高橋留美子

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 高橋 留美子(たかはし るみこ、1957年10月10日 - )は日本漫画家。有限会社るーみっくプロダクション代表取締役新潟県新潟市出身。血液型A型

概要

1978年勝手なやつら』でデビュー。代表作に『うる星やつら』、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など。特にラブコメディを得意としており、そのキャラクター造形は「萌え」の原型の一つとも言われている[1]少年漫画の分野における女性漫画家の草分け的存在で、代表作はいずれもTVアニメ化され大ヒットを記録、単行本の累計発行部数は1995年に1億部を突破した。その独特の世界観はしばしば「るーみっくわーるど」と称され、作品集のタイトルにも用いられている。岡田斗司夫は「マンガの神様」手塚治虫のように30年もの間、少年漫画誌で一定の人気を保ち続けている高橋をちばてつや秋本治らのように「マンガの怪物」と評している[2]

来歴

新潟市中央区古町産婦人科医院を開業していた高橋家の末っ子(2男1女の長女)として生まれる。父、高橋光雄は「高橋卯木」の俳号を持つ俳人でもあった[3]。医院の創設者である曽祖父、高橋辰五郎明治時代に大阪の産婦人科医、緒方正清(緒方洪庵の義理の孫)の元で研修し、帰郷後は新潟県の近代産婆(助産師)教育に貢献している[4]

幼少期から兄の持ち物であった少年漫画を愛読し、中学の頃から『週刊少年サンデー』・『ガロ』などに作品の投稿を始める。高校在学中、同級生であった近藤ようこと共に漫画研究会を設立、同級生にはアニメーターの後藤真砂子もいた。またこの頃から筒井康隆を愛読するようになり、影響を受けてスラップスティックなSF作品を描いていた。2年生の時に40枚ほどの作品を『週刊少年マガジン』に投稿するも落選、一時は漫画家になるのを諦めたという。

高校卒業後は「ダメな子供だから、親元にいたらダメになる一方だ」という父の考え[5]で上京。大学では目白花子と漫画研究会「(没)」を設立し、会誌『びびっと』上で作品を発表していた。その一方で1年生の終わり頃から劇画村塾に入学し小池一夫に師事、小池に「お前はプロになれる」と声をかけられすぐに特別研修生となる[6]

在学中の1978年、投稿作「勝手なやつら」で第2回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞。少年誌でSF的な作品を描こうとして編集者に何度も制止された経験を持つ吾妻ひでおは、当時この作品を読み「マンガが帰ってきた」と感動し、『週刊少年サンデー』の掲載号を3冊も買ったという[7]。この時期、同年からSFコメディ『うる星やつら』の連載を開始。約1年半の不定期連載の後、大学卒業を機に1980年から同作品の週刊連載を開始。同年10月から並行して、青年誌にて『めぞん一刻』を、連載(当初は月刊、のち月2回)開始。1987年まで、2つの連載をこなした。

1987年1月に「うる星やつら」、4月に「めぞん一刻」の両作品が相次いで終了し、同年夏から格闘技を題材にしたコメディ『らんま1/2』の連載を開始、この作品は「子供が読んでも楽しい漫画を」[8]と、より低年齢層を意識して描かれ、ギャグ要素が初期のうる星やつら並みに強い作品となった。1996年に同作品を終了、同年『犬夜叉』の連載を開始。かねてから興味のあった伝奇ものの本格連載で、この作品ではギャグ要素を減らし、シリアスな路線を取った。2008年に同作品を連載終了、翌2009年4月から『境界のRINNE』の連載を開始した。

