近鉄5200系電車
テンプレート:鉄道車両 近鉄5200系電車(きんてつ5200けいでんしゃ)は、近畿日本鉄道の電車(用途については後述)。電算記号はVX[1]。
本項では改良型の5209系・5211系[2]についても記述する。
目次
概要
それまで大阪線や名古屋線の長距離急行用車両として運用されていた2600系・2680系・2610系は座席に対面式固定クロスシートを装備していたが[3]、1970年代前半まで運用されていたその先代の急行車である2200系や2250系と比べるとシートピッチが狭く、旅客から敬遠されつつあったこと[4][5]や、一部編成ではトイレを装備しているものの、1600系や1000系、1200系などのロングシート車両も長距離急行の一部で運用されており[5]、特別料金不要の速達列車であっても高品質な輸送を求める声が多くなっていたことから、2610系等に代わる急行用車両として1988年(昭和63年)に登場した[5][4][3]。運行距離の長い大阪線・名古屋線の急行や快速急行などの長距離列車[5][6]、及び団体専用列車に使用[5][7] [8]するため、座席に転換式クロスシート[9]を採用した[5]。
本系列の設計方針としては以下の3点を掲げた[10]。
- More Comfortable(より快適性を求めた車両とする)
- Multi Purpose(朝夕の通勤通学輸送、昼間の長距離急行輸送、団体運用のいずれにも適した車両とする)
- Modern technology(最新技術を導入し、保守の合理化と省エネ化を図る)
5213Fで本系列の製造が終了し、同時期に製造された1422系や1220系、3200系、6400系ではシリーズ21にそれぞれ後継系列が製造されているが、シリーズ21では本系列に相当する後継系列は製造されておらず、本系列以降の車両ではVVVFインバータ制御を採用した急行車は4扉アルミ車体デュアルシートを採用した5800系・5820系L/Cカーが製造されている。
用途について
本形式は両開き3扉転換クロスシートを持つ車両であり、東日本旅客鉄道(JR東日本)を除くJR各社の近郊形車両にも受け継がれた一方で近鉄では特急用車両と団体用車両以外の車両については便宜上、一般車両として扱っているが、位置づけは急行兼団体用車両であった[11]。なお、近鉄では1000位が「5」の車両は一般車両のうち、標準軌急行用クロスシート車と位置付けている[12]。
車体
1986年に登場した3200系や6400系をはじめ、前年に登場した1220系・1422系ではアルミニウム合金製車体が採用されたが、本系列では車体側面に連続窓、車体前面に曲面ガラスを採用した関係上、車体強度を確保するため普通鋼製とされた[5][3]。なお、床材についてはステンレスを用いた[10]。
塗装は近鉄標準のシルキーホワイトとマルーンレッドのツートンカラーで[5]、製造当初は連結面まで帯が周り込み[13]、当時の特急車並みの塗り分けだったが、後年はマルーンレッド一色に変更された。ほか、裾帯も後年は消されるなど変化した。
先頭部は、幌枠を目立たなくさせるために両サイドに僅かなふくらみを設け[10]、その部分をマルーンレッド塗装として、中央をシルキーホワイトとした結果、1220系等の先頭デザインとは異なってスマートな顔立ちとなった。このふくらみと面一になるようにLED式種別標識灯兼尾灯を設置した。LEDは、初期車は縦4列・横12列[10]、他は縦2列・横6列[14]の素子を採用した。さらに、後者のタイプには2タイプが存在し、26000系で採用された素子61個を1ユニットで構成したタイプと、22000系のように素子を高密度で構成したタイプである。従って、5200系列では3タイプの標識灯兼尾灯が存在する。
乗降扉は片側3箇所[5][15]。両端側の2箇所は4扉の通勤形に合わせてあり、もう1箇所は車体の中央部に設置されている。前述のように連続窓の採用により剛性確保の意味合いもあって鋼製車体となったが、窓の間柱を65mmと太くすることで、さらに強度を上げた[13]。
車体断面は概ね1220系等のアルミ車体通勤車と同様で、このため、それらの車両と併結しても違和感はない。
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ク5150形(5209系)
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モ5250形(5209系)
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モ5200形(5209系)
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ク5100形(5209系)
