倶知安駅
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ファイル:JR-Kutchan-Sta01.JPG
改札口と発車標(2013年9月)
倶知安駅(くっちゃんえき)は北海道虻田郡倶知安町北3条西4丁目3にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅である。駅番号はS23。電報略号はクチ。かつては特急「北海」、急行「ニセコ」・「らいでん」などが停車し、胆振線も接続していた。 駅名の由来は、アイヌ語の「クチャ・ウン・ナイ(猟人のいる小屋のある沢)」から。
計画中の北海道新幹線の停車駅となる予定である。
駅構造
地上駅である。元々はホームは2面3線であったが、胆振線廃止に伴い駅舎側の単式ホーム(1番のりば)を撤去し、2・3番のりばのみの1面2線島式ホームとなった。その他、構内に留置線がある。ホーム間の移動は跨線橋で行なう。
社員配置駅。駅舎にはみどりの窓口(営業時間4時45分-21時40分)、自動券売機、旅行相談室、キヨスクがある。
立ち食いそば屋が駅舎内にあったが、2010年3月限りで閉店した。
駅構内では夜間滞泊が行われる。
2 | テンプレート:Color函館本線 | ニセコ・蘭越・長万部方面、小樽方面(当駅折り返し) |
3 | テンプレート:Color函館本線 | 余市・小樽・札幌方面 |
北海道新幹線ホームは在来線ホームの西側に建設される予定。
路線バス
駅周辺
- 国道5号・国道276号
- 後志総合振興局庁舎
- 倶知安町役場
- 倶知安警察署
- 駅前交番
- 倶知安郵便局
- 北海道労働金庫倶知安支店
- 北海信用金庫倶知安支店
- 北洋銀行倶知安支店
- ようてい農業協同組合(JAようてい)本所・倶知安支所
- 北海道倶知安高等学校
- 北海道倶知安農業高等学校
- 倶知安温泉
- 花園温泉
- ひらふ温泉
- 旭ヶ丘スキー場
- スーパーマーケットジョイ倶知安店
- コープさっぽろ倶知安店
- 北海道中央バス(高速ニセコ号)・ニセコバス・道南バス「倶知安十字街」停留所(国道5号線沿い)
歴史
ファイル:Kutchan eki.jpg
1976年の倶知安駅と周囲約1×1.5km範囲。上は左側を函館本線小樽方面、右側へ胆振線京極方面。駅舎のほぼ正面に転車台が残る。また上端中央左寄り、函館本線左脇に保線車両基地を持っている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
- 1904年(明治37年)10月15日 - 北海道鉄道の歌棄駅(現在の熱郛駅)から小沢駅までの開通とともに開業。一般駅。機関庫設置。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 北海道鉄道が国に買収され、国有鉄道の駅となる。
- 1913年(大正2年)6月2日 - 倶知安機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
- 1919年(大正8年)11月15日 - 京極軽便線が当駅から京極駅まで開通。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 京極軽便線が京極線に改称。
- 1930年(昭和5年)5月16日 - 倶知安機関庫を小樽築港機関庫倶知安分庫とする。
- 1936年(昭和11年)9月 - 小樽築港機関庫倶知安分庫から小樽築港機関区倶知安支区と改称。
- 1941年(昭和16年)10月 - 小樽築港機関区倶知安支区から倶知安機関区に昇格。
- 1944年(昭和19年)7月1日 - 胆振縦貫鉄道の国有化により、京極線をあわせて伊達紋別駅から当駅までと京極駅から脇方駅までが胆振線とされる。
- 1974年(昭和49年)12月 - 倶知安機関区廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 貨物の取扱いを廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 荷物の取扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 胆振線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道が継承。