西靖
テンプレート:基礎情報 アナウンサー 西 靖(にし やすし、1971年7月8日 - )は、毎日放送(MBS)アナウンサー。
来歴
岡山県岡山市の出身で、血液型はO型。岡山県立岡山一宮高等学校、大阪大学法学部卒業。学生時代には、陸上部で棒高跳の選手として活動していた。
1994年にアナウンサーとして、毎日放送へ入社。同期入社のアナウンサーに、三澤肇がいる。入社当初は、「社会派アナウンサー」として、報道番組の担当を希望していた。しかし実際には、テレビのバラエティ・情報番組や、ラジオの深夜番組を中心に出演している。その一方で、報道系のドキュメンタリー番組でナレーターを務めることもある。
これまでテレビでは『すてきな出逢い いい朝8時』(野村啓司の後任。1996年4月から、それまでは番組内で放送されていた、江崎グリコの生CMに出演していた)や『おはようクジラ』、『リアルタイム』などのJNN系全国ネット番組に出演した。
2009年時点、会社内での役職は副部長。アナウンサー室内で、ウクレレ部(部長:西、部員:河田直也)と写真部(部長:上泉雄一、部員:西)に所属している。後者は、自身がカメラを最近購入したことをきっかけに結成。自身もカメラに夢中になっており、「思い出リクエスト」では、毎週のようにカメラについて触れていた。また、社内ではバドミントン部(部長:結城哲郎、部員:近藤亨など)に所属。
2007年の『NHK紅白歌合戦』では、ポルノグラフィティの曲紹介の際に白組司会の笑福亭鶴瓶から名前を紹介された。また、読売テレビ『情報ライブ ミヤネ屋』や、テレビ大阪『きらきらアフロ』などの他局番組に登場したこともある。
2009年元日のABCラジオの年始特番にも登場(この番組を桜井一枝が担当していたことから、本番中に北海道旅行中の西にドッキリで電話をかけた)。
1999年10月に始まったMBSテレビ平日午後の情報番組『ちちんぷいぷい』には、放送開始1週間後に出演した後に、1ヶ月後の同年11月からレギュラー出演中。当初は火曜日にのみ、スタジオへ登場していた。2004年頃からは、リポーター・インタビュアーを務める一方で、初代総合司会・角淳一が休暇を取った場合には代理で司会を担当。2006年からは、木・金曜日の進行を任されるようになった。関西以外の一部地域でJNN系列局が同時ネットを開始した2009年4月からは木・金曜日、2011年9月15日からは水曜日でも総合司会も担当。角が同月30日放送分で卒業したことを機に、翌週(10月3日)から全曜日の総合司会を務めている。
オリコン調査『第5回 好きな男性アナウンサーランキング』の女性回答で8位にランクインした[1]。
2014年4月7日(月曜日)からは、『ちちんぷいぷい』の総合司会(主に「きょうの☆印」を担当)に加えて、MBSテレビ平日夕方のローカルワイドニュース番組『VOICE』のメインキャスターも務める。ちなみに『VOICE』では、2000年10月の番組開始から2005年9月まで、同期入社の三澤が初代のメインキャスターを担当。西は、「入社20年目のルーキー? ニュースはじめました」という触れ込みで、入社後初めてニュース番組のキャスターを務める事になった。
2014年7月31日放送の『ちちんぷいぷい』放送中に1年半前より交際している14歳年下の女性と今秋結婚する事を生報告した[2]。
『ちちんぷいぷい』
テンプレート:雑多な内容の箇条書き 番組の企画として、オリンピック取材に3度派遣されている。2004年のアテネ五輪では報道関係者のパスを貰えなかったため、アテネ市内の各所からFOMAのテレビ電話でちちんぷいぷいのスタジオと生中継を結んだり、市内の一般家庭のお宅にお邪魔して女子バレー日本対ギリシャ戦を観戦リポートしたりした(ただし、決してMBSが報道パスをもらえなかったわけではなく、大月勇(当時MBSアナウンサー)のみに与えられていた)。以後この企画が通例となり、2006年のトリノオリンピックでは、2月20日 - 2月24日まで、トリノからFOMA中継。2008年の北京オリンピックでも北京の街中を中心に取材を行い[3][4]、その模様はちちんぷいぷい内で放送されている。
2007年夏、番組内でTBS・MBSが独占放送した世界陸上にあわせて大学以来遠ざかっていた棒高跳びに挑戦した。練習の様子も放送し、8月30日に母校の大阪大学吹田キャンパス陸上競技場で挑戦。番組内で生中継された。1回目は当初の目標である3mを成功[5]、2・3回目は3m20cmを飛んだが失敗した。