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機器・性能
主要機器
(写真上が山側)
(写真上がHS-10形)
走行機器は5201F - 5204Fが1422系と、5205F - 5208Fが1430系と、5209系5209F/5210Fが1435系と、5211系5211F - 5213Fが1437系・1620系とほぼ同一の仕様である。走行性能もこれらに準じており、起動加速度2.6km/h/s。減速度4.0km/h/s。運用上の最高速度は110km/hで[5]、大阪線西青山駅 - 東青山駅間の新青山トンネル内22.8‰上り勾配においても均衡速度104km/h以上の走行性能が確保[16]され、33‰上り勾配・架線電圧10%減・定員乗車条件でも均衡速度96km/hを確保している[16]。本系列は長距離運転の多い大阪線・名古屋線向けに投入されたが、後述のように近鉄の標準軌線であればどの線区にでも入線可能な性能になっている。ただし、ドアカット機能が装備されていないため、信貴線や田原本線、鈴鹿線など全駅のプラットホーム有効長が4両編成未満となっている路線に入線することは不可能である。編成の向きが異なる車両の乗り入れを禁止している難波線に入線する場合も、事前に中川短絡線にて方向転換を行ってから入線する必要がある。
制御装置
制御装置は16ビットの制御回路のマイコンを採用した1C4M制御のVVVFインバータ制御が採用されている[5][3]。主電動機はいずれも三菱電機製でモーター出力は165kW、5201F - 5204FがMB-5023A、5205F - 5212FがMB-5035A、5213FがMB-5035Bを搭載している[17]。歯車比は5201F - 5204Fが6.31(16:101)の設定であるが、5205F以降は5.73(15:86)に設定されている[17]。
台車
台車は、近畿車輛製KD-301系である。従来のシュリーレン式に酷似した形状ながらシュリーレン台車の特徴であった軸バネ部のオイルダンパーを廃し、代わりに積層ゴムブッシュを採用した軸箱支持を採用したのが特徴[18]で、枕ばねに空気ばねと左右動ダンパを用いた新設計台車で、走行安定性の確保と転向横圧低減の両立をはかっている。基礎ブレーキ装置は車輪の踏面を前後から制輪子で締め付ける両抱き式である。
一方、5211系として区分される後期の3編成は軸箱支持部を片側支持積層ゴムブッシュ式[18]としたボルスタレス台車の近畿車輛KD-306系[19]に変更した[3]。基礎ブレーキ装置は車輪の踏面を片方の制輪子で押し付ける片押し式で、Tc車はディスクブレーキ(1軸1ディスク)を併設する。1436系や1254系で搭載された滑走検知装置は1437系・1620系同様に搭載されていない。
制動装置
制動装置は抑速ブレーキ・回生ブレーキ併用電磁直通ブレーキ (HSC-R) 方式[3]を採用し、従来の界磁チョッパ制御車や抵抗制御車との併結も考慮している。
補機・集電装置
電動発電機は5208FまではサイリスタMGの日立製HG-77463形[7]で、5209F以降は三菱製NC-FAT形[7]を採用してSIV化した。これが5209系として形式区分された理由である[20]。
電動空気圧縮機はC-1000L[7]ないし車両によってはHS-10[21]をそれぞれTc車に配置している。
パンタグラフは各電動車の大阪・名古屋寄りに下枠交差式の東洋電機製造PT-48を1基ずつ搭載し、当初から母線引き通しが施されている[7]。
その他機器
冷房装置は冷凍能力10,500kcal/hの集約分散式ユニットクーラーを各車両に4台搭載[18]し、補助送風機としてラインデリアを併用する。
運転台は機器配置については従来通りで、色調もVVVF車標準のブラウン系とした。窓は大型曲面ガラスを採用し、貫通扉も窓が縦長となり、視界が向上した。
制御車連結面側床下に汚物タンク、ならびに水タンクを設けた。
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抑速用抵抗器
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左から作用装置、蓄電池、電動発電機
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運転台
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汚物タンク
車内設備
