沼ノ端駅
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沼ノ端駅(ぬまのはたえき)[1]は、北海道苫小牧市沼ノ端中央3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅である。駅番号はH17。電報略号はハタ。
室蘭本線を所属線としており[2]、千歳線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は線路名称上における千歳線の起点であるが、千歳線の列車はすべて室蘭本線経由で苫小牧駅まで乗り入れている。すべての普通列車と、L特急「すずらん」が停車するが、「すずらん」以外の特急・急行列車は通過する。
室蘭本線は当駅以西東室蘭駅、及び、同駅から支線に入って室蘭駅までの区間が交流電化となっているが、岩見沢駅方面は非電化となっている。なお、千歳線は全線交流電化である。
Kitacaは、隣りの苫小牧駅までと千歳線札幌方面のみ利用が可能であり、追分方面では利用できない。なお、カードの販売は行わない。
歴史
- 1898年(明治31年)2月1日:北海道炭礦鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1914年(大正5年)5月:当駅 - 植苗駅間に馬車軌道敷設。主に植苗からの木材、木炭の運搬に使用[3]。
- 1922年(大正11年)7月24日:北海道鉱業鉄道(後の北海道鉄道(2代))金山線(後の富内線)開業。
- 1926年(大正15年)8月21日:北海道鉄道札幌線(後の千歳線)開業。
- 1943年(昭和18年)
- 1964年(昭和39年)8月5日:広島燃料興業の専用線敷設[4]。
- 1969年(昭和44年)12月:駅舎改築[4]。
- 1980年(昭和55年)5月15日:貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承。
- 2000年(平成12年):簡易委託廃止、無人化。自動券売機設置。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始。
- 沼ノ端駅駅舎.jpg
旧駅舎(2005年4月)
- 沼ノ端駅内部.jpg
旧駅舎内部(2005年4月)
- 沼ノ端駅ホーム.jpg
駅ホームと旧跨線橋(2005年4月)
駅構造
- 島式ホーム2面3線の地上駅。駅前を南北に結ぶ自由通路からホームに入る構造となっている。
- ホームは駅舎側から1・2・3番のりばとなっている。1番のりばは札幌・千歳方面からの上り列車、2番のりばは岩見沢・追分方面からの上り列車が使用する。3番のりばは千歳・札幌方面・追分・岩見沢方面の下り列車が共に使用する。
- 2・3番のりばの間にある中線は貨物列車などの待避線となっており、ホームも架線もない。
- 無人駅。自動券売機設置。1番のりば階段前にある自動券売機は札幌までの「Sきっぷ」「札幌休日きっぷ」(いずれも当日使用開始分のみ)が購入できる(2・3番のりば階段前にあるのは簡易券売機)。簡易Kitaca改札機設置。
1 | テンプレート:Color室蘭本線(上り) | 苫小牧・室蘭方面 |
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2 | テンプレート:Color室蘭本線(上り) | 苫小牧方面 |
3 | テンプレート:Color千歳線 | 南千歳・札幌・小樽方面 |
テンプレート:Color室蘭本線(下り) | 追分・岩見沢方面 |
駅周辺
- 国道36号・国道234号・国道235号
- 日高自動車道沼ノ端東インターチェンジ・沼ノ端西インターチェンジ
- 道央自動車道苫小牧東インターチェンジ
- 苫小牧警察署沼ノ端交番
- 沼ノ端郵便局
- 苫小牧信用金庫沼ノ端支店
- 北洋銀行沼ノ端支店
- 沼ノ端スケートセンター
- 苫小牧市立沼ノ端小学校
- ノーザンホースパーク(12月26日〜1月1日は休業・入場料有料)
- バス停留所
その他
- 苫小牧・室蘭方面は当駅を出てすぐの地点から、白老駅直前の地点まで28.7kmの直線区間が続く。これは日本で最も長い鉄道の直線区間である(鉄道に関する日本一の一覧も参照)。
- 追分方面列車と千歳方面列車との乗り継ぎに伴う運賃制度の特例として、当駅を通過する列車に係る乗り継ぎに限り、当駅と苫小牧駅間の区間外乗車が認められている。ただし、苫小牧駅での途中下車はできない。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color室蘭本線
- テンプレート:Color千歳線(苫小牧駅 - 当駅間は室蘭本線)
かつて存在した路線
- 鉄道省(国有鉄道)
- 富内線
- 沼ノ端駅 - 北松田駅