上智大学
テンプレート:Infobox 上智大学(じょうちだいがく、テンプレート:Lang-en)は、東京都千代田区紀尾井町7番1号に本部を置く日本の私立大学である。1928年に設置された。大学の略称は上智、Sophia(ソフィア)。
概観
大学全体
世界最大の教育機関運営組織(在学生は全世界で約290万人)[1]でもあるカトリック修道会イエズス会が開設し、現在は学校法人上智学院が経営する大学である。 入試難易度から早稲田大学、慶應義塾大学共に、早慶上智と言われることもある。
1549年、イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが日本での高等教育機関開設を構想したものの、日本の禁教により適わず、改めて1900年代にローマ教皇ピウス10世が日本での高等教育機関設立をイエズス会に託したことで1913年に設立された。中部地方のカトリック・ミッション校である南山大学と姉妹関係があるほか、各国のイエズス会系校と提携関係がある。
上智大学において、イエズス会士やカトリック信者の教員は少なくはないが、カトリックとほぼ無縁の生活を送る学生や教員も多い。ただし、神学部の学生でなくても聖書やキリスト教に関して信仰や理解を深めたり、聖イグナチオ教会などで祈りを捧げることは可能である。海外からの留学生も宗教に関わらず、キリスト教他派教徒、仏教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒などがいる。また上智大学の教員は、原則としていわゆる「Cコード」が課せられていないため、カトリック信徒もしくはキリスト者であることは要件とされていない。
建学の精神(校訓・理念・学是)
上智の名はカトリック教会の祈りである「聖マリアの連祷」のなかにあるSedes Sapientiae (上智の座)から名づけられたといわれている。「ソフィア」の原義はギリシア語のσοφίᾱ(知恵)で、神の叡智を示しており[2]、上智大学は大学名そのもので理念や建学の精神を表している。
2013年に創立100周年を迎えるにあたっての記念事業として上智大学出版から「叡智を生きる」が刊行された(2009年)。上智大学のめざす「キリスト教ヒューマニズム」教育の具体化として、全学共通の80数科目の「キリスト教人間学」科目群を挙げている[3]。
3つの教育精神
- “Men and Women for Others, with Others”「他者のために、他者ととも生きる」
- “Multidisciplinary Network”「学際的なネットワーク」
- “Global Competency”「グローバル社会に対応できる能力」
教育および研究
欧米の大学の学部レベルにおける一般教養(リベラルアーツ)重視の姿勢に倣い、他学部・学科の講義の多くを卒業単位に含められるカリキュラムを取っている一方で、学内での一般教養の学習を強要せず多くの学科で専門性を重視する傾向もある。また、米国、英国、ドイツ、フランス、スペイン、ラテンアメリカ諸国、北欧、ロシア、韓国、香港などに42ヶ国168校の交換留学協定大学があり、年間多数の学生が留学(その約9割が交換留学)している[4]。カトリック系の大学であるため、一般教養科目にキリスト教や西洋哲学関連の講義が多く、積極的に履修することやカトリック信徒と交流をもつことでキリスト教への理解を深めることができる。国際教養学部以外の学部では「キリスト教人間学」4単位が必修となっているが、「人間学」の授業は実質的には心理学や倫理学などであり、必ずしも聖書やキリスト教が講義内容のみではないが、その根底にはキリスト教ヒューマニズムという崇高な精神に基づいて講義が行われている(「人間学」が必修となる以前は、「宗教学」、「倫理学」、「哲学」の授業を各4単位ずつ履修しなければならなかった時代があり、かつ「人間学」の講義を行うために独自の教科書を発行している)。また、コンピュータの基本的操作、コンピュータリテラシーを学ぶ「情報リテラシー演習」2単位および、初等教育や中等教育における体育と同様の「ウェルネスの理論と実践」2単位も必修となっている。
学風および特色
語学教育を重視している。留学生、帰国生徒や留学経験者、外国人教員が多いことでも知られており、英語やドイツ語などの外国語による講義も各学部で開講されている。なお、国際教養学部の講義は全て英語となる。なお、上智のシラバスにおいては、朝鮮語を「コリア語」、スペイン語を「イスパニア語」、ヘブライ語を「ヒブル語」と表記している。
上智大学は1957年まで男子大学だったため、古くは寮生などを中心にバンカラな学風だったが、上智大学は心理学など福祉関連の分野に強いためか現在ではほかの大学と比較すると女子学生の比率が相対的に高く、都会的な学風となっている。
また、「キリスト教精神に基づいた少人数教育」ならびにローマ・カトリックを含むアブラハムの宗教では自殺を禁じているという教えに基づき、上智は保健センターやカウンセリングセンターなどを設置し、かつ身近で大切な人の死に関する研究活動を行っている日本グリーフケア研究所や看護系の聖母大学を合併するなど、学生に対するメンタルヘルスケアを重視し、且つ医療関連職に関する教育を充実させていくものと思われるテンプレート:要出典。
沿革
略歴
16世紀にキリスト教イエズス会の宣教師として来日したフランシスコ・ザビエルが、日本の首都に大学を建学したいという意思をローマへ書き送っており、上智大学はこれが同大学設立に結びついたとしている[5]。数世紀を経た後の1906年(明治39年)にローマ教皇ピウス10世はイエズス会に対し、日本へ宣教師を派遣して高等教育機関を設置することを要請した。これを受けて1908年(明治41年)、日本に大学を設立するために3人のイエズス会員が来日し、1911年(明治44年)財団法人上智学院を設立、1913年に専門学校令による大学を開校した。その後、1928年には大学令による大学となり、文学部と商学部から成る旧制大学となった。
第二次世界大戦の敗戦後、上智大学はGHQ/SCAPの兵士とその子弟の高等教育機関として指定され、国際部夜間部が設立された。同部は比較文化学部への改組を経て、現在の国際教養学部の源流となった。
1957年までは男子のみが入学を許可されていた。
