - 平成車庫 - 四ツ角/深津住宅 - 広尾 - 道上> - 東城別 - 犬の馬場 - 上井関 - 油木車庫 - 東城駅前
- 福山 - 新市 - 高蓋 - 小畠 - 油木線(西廻り)
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 山守 - 近田東 - 新市駅前 - 金丸車庫 - 階見下 - 高蓋 - 小畠局前 - 神石三和病院 - 油木車庫
- 福山 - 新市 - 高蓋 - 田頭 - 牧 - 呉ヶ峠 - 東城線(西廻り)
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 山守 - 近田東 - 新市駅前 - 金丸車庫 - 階見下 - 高蓋 - 牧 - 呉ヶ峠 - 神竜湖 - 東城駅前
- 呉ヶ峠 - 油木線
- 呉ヶ峠 - 牧 - 上原 - 油木車庫
- 呉ヶ峠 - 八幡 - 牛ヶ原 - 神石三和病院線
- 呉ヶ峠 - 牧 - 八幡 - 牛ヶ原 - 小畠局前 - 神石三和病院
- 神石三和病院の休日は運休。
- 福山 - 中国中央病院 - 平成車庫 - 加茂線
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 中国中央病院 - 平成車庫 - 四ツ角 - 東城別 - 芦原 - 粟根
- 近田循環線
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 山守 - 近田東 - 駅家町 - 中国中央病院 - 森脇 - 横尾駅前 - 薮路住宅前 - 奈良津 - 福山駅前
- 日曜日・祝日運休。上記は右回り。左回りは文末方向から順番にとまる。
- フジグラン前 - 中国中央病院 - 駅家 - 駅家団地・服部線
- フジグラン前 - 中国中央病院 - 毘沙門寺 - 駅家団地 - 駅家 - 服部
- 日曜日・祝日運休。
- フジグラン前 - 中国中央病院 - 柞磨線
- フジグラン前 - 中国中央病院 - 山守 - (動物園前) - 芦田局前 - 柞磨(たるま)
- 新市駅前 - 天満線
- 新市駅前 - 戸手高校前 - 芦田局前 - 天満
- 福山 - 新市 - 府中 - 木ノ山線
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - <中国中央病院 - 駅家町/山守 - 近田東> - 新市駅前 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫 - 木ノ山 (- 斗升)
- 木ノ山 - 斗升間は水曜日のみ運行。ただし、学校休日は運休。
- 目崎 - 府中 - 本山 - 金丸線
- 目崎車庫 - 府中駅前 - 本山団地上 - 金丸車庫
- 目崎車庫 - 府中駅前 - 桜ヶ丘団地 - 本山団地上
- 目崎 - 諸毛線
- 目崎車庫 - (第三中学校) - 諸毛 - 諸田農協
- 府中市立第三中学校の休日は運休。
- 栗柄 - 府中 - 目崎・荒谷線 (荒谷線は、2010年9月末をもって廃止)
- 加谷 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫
- 加谷 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 横山
- 南宮台団地線
- 府中 - 木ノ山 - 上下線
- 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫 - 木ノ山 - 斗升 - 上下駅前
- 上下 - 高蓋線
- 上下駅前 - 階見下 - 高蓋
- 上下 - 後谷入口 - 田頭 - 牧 - 呉ヶ峠線
- 上下駅前 - 後谷入口 - 田頭 - 牧 - 呉ヶ峠
- 上下 - 太郎丸
- 上下 - 田総 - 三良坂線 (上下-三良坂線・太郎丸-田総間は、2011年3月末をもって廃止)
- 上下 - 田総 - 庄原線 (2012年9月末をもって廃止)
- 福山 - 新市 - 府中 - 三郎の滝 - 市 - 尾道線