年譜

受賞歴

人物

速筆
仕事の鬼」と呼ばれる程にプロ意識が高い。自他共に筆の速いことを認めており、目白花子は高橋が『うる星やつら』の原稿を27時間で完成させたことがあると述べている。『らんま1/2』の頃は毎回16ページを2日で完成させ、『犬夜叉』連載時にも下描きとペン入れを合わせて2日、1ページにつき1時間で完成させている[7]。また、長谷川町子の影響があってかスルメが好物で、漫画を描く時にスルメを食べている事が多い[10]。しかし、その反面下ネタを描くのが苦手。見る分には、面白いと理解は示している。
好きな漫画家
池上遼一(後述)、ちばてつや諸星大二郎花輪和一吉田戦車中川いさみ伊藤潤二、手塚治虫、藤子不二雄などを挙げている。好きな作品は『あしたのジョー』(ちばてつや)『ケロロ軍曹』(吉崎観音)など[5]。上記の作家の多くは『うる星やつら』新装版でラムのイラストを寄稿している。
阪神ファン
中学の頃からの熱心な阪神ファン。1973年に読売ジャイアンツとのリーグ優勝をかけた最終戦で優勝を逃した時には大きなショックを受け、一時期はファンであることをやめていたが、その後再びファンとなった[5]2003年セ・リーグ制覇した時には、デイリースポーツにタイガースを応援するラムのイラストを掲載している。高校時代には「虚塵の星」(『巨人の星』のもじり)というパロディ漫画を同人誌で描いている。
お笑い
ダウンタウンの「ガキの使いやあらへんで!!」を欠かさず観るなどお笑い好きで、バラエティ番組を仕事中に流すことも多い。好きなお笑いグループとしてオール阪神・巨人、ダウンタウン、ナインティナインタカアンドトシ次長課長などを挙げている[5]

作風

  • 基本的にラブコメディを主軸とした作品が多い。また、主人公とヒロインの関係は時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。また、登場人物の殆どは変態の域に近いほど、限りなく自分の欲望に対して非常に忠実である。
  • 高橋が描くヒロインは、清楚な風貌だが主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると暴力をふるう(本気で怒ると、よく平手打ちを食らわせる)などの嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。また、他の男性キャラにも好意を抱かれ言い寄られても、主人公以外の男に靡く事はない。なお、高橋自身の性格に一番近いキャラクターは『めぞん一刻』のヒロイン、音無響子とのこと。
  • 主人公または恋敵となるキャラクターは、大抵相手が自分に靡かなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格である。しかし、恋敵キャラクターも決して蔑ろな扱いをされているわけではなく、主人公やヒロインにふられても新たな恋の相手を見つけるなど、最後は皆が笑って幕を下ろせるような大団円のエンディングが多い。
  • 高橋作品のアニメ版に参加した声優は、必ず売れっ子になるというジンクスがある。

作品リスト

連載作品

  • うる星やつら - 『週刊少年サンデー』(1978年39号 - 1987年8号)
    初連載作品。女たらしの主人公・諸星あたると、押しかけ女房で異星人のヒロイン・ラムを中心に多彩なキャラクターの登場するSFコメディ。1981年-1986年にTVアニメ化、OVAシリーズや劇場版アニメも6本製作された。
  • めぞん一刻 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1980年11月創刊号 - 1987年19号)
    ボロアパート「一刻館」に下宿する浪人生・五代裕作と、彼が憧れを抱く「管理人さん」音無響子を中心としたラブコメディ。1986年-1988年にTVアニメ化、1986年秋に実写映画化。2007年に伊東美咲主演でTVドラマ化された。
  • らんま1/2 - 『週刊少年サンデー』(1987年36号 - 1996年12号)
    水を被ると女になってしまう格闘家の少年・早乙女乱馬と、親同士が決めた彼の許婚・天道あかねを中心とした格闘コメディ。1989年-1992年にTVアニメ化、劇場版アニメも3本、その後OVAシリーズも製作された。2011年に新垣結衣主演でスペシャルドラマ化された。
  • 1ポンドの福音 - 『週刊ヤングサンデー』(1987年9号 - 2007年3・4号、不定期)
    減量の苦手なボクサー・畑中耕作と敬虔な修道女・シスターアンジェラとの恋愛を描いたスポーツ・ラブコメディ。『週刊ヤングサンデー』に不定期連載され20年かけて完結、耕作役は古谷徹でOVAも製作された。2008年に亀梨和也主演でTVドラマ化された。
  • 犬夜叉 - 『週刊少年サンデー』(1996年50号 - 2008年29号)
    戦国時代にタイムスリップしてしまった中学生の少女・日暮かごめと、彼女が出合った半妖の少年・犬夜叉を主人公とした伝奇作品。2000年-2004年にTVアニメ化され、2009年秋-2010年春にTVアニメ第2期「完結編」を放送[11]。劇場版アニメも4本製作された。10年を超える長期連載で高橋の最長作品。
  • 境界のRINNE - 『週刊少年サンデー』(2009年21・22号 - 連載中)
    小さい頃あの世でもこの世でもない「輪廻の輪」がある世界に連れられ、幽霊が見えるようになった高校生、真宮桜と「死神みたいな」と自称する少年、六道りんねを中心とした除霊コメディ。