車内はそれまでの急行車よりも特に快適性が重視されており、内装のカラーリングでは同時期製造のロングシート車両である3200系や1422系等と同様に、化粧板にはパールカラーを、床材はブラウントーンを採用したが、本系列では妻面はベージュ系レザー調とした。シートモケットは両先頭車はグリーン系[18]、中間車はブラウン系[18]を採用[22]し、シートピッチは910mmと余裕を持たせており、背もたれはプライベートな空間を出すために従来よりも高めに取り、白のカバーを装着している。シートの材質は柔らかめのものとし、長距離の乗車でも楽な姿勢を保てるように配慮されている。カーテンはベージュ系のロールアップ式となり、大型の5連続窓と合いまって一般車両の中でもトップクラスの高級感と開放感を併せ持つ車内空間を演出している。ほか、座席間に小物を置くための小テーブルが設けられた[10]。ひじ掛けは当初、側壁側にも設けられていたが[10]、後に撤去された。中間車連結部の渡り板は従来車同様の2枚であるが、後に一部編成が5800系やシリーズ21に準じた3枚板のものに取り替えられた。
乗降扉付近には、折り畳み式補助座席が設けられ、団体列車として運行する際に使用される[18]。なお、補助座席を全て使用すると、4両編成で296席となる。4両編成中2箇所(先頭車の連結側)にトイレ(和式の水洗トイレで、貯蔵タンク式)が設けられた。トイレの床は緑のタイル張りとした[23]。また、後につり革[24]の取り付けや団体運用を考慮して荷物棚下部には座席番号も表記されている。
- KINTETSU5200 原型車(緑).JPG
両先頭車
- KINTETSU5200 原型車(茶).JPG
中間車
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茶色の座席
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緑色の座席
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ドア付近のテーブルは衝立に設置
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ドア付近には補助席が格納されている
妻壁はレザー調のベージュ系 - KINTETSU5200 PASSENGER INFORMATION.JPG
団体運用を考慮して席番表示を貼付
- KINTETSU5200 SANITATION.JPG
和式トイレと出入口
編成表
テンプレート:TrainDirection | ||||||||
組成内容 | ク5100(Tc1) | モ5200(M1) | モ5250(M2) | ク5150(Tc2) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
車両写真 | 110px | 110px | 110px | 110px | ||||
搭載機器 | MG・CP・BT | VVVF | VVVF | MG・CP・BT | ||||
自重 | 36.0(35.0)t | 42.0(40.0)t | 42.0(40.0)t | 36.0(35.0)t | ||||
車内設備 | トイレ | トイレ |
配置箇所と運用線区
テンプレート:出典の明記 1996年2月までに13編成が製造された[18]。それまで大阪線や名古屋線急行の主力車両だった2600系や2610系、2680系の運用が一部、本系列に置き換えられている。導入当初は高安検車区にも配置されていたが、後述の通り2014年時点では配置されていない[25]。
大阪線用
2014年4月1日現在、明星検車区に5201F・5204F・5205F・5206Fの4本が配置され[25]、大阪線を中心に運用されている。現在は、名古屋線には、乗り入れないが、名古屋線所属の5200系が検査などで不足した場合乗り入れることがある。
大阪線では朝と夕方以降は主に急行系の運用に就くが、昼間の宇治山田駅直通の長距離急行には主に1400系1408Fとロングシート改造された2610系のいずれかが運用に就いているため、当系列は青山町駅以西の急行、名張駅以西の準急・普通の間合い運用に入ることや団体列車用の予備車として名張車庫や明星車庫などで待機していることが多い[5]。 運用時は2410系などの2両編成、1620系などの4両固定編成を増結した6両 - 10両編成で運用されているが、一部の準急、普通列車に4両単独の運用もある[5][18]。
5201Fは当初高安検車区に所属し、1990年から1997年まで富吉検車区に配置された後に、明星検車区に転属している。5202Fも高安検車区所属であり、1990年より富吉検車区所属となった。また当初高安検車区所属であった5204F - 5206F[3]は2006年から明星検車区所属に変更となっている。
