萩ケーブルネットワーク
テンプレート:CATV 萩ケーブルネットワーク株式会社(はぎケーブルネットワーク)は、山口県萩市・阿武町・島根県益田市をサービスエリアとするケーブルテレビ事業者である。島根県益田市では「地域情報通信基盤整備事業」により設置されたケーブルテレビ局「ひとまろビジョン」を運営している。
目次
概要
テンプレート:出典の明記 1985年(昭和60年)に、アイ・キャン(岩国市)についで、県内2局目、北浦初のケーブルテレビ局として開局した。
1996年(平成8年)8月には、県内・中国地方初のコミュニティFM・エフエム萩を同局内に開局させ、萩の情報発信を高める。
その後、2002年(平成14年)には、萩市江向(えむかい)451にあった本社兼スタジオを、現在の江向550(山口県立萩美術館・浦上記念館の国道挟んで斜向かい)に移転する。
この頃から、テレビが地上デジタル化することが言われ始めたほか、阿武町と旧・須佐町へのサービスエリア拡大、ならびにチャンネル数の充実を図るもので、本社事務所やメインの放送スタジオを550番地の「放送センター」へ集約させる。一方で、旧局舎はBS・CS・県内波・県外波の受信ポイントである「通信センター」と、エフエム萩の本社として機能させている(ただし、県外波の受信ポイント自体は田床山にある)。
2003年(平成15年)から、8chの「HCN8市民チャンネル」に加え、11chに「阿武須佐チャンネル」が誕生(もともとは放送大学)。萩市内の情報を伝える「萩あれこれ」に加え、「ii(あいあい)ネットあぶ」と「まるまる須佐ッチャ」を開始。
2005年(平成17年)の平成の大合併に伴い、須佐町が萩市に編入。須佐の番組は消滅し「萩あれこれ」に吸収。また、チャンネルも見直される運びとなる。また、それと同時に旧・田万川町でもサービスを開始。
2011年(平成23年)からは、県を越えて、島根県益田市でもサービスを開始。「ひとまろビジョン」として放送している。当然ながら地上波の放送チャンネルは本局と異なり、自主放送チャンネルも益田局中心の構成となっている。
益田市地域情報通信基盤整備事業について
益田市役所でのこの事業の担当は「地域情報化推進室」[1]である。
2010年[2]から2011年にかけて益田市全域に整備されたもので、FTTH方式[3]の伝送路設備や益田センター局舎などのケーブルテレビ施設が整備された。益田センター局舎は益田市の市民学習センター(旧石西県民文化会館)に隣接して建設された[4]。このケーブルテレビ施設によるサービスは「益田市が実施する『告知端末機』(緊急防災放送装置)[5]による放送」と「萩ケーブルネットワーク株式会社によるテレビ放送サービス・インターネット接続サービス・IP電話サービス」がある。
「緊急防災放送装置(告知端末機)」は、益田市の全世帯に無料で設置される制度となっている[6]。
「ひとまろビジョン」は愛称であり、公募により決定された[7]。
所在地
- 会社名:萩ケーブルネットワーク株式会社
サービスエリア
沿革
- 1985年9月24日:会社設立
- 1989年9月25日:旧萩市でケーブルテレビ事業を開始。
- 2001年5月1日:ケーブルインターネット事業を開始。
- 2002年:バーチャルスタジオ・オープンスタジオなどの設備をもつ放送センターを新築。
- 2009年10月14日:益田市地域情報通信基盤整備事業により設置されるケーブルテレビ局の運営事業者に選定される[8]。
- 2010年3月26日:島根県益田市にてケーブルテレビ事業、インターネット接続サービス事業を提供するに辺り総務省中国総合通信局から認可を受ける[9]。同年4月22日 益田市とで調印式[10]。
- 2011年4月1日:島根県益田市にてケーブルテレビ事業、インターネット接続サービス事業を開始。
主な放送チャンネル
地上波系列別再送信局
NHK-G | NHK-E | NNN/NNS | ANN | JNN | TXN | FNN/FNS | JAITS | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
山口県萩市・阿武町 | NHK山口 | NHK山口 | 山口放送 | 山口朝日放送 | テレビ山口 | TVQ九州放送 | テレビ西日本 | |
島根県益田市 | NHK松江 | NHK松江 | 日本海テレビ | 山口朝日放送 | 山陰放送 | 山陰中央テレビ |
テレビ局
山口県萩市・阿武町の「地上デジタル・デジアナ変換」放送
アナログ デジアナ変換 |
デジタル | 放送局 |
---|---|---|
1 | 011 | NHK山口総合 |
6 | 021 | NHK山口Eテレ |
3 | 031 | テレビ山口 |
4 | 041 | 山口放送 |
10 | 051 | 山口朝日放送 |
071 | TVQ九州放送(STB視聴) | |