シリーズ作品

『人魚の森』を初めとする連作の総称で、人魚の肉を食べたことにより永遠の生を生きることになった青年・湧太と少女・真魚の運命を描いた伝奇シリーズ。OVA化ののち下記『高橋留美子劇場』と共にTVアニメ化されている(未放送分は15禁)。

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『ビッグコミックオリジナル』に年1回のペースで掲載されている、サラリーマンや家族などをテーマにした読み切りシリーズ。2011年時点で『Pの悲劇』『専務の犬』『赤い花束』『運命の鳥』の4冊が刊行されている。2003年にTVアニメ化された。
『Pの悲劇』
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『専務の犬』
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『赤い花束』
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『運命の鳥』
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読み切り・短期連載

  • 勝手なやつら - 『週刊少年サンデー』(1978年28号)
  • 腹はらホール - 小学館『別冊BIG GORO』シリーズ6(1978年8月号)
  • がんばり末世 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年8月号)
  • 黄金の貧乏神 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1978年9月号)
  • けもの24時間 - 『小池一夫劇画村塾』(1978年2号)
    「少年サンデーグラフィックうる星やつら5」に収録。
  • ダストスパート!! - 『週刊少年サンデー増刊号』(1979年5月号 - 9月号)
  •  ?の疾病 - 『小池一夫劇画村塾』(1980年3号)
    「少年サンデーグラフィックうる星やつら4」に収録。
  • 増殖女房-フェアリーテール- - 東京三世社『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 7)
  • ふうふ - 『ビッグコミックオリジナル増刊』(1980年10月15日号)
  • ザ・超女 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1980年10月号)
  • 暴食のフォルム - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 8)
  • 商魂 - 平凡パンチ臨時増刊"That's Comic"(1980年12月5日号)
  • 笑え! ヘルプマン - 『週刊少年サンデー増刊号』(1981年9月号)
  • 怪猫・明 - 『小池一夫劇画村塾』(1981年4号)
  • エルフィーリ/妖精人 - 『少年少女SFマンガ競作大全集』(PART 13)
  • 戦国生徒会 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年2月号)
  • けも・こびるの日記 - 『少年サンデーグラフィックうる星やつら』(1982年1号 - 1984年10号)
    タイトルの「けも・こびる」は高橋の旧筆名。全11話。
  • 闇をかけるまなざし - 『週刊少年サンデー増刊号』(1982年8月号)
  • 笑う標的 - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年2月号)
  • 炎トリッパー - 『週刊少年サンデー増刊号』(1983年8月号)
  • 忘れて眠れ - 『週刊少年サンデー増刊号』(1984年1月号)
  • われら顔面仲間 - 『週刊少年サンデー』25周年記念増刊号(1984年)
  • ハッピートーク - 『ビッグコミックスピリッツ』(1984年8月20日増刊号)
  • お婆さんといっしょ - 『ビッグコミックスピリッツ』(1985年8月20日増刊号)
  • 犬で悪いか!! - 『週刊少年サンデー』(1985年47号)
  • YS創刊祝4コマ劇場 - 『週刊ヤングサンデー』(1987年創刊号)
  • うちが女神じゃ!! - 『週刊少年サンデー』30周年記念増刊号(1989年)
  • わたしのスキャンダル - 角川書店『月刊ASUKA』(1991年1月号)
  • グランド・ファザー - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1・2合併号)
  • 勝手に伝染るんです。 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1991年1月10日増刊号)
  • スリム観音 - 小学館『プチコミック』(1991年9月号)
  • MOON大ペット王 - 『小学三年生』(1992年10月号 - 11月号・1993年12月号 - 1994年1月号)
    巨大ウサギが主人公だが作品の中でも数少ない掲載紙どおり小学校を舞台にした物語。
  • 宝塚への招待 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1993年34号)
  • 1 or W - 『週刊少年サンデー』(1994年36号)
  • 不良-ワル- - 『ビッグコミックスピリッツ』(1997年6月増刊号)
  • withCAT - 『週刊少年サンデー』(1999年46号)
  • 今年は優勝だっ! - 『ビッグコミックスピリッツ』(2003年25号)
  • 可愛い花 - 『ビッグコミック』(2003年21号)
  • MY SWEET SUNDAY - 『週刊少年サンデー』(2009年16号、あだち充との合作)
  • 星は千の顔 - 『ビッグコミックスピリッツ』(2010年44号)
  • 仕事場と本と私 - 小学館『るーみっくわーるど35 ALL STAR』(2013年)
  • リベンジドール-復讐人形- - 『ビッグコミック』(2013年20号)
  • 本が捨てられない - KADOKAWAメディアファクトリー『ダ・ヴィンチ』(2013年12月号)
  • いつかやられる - 『ビッグコミックオリジナル』(2014年8月10日増刊号)
  • 鏡が来た - 『ビッグコミックスペリオール』(2014年15号)