大阪線に本系列の配置が少ない理由として、大阪線系統ではラッシュ時の混雑に3扉車では対応しにくいこと、桜井駅や大和高田駅以西でJR桜井線・和歌山線・関西本線(大和路線)との競合がある反面、伊勢志摩方面への競合路線が実質的に存在せず、榛原駅以東では急行系統が普通列車の役割を担っているために特急と急行系統の所要時間の格差が名古屋線よりも大きく、速達性を求める乗客は特急料金を払ってでも特急を選ぶ傾向にあるという理由から、一般車両としてのクロスシート車の存在意義が名古屋線より薄いという背景がある。このため近鉄では混雑時にロングシート、閑散時にクロスシートに切り替えが可能な「デュアルシート」を開発し、4扉の「L/Cカー」として投入するようになる。
名古屋線用
2014年4月1日現在、富吉検車区に5202F・5203F・5207F - 5213Fの9本が配置され[25]、名古屋線を中心に運用されている。名古屋線系統に配置が多いのは、近鉄名古屋 - 鳥羽間を完全に並行するJR東海の快速「みえ」[26][27]や、東名阪自動車道および伊勢自動車道を経由して伊勢方面へ向かう自家用車との競合が激しく、これらの対抗策として本系列が集中投入された[26]という背景がある。
1810系や1201系、1230系、1430系、9000系と併結した6両編成[5][18]で、終日、近鉄名古屋駅 - 松阪駅・宇治山田駅・五十鈴川駅・鳥羽駅間の中・長距離急行運用[18]に就いており、同線における急行の主力系列となっている。また、富吉車庫への急行用編成折り返し回送の関係で、近鉄名古屋駅 - 富吉駅間の準急、間合い運用として1往復のみ大阪線でも運用される。名古屋線所属車両による普通列車への定期運用は前述の大阪線運用の一部となる宇治山田駅 - 鳥羽駅間の1本の普通以外は存在せず、基本的に急行系列車か一部の準急への限定運用となっている。
5202Fは製造当初は高安検車区に配置されていたが、1990年に快速「みえ」 との競合対策による急行車両増強のために富吉検車区へ転属した。5203F・5207F - 5213Fは製造当初から名古屋線所属である[3]。
共通事項
定期運用は大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線であるが[5]、天理教輸送列車や修学旅行およびその他の団体輸送[5]、臨時列車などで奈良線や京都線や橿原線、志摩線[28]などの通常の定期運用では乗り入れない他の線区に入線することも多い[5]。現在は本系列での重連8両編成は存在しない。
ごくまれに、本来は4両編成L/Cカーが充当される朝の山田線宇治山田始発名古屋線白塚行き普通列車や大阪線名張始発名古屋線近鉄名古屋行き急行[29]に突発的な代走で充当されることがある[30]。
また、定期検査や車体更新、団体運用等で通常の運用を離脱する場合は配置検車区を問わず、大阪線所属の2610系や1400系1407F[31]といったトイレを装備したロングシート車両が代走する。
ク5100形およびク5150形にはトイレが設置されている。ただし、大阪線編成に関しては、2009年に頻発した放火事件の影響で、防犯上の理由から、名張駅・青山町駅以西の準急や普通列車運用に入る場合はトイレが使用不可[32]になっているが、長距離列車となる快速急行や急行および名古屋線ではトイレの使用が可能である。
改造・車体更新
ク5100形正面にスピーカーを設置
登場以降の内装や外見に大きな変化はなかったが、初期車の落成から約20年前後が経過し、後に投入された5800系やシリーズ21の車両と比べると内装面での見劣りや車内設備の老朽化が顕著になってきたため、2007年(平成19年)から[18]車体更新が開始された。
2011年(平成23年)4月までに5200系5201F - 5208Fが[33]、2012年(平成24年)10月から2013年(平成25年)3月にかけて5209系が[34]、2013年11月から2014年2月にかけて5211系5211F・5212F[25]が高安検修センターにて車体更新を受けている。
車体更新の内容は以下の通り。
- 内外装材[35]、座席モケット[36][37]の張り替え[18]
- ドアチャイムの標準装備、雨樋・各車両に車椅子スペース[38]・LED式車内案内表示器の設置[18]
- テーブル・補助席の撤去[18]
- 車内非常通報装置の貫通扉横への移設・通話機能付きへの更新
- Tc車に設けているトイレの室内改修・洋式化[5][39]
- 乗降扉付近の仕切り壁をL/Cカーに準じた化粧板タイプに交換[40]
- ロールカーテンのブラインドをシリーズ21と同様のタイプに交換[41]
