静狩駅
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テンプレート:駅情報 静狩駅(しずかりえき)は北海道山越郡長万部町字静狩にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。駅番号はM46。電報略号はシツ。
駅構内
単式・島式複合型2面3線のホームを有する地上駅。但し島式の南側(駅舎側)の中線は側線扱いとなっている。互いのホームは構内踏切で連絡する。
無人駅となっているが、南側(海側)の単式ホームに接した有人駅時代の駅舎を有する。駅舎は改築されていないものの、外壁は改修されている[1]。
駅名の由来
当駅の所在する地名より。地名の由来は、アイヌ語の「シリ・トゥカリ」(山の手前)。長万部方面から海岸線伝いに北上すれば、礼文華の岸壁に阻まれる。静狩はちょうど行き止まりになった「山の手前」の地点である。
利用状況
駅周辺
歴史
ファイル:Shizukari eki.jpg
1976年の静狩駅と周囲約1km範囲。右上が東室蘭方面。単式と島式の複合ホーム2面3線、駅裏に1本の副本線とさらに外側に短い保線車用車庫線と水色屋根の保線車庫を有している。駅舎横長万部側貨物ホームへの引込み線は1972年の貨物取扱廃止を受けて既に撤去されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
- 1923年(大正12年)12月10日 - 国有鉄道長輪線長万部駅 - 当駅間開通に伴い開業。一般駅。
- 1925年(大正14年)8月20日 - 線路名が長輪西線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1928年(昭和3年)9月10日 - 当駅 - 長輪東線伊達紋別駅間伸延開通、長輪東線と長輪西線を統合し長輪線に改称、それに伴い同線の駅となる。
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 長輪線を室蘭本線に編入、それに伴い同線の駅となる。
- 1972年(昭和47年)3月15日 - 貨物取扱い廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物扱い廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
- 時期不詳 - 駅舎改修。