同人作品

現在、読むことは非常に困難となっている短編群。当時吾妻ひでおが好きだったため、これらの短編は、その影響を受け不条理・SFテイストが強い傾向にある。単行本にすべて未収録だが、「背中の戦争」「涅槃の方程式」はサークルから『高橋留美子選集』として350部のみ発行されたことがある。主にプロデビュー以前に漫画研究クラブや漫画サークルなどの小規模な同人誌に掲載された作品。プロデビュー後も同人作品を発表していた。

  • 虚塵の星(1975年 ざ・だいありぃあ)巨人の星のパロディ作品。原作 火事原逸機 画 のさかけも 名義
  • 風塵 第2回(1976年 フキダシvol.6)連作漫画の第2回目担当分。けも・みとめ名義
  • そして半分いなくなった(1976年 びびっとvol.1)けも・みとめ名義
  • バイバイロード(1977年 びびっとvol.2)後に、「少年サンデーグラフィックうる星やつら3」に収録。けも・こびる名義
  • SFケモノゾーン背中の戦争(1978年 サブマリンNo.4)けも・こびる名義
  • エースをめざせ!第3回(1978年 フキダシvol.14)連作漫画の第3回目担当分。けも・こびる名義
  • 不良青年団(1978年 びびっとvol.3)後に、「少年サンデーグラフィックうる星やつら2」に収録。
  • 涅槃の方程式(1979年 びびっとvol.4)目白花子との合作。同人作品としては最後の作品。

デザイン

その他

関連人物

池上遼一
中学生の時、捨てられてあった『月刊別冊少年マガジン』に載っていた池上遼一版『スパイダーマン』に魅せられ、池上の熱狂的なファンになる。当時は単行本が出ておらず、どうにか掲載誌を入手しようと古本屋を探し回ったが見つからず、更にはゴミ屋でも探し回ったが結局見つからなかったという。高校の頃は、池上風の絵でドタバタギャグを描いていたという[12]。池上版『スパイダーマン』が単行本化されたのは大学入学前後になる。この探索エピソードを平井和正との対談『語り尽せ熱愛時代』で語った後、1986年に『スパイダーマン』は復刻され、高橋は第1巻に池上作品への思いを語った文章を寄稿している[7]
平井和正
高橋が学生時代より筒井康隆と共に愛読していた伝奇・SF作家。上述のように中学時代は平井原作、池上遼一作画による『スパイダーマン』に傾倒していた。後年、平井との対談を果たした際には「30を過ぎたら平井先生の作品に影響を受けた漫画を描きます」と述べている[13]。一方の平井も高橋の作品に魅せられ、高橋の作家論である『高橋留美子の優しい世界』(徳間書店、1985年)を執筆している。
あだち充
1980年代より、高橋と共に『週刊少年サンデー』の看板作家を務める戦友。あだちは、自身が少年誌にこだわる理由として「高橋先生の存在が大きい」と述べている[14]。一方高橋も、あだちについて「戦友というとおこがましいんですが、同じ時代をともに頑張ってきたという思いがあります」と述べている[8]。『タッチ』作中では高橋のサイン色紙が登場するが、あだちはこれを描くために実際に高橋からサインをもらっている[15]
斉藤由貴
『永遠のアトム 手塚治虫物語 天才は何故アトムを憎んだのか?嫁姑戦争から介護まで知られざる家族の愛…21世紀へ生命の遺言』(テレビ東京+カズモ製作ドラマ。 奥田瑛二主演、1999/04/15放映 冨田勲音楽、井沢満脚本 大山勝美演出)に於いて高橋留美子を演じた。[16]
椎名高志
椎名の妻は、高橋の元アシスタント。妻がもらったシャンプーのサインを家宝としている。『GS美神 極楽大作戦!!』では、デビュー直後の高橋を作中に登場させている(「GS美神'78!!」その6)。『うる星やつら』新装版にラムのイラストを寄稿した際には「人生を変えてくださってありがとうございます」とコメントした。
藤田和日郎
高橋に影響を受け、漫画家を志した漫画家。王道的な熱血漫画を得意としており、高橋自身も藤田の実力を認めている。
島津冴子
『うる星やつら』でヒロインの一人である三宅しのぶを演じてからというもの、『めぞん一刻』、『らんま1/2』、『犬夜叉』など高橋の作品がアニメ化された際、ほぼ全ての作品にレギュラー、脇役問わず出演している高橋作品と縁の深い声優。
山口勝平
『らんま1/2』の主人公・早乙女乱馬役。高橋は、同作での山口の演技力を高く評価。『犬夜叉』がテレビアニメ化された際、山口は高橋の推薦により、犬夜叉役に決まった。