2013年には創立100周年を迎えるが、それに合わせ様々な企画が実施、または予定されている(文献参照)。
年表
- 1549年 聖フランスシスコ・ザビエルの来日。日本人の資質を高く評価し、日本の首都に神学部、法学部、医学部を含む総合大学をという希望をローマへ書き送る。上智大学では、同学のウェブサイトにおいて、これが「上智大学設立に結びついた」としている。
- 1906年 教皇ピウス10世がイエズス会に対し、日本への高等教育機関設置を要請
- 1908年 3人のイエズス会員、テンプレート:仮リンク(独)、アンリ・ブシェー(仏)、ジェームズ・ロックリフ(英)が来日
- 1911年 財団法人上智学院を設立
- 1913年 専門学校令による上智大学(哲学科・独逸文学科・商科)を設立、ヘルマン・ホフマンが初代学長に就任
- 1920年 聖アロイジオ塾(学生寮の前身)が発足
- 1928年 大学令による上智大学(文学部哲学科、文学科・商学部商学科)を設立
- 1931年 新校舎(現1号館)の竣工
- 1932年 専門部(経済科、法科、商科、新聞学科)を開設
- 1933年 上智大生靖国神社参拝拒否事件が発生
- 1935年 初めてアメリカのジョージタウン大学に学生を送る
- 1943年 本学学生が学徒出陣壮行会に参加
- 1944年 興亜工業大学(現千葉工業大学)が学院内に移転、興亜工業大学との吸収合併問題が発生する
- 1946年 公開講座(公開学習センターの前身)を開講
- 1948年 新制大学へ改組(文学部哲学科・史学科・英文学科・独逸文学科・新聞学科、経済学部経済学科・商学科)、文学部哲学科にローマ聖座立認可
- 1949年 国際部を設定
- 1951年 私立学校法による学校法人上智学院を設立、大学院修士課程開設(神学研究科、哲学研究科、西洋文化研究科、経済学研究科)
- 1952年 文学部に教育学科増設
- 1955年 文学部に外国語学科を増設、大学院博士課程開設(神学研究科、哲学研究科、西洋文化研究科、経済学研究科)
- 1957年 女子学生の入学を許可、法学部法律学科を開設
- 1958年 神学部神学科を開設、文学部外国語学科を外国語学部(英語学科、ドイツ語学科、フランス語学科、イスパニア語学科、ロシア語学科)へ改組
- 1959年 文学部に国文学科を開設
- 1962年 理工学部(機械工学科、電気・電子工学科、物理学科、化学科)を開設
- 1964年 外国語学部にポルトガル語学科を開設
- 1965年 理工学部に数学科を開設、神学部神学科にローマ聖座立認可
- 1966年 文学部に社会学科・フランス文学科を開設、大学院文学研究科・法学研究科・理工学研究科修士課程を開設
- 1968年 大学院に法学研究科、理工学研究科の博士課程を開設。経済学部商学科を経営学科へ名称変更
- 1970年 大学院外国語学研究科の修士課程を開設
- 1975年 外国語学部に日本語・日本文化学科を開設
- 1976年 教育学科心理学専攻を文学部心理学科へ、社会学科社会福祉学専攻を文学部社会福祉学科へ改組
- 1977年 外国語学部日本語・日本文化学科を比較文化学科へ名称変更
- 1980年 法学部に国際関係法学科を開設
- 1987年 外国語学部比較文化学科を比較文化学部(比較文化学科、日本語・日本文化学科)へ改組
- 1997年 法学部に地球環境法学科を開設
- 1997年 大学院の外国語学研究科に地域研究専攻を新たに開設
- 2004年 大学院法学研究科に法曹養成専攻(法科大学院)を開設
- 2005年 文学部教育学科・心理学科・社会学科・社会福祉学科を総合人間科学部(教育学科・心理学科・社会学科・社会福祉学科)へ改組、大学院総合人間科学研究科、地球環境学研究科(地球環境大学院)を開設
- 2006年 比較文化学部を国際教養学部(国際教養学科)へ改組、従来は外国語学研究科であった地域研究専攻と国際関係論専攻、ならびに比較文化学専攻を対象としてグローバル・スタディーズ研究科を開設
- 2008年 理工学部、生命科学研究所を理工学部(物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科)へ改組
- 2010年 日本グリーフケア研究所を聖トマス大学から移管
- 2011年 聖母大学などを運営する学校法人聖母学園を吸収合併し、総合人間科学部に看護学科を新設[6]、これまで聖母大学であった校舎は、上智大学の目白聖母キャンパスへ移管、総合人間科学部に看護学科、大学院総合人間科学研究科に看護学専攻、大学院文学研究科に文化交渉学専攻をそれぞれ開設、大阪サテライトキャンパスを開設
- 2012年 上智短期大学を上智大学短期大学部に改称、理工系英語コースを新設
基礎データ
所在地
- 四谷キャンパス(東京都千代田区)
- 目白聖母キャンパス(東京都新宿区)
- 市谷キャンパス(東京都千代田区)
- 石神井キャンパス(東京都練馬区)
- 秦野キャンパス(神奈川県秦野市)
- 大阪サテライトキャンパス(大阪府大阪市北区)
象徴
歌
- 上智大学校歌
- 上智大学学生歌
- 全3番から成り、作詞は野路弘一、作曲は平野浩による。
- 上智大学寮歌
校章
校章は、鷲をかたどったもので、真理の光を目ざして力強くはばたく姿を示している。真理の光を目ざして力強く羽ばたくという姿勢は上智大学の本質と理想を表していると大学関係者は考えている。なお、中央に記された文字は、上智大学の標語「真理の光」Lux Veritatisの頭文字である。
スクールカラー
- スクールカラーは臙脂色。
組織
学部
- 神学部
- 神学科
- カトリック司祭を養成する神学校でもある。神学、キリスト教倫理、キリスト教文化の3系を柱としてカリキュラムを編成。2年次から専門分野の勉学が始まり、神学系、キリスト教倫理系、キリスト教文化系から1つを選ぶ。選択必修科目は、「神学系」、「キリスト教倫理系」、「キリスト教文化系」の科目群で構成される。さらに、神学系は「教義学」、「教会史」、「司牧神学」、「演習」の科目群、キリスト教倫理系は「哲学・神学・聖書」、「いのちの倫理」、「社会倫理」の科目群、「キリスト教文化系」は「思想」、「芸術」、「聖書」の科目群がある。また、「宣教実務系」(編入生のみ所属可)のほか、組織神学副専攻とキリスト教学副専攻を設けている。副専攻は神学部だけでなく全学に開かれている。
- 神学科
- 文学部
- 哲学科