081 | テレビ西日本(STB視聴) | |
8 | 121 | 地域情報チャンネル |
11 | 122 | 地域開放チャンネル |
島根県益田市の地上デジタル放送
デジタル | 放送局 |
---|---|
011 | 日本海テレビ |
021 | NHK松江Eテレ |
031 | NHK松江総合 |
051 | 山口朝日放送 |
061 | 山陰放送 |
081 | 山陰中央テレビ |
111 | ひとまろ地域情報チャンネル |
112 | ひとまろ地域開放チャンネル |
- 益田市でもデジアナ変換サービスは実施されている。
- アナログ(デジアナ変換)サービスは2015年3月末まで。
- デジタルBS/CSは全局セットトップボックスが必要。
デジタル | 放送局 |
---|---|
BS放送 | |
101 | NHK BS1 |
103 | NHK BSプレミアム |
141 | BS日テレ |
151 | BS朝日 |
161 | BS-TBS |
171 | BSジャパン |
181 | BSフジ |
191 - 193 | WOWOW |
200 - 202 | スター・チャンネル |
211 | BS11 |
222 | TwellV |
231 - 233 | 放送大学テレビ |
CS放送 | |
514 | フジテレビONE HD |
515 | フジテレビTWO HD |
530 | J sports 3 HD |
531 | J sports 1 HD |
532 | J sports 2 HD |
535 | GAORA HD |
537 | ゴルフネットワーク HD |
550 | チャンネルNECO HD |
551 | ファミリー劇場 HD |
552 | 日本映画専門チャンネル HD |
553 | 時代劇専門チャンネル HD |
555 | スーパー!ドラマTV HD |
556 | ムービープラス HD |
564 | 東映チャンネル HD |
565 | TBSチャンネル1 HD |
581 | キッズステーション HD |
582 | アニマックス HD |
594 | TBSニュースバード HD |
596 | ディスカバリーチャンネル HD |
597 | アニマルプラネット HD |
598 | ヒストリーチャンネル HD |
700 | チャンネル700 |
704 | ウェザーニュース |
710 | ショップチャンネル |
722 | MONDO TV |
724 | 囲碁・将棋チャンネル |
770 | スペースシャワーTV |
772 | MTV |
774 | 歌謡ポップスチャンネル |
790 | 日経CNBC |
792 | CNNj |
795 | 朝日ニュースター |
810 | グリーンチャンネル |
811 | グリーンチャンネル 2 |
951 | レインボーチャンネル |
ラジオ局(山口県萩市・阿武町)
MHz | 放送局 |
---|---|
77.5 | FM NANAKO |
78.6 | FM山口 |
80.0 | fm fukuoka |
82.4 | NHK山口FM |
告知端末機(益田市)
- 益田市では「告知端末機」(緊急防災放送装置)[5]による放送を実施している。
- 告知端末機では、選局により山陰放送・NHK松江第1・NHK松江第2・NHK松江FM・エフエム山陰・FM NANACOの放送を聴くことができる[11]。
主な自社制作番組
- 萩あれこれ
- ii(あいあい)ネットあぶ
- ハピピ情報局
関連項目
脚注
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 地域情報化推進室[1]
- ↑ 益田市 広報誌「広報ますだ」2010年7月15日号にて「益田市地域情報通信基盤整備事業の安全祈願祭」について掲載[2]
- ↑ 益田市地域情報通信基盤整備事業に関する説明資料各種ページ内 「Q&A(よくある質問と回答)」ファイル内に説明あり
- ↑ 益田市 広報誌「広報ますだ」2010年6月1日号4ページ[3]
- ↑ 5.0 5.1 告知端末機の表記については 広報誌「広報ますだ」での説明は 2010年6月15日号で「緊急防災放送装置(告知端末機)」と併記。それ以降「緊急防災放送装置」と表記されるようになった。
- ↑ 益田市 広報誌「広報ますだ」2010年6月15日号4ページ[4]
- ↑ 益田市 広報誌「広報ますだ」2010年9月15日号4ページ[5]
- ↑ 益田市地域情報通信基盤整備施設運営事業者決定について
- ↑ [6]
- ↑ 益田市 広報誌「広報ますだ」2010年6月1日号表紙[7]
- ↑ 緊急防災放送装置の機能説明書を作成しましたのページ内 説明ファイルと、益田市 広報誌「広報ますだ」2011年5月号2ページ[8]で説明がある。