5201F[42] - 5205F・5209Fは車体更新と前後して種別灯・尾灯がシリーズ21と同様の2灯式に交換されており[5]、5201F - 5212Fの大阪・名古屋方Tc車には連結部注意喚起スピーカー[43]が取り付けられた。また、2007年から2012年3月にかけて全編成に転落防止幌が設置され[18]、2009年から2011年にかけて全編成のVVVF制御車のシンボルマークが撤去された[18][44]。
- KINTETSU5200(R) Interior.JPG
更新後の車内
- KINTETSU5200(R) SEATS.JPG
車体更新後の座席(新モケット)
補助席は撤去された - KINTETSU5200(R) Interior2.JPG
妻壁の座席片側を撤去して車椅子スペースを設置
- KINTETSU5200(R) SANITATION.JPG
トイレは洋式化された
本系列の功績
1988年、グッドデザイン商品に選定された[5][3]。転換クロスシートや編成中二箇所に設置されたトイレ、補助席付きの仕切り壁といった1980年代後半当時の一般車両では破格の車内設備ゆえに当初投入された大阪線はもとより在籍編成の多い名古屋線では好評を博した[4]。
他車への影響
3扉転換クロスシートのコンセプトは、その後JRグループにおいて西日本旅客鉄道(JR西日本)221系電車[5]、東海旅客鉄道(JR東海)311系電車、キハ75系気動車、九州旅客鉄道(JR九州)811系電車、キハ200系気動車、名鉄1200系電車[5]、山陽電気鉄道5000系電車などにも採用され、東日本旅客鉄道(JR東日本)をのぞくJR旅客各社や私鉄各社でも同様の車両が投入されるようになったその先駆者ともいえる[5]。特にその先駆けとなったJR西日本221系電車は5200系電車の設計思想を大きく踏襲したものとされ、その影響は現在の車両開発に活かされている。
- 221系.jpg
JR西日本221系電車
- JR Central 311.jpg
JR東海311系電車
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JR九州キハ200系気動車
アートライナー
- 5209F:赤塚グループ「FFCパイロゲン」(2005年8月 - 2007年11月)→ 「PiTaPa・KIPSカード」(2013年3月 - )[45]
- 5210F:2009年第29回世界新体操選手権(2009年3月 - 2009年11月)
- KINTETSU アートライナー 2009.JPG
世界新体操選手権ラッピング
- KINTETSU5200 5209F.JPG
PiTaPa・KIPSカードのラッピング
脚注
参考文献
- 『私鉄車両年鑑2012』 p.26 (発行 イカロス出版 2012年)ISBN 9784863205499
- カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」p.16・p.17(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
- 『近畿日本鉄道完全データ』 p.55・p.66・p.67 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- 日本の私鉄「近畿日本鉄道」(著者・編者 広岡友紀、出版・発行 毎日新聞社 2012年) ISBN 978-4-620-32003-8
- 近畿日本鉄道のひみつ p.118・p.119(発行者 小林成彦、編者・発行所 PHP研究所 2013年)ISBN 978-4-569-81142-0
- 田淵仁 『近鉄特急 下』p.54・p.55 JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2004年。ISBN 4533054161
- 『鉄道ファン』1988年6月号 No.326 交友社 p.81 - p.85
- 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年
関連項目
外部リンク
テンプレート:近畿日本鉄道の車両- ↑ 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年 p.17 ここに5200系の編成記号 VXが示されている。
- ↑ 5209系は1991年11月に、5211系は1993年3月に登場した。『近畿日本鉄道完全データ』 p.55 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」p.16・p.17(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