- 2年次には「哲学思想」、「倫理学」、「芸術文化」のいずれかの系列を選択し、各系列の科目群を履修。他系列の科目も履修可能。また、第1外国語(ドイツ語または英語)の選択により、必修科目、選択必修科目、選択科目の必要単位数に違いが生じる[7]。
- 史学科
- 専門は大きく日本史、東洋史、西洋史の3分野に分かれる。2年次から各分野のプレゼミ(史学教養演習と講読演習)に分かれ、3年次から本格的に専門の演習に入る。
- 国文学科
- 2年次には国文学、国語学、漢文学の概説科目を必修科目として履修。選択必修科目は、卒業論文を国文学の分野で作成する場合は古典文学と近代文学の演習科目・特講科目を、国文学の分野で作成する場合は国語学の演習科目・特講科目と国語史の概説科目を、漢文学分野で作成する場合は漢文学の演習科目・特講科目を履修することになるが、いずれの場合においても他の2分野の科目も履修しなけれなならないことになっている。
- 英文学科
- 3-4年次の選択必修科目(演習科目)は「アメリカ文学」、「イギリス文学」、「英語学」、「翻訳・言語表現」、「文化研究」の5系列に分かれている。2-4年次の選択科目は5系列の講義に加え、教職関係の科目などで構成される。
- ドイツ文学科
- 選択必修科目は、学科科目A群(文献演習、3-4年次)のほか、学科科目B群がある。B群は「ドイツ文学研究系列」(3-4年次)、「ドイツ文化研究系列」(3-4年次)、「ドイツ語学研究系列」(2-4年次)がある。
- フランス文学科
- 選択必修科目は、「フランス文学研究系列」(3-4年次)、「フランス語学研究系列」(3-4年次)、「フランス文化研究系列」(2-4年次)などで構成される。各系列の科目はいずれも履修することになっている。
- 新聞学科
- 選択必修科目は、学科科目A群(新聞論、放送論、映画論、出版論に関する科目。2-4年次)、学科科目B群(外国ジャーナリズムに関する科目。2-4年次)、学科科目C群(時事問題、報道英語関係の科目。3-4年次)で構成。選択科目は、より専門的な知識、実践に触れる学科科目D群(1-4年次)や学部共通専門科目などで構成。
- 保健体育研究室
- 全学共通科目として、必修科目「ウエルネスと身体」(演習科目)と身体文化系の選択科目(講義・演習・実技科目)を開講するとともに、多種多様な身体文化の研究活動を行う。
- 哲学科
- 総合人間科学部
- 教育学科
- 1-2年次に、教育哲学、外国教育史、日本教育史、教育社会学、学校教育学、生涯教育学、国際教育学、教育開発学の各分野を履修。3年次から演習に入るが、春学期には前記8分野から2分野を選び、秋学期にはその2分野から一つを選ぶ。4年次には3年次秋学期に選んだ演習と同分野の教育学課題研究を履修し、卒業論文を作成する。
- 心理学科
- 実験心理学と臨床心理学の領域があり、どちらも学べるようになっている。3年次に各教員のゼミに所属。「臨床心理学研究」、「精神医学・精神分析研究」、「カウンセリング研究」、「社会心理学研究」、「学習心理学研究」、「認知心理学研究」、「生理心理学研究」、「発達心理学研究」、「老年心理学研究」、「コミュニティ心理学研究」、「人格心理学研究」から一つを選ぶ。4年次には指導教員のもと、卒業研究に入る。
- 社会学科
- 3-4年次の演習は、「ライフスタイルの社会学」、「文化社会学」、「社会階層論」、「都市社会学」、「エイジングと世代の社会学」、「小集団論」、「政治社会学」、「経済と組織」、「ナショナリズムとグローバル化」の各分野から一つを選ぶ。
- 社会福祉学科
- 2012年度に、精神保健福祉士の国家試験の受験資格を希望する学生、または精神保健福祉を専門に学びたい学生のために、「精神保健福祉コース」を設置。選択必修科目は、社会福祉基礎・基盤科目群(E群)、社会福祉分野科目群(F群)、社会福祉アドバンス科目群(G群)の各科目群の一部科目のほか、福祉政策運営管理系科目群(C群)と福祉臨床系科目群(D群)で構成。学生はC群、D群のいずれかを選ぶ。
- 看護学科
- 4年次に、国際看護学コース、養護教諭コース、保健師コース、看護統合コースの中から1コースを選択。看護専門科目は、「人間の発達と健康」(1-2年次)、「人間の健康障害と看護」(2-3年次)、「人間の健康障害と看護」(3-4年次)の科目群で構成される。
- 教育学科
- 法学部
- 学科
- 法律学科
- 国際関係法学科
- 地球環境法学科
- 履修モデル
- 「法曹」、「行政」、「国際関係」、「環境」、「経済活動」、「法律の基礎理論」、「政治・国際政治」という7分野の履修モデルが用意されている。この履修モデルは3学科共通。
- 学科
- 経済学部
- 経済学科
- 経営学科
- 選択必修科目は、演習と経営英語の科目のほか、「経営学系」、「マーケティング系」、「会計学系」という科目群がある。さらに経営学系には「経営管理・戦略」、「経営組織」、「企業論」、「経営科学」という科目群、マーケティング系には「マーケティング管理」、「マーケティング・サイエンス」、「流通・物流」という科目群、会計学系には「財務会計」、「管理会計」という科目群に分かれる。選択科目には「経済系」の科目[10]もある。
- 外国語学部
- 英語学科
- ドイツ語学科
- 2年次春学期末に選択する専門分野は、「ドイツ語研究」、「ドイツ語圏研究」、「ヨーロッパ研究」、「言語学研究」、「国際関係研究」、「アジア文化研究」から一つ選ぶ。
- フランス語学科
- 2年次春学期末に選択する専門分野は、「フランス語研究」、「フランス語圏研究」、「ヨーロッパ研究」、「言語学研究」、「国際関係研究」、「アジア文化研究」から一つ選ぶ。
- イスパニア語学科
- 2年次春学期末に選択する専門分野は、「イスパニア語研究」、「イスパニア語圏研究」、「ヨーロッパ研究」、「ラテンアメリカ研究」、「言語学研究」、「国際関係研究」、「アジア文化研究」から一つ選ぶ。
- ロシア語学科
- 2年次春学期末に選択する専門分野は、「ロシア語研究」、「ロシア・ユーラシア研究」、「ヨーロッパ研究」、「言語学研究」、「国際関係研究」、「アジア文化研究」から一つ選ぶ。
- ポルトガル語学科
- 2年次春学期末に選択する専門分野は、「ポルトガル語研究」、「ポルトガル語圏研究」、「ヨーロッパ研究」、「ラテンアメリカ研究」、「言語学研究」、「国際関係研究」、「アジア文化研究」から一つ選ぶ。
