長万部駅
テンプレート:駅情報 長万部駅(おしゃまんべえき)は、北海道山越郡長万部町字長万部にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅。駅番号はH47。電報略号はマン。長万部町の代表駅で、北海道新幹線の駅設置が予定されている。
快速「アイリス」の始発駅で、寝台特急「トワイライトエクスプレス」を除く全列車が停車する。
乗り入れ路線
函館本線を所属線としており[1]、当駅を起点とする室蘭本線を加えた2路線が乗り入れている。
函館本線の普通・快速列車は当駅で運転系統が分かれており、どの方向においても普通・快速列車で当駅を跨ぐ場合は乗換が必要となる。ただし、普通列車同士の接続が良い時間帯は限定的で、特に函館本線の普通列車(快速を含む)同士(森方面と倶知安方面)の接続は良くない。また、札幌と函館・本州方面を結ぶ特急・貨物列車は当駅より全て直進方向の室蘭本線へ入り、沼ノ端駅より千歳線経由で札幌へ向かうため、函館本線倶知安駅・小樽駅方面は1日7本の普通列車のみ運行という事実上ローカル線同然[2]となっている。
以前は瀬棚線(1987年廃止)の列車が国縫駅から直通していた。
歴史
- 1903年(明治36年)11月3日:北海道鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1907年(明治40年)7月1日:北海道鉄道国有化により、国有鉄道の駅となる。
- 1912年(明治45年)
- 2月1日:駅舎焼失。
- 月日不詳:駅舎改築。
- 1923年(大正12年)12月10日:長輪線(→室蘭本線)開業。
- 1928年(昭和3年)9月10日:黒松内機関庫長万部分庫設置。
- 1932年(昭和7年)6月15日:長万部機関分庫が長万部機関庫となる。
- 年月日不詳:五稜郭貨車区長万部支区設置。
- 1979年(昭和54年)3月20日:跨線橋改築。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物の取扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物の取扱いを廃止。五稜郭貨車区長万部支区と長万部機関区が統合し長万部運転区設置。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)3月12日:長万部運転区が長万部運転所と改称。
- 1993年(平成5年)3月18日:長万部運転所を函館運転所に統合。
- 2000年(平成12年)4月13日:有珠山噴火による貨物代行輸送のための臨時貨物駅を駅横の町有地等を借り上げて新設、21日より供用開始。函館本線経由の5往復を除き五稜郭駅間までの鉄道輸送と札幌貨物ターミナル駅までのトラック代行輸送の中継地点として開設。6月の全線復旧後臨時貨物駅廃止。
- 2013年(平成25年)11月1日:特急「北斗」・「スーパー北斗」全列車が停車するようになる[3]。
駅構造
島式ホーム2面4線を有する地上駅。ホーム間の移動は跨線橋で行なう。
- のりば
1 | テンプレート:Color函館本線 | 上り | 特急・急行 | 函館・青森・上野方面 |
2 | テンプレート:Color室蘭本線 | 特急・急行 | 東室蘭・苫小牧・札幌方面 | |
3・4 | テンプレート:Color函館本線 | 上り | 普通 | 八雲・函館方面 |
テンプレート:Color函館本線 | 下り | 普通 | 倶知安・小樽方面 | |
テンプレート:Color室蘭本線 | 普通 | 東室蘭・苫小牧方面 |
- 普通列車は一部に2番のりば発車があるほかは、3、4番のりばから発車する。違う行き先の列車が同一番線に止まっていることがある。
室蘭本線と函館本線の分岐駅、瀬棚線の実質的な起点駅のため、かつては一大拠点であり、機関区、鉄道病院、車掌区、鉄道郵便局分室もあった。かつて車両基地があった名残で、側線は国鉄時代よりも数を減らしているとはいえ多く敷設されている。気動車への給油設備もあり、現在も使用されているが、長万部運転所の廃止後は側線とともに当駅の管轄となった。
駅舎内部にはみどりの窓口、旅行相談室、キヨスクが設置されている。出札・改札営業時間は7時00分から18時45分まで(列車別改札を実施している)。早朝夜間は営業担当社員が配置されないため、営業時間外の出改札業務は行わない。なお、信号扱いなどを行う輸送担当社員は終日配置されている。
北海道新幹線ホームは在来線ホームの西側に建設される予定。
駅弁
- かにめし
戦後間もないころホームで「ゆで毛蟹(煮蟹)」を販売していた(1947年 - 1960年)。これが後の「かにめし」販売のきっかけとなった。
駅周辺
- 飯生神社(江戸時代に創建)
- 南部藩ヲシャマンベ陣屋跡(国指定史跡)
- 光明山善導寺(江戸時代に開山)
- 長万部温泉
- 国道5号・国道37号
- 道央自動車道長万部インターチェンジ
- 長万部町役場
- 八雲警察署長万部交番
- 長万部郵便局
- 北海信用金庫長万部支店
- 北洋銀行長万部支店
- 新函館農業協同組合(JA新はこだて)長万部支店
- 長万部漁業協同組合
- 北海道長万部高等学校
- 東京理科大学長万部キャンパス
- 太平洋
- 函館バス・ニセコバス「長万部駅前」停留所
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Colorテンプレート:Color函館本線
- テンプレート:Color室蘭本線
- 北海道新幹線(建設中)
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1 テンプレート:函館本線2 テンプレート:室蘭本線1
テンプレート:瀬棚線- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 秋葉原日記「函館本線運転中止」
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)688ページ