2010年1月4日からは、「西靖はどう変われば良いか」というテーマの元に「西に☆印」と題したコーナーがスタートし、視聴者からメールを募集している。
名物コーナーだった『おいしいうた』の楽曲を収録したCD『すごくおいしいうた』が2010年1月20日に発売され、同年3月末まで3万枚達成されなければCDの宣伝隊長を務めたU.K.こと楠雄二朗(くっすん)の公約で角淳一、くっすんと共に丸坊主になることを番組内で公表した。同年3月1日、CDの売り上げが3万1,110枚を達成したことから、西、角、くっすんの3人が公開形式で頭を丸め、坊主頭になった[6]。
同年3月28日放送分の『MUSIC JAPAN』(NHK総合)にはおいしいうたファミリーと共にNHKに初出演した。
同年4月14日から4月21日まで大阪・梅田の阪急百貨店うめだ本店で行われた「2010ちちんぷいぷい物産展」では、故郷である岡山県の「物産大使」に任命され、岡山の名産品PRに奔走した。
同年6月16日、MBS創立60周年記念企画の一環として「60日間世界一周の旅」を行うことを「ちちんぷいぷい」で発表し、同年6月28日に関西国際空港を出発した。世界一周の際は阪神タイガースのユニフォーム(背番号は7月7日までは『38』、7月8日からは『39』をつけていた。彼自身の年齢と同じ数字である)を身にまとって世界中を旅し、同年8月25日に無事帰国した。帰国の際には角らが関西国際空港に出向き、バスで茶屋町のMBS本社まで向かう場面が生中継された。その間の「ちちんぷいぷい」の総合司会は木曜日は河田直也、金曜日は山中真が担当した。帰国翌日から1週間は同時間帯に編成されたMBS開局60周年記念ウィーク特別番組に毎日出演し、9月3日から正式に「ちちんぷいぷい」の総合司会に復帰した。
全曜日の総合司会に昇格してからは、番組を代表して、大阪マラソンや「未来の花束(番組完全プロデュースのシングル曲)キャンペーン隊」などに参加している。第1回大阪マラソン(2011年10月30日開催)では、フルマラソンを3時間45分38秒で完走。他方、「未来の花束キャンペーン隊」では、「オリコンウィークリーチャートで『未来の花束』が初登場で10位以内に入らなければ1日だけ“おしゃれパーマ”姿で『ちちんぷいぷい』に出る」との公約の下にキャンペーンを展開していた[7][8]。しかし、同年11月8日の同番組において、『すごくおいしいうた』と同じく14位にとどまったことが判明。罰ゲームとして、翌11月9日の放送にアイロンパーマ(アイパー)姿で出演した[9]。
2013年には、「ちちんぷいぷい夏休みスペシャルウィーク」(8月5日 - 8月9日)と連動した企画「つながれ!ご縁ザ・ワールド~万国おどろキッズ紀行~」で、「60日間世界一周の旅」以来3年振りに海外へ長期渡航。7月5日(金曜日)から1ヶ月間にわたって、故郷の岡山と縁の深いおとぎ話・桃太郎の衣装に身を包みながら、世界12ヶ国(タイ→インド→スイス→スペイン→オーストリア→ベルギー→モザンビーク→ポルトガル→ペルー→アルゼンチン→ジャマイカ→アメリカ)の「おどろキッズ」(大人が驚くような才能や特技を持つ子どもたち)を取材した。ちなみに渡航中には、「帰国後に1冊の絵本を作る」という趣向で、「おどろキッズ」を取材するたびに「将来の夢」に関する絵を描かせている。また、出発後の7月8日(月曜日)放送分から帰国翌日(8月6日)に放送の『ちちんぷいぷい夏休み 未来にご縁スペッシャル!!!』で総合司会に復帰するまでは、河田が月・木曜日、山中が水・金曜日、宇治原史規(ロザン)が火曜日の放送で西に代わって総合司会を務めていた。
人物
- ウクレレを得意としているが、現在はウクレレ部員である河田のウクレレを“私物化”しており、主にそれを使っていて、西が書いてもらったサインがたくさん入っている。自分のウクレレはジェイク・シマブクロ、DEPAPEPEらのサインが入っており、自宅に保管している。また最近では、ブルースハープの演奏にも凝り出した。
- 渋い声の著名人(城達也や麻生太郎など)の声真似が得意で、『わくわく土曜リクエスト』でもたびたび披露していた。
- 『ちちんぷいぷい』木曜日では、2年間にわたって書評コーナーを担当。その本の解説は、北海道の雑誌で西自身が取り上げられたこともある。また、梅田紀伊國屋書店では西の紹介した本を置くコーナーも設置されていた。
- 無類のきな粉好き。
- ゲーム「桃太郎電鉄V」にアナウンサーとして実名で登場している。
- ツイッターのアカウント(後述の外部リンク参照)を持っており、仕事関係の情報から休日や仕事終わりに同業アナウンサー(自局以外の在阪局も含む)やスタッフ、芸能人や一般人の友人知人との旅行・食事・飲み会の様子も(時には画像付で)ツイートされている。