- 国際教養学部
- 国際教養学科
- 講義はすべて英語で行われる。入学試験で一般入試がないのも本学部の特徴。2年次春学期の終わりに専門コースを「COMPARATIVE CULTURE(比較文化)」、「INTERNATIONAL BUSINESS AND ECONOMICS(国際経営・経済学)」、「SOCIAL STUDIES(社会科学)」から選択する。「COMPARATIVE CULTURE」はさらに「ART HISTORY(美術史)」、「LITERATURE(文学)」、「RELIGION-PHILOSOPHY(宗教・哲学)」の分野があり、その中から第1分野と第2分野を一つずつ選んで履修する。「SOCIAL STUDIES」は「ANTHROPOLOGY-SOCIOLOGY(文化人類学・社会学)」、「HISTORY(歴史)」、「POLITICAL SCIENCE(政治学)」の分野があり、こちらも第1分野と第2分野を一つずつ選んで履修する。
- 国際教養学科
- 理工学部
- 物質生命理工学科
- 機能創造理工学科
- 3年次から始まる学科専門科目は、共通科目のほか、「系1:機械工学」、「系2:電気電子工学」、「系3:物理学」の科目群があり、それぞれの中には「A群:エネルギーの創出と利用」、「B群:物質の理解と材料・デバイスの創成」、「C群:ものづくりとシステムの創造」の科目群がある。学生は、系1、系2、系3、A群、B群、C群から主たる系または群を一つ選択する。また、英語コースとして「グリーンエンジニアリングコース」を設置している。英語コース以外の学生でも、TOEICのスコアなど英語力の条件をクリアすれば履修できる科目もある。
- 情報理工学科
- 3年次から始まる学科専門科目は、「【A群】人間情報」、「【B群】コミュニケーション情報」、「【C群】社会情報」、「【D群】数理情報」の科目群がある。学生は、A群、B群、C群、D群から一つを主たる群として選択する。
- 開設予定の学部
- 総合グローバル学部 - 2014年4月開設予定
- 総合グローバル学科
- 総合グローバル学部 - 2014年4月開設予定
大学院
以下、特記していない専攻は博士前期課程・博士後期課程である。
- 神学研究科
- 神学専攻(博士前期課程)
- コース
- 組織神学コース
- キリスト教教育コース
- 聖書神学コース
- 科目
- 「教義学」、「教会史」、「組織神学:演習」、「キリスト教教育:演習」、「人間学」、「聖書神学:演習」、「聖書釈義」、「倫理神学」、「教会法」、「典礼」、「霊性」という科目群があり、コースで定められている要件に従って履修。
- コース
- 組織神学専攻(博士後期課程)
- 「組織神学研究」、「聖書学研究」、「実践神学研究」、「キリスト教文化研究」という科目群がある。
- 神学専攻(博士前期課程)
- 哲学研究科
- 文学研究科
- 史学専攻
- 前期課程では、選択必修科目に「修士論文演習」の科目群があるほか、選択科目に「日本史学特殊研究」、「東洋史学特殊研究」、「西洋史学特殊研究」の科目群がある。それぞれの科目群に必要単位数が決められているわけではなく、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。
- 国文学専攻
- 前期課程の授業科目はすべて選択科目で、自専攻の科目[22]のほか、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。自専攻科目の必要単位数は定められていない。
- 英米文学専攻
- 前期課程のコース
- Aコース(後期課程進学)
- Bコース(前期課程完結)
- Bコースでは修士論文の提出が義務ではない。ただし、提出しない場合は、代わりに「リサーチペーパー」の提出が求められ、必要単位数も多くなる。両コースとも授業科目はすべて選択科目[23]で、自専攻の科目のほか、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。自専攻科目の必要単位数は定められていない。
- 前期課程のコース
- ドイツ文学専攻
- 前期課程の授業科目はすべて選択科目で、「文学研究系列」、「文化研究系列」、外国語学研究科言語学専攻の科目からなる「言語研究系列」の科目群がある。修了に必要な単位数自体は定められているが、それぞれの科目群に必要単位数が決められているわけではなく、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。
- フランス文学専攻
- 前期課程の授業科目はすべて選択科目。「A群」と、主に言語学専攻の科目からなる「B群」の科目群があり、A群から一定の単位数を取得しなければならない。文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。
- 新聞学専攻
- 前期課程の選択科目は、自専攻の科目のほか、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。選択科目の中の自専攻科目に必要単位数は定められていない。また、必修科目が他専攻に比べ多く設定されているため、選択の自由度は低くなっている[24]。
- 文化交渉学専攻
- 前期課程の選択科目は、自専攻の科目[25]のほか、文学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。選択科目の中の自専攻科目に必要単位数は定められていない。
- 史学専攻
- 総合人間科学研究科
- 教育学専攻
- 前期課程では、教育哲学、日本教育史、外国教育史、 教育社会学、学校教育学、生涯教育学、異文化教育学、国際教育学に関する授業科目がある。前期課程の選択科目は、自専攻の科目のほか、総合人間科学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。選択科目の中の自専攻科目に必要単位数は定められていない。
- 心理学専攻
- 社会学専攻
- 前期課程の選択科目は、自専攻の科目[30]のほか、総合人間科学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。選択科目の中の自専攻科目に必要単位数は定められていない。