- ↑ 4.0 4.1 4.2 近鉄時刻表2010年号p397のコラムより。 タイムスケープ100「16.近鉄が先駆けた種々のクロスシート」
- ↑ 5.00 5.01 5.02 5.03 5.04 5.05 5.06 5.07 5.08 5.09 5.10 5.11 5.12 5.13 5.14 5.15 5.16 5.17 5.18 5.19 5.20 5.21 5.22 引用エラー: 無効な
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タグです。 「66-v
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 運転距離が100kmを超える主な料金不要列車としては、名古屋線急行が近鉄名古屋駅 - 鳥羽駅間で走行距離は120.4km。大阪線快速急行や急行が大阪上本町駅 - 宇治山田駅間で走行距離は137.2km(快速急行が鳥羽駅まで乗り入れる場合の走行距離は150.4km)である。
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 日本の私鉄「近畿日本鉄道」p.127 - p.129(著者・編者 広岡友紀、出版・発行 毎日新聞社 2012年) ISBN 978-4-620-32003-8
- ↑ 本系列は20100系の代替も兼ねており、同時期に団体専用車両へ改造された18200系では対応しきれなくなった際は11400系や12200系などの現役特急車の予備車を使用し、それらが超多客期などで引き上げたときに本系列が使用されたことがあった。
- ↑ 乗降扉付近も含めてほぼ全ての座席が転換出来るが、連結側の妻面の座席のみは進行方向に関わらず固定されている。カラーブックス「日本の私鉄 近鉄2」p.17(著者・編者 諸河久・山辺誠、出版・発行 保育社 1998年) ISBN 4586509058
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 『鉄道ファン』1988年6月号 No.326 交友社 p.81 - p.85
- ↑ 近畿日本鉄道|鉄路の名優 5200系
- ↑ PHP研究所「近畿日本鉄道のひみつ」p 127
- ↑ 13.0 13.1 『近鉄急行・団体用 5200系&あおぞら号』レイル・ロード 1988年 p.2 - p.19
- ↑ 『鉄道ピクトリアル』2003年1月号 No.727 電気車研究会 p.267 の写真(5207F・5211F)
- ↑ 大阪線では1460系、名古屋線では6441系以来の片側3扉車両である。近鉄時刻表2008年号p368 コラム「鉄道の名優たち38 5200系」
- ↑ 16.0 16.1 『近畿日本鉄道完全データ』 p.55 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- ↑ 17.0 17.1 『鉄道ピクトリアル』2003年1月号 No.727 電気車研究会 p.298 - p.299
- ↑ 18.00 18.01 18.02 18.03 18.04 18.05 18.06 18.07 18.08 18.09 18.10 18.11 18.12 18.13 18.14 18.15 『私鉄車両年鑑2012』 26p (発行 イカロス出版 2012年)ISBN 978-4-86320-549-9
- ↑ 電動車はKD-306Bを、制御車はKD-306Cを装備する。なお、後に登場した5800系では1620系や1026系と同様のKD-306・KD-306Aが採用されたため、KD-306B・KD-306Cを装備するのは5211F - 5213Fのみとなっている。
- ↑ 『鉄道ピクトリアル』2003年1月臨時増刊号 No.727 電気車研究会 p.258 - p.259
- ↑ 『鉄道ピクトリアル』2003年1月臨時増刊号 No.727 電気車研究会 p.298 - p.299
- ↑ 本系列に採用されたこの2種類のモケットは、21000系「アーバンライナー」に採用するための試作品として開発された8種類のモケットのうち、21000系に採用されなかった6種類のモケットの中の2種類である。『鉄道ピクトリアル』1988年12月号 No.505 電気車研究会 p.29
- ↑ このトイレは、2600系や2680系、2610系にも車体更新の際に本系列に準じたトイレに改修されている。
- ↑ L/Cカーで設置された五角形のつり革ではなく、従来の丸型つり革が採用されている。
- ↑ 25.0 25.1 25.2 25.3 『鉄道ファン』2014年8月号 交友社 「大手私鉄車両ファイル2014 車両配置表」「大手私鉄車両ファイル2014 車両データバンク」 引用エラー: 無効な
