八雲駅
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テンプレート:駅情報 八雲駅（やくもえき）は、北海道二海郡八雲町本町にある北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅である。駅番号はH54。電報略号はクモ。 八雲町の代表駅。寝台特急「北斗星」・「カシオペア」、特急「北斗」・「スーパー北斗」、快速「アイリス」の停車駅。道内最西端の有人駅である[1]。
歴史
ファイル:Yakumo eki.jpg
1976年の八雲駅と周囲約1.5km範囲。右下が函館方面。駅裏には青い屋根の雪印乳業八雲工場[2]前へ膨らんだ側線とその左の農協倉庫引込線がある。3棟の大きな赤い屋根の農協倉庫の北側の空き地に灰色の基礎が残されているが、ここに八雲鉱業所の索道原動所とホッパーがあった。かつては道路を越えて八雲飛行場内へ引き込まれていた引込線[3]もあった。また、長万部方面の駅北西側のカーブ付近から左方の遊楽部川岸へ向けて砂利線が分岐していた。国土交通省 国土画像情報（カラー空中写真）を基に作成
- 1903年（明治36年）11月3日：北海道鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1907年（明治40年）7月1日：北海道鉄道国有化により、国有鉄道に移管。
- 1915年（大正4年）：駅舎改築[4]。
- 時期不詳：大日本乳製品（現・雪印乳業）八雲工場専用線敷設[5]。
- 1930年（昭和5年）：駅舎改築[4]。
- 1943年（昭和18年）11月：中外鉱業八雲鉱業所が駅裏に鉛川のマンガン鉱山からの索道原動所と貯鉱槽を設置。鉱石積込専用線130m使用開始（敷設は同年5月）[6]。
- 1950年（昭和25年）5月以降：八雲飛行場の燃料補給施設へ引込線敷設[3]。
- 1958年（昭和33年）3月以降：八雲飛行場への引込線撤去[3]。
- 1960年（昭和35年）12月：長万部方に跨線人道橋設置[4]。
- 1969年（昭和44年）
- 1981年（昭和56年）2月28日：雪印乳業八雲工場閉鎖[7]。
- 1984年（昭和59年）2月1日：貨物取扱い廃止。
- 1985年（昭和60年）3月14日：荷物取扱い廃止。
- 1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道（JR北海道）に承継。
- 2012年（平成24年）3月1日：普通列車が八雲駅構内で脱線する。
- 2013年（平成25年）11月1日：特急「北斗」・「スーパー北斗」全列車が停車するようになる[8]。
- 2014年（平成26年）5月12日：江差線江差駅の廃止に伴い、道内最西端の有人駅となる。
駅構造
駅舎に接して単式ホーム1面1線、奥に島式ホーム1面2線とあわせて2面3線をもつ地上駅。このほかに側線を数本持ち、のりばは駅舎側から1番のりば、2番のりば、3番のりばとなっている。ホーム間の移動は跨線橋で行なう。待避線は上りの貨物列車が待避のために使用する。
社員配置駅だが早朝と夜間は駅員不在。冬期間のみ当直勤務がある。みどりの窓口（営業時間7時00分 - 21時00分）、キヨスクがある。駅舎はコンクリート平屋建てである。自動改札機はない
のりば
| 1 | テンプレート:Color函館本線 | 森・函館・上野方面 |
| 2 | テンプレート:Color函館本線 | 長万部・東室蘭・札幌方面 |
| 3 | テンプレート:Color函館本線 | 下り 貨物列車待避 |
駅周辺
- 国道5号・国道277号
- 北海道道202号八雲停車場線
- 北海道道572号八雲港線
- 北海道道42号八雲北檜山線
- 北海道道1029号花浦内浦線
- 道央自動車道八雲インターチェンジ
- 函館バス「八雲駅前」停留所
- 高速はこだて号「八雲」停留所（国道5号線沿い）
- 八雲町役場
- 八雲警察署
- 八雲郵便局
- 八雲駅前郵便局
- 八雲宮園郵便局
- 八雲税務署（八雲合同庁舎内）
- 函館職業安定所八雲出張所（八雲合同庁舎内）
- 函館地方法務局八雲出張所（八雲合同庁舎内）
- 八雲簡易裁判所
- 函館家庭裁判所八雲出張所
- 八雲区検察庁
- 北海道労働金庫八雲支店
- 渡島信用金庫八雲支店
- 北洋銀行八雲支店
- 新函館農業協同組合（JA新はこだて）八雲基幹支店
- 八雲町漁業協同組合
- 北海道八雲高等学校
- 八雲町民センター
- 八雲町公民館
- 八雲町郷土資料館
- 八雲町立図書館
- 八雲町総合体育館
- 八雲町消防本部
- はぴあ八雲
- 北海道八雲養護学校
- 八雲町立八雲中学校
- 八雲町立八雲小学校
- 八雲総合病院
- 国立病院機構八雲病院
- 八雲神社
- さらんべ公園
- 梅村庭園
- 航空自衛隊八雲分屯基地
- 八雲産業株式会社八雲事業所
- 遊楽部川
- 八雲大橋
- 八雲温泉
- 八雲町営乳牛育成牧場
- 北里大学獣畜産学部八雲牧場
隣の駅
- 北海道旅客鉄道（JR北海道）
- 函館本線
その他
現在整備新幹線として計画中の北海道新幹線における八雲町内の駅は、八雲駅ではなく別の位置に設置され、新八雲駅（仮称）となる予定である。
脚注
関連項目
テンプレート:函館本線1- ↑ 無人駅も含めると、隣の鷲ノ巣駅が最西端である。
- ↑ 改定 八雲町史 上巻 昭和59年6月発行。前身は大日本乳製品八雲工場で大正11年操業開始。その後昭和8年明治製菓に買収され、昭和16年より北海道興農公社の傘下に入り、同社の八雲工場となる。さらに昭和22年に組織変更により北海道酪農協同八雲工場となるが、GHQによる集中排除法により分離して、昭和25年1月から雪印乳業八雲工場となった。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 改定 八雲町史 上巻 P279。旧陸軍八雲飛行場は戦後米軍により一旦破壊されたが、朝鮮戦争に対処するため米軍が飛行場を再建設した。その際に、燃料補給用として隣接民有地を買収し拡張した敷地へ専用線が敷かれた。昭和33年3月に防衛庁へ移管後はこの飛行場自体が使用されず遊休地となっていたため、引込線も撤去された。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 改定 八雲町史 下巻 昭和59年6月発行。
- ↑ 工場は大正11年に操業が開始されたが大正12年版全国専用線一覧には記載がなく、次の昭和5年版から記載されている。作業距離約0.2km - 0.5km。
- ↑ 6.0 6.1 改定 八雲町史 上巻 P781-784。鉛川の山元からの索道は延長17km。
- ↑ 改定 八雲町史 上巻 P756。
- ↑ テンプレート:Cite press release