現在の担当番組
テレビ
- ちちんぷいぷい月~金曜総合司会(2011年10月~)
- 番組開始直後からレギュラーで出演。2006年10月からは木曜、2007年4月からは木・金曜、2010年9月からは水~金曜の総合司会を担当した。上記以外の曜日でも、角が務めていた総合司会を代演したり、一部のコーナーに出演したりすることがあった。
- 2010年と2011年には、山崎製パンとのコラボレーション企画で、関西・期間限定商品のパンをプロデュース。2010年の「デミカツパン」で約173万個、2011年の「愛の新婚朝ごはん 目玉焼き風&ソーセージパン」(2012年発売)で186万8,234個の売り上げを記録した。2013年にも、UHA味覚糖とのコラボレーション商品「ぷいぷい飴」で、出身地の岡山県にちなんで「日頃の感謝を込めてありが糖 岡山マスカット黒糖あめ」のプロデュースを手掛けた。
- 『VOICE』にも出演する2014年4月7日からは、月 - 木曜日を山本浩之(関西テレビ出身のフリーアナウンサー)、金曜日のみ河田と共に進行。基本として、毎日放送報道局が制作するパート(オープニング~15:30頃および17時前・エンディング直前の「NEWS CHECK!!」)に登場する。
- VOICEメインキャスター(2014年4月7日 - )
- 映像(ナレーションを不定期で担当)
- 美の京都遺産(ナレーションを不定期で担当)
- MBSニュース(不定期)
ラジオ
これ以外にも、関連会社のMBS企画がMBSラジオへのCM出稿を募集する目的で制作した同局向けのスポットCMなどで、ナレーションを務めている。
過去の出演番組
テレビ
- あどりぶランド
- すてきな出逢い いい朝8時(全国ネット、野村啓司の後任として出演、それまでは番組内で放送されていたglicoの生CMに出演)
- 宵待5
- おはようクジラ(全国ネット、MBS担当アナウンサー・来栖正之の後任として出演)
- はーい!昼ナマ
- おかえりワイド
- 毎日新聞テレビ夕刊
- リアルタイム(全国ネット)
- なんで?なんで?サンデー
- 中川家ん!
- たかじんONE MAN (番組タイトルコール)
- 知っとこ!(全国ネット、2005年1月22日に高井美紀の代理としてアシスタントを担当)
- 西日本横断生放送スペシャル どうにもとまらない2013(2013年1月1日、スタジオアシスタント)毎日放送・山陽放送・中国放送・RKB毎日放送による共同制作番組
- 痛快!明石家電視台「MBSアナウンサー26人大集合スペシャル」(2014年4月7日、アナウンサーの1人としてゲストで出演)[10]
ラジオ
- こども音楽コンクール
- ヤンタンはなまるリクエスト
- 思い出リクエスト
- 西靖&桜井一枝のわくわく土曜リクエスト(土曜)
- 熱血!!タイガーススタジアム(土曜、ナイターシーズンのみ)
- MBSヤングタウン日曜日アシスタント(2010年9月で降板した後も不定期で出演)
- たびぐみプラス(2010年度のナイターオフ番組、パーソナリティ)
関連人物
- 三澤肇
- 桜井一枝
- 笑福亭鶴瓶
- 松嶋尚美
- 田口万莉
- 笑福亭べ瓶
- 高井美紀
- 角淳一
- 上泉雄一
- 八木早希
- 河田直也
- 松川浩子
- 石田英司
- 堀ちえみ
- 来栖正之
- 野村啓司
- 中尾彬
- 板東英二
- 上田崇順
- 結城哲郎
- 近藤亨
脚注
外部リンク
- ↑ 第5回 好きな男性アナウンサーランキング
- ↑ MBS西靖アナ 大照れ結婚生報告!“半同居生活”もスタート
- ↑ 【MBS】西靖アナウンサー 2008年8月
- ↑ 【MBS】西靖アナウンサー 2008年9月
- ↑ 【MBS】西靖アナウンサー 2007年9月7日
- ↑ 【MBS】西靖アナウンサー 2010年3月19日
- ↑ 西靖アナが"大胆オシャレパーマ"に!?『ちちんぷいぷい』がCDを発売(マイコミジャーナル、2011年11月1日)
- ↑ ちちんぷいぷい丸刈り西アナ「パーマ」公約(サンスポ.com、2011年11月1日)
- ↑ 「未来の花束」オリコン14位でMBS『ちちんぷいぷい』 西アナが "お洒落パーマ"に!!(mFound、2011年11月10日)
- ↑ 「さんまの好物頂上決戦!カレーor牛丼バスツアー」(2013年7月15日、山本浩之とゲスト出演)時点で明石家さんまと初共演。ちちんぷいぷい内で楽屋トーク中に中継した事もあった。(ぷいぷいへのダメ出し有)