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 中国中央病院 - 駅家町 - 新市駅前 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫 - 三郎の滝入口 - 御調高校前 - クロスロードみつぎ - 市出張所 - (木ノ庄バイパス) - 石畦 - 木頃本郷 - 三成 - 松岡団地口 - 新尾道駅 - (桜土手経由) - 尾道駅前
- 福山・金丸 - 新市 - 府中 - 三郎の滝 - 市 - 如水館線
- 福山駅前 - 奈良津 - 薮路住宅前 - 横尾駅前 - 森脇 - 中国中央病院 - 駅家町 - 新市駅前 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫 - 三郎の滝入口 - 御調高校前 - クロスロードみつぎ - 市出張所 - (木ノ庄バイパス) - 石畦 - 木頃本郷 - 深下組 - 如水館前
- 如水館中学校・高等学校の休校日は運休。
- 金丸車庫 - 新市駅前 - 府中郵便局前 - 府中駅前 - 目崎車庫 - 三郎の滝入口 - 御調高校前 - クロスロードみつぎ - 市出張所 - (木ノ庄バイパス) - 石畦 - 木頃本郷 - 深下組 - 如水館前
- 日曜日・祝日運休。
尾道市周辺
前身の尾道鉄道時代より国道184号を通じ尾道市御調地区(市)、甲山(現世羅町)、三次市への路線を運行していた。かつては尾道 - 市 - 甲山 - 三次を直通運行、および甲山営業所での連絡を行っていたが、現在中国バスの路線としては尾道 - 甲山が残るのみ。
尾道市街地を南北に貫くバス路線は184号を通る桜土手経由、長江通りを経由する長江経由、市道の栗原本通りを経由する栗原経由があり、尾道の市内交通はおのみちバスが担当しているが、現在桜土手経由は中国バスの運行が多い。逆に栗原経由は廃止となっている。
近年まで、郊外バスである中国バスは、旧尾道市営バスエリアであった亀川以南のバス停の数が著しく制限されていた。尾道市営バスがバス停37を有する共通路線内で、中国バスが使用できるバス停は僅か16に過ぎなかった、ただし現在は両社同一となっている。
また県道158号を介し尾道市原田地区への路線を持ち、路線は府中に達している。
- 三成・中野・如水館線
- 尾道駅前 - <(桜土手経由)/(長江経由)> - 新尾道駅(北口/東口) - 松岡団地口 - 三成 - 木頃本郷 - 深下組 - 如水館前
- 新尾道駅構内には入らない。桜土手経由は北口(現・竹屋口)、長江経由は東口(現・亀川局前)に停車する。
- 桜土手経由如水館線は、当初尾道市営バスが貸切車チャーター扱いで運行していたものを路線便として引き継いだもの。
- 如水館便は桜土手経由のみ担当、長江経由如水館便はおのみちバスが担当する。
- 尾道 - 原田 - 細迫 - 府中線
- 尾道駅前 - (長江経由) - 新尾道駅 - 松岡団地口 - 三成 - 瓦焼 - 枝上 - 細迫 - 三郎の滝入口 - 目崎車庫 - 府中駅前 - 府中郵便局前
- かつては直通便も存在したが、現在は全て枝上で乗換えである。府中発枝上行きバス方向幕には<尾道連絡>の表記が残されている。旧尾道市営バスが枝上まで乗り入れた時期もあった。
- 尾道 - 市 - 甲山線
- 尾道駅前 - (桜土手経由) - 新尾道駅 - 運動公園 - 木頃本郷 - 石畦
- 尾道駅前 - <(桜土手経由)/(長江経由)> - 新尾道駅 - 松岡団地口 - 三成 - 木頃本郷 - 石畦 - 竜泉寺ダム口 - 市出張所 - クロスロードみつぎ - 御調高校前 - 市ふれあいの里
- 尾道駅前 - <(桜土手経由)/(長江経由)> - 新尾道駅 - 松岡団地口 - 三成 - 木頃本郷 - 石畦 - 竜泉寺ダム口 - 市出張所 - クロスロードみつぎ - 御調高校前 - <大和公民館/大和大橋> - 甲山営業所
- 尾道工業団地線
- 尾道駅前 - (桜土手経由) - 新尾道駅 - 松岡団地口 - 三成 - 尾道工業団地 - びんご運動公園北門
- おのみちバスとの共同運行。
- 市 - 菅 - 三郎の滝 - 目崎線
- 市出張所 - クロスロードみつぎ - 御調高校前 - 菅 - 細迫 - 三郎の滝入口 - 目崎車庫
- 市 - 津蟹 - 垣内線
- 市出張所 - みつぎ総合病院 - 御調高校前 - クロスロードみつぎ - 倉戸 - <津蟹/本庄佃橋> - 垣内
- 市 - 綾目 - 山岡線
- クロスロードみつぎ - <北保育所/御調高校前> - (みつぎ総合病院) - 市ふれあいの里 - 綾目 - 山岡