- 社会福祉学専攻
- 前期課程の選択科目は、自専攻の科目のほか、総合人間科学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。選択科目の中の自専攻科目に必要単位数は定められていない。
- 看護学専攻(修士課程)
- 「小児・家族共生支援看護学領域」、「がん・緩和ケア看護学領域」、「メンタルヘルス看護学領域」、「国際共生支援看護学領域」から一つ選択し、自領域で指定されている科目を履修する。総合人間科学研究科の他専攻の科目からも履修して単位を計上することができる。
- 教育学専攻
- 法学研究科
- 経済学研究科
- 外国語学研究科
- グローバル・スタディーズ研究科
- 国際関係論専攻
- 前期課程の授業科目はすべて選択必修科目。自専攻[38]のほか、自研究科の他専攻の科目も履修できる。自専攻科目から一定数の単位を取得しなければならない。
- 地域研究専攻
- グローバル社会専攻
- 英語で学位を取ることができるコース。日本語で開講されている他専攻の科目も履修できる。「Global Studies(グローバル研究)」、「International Business and Development Studies(国際ビジネス・開発研究)」、「Japanese Studies(日本研究)」の学位を取ることができるが、博士学位を取ることができるのは「Global Studies」のみ。前期課程は「Area-Based Global Studies」[41]、「International Business and Development Studies」[42]、「Japanese Studies」の科目群がある。どの修士学位を取る場合でも、目指す学位の分野の科目群から一定数の単位を取らなければならないが、他分野・他専攻の科目も一定数認められる。また、どの修士学位を取る場合でも、修士論文の代わりにリサーチペーパーを提出することもできる。この場合、選択科目の必要単位数が多くなる[43]。
- 国際関係論専攻
- 理工学研究科
- 理工学専攻
- 領域
- 機械工学領域
- 電気・電子工学領域
- 応用化学領域
- 化学領域
- 数学領域
- 物理学領域
- 生物科学領域
- 情報学領域
- グリーンサイエンス・エンジニアリング領域 - 英語コースの領域[44]
- 科目
- 前期課程(英語コース以外)では、授業科目は「理工基本領域」、「理工共通領域」、「機械工学領域」、「電気・電子工学領域」、「応用化学領域」、「化学領域」、「数学領域」、「物理学領域」、「生物科学領域」、「情報学領域」の科目群がある。自領域だけでなく、他領域からもそれぞれ一定数の単位を取得しなければならない。
- 領域
- 理工学専攻
- 地球環境学研究科
- 地球環境学専攻
- 一般コース
- 前期課程の選択科目には、法科大学院と経済学研究科経営学専攻の一部科目も含まれる。
- 国際環境コース
- 英語で学位を取ることができるコース。前期課程では、修士論文の代わりにリサーチペーパーを提出することもできる。この場合、選択科目の必要単位数が多くなる[45]。選択科目には、経済学研究科経済学専攻と理工学研究科理工学専攻の一部科目も含まれる。
- 一般コース
- 地球環境学専攻
短期大学部
- これまで、神奈川県秦野市に上智短期大学があり、学校法人上智学院が運営していたが、2012年4月に上智大学短期大学部へと改称された。
附属機関
- 研究機構
- 常設研究部門
- キリスト教文化研究所
- 中世思想研究所
- イベロアメリカ研究所
- 国際言語情報研究所
- グローバル・コンサーン研究所(旧社会正義研究所)
- 比較文化研究所
- ヨーロッパ研究所
- アジア文化研究所
- アメリカ・カナダ研究所
- 地球環境研究所
- 時限研究部門
- ナノテクノロジー研究センター
- イスラーム研究センター
- サスティナブルエネルギー研究センター
- 共同研究部門
- 学内の公募型研究制度である「学内共同研究」に採択された研究グループが、学内共同研究部門の研究単位となる。2013年度は33研究単位で構成。
- 常設研究部門
- 附置研究機関等
- アジア人材養成研究センター
- 半導体研究所
- 生命倫理研究所
- グリーフケア研究所
- キリシタン文庫
- ラウレス編「吉利支丹文庫」の第三版をもとに、インターネット版「ラウレスキリシタン文庫データベース」として書誌情報を公表している。
- モニュメンタ・ニポニカ
- 情報科学教育研究センター
- 言語教育研究センター
- グローバル教育センター
- 課程センター
- 学生局
- 学生センター
- 保健センター
- カウンセリングセンター
- キャリアセンター
- 学術情報局
- 図書館
- 中央図書館(所定の費用を負担し「館友会員」として登録すれば卒業後も図書館への立ち入りや書籍の貸し出しも可能)
- 石神井分館
- 法科大学院図書室
- 目白聖母キャンパス図書室
- 総合メディアセンター
- 研究支援センター
- 図書館
21世紀COEプログラム
- 2002年
- 学際・複合・新領域
- 地域立脚型グローバル・スタディーズの構築(AGLOS)
私立大学学術研究高度化推進事業
- オープン・リサーチ・センター整備事業
- 人間情報科学研究プロジェクト
- ハイテク・リサーチ・センター整備事業
- 先端科学技術研究機構
教育
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 文化遺産教育戦略に資する国際連携の推進
- 在外研究制度による教育・研究レベルの向上
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- グローバル社会における系統的科学英語教育
- グローバル社会における環境リテラシー教育
- 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
- 「現代世界に貢献する地域研究」(グローバルな市民社会とローカルの多様性を支える次世代地域研究者の育成)
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 大学対抗交渉コンペティション(他大学との共同プログラム)