関連項目

コジコジ
登場キャラクター「ゲラン」が本人の大ファンだという設定になっている。

高橋留美子展

週刊少年サンデー創刊50周年記念として、「高橋留美子展 It's a Rumic World」が2008年7月から2010年3月まで全国各地で開催された。

会場では主にうる星やつらめぞん一刻らんま1/2犬夜叉を中心としたカラーイラスト原画や、あだち充青山剛昌など有名作家34人がうる星やつらのラムを描いた「My Lum」等が展示された。また、これに伴いうる星やつら・らんま1/2・犬夜叉3作品のオリジナル短編アニメーションが新規製作され、会場内で上映された。この3作品のアニメはDVD『It's a Rumic World スペシャルアニメBOX』(2010年1月29日発売、完全予約限定商品)に収録されている。さらに、同年10月20日にこれら3作品が単巻Blu-ray、DVDで発売された。

開催会場・開催期間

アシスタント

アシスタントは全て女性である(ただし上条はデビュー後性別を公表していない)。

参考文献

  • 『QuickJapan Vol.71 永久保存版 高橋留美子』 太田出版、2007年
  • 『るーみっくわーるど35 ~SHOW TIME & ALL STAR~』 小学館2013年

脚注

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外部リンク

テンプレート:高橋留美子

  1. 磯部涼「岡田斗司夫×中川翔子 徹底対談」『QuickJapan Vol.71』、90頁-93頁
  2. 岡田斗司夫「手塚治虫が『マンガの神様』なら、高橋留美子こそ『マンガの怪物』である」『大学漫画 Vol.5』、大阪芸術大学、2006年、24頁。ただし30年以上少年漫画誌に描き続けた漫画家は他にも、ちばてつや、秋本治などがいる。
  3. 寺町談義2004<第一回> にいがた寺町からの会Webサイト[1]
  4. 大出春江「産婆の近代から助産婦の現代へ」『助産婦雑誌』第54巻第12号 [2]
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 渋谷直角「高橋留美子15,000字インタビュー」、『QuickJapan Vol.71』、76頁-83頁。
  6. 「のさかけも」「けもみとめ」などのペンネームで作品を数点描いている。「けもこびる」名義では、1978年当初、商業誌である漫画情報誌「ぱふ」に作品を発表、掲載されている。
  7. 7.0 7.1 7.2 。飛鳥杏華ほか「高橋留美子大辞典」、『QuickJapan Vol.71』、98頁-111頁。
  8. 8.0 8.1 さくらい伸「ロングインタビュー 高橋留美子」前掲『大学漫画』Vol.5、6頁-22頁
  9. 月刊宝島」 1982年2月号インタビュー、のち『マンガ家は語る』 (マンガ批評大系第4巻:平凡社1988年)に所収
  10. 『うる星やつら』のラムも、作中でスルメをよく食べていた。
  11. 犬夜叉#外部リンクを参照。
  12. 根岸康雄『まんが家インタビュー オレのまんが道』小学館、1989年、9頁-20頁
  13. 高橋留美子 平井和正『語り尽くせ熱愛時代』徳間書店、1984年
  14. 磯部涼「あだち充 ロングインタビュー」『QuickJapan Vol.62』、96頁-107頁
  15. 中村孝司ほか「あだち充大事典」『QuickJapan Vol.62』、117頁
  16. [[3]]