- 日曜日・祝日運休、御調町営バスから引き継いだ路線。
- 甲山 - 吉舎 - 三次線
- 甲山営業所 - 下戸張 - 檜村口 - 吉舎駅前 - 三良坂駅前 - 塩町 - 廻神 - 三次中央病院 - 三次駅前 - 三次中学校 - 尾関山公園
- 甲山-下戸張の区間便もあるが、公立世羅中央病院や世羅中学に立ち寄るほか、上安田を経由するなど経路が大幅に異なる。
- 甲山 - 小国線
- 甲山営業所 - 公立世羅中央病院 - 世羅中学 - 重永盛田 - 賀茂 - 津久志峠 - サンシャインせら - 小国
- 芸陽バスの同路線を引き継いだもの。
三原市周辺
三原駅より県道25号を経由し、久井町(現三原市)から甲山営業所に至る。また、市街地において三原市交通局と共同運行を行っていたが、現在は如水館関連の路線及び三原市交通局の民営移譲に伴い移管された八幡線を除き撤退した。三原駅南口のバスターミナルからは、空港リムジンバスを除き中国バスの姿は見られなくなった。如水館へは尾道、甲山、府中、御調、福山方面からもスクール便を運行している。
- 如水館・深線
- 八幡線
- 三原駅前 - 垣内 - 本庄佃橋
- 三原駅前 - 垣内間は芸陽バスと共通乗車可能。
- 如水館 - 三原 - 久井 - 甲山線
- 如水館前 - 干川神社 - 別所 - 東高校前 - 三原駅前 - 垣内 - 石走 - <坂井原 - 羽倉/室町> - くい市民病院前 - 甲山営業所
車両
いすゞ製と日野製が中心で、一部に三菱ふそう製も在籍する。使用年数が長いため古参車が多く残っているのも特徴で、一般路線バスでは中古車も導入している[5]。
高速路線用にも短距離路線を中心に中古車が多く、最近では親会社の両備ホールディングスからの移籍もある。三菱ふそう製の新車はこれまで導入してこなかったが、両備グループ入りにより、2007年は三菱ふそう製の新車が登場している。また、中古車では1980年代中期以降在籍がなかった日産ディーゼル(当時、現「UDトラックス」)製が久々に一般路線バス用に導入された。
三菱ふそう製の観光バスタイプの車両は、新しく導入された排ガス浄化システム(尿素SCRシステム)が使われていることから、尿素水を補充する体制を整えた上で導入された。また、一般路線バスでは日野・ポンチョが2007年10月23日から福山市内線を中心に導入された。
2010年には、高速バス用に現代自動車製の車両が導入された。
両備ホールディングス傘下となった後、順次車両に両備グループのCIロゴ「RYOBI GROUP Ryobi」と新社章(両備ホールディングスと同じ)が入れられた。
車両番号
両備グループ入りにより、親会社の両備ホールディングスのものに準じた車両番号が付けられた。車両にはアルファベット1文字と4桁の番号が付けられており、以下の法則に基づいている。なお、更新・改造を実施した場合は、番号が変更される。
例:F0709
F | 07 | 09 |
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メーカー | 年 | 用途・種別 |
- メーカー
- 年
- 新車・両備グループ入り以前の中古車・更新・改造車の場合は年式の西暦の下2桁
- 両備グループ入り以後の中古車・更新・改造車の場合は更新・改造・購入年の西暦の下2桁
- 用途・種別
- 01〜30…新車・両備グループ入り以前の中古車・更新・改造車
- 31〜99…両備グループ入り以後の中古車・更新・改造車
関連会社
脚注
参考文献
- バスマガジン21号 新生・(株)中国バスの未来図
外部リンク
テンプレート:Multimedia テンプレート:Sister
- ↑ テンプレート:PDFlink - 中国バス 2012年10月18日
- ↑ 井笠鉄道の破綻は井笠鉄道だけの問題ではない!-井笠鉄道バス路線再建案-テンプレート:リンク切れ - 両備ホールディングス 2012年10月18日
- ↑ テンプレート:PDFlink - 井笠鉄道 2012年10月12日
- ↑ テンプレート:Cite book
- ↑ 旧中国バスでは大阪市営バスや淡路交通など関西地区の事業者からの導入が多かったが、新会社移行後は東急バス・神奈川中央交通・西武バス・東洋バス・神戸市営バスなど幅広い事業者から導入されるようになった。