- 日本と世界を結ぶ国際教養教育の先駆的取組
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
- 人とかかわる職種の人のためのカウンセリング基礎プログラム
- 大学院教育改革支援プログラム
- 心理学研究者の統合的養成プログラム
- 現地拠点活用による協働型地域研究者養成
- 女性研究者支援モデル育成プログラム
- グローバル社会に対応する女性研究者支援
- 国際化拠点整備事業(グローバル30)
学生生活
学園祭
学園祭は「ソフィア祭」と称し(略称は「ソ祭」)、原則として毎年10月31日から11月3日まで開催される。ミスソフィアコンテスト、ミスターソフィアコンテストなどさまざまな企画が催されている。また、サークルや学科など有志たちはカレーライスやインド料理のナンなど軽食を作って販売したり、学外から著名人を招聘して講演会を開催している。
文化系活動
文化団体連合会、音楽協議会、演劇協議会、あるいは同好会愛好会連合のもとで、多数のサークルが活動している。文化団体連合会には、上智大学英語研究会、紀尾井文学会、上智大学茶道部、上智大学放送研究会、わかたけサークル、書道部、美術研究会、上智大学探検部、Jazz研究会、上智大学写真部、上智映像企画、上智大学シネマ愛好会、シネマパルチ、中南米研究会、国際親善クラブAmity、アイセック上智大学委員会、ドンキホーテ、アメリカンミュージック研究会の19団体があり、音楽協議会には音楽協議会本部の下、10団体、演劇協議会には演劇協議会本部の下に8団体ある。またそれらとは別に、カトリック系大学としての特色を活かした課外活動団体も存在する(カトリック学生の会(略称は「カト学」)、SAfro FAmily、上智聖歌隊、紀尾井総合研究会、アジアウイーク委員会など)。
スポーツ
体育系の実績のある高校生に対して推薦入学など入学優遇を行う制度は存在しない。ただし、個人競技で優秀な成績を持つ学生が入学した際に大学を挙げてバックアップした前例はある。カトリック系ミッションスクール間の連帯を強める目的として、上智大学・南山大学総合対抗運動競技大会(上南戦)が1960年以降毎年開催され、各体育会を中心に競技されている。平成21年度には第50回大会を迎える。また、2010年から韓国の西江大学校ともスポーツ・文化交流を行うことが決定した。
- 上智大学体育団体連合会(以下、体育会)には約40の運動部団体が加盟している。下記は常設委員会である。
- 体育会組織
- 常任委員会
- 上南戦実行委員会
- 体育祭実行委員会
- マラソン大会実行委員会
- 体育会組織
- アメリカンフットボール部「Golden Eagles」は1970年創部し、現在関東学生リーグ1部に所属している。尚、アメフト部のみ応援を専属チアリーディングチーム「LOLLIPOPPERS(ロリポッパーズ)」が行っている。また「LOLLIPOPPERS(ロリポッパーズ)」は体育会所属団体ではない。チアリーディングチームの練習場所は校外施設。
- 応援団はリーダー部・吹奏楽部・チアリーディング部「EAGLES(イーグルス)」の3部で構成されている。応援団はアメフト部以外の応援を受け持っている。チアリーディング部の練習場所は地下柔道場及び校外公共施設である。
- 空手道部は全日本硬式空手道連盟主催の硬式空手の大会において過去3名の優勝者を輩出。創部60周年を迎える。
- 硬式野球部は東都大学野球連盟に加盟している。現在は3部に所属。
- 準硬式野球部は東都大学準硬式野球連盟に加盟している。現在は5部に所属。
- 女子野球部は関東大学女子軟式野球連盟に加盟している。春・秋リーグ、一部準優勝。通称MAMUES(マミューズ)。
- 硬式庭球部は関東学生テニス連盟に加盟している。現在は男子は4部、女子は5部に所属。創部70周年を迎える。
- サッカー部は2008年現在、東京都リーグ2部に所属している。練習グラウンドは、真田堀グラウンド。
- ラグビー部は関東大学ラグビー対抗戦グループのBリーグに所属している。練習グラウンドは、真田堀グラウンド。
- 男子バスケットボール部は関東大学バスケットボール連盟の3部に所属している。
真田堀グラウンド
硬式野球部・準硬式野球部・女子野球部・アメリカンフットボール部・グラウンドホッケー部・サッカー部・ラグビー部・ラクロス部・陸上部は四谷キャンパスに隣接する真田堀グラウンドを共有して使用している。しかし、このグランドは東京都の所有管理物件であり、休日は一般に開放され、上智大学の各部は優先して使うことが不可能である。
大学関係者と組織
大学関係者組織
- 上智大学の同窓会は「上智大学ソフィア会」と称する。「会員相互の親睦を深めること」及び「上智大学の使命達成と発展に貢献すること」を目的としている。地域、職域、学部別など、さまざまなソフィア会があり、さいたま市を中心とした「さいたまソフィアンズ倶楽部」など地域ソフィア会は国内に約70カ所、海外は約50カ所、職域別・学部別・クラブ別では「経鷲会」、「マスコミ・ソフィア会」、「SELDAA」、「体育会OB会」など様々な会があり活動を行っている。
- 毎年5月の最終日曜日に、卒業生が四谷キャンパスに集い、母校との絆を深めるオールソフィアンの集いというイベントが開催されている。ソフィア会総会と親睦会の名称を1974年に「オールソフィアンの集い」に変更して開催したのが始まり。金銀銅祝式典、著名な卒業生による講演会、各団体の会合などが行われる。卒業生、大学教職員、現役学生で運営を行っている。
- 上智大学には保護者組織があり上智大学後援会と称する。「大学の教育事業を支援し、併せて父母同士の親睦を図ること」を目的として、事業を行っている。
- 上智大学の卒業生のなかで希望者を対象に「ソフィアンズ・カード」というクレジット・カードが発行され、クレジット・カードの使用額のうち0.5パーセントは自動的にソフィア会に寄付することにより、母校に貢献しうるようになっている。
- 上智大学は卒業生や離職した教職員を対象として、卒業や離職後もキリスト教ヒューマニズム精神を忘れず、かつ恩師や学友との対人関係を維持するために「生涯メールアドレス」を発行している。
大学関係者一覧
施設
キャンパス
四谷キャンパス
- 使用学部:神学部、文学部、総合人間科学部、法学部、経済学部、外国語学部、国際教養学部、理工学部
