森雪之丞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年6月6日 (金) 23:30時点におけるHyuki-h (トーク)による版 (J-POP・歌謡曲)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Musician 森 雪之丞(もり ゆきのじょう、本名:森 正和1954年1月14日- )は、日本詩人作詞家作曲家所属事務所アミューズ。血液型はA型[1]ペンネームとしてJoe Lemonを名乗る場合もある。弟はロックバンド「ピカソ」のメンバーで作・編曲家の森英治

概要・来歴

東京都出身。東京都立大泉高等学校から上智大学文学部英文科に進むが、在学中から弾き語りの単独ライブや四人囃子にゲスト・ボーカルとして参加するなどライブハウスで活動、大学は中退する。その後シンガーソングライター、作詞、作曲家として活動。

作詞家としてのデビューは『ドリフのバイのバイのバイ』。

1970年代から1980年代にかけてアニメソングアイドルへ詞を提供、多数のヒットをとばす。

1979年、デビュー曲を作詞したレイジーのハードロック化を支援する「レイジー男だけのファンクラブ」に参加。

1986年にはプログレッシブ・ダンス・バンド『Mighty Opera(マイティ・オペラ)』を結成、自らフロントに立ちボーカルを務めた(メンバーには窪田晴男、五十嵐薫子(現・香瑠鼓)、村田陽一ラッキィ池田など、個性の強いメンバーが集結していた)。

1989年サディスティック・ミカ・バンド再結成の時に高橋幸宏の誘いで詞を書いた事がきっかけとなりロック系アーティストと仕事をするようになる。

1989年から1990年にかけては「いかすバンド天国」の審査員もつとめ、独特のモヒカン・ヘアから「ウルトラ万之丞」のニックネームを付けられたりもした。

布袋寅泰の盟友と言っても過言ではないほど、数多くの作詞を手掛けている。

2003年からは、氷室京介の作品を数多く作詞。

また、1994年から詩の朗読会を始めたり、鴻上尚史作・演出のミュージカル『天使は瞳を閉じて』で音楽プロデューサーを担当、ロック・ミュージカル『We Will ROCK YOU』日本公演の字幕監修、ブロードウェイ・ミュージカル『ペテン師と詐欺師 (DIRTY ROTTEN SCOUNDRELS)』の日本語訳詞など、多方面で活躍する。

アクト・アゲインスト・エイズではみずからポエトリーリーディング(詩の朗読)を披露。2003年、2005年には岸谷五朗とともにポエトリーリーディングとフィジカルパフォーマンスで構成された『POEMIX(ポエミクス)』を上演。

活動31周年には、自身の作詞作品のトリビュート・アルバムWords of 雪之丞」をリリース。

短期間だが過去に俳優活動もしており、漫画『湾岸ミッドナイト』の実写映画版(主演:大鶴義丹)に島達也(ブラックバード)役で出演していた。

余談だが、「イエロー・サブマリン音頭」は、当初森が訳詞を担当する事になっており、リハーサルテープ収録時は彼の訳詞が使われたが、正式録音では松本隆の訳詞が使われた。サビの終わりにある「潜水艦」は森の訳詞から使われていて、森が訳詞を担当していた名残となっている。

2008年には、舞台『五右衛門ロック』、2009年『蛮幽鬼』、2010年『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive』と、立て続けに劇団☆新感線の舞台の作詞を手がけた。

2012年、執筆に3年かけた処女戯曲作、雪之丞一座〜参上公演『サイケデリック・ペイン』(音楽:布袋寅泰 演出:いのうえひでのり)を発表した。

主な作品

J-POP・歌謡曲

アニメ、特撮ソング

スポーツ

著書

  • 『天才的な恋』
  • 『絶望を愛した38症例(サンプル)』
  • 『近未来詩集』
  • 『歌詞カードに火をつけろ!』
  • 『言葉のアーティスト宣言』
  • 『天使』
  • 『僕の詞が君のハートに届くまで』

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:アミューズ
  1. 東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦との対談より