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タグ; name "rf_201408"が異なる内容で複数回定義されています - ↑ 26.0 26.1 田淵仁 『近鉄特急 下』 p.54・p.55 JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2004年。ISBN 4533054161
- ↑ 1990年3月に快速「みえ」の運行が開始され、1993年8月からは本系列と同様の3扉転換クロスシート車両のキハ75形気動車が投入されている。快速「みえ」以外にも、1989年から関西本線に2扉転換クロスシート車両の213系5000番台(2011年10月まで運用)、1999年および2006年以降はラッシュ時の間合い運用に3扉転換クロスシート車両の313系1500・1600番台およびワンマン運転対応の313系1300番台(2011年11月から運用)が投入されているため、快速・普通列車とも競合している。
- ↑ 「近鉄,『ミズノクラシック』開催にともない臨時列車を運転 交友社『鉄道ファン』railf.jp 2010年11月09日
- ↑ この急行は伊勢中川駅で方向転換を行なう関係上、全席転換クロスシートを装備する本系列では乗客に座席を転換させる手間が生じるために通常の車両運用では充当されないのが主な理由である。
- ↑ 前日に明星車庫や名張車庫で停泊する編成があるため、運用の乱れが発生しても対応出来るようになっている。
- ↑ 2610系および1400系1407Fの代走が多いが、青山町駅以西のみの運用であれば、トイレなしの編成が代走を務めることもある。
- ↑ 以前から、大阪上本町 - 高安・河内国分間の準急と普通列車では、乗客の少ない列車によるトイレでの喫煙やいたずら防止のため、本系列や5800系などトイレ付き車両のトイレを使用不可とする処置がとられていた。
- ↑ 『鉄道ファン』2012年8月号 交友社 「大手私鉄車両ファイル2012 車両配置表」「大手私鉄車両ファイル2012 車両データバンク」
- ↑ 『鉄道ファン』2013年8月号 交友社 「大手私鉄車両ファイル2013 車両配置表」「大手私鉄車両ファイル2013 車両データバンク」
- ↑ 化粧板は5800系や5820系と同様のラベンダーブルーに、床材は7020系に準じた砂目のグレーにそれぞれ改装された。ただし、5208Fは化粧板の模様が他の編成と異なっている。
- ↑ シリーズ21の車両をベースにそれぞれ本系列独自の赤系に交換された。
- ↑ このモケットは2009年からロングシートVVVF制御車両や抵抗制御車の一部にも部分変更の上で順次採用されている。
- ↑ 最初の更新車の5202Fは更新前からあったTc5102(運転台側)の車椅子スペースを撤去し、新たにトイレの向かい側にあった座席を撤去し、そこへ設置された(Tc5152も同様)が、5203F(2編成目)以降の更新車は更新前からあったTc5100の車椅子スペースは撤去されず、従来の場所となっている(Tc5150も設置場所は運転台側であり、トイレの向かい側は車椅子スペースではなく、従来通り座席が設置されている)。中間車のM5200・M5250は何れも宇治山田・鳥羽側に設置されている。
- ↑ 5208Fまでは5820系と同一の、5209F以降は22600系と同一のそれぞれ室内空間とされ、いずれも12200系フル内装更新車に相当する設備へ改修されている。また、5209F以降は化粧室ドアにピクトグラムを貼付けている。
- ↑ ただし、最初の更新車の5202Fは更新前の割り付けを引き継いでいるため、形状が更新前のままである。
- ↑ ただし、L/Cカーで採用されたフリーストップ式カーテンは採用されず、従来の3段階ストップ式カーテンである。窓枠の固定化は行われていない。
- ↑ 『近畿日本鉄道完全データ』 66p写真2 (発行 メディアックス 2012年) ISBN 9784862013934
- ↑ 5800系 (奈良線所属編成) や1021系・1026系・1031系、1252系 (阪神直通対応および名古屋線ワンマン対応編成) などに取り付けられたものと同様である。
- ↑ VVVF制御車のシンボルマークの撤去に伴って、同時に貼られていた車椅子スペースのステッカーは従来の位置よりも乗降扉寄りに移設されている。
- ↑ 「近鉄5209系に「PiTaPa・KIPSカード」のラッピング 交友社『鉄道ファン』railf.jp 2013年03月24日
- ↑ 「近鉄5209系にラッピング編成登場 交友社『鉄道ファン』railf.jp 2009年03月19日