- 使用研究科:神学研究科、哲学研究科、文学研究科、総合人間科学研究科、法学研究科、経済学研究科、外国語学研究科、グローバル・スタディーズ研究科、理工学研究科
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:東日本旅客鉄道中央線、総武線、東京地下鉄丸ノ内線、南北線四ツ谷駅、有楽町線麴町駅
- 同一法人が設置する上智社会福祉専門学校も敷地内に存在している。大学の周囲には、赤坂の迎賓館や、桜並木で有名な真田掘、ホテルニューオータニにおける日本庭園がある。山手線内の同一キャンパスに全学部全学科が集まる、都下でも数少ない大学でもある。四ツ谷駅から代々木、銀座、青山、新宿、渋谷、原宿などに鉄道の所要時間で10分以内に移動することができる。麹町駅からは池袋駅も鉄道所要時間で15分以内である。なお「四谷」とは新宿区の地名であるが、同学の四谷キャンパスの住所は千代田区の紀尾井町である。
- 1号館
- クルトゥルハイム聖堂
- 2号館が新たに建設されるまでは、上智の四谷キャンパスにおいては2号館は欠番であり続けその理由は不明である。なお、新2号館が建設されるまで、その敷地は上智学院所有の駐車場であった。また、2号館が建設される以前は、7号館が四谷キャンパスにおいて最も高い建物であった。
- 10号館の講堂は、上智で一番収容人数が多い講堂であるため、学外からの著名人を招聘した講演会などは、原則として10号館講堂において実施される。
- 四谷キャンパスは、2000年10月から一部の指定箇所を除いて構内の禁煙化が実施され、構内に設置されていた煙草の自動販売機と廊下の至る所に設置されていた灰皿は全て撤去された。
- 四谷キャンパスには水泳用のプールが設置されている。
- イエズス会士の上智大学の教員らの宿舎であるSJハウスは、クルトゥルハイムに隣接して設置されている。
- 聖イグナチオ教会は四谷キャンパスに隣接しており、「入学記念ミサ」や「卒業記念ミサ」など上智大学の学生たちを対象としたごミサを捧げているが、教会それ自体は上智学院に所属しておらず上智学院の一部門ではない。
聖母目白キャンパス
- 使用学部:総合人間科学部(看護学科2年次以降)
- 使用研究科:総合人間科学研究科(看護学専攻)
- 使用附属施設:
- 交通アクセス:西武新宿線下落合駅、椎名町駅、:東日本旅客鉄道山手線目白駅
- 2011年3月までは聖母大学の校舎であり、2011年4月からは上智大学の総合人間科学部看護学科と聖母大学が共通して利用。
石神井キャンパス
- 使用学部:神学部(一部の科目のみ開講、神学部も多くの授業は四谷で実施されている)
- 使用研究科:神学研究科(同上)
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:西武新宿線武蔵関駅(上石神井駅から徒歩で赴くことも可能)
市谷キャンパス
秦野キャンパス
- 使用学部:特定使用学部なし
- 使用研究科:特定使用研究科なし
- 使用附属施設:上智大学グランド
- 交通アクセス:小田急小田原線 秦野駅から神奈中バス利用
- このキャンパスにはグランドが存在しているが、大学のキャンパスとして扱われている。法人ではこのグランドと上智大学短期大学部のキャンパスをまとめて秦野キャンパスと呼称して、上智大学短期大学部の秦野キャンパスと一体で運用されているが、教育施設としては上智大学のグランドと上智大学短期大学部のキャンパスは別である。
- なお、上智大学の新入生を対象に、毎年入学直後に「オリエンテーション・キャンプ(略称は「オリキャン」)」と称して、四谷から秦野キャンパスまで1泊2日のバス旅行が実施されている。
大阪サテライトキャンパス
- 使用学部:特定使用学部なし
- 使用研究科:特定使用研究科なし
- 使用附属施設:stub
- 交通アクセス:御堂筋線中津駅、阪急梅田駅
- 2011年4月に、大阪梅田教会(サクラファミリア)の2階に開設された。同学のスタッフが常駐し、関西地区における情報発信の拠点として、受験生・在学生・父母・卒業生ならびに地域の人々との「知的出会いの場」として、様々なサービスを提供している。大学案内等のパンフレットや過去問題の閲覧・コピーの提供、また受験生向けの進学説明会や公開講座、講演会等が実施されている。
対外関係
他大学との協定
- Association of Southeast and East Asian Catholic Colleges and Universities(ASEACCU)加盟
- 聖マリアンナ医科大学での看護実習(上智大学総合人間科学部看護学科・聖マリアンナ医科大学病院)
- 東京音楽大学との学生交流協定締結(単位互換型)
- 東京慈恵会医科大学との図書館相互利用(上智大学中央図書館・慈恵医大学術情報センター)
- 上智大学の教職員ならびに学生は、事前に紹介状などを交付されなくても、上記に記載された日本カトリック学校連合会や日本カトリック大学連盟に加盟している大学に附属している図書館に赴き、書籍の閲覧ならびに複写などを自由に行うことが可能である。
関係校
上智大学はイエズス会における高等教育機関として設立された経緯から、自らの附属教育機関を持たない。すなわち、上智大学には附属の高等学校、中学校、小学校は設置されていない。ただし、学校法人上智学院には以下教育機関が置かれている。
- 上智大学短期大学部(旧:上智短期大学)
- 上智社会福祉専門学校
- 聖母大学 2011年4月付けで、学生の新規募集を停止。
- 聖母看護学校
系列校
- イエズス会系系列校
- エリザベト音楽大学
- 泰星学園上智福岡中学校・高等学校
- 六甲中学校・高等学校
- 栄光学園中学校・高等学校
- 広島学院中学校・高等学校
- 世界各地のイエズス会系大学(28ヵ国、114校)
Wiki関係他プロジェクトリンク
脚注
- ↑ Newsweek Aug. 18-25, 2008 issue "SPECIAL REPORT: THE EDUCATION RACE The Classroom Reality The Jesuits are educating the rich about the poor in their expanding network of private schools" http://www.newsweek.com/id/151702
- ↑ 上智大学ホームページより。「ソフィア」(人を望ましい人間へと高める最上の叡智)すなわち「上智」。
- ↑ 上智大学出版「叡智を生きる」(2009年)74ページ。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 聖フランシスコ・ザビエルの来日から1967年まで
- ↑ 上智大、聖母大を2011年統合へ…看護系拡充めざす Yomiuri Online・2009年4月28日
- ↑ 系列、第1外国語の選択により、必修科目、選択必修科目、選択科目の合計の必要単位数に違いはない。
- ↑ 客員教員による特別講義など
- ↑ 客員教員による講義などがある。他学部の講義も「経営/法律系」の単位に含めることができる
- ↑ 「基礎科目」、「中級理論」、「情報・統計・数学」、「政策・日本経済」、「労働・社会保障」、「経済発展」、「歴史」、「ECOE」、「その他」という科目群がある
- ↑ 2014年度からコース制に移行。どの学科でも、ヨーロッパ研究コース、北米研究コース、言語研究コース、ラテンアメリカ研究コース、ロシア・ユーラシア研究コース、中東・アフリカ研究コース、アジア研究コース、国際政治研究コース、市民社会・国際協力論研究コースの中から一つ選ぶ。
- ↑ 専門分野科目は、「文献研究」、「英語学」、「コミュニケーション」、「演習」の科目群で構成
- ↑ 専門分野科目は、「米文学」、「歴史・政治」、「文化・芸術」、「経済・社会」、「演習」の科目群で構成
- ↑ 専門分野科目は、「イギリス」、「英語文化圏」、「演習」の科目群で構成
- ↑ 専門分野科目は、「基礎科目」、「共通科目」、「中心科目」、「演習科目」、「卒業論文・卒業研究」の科目群で構成。さらに、中心科目は「文化・文学」、「歴史・思想」、「社会・政治・経済」の科目群で構成され、演習科目は「文化・文学」、「歴史・思想」、「社会・政治」の科目群で構成される。
- ↑ 専門分野科目は、「研究科目」と「論文」の科目群で構成。さらに、研究科目は「中心科目」、「関連科目」、「個別語学科目」、「通訳科目」、「演習科目」の科目群で構成。
- ↑ 専門分野科目は、「研究科目」、「演習科目」、「論文」の科目群で構成。
- ↑ 専門分野科目は、「地域研究科目」、「演習科目」、「卒業論文・卒業研究」の科目群で構成。さらに、地域研究科目は「東南アジア」、「南アジア」、「中東」、「通地域」の科目群で構成。
- ↑ 2012年秋に設置。授業、試験、レポート、研究指導、論文執筆をすべて英語で行う。
- ↑ 「古代哲学文献研究」、「中世哲学文献研究」、「古代哲学文献研究」がそれぞれ数科目ずつ設定されている。
- ↑ 「現代哲学研究」、「現代倫理学研究」、「美学芸術学研究」がそれぞれ数科目ずつ設定されているほか、「日本思想研究」、「東洋思想研究」、「宗教思想研究」、「哲学総合演習」の科目がある
- ↑ 古典文学、近代文学、国語学、漢文学に関する授業科目のほか、グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻の一部科目がある。
- ↑ 前期課程では英文学、アメリカ文学、英語学に関する科目がある。
- ↑ 「コミュニケーション論」、「ジャーナリズム史」、「マス・メディア論」に関する特講と、論文演習が必修とされている。
- ↑ 「異文化研究特講」、「文化交渉学特講」、「翻訳文化研究」、「芸術文化研究」がそれぞれ数科目ずつ設定されている
- ↑ 外国語学研究科言語学専攻の一部科目も含まれる
- ↑ 選択必修科目の必要単位数を超えた分も、選択科目の単位として認められる。
- ↑ 社会福祉学専攻と外国語学研究科言語学専攻の一部科目も含まれる
- ↑ 社会福祉学専攻と外国語学研究科言語学専攻の一部科目も含まれる
- ↑ グローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻の一部科目も含まれる
- ↑ 地球環境学研究科の一部科目も含まれる
- ↑ 地球環境学研究科の一部科目も含まれる
- ↑ 英語教授法コースの一部科目も含まれる。
- ↑ 英語教授法コースの一部科目も含まれる。
- ↑ 英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、ポルトガル語、日本語に関する科目がある
- ↑ 言語学一般、英語教授法コース、総合人間科学研究科心理学専攻の一部科目も含まれる
- ↑ 言語学一般の一部科目も含まれる
- ↑ グローバル社会専攻、法学研究科法律学専攻、総合人間科学研究科社会学専攻の一部科目も含まれる。
- ↑ 東南アジア、南アジア、中東、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、アフリカに関する科目がある。
- ↑ 国際関係論専攻と地球環境学研究科の一部科目も含まれる。
- ↑ 国際関係論専攻、地域研究専攻、法学研究科法律学専攻、総合人間科学研究科社会学専攻の一部科目も含まれる。
- ↑ 経済学研究科経済学専攻の一部科目も含まれる。
- ↑ リサーチペーパーを提出する場合を「Credit-track」、修士論文を提出する場合を「Thesis-track」と呼ぶ。
- ↑ 2013年秋に設置。英語で学位を取ることができるコース。学生は自身の興味ある他の8つの領域から一つを選び、その担当教員から指導を受ける。
- ↑ リサーチペーパーを提出する場合を「Credit-track」、修士論文を提出する場合を「Thesis-track」と呼ぶ。
公式サイト
テンプレート:学校法人上智学院 テンプレート:東京12大学広報連絡協議会 テンプレート:グローバル30 テンプレート:日本カトリック大学連盟 テンプレート:イエズス会東アジア4大学グローバル テンプレート:イエズス会 テンプレート:日本の高等商業学校・旧制商科大学 テンプレート:日本の神学校 テンプレート:カトリックのミッションスクール
執筆の途中です | この項目「上智大学」は、キリスト教に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(P:キリスト教/PJ:キリスト教)。 |
この項目は、ウィキプロジェクト 大学のテンプレートを使用しています。