阿武町
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阿武町(あぶちょう)は、山口県の北部にある町。北長門国定公園に面しており、海岸線に沿って山陰本線、国道191号が通っている。無角和牛とキウイフルーツが名産である。
目次
地理
海に面した奈古地区、宇田郷地区と山間にある福賀地区からなる。奈古地区と宇田郷地区は日本海に面し、気温も比較的温暖だが、福賀地区は山間に広がる盆地にあり、冬季は積雪が多い。
また福賀地区は積雪や雨量が多い場合は路線が封鎖されることもあり、過去に孤立してしまったこともある。
隣接している自治体
かつては須佐町、むつみ村、福栄村とも接していたが、萩広域の合併のため萩市に囲まれるような地形になっている。
人口
歴史
沿革
- 1955年(昭和30年)1月、旧奈古町、旧宇田郷村、旧福賀村が合併して発足。
- 1992年(平成4年)7月、道の駅阿武町開設。
- 2004年(平成16年)3月、近隣自治体と共に萩広域市町村圏組合を構成し、広域合併を目指していたが、2004年に基金の分配方法などをめぐり他の市町村と対立、議会も合併反対派が多かったため、合併協議会から離脱。単独町政を行うことを表明した。
行政
奈古にある町役場の他に、宇田郷地区、福賀地区にそれぞれ支所を設置している。
- 支所
- 宇田郷支所
- 福賀支所
経済
産業
- 農業と漁業を基本とし、日本海側に面した奈古地区や宇田郷地区にはそれぞれ漁港が整備されている。山間部の福賀地区では、農業と林業が行われている。
教育
高等学校
中学校
小学校
- 阿武町立阿武小学校
- 阿武町立福賀小学校
交通
- 町内を国道191号線が通り、それに沿うようにJR山陰本線が走っている。
鉄道路線
路線バス
萩方面からバスで阿武町に入ると、入ってすぐの道の駅阿武町で折り返しとなる。そのため利用者はすべて乗換えを行うようになっている。
- 防長交通
- 阿武町営バス
道路
一般国道
町内には2つの国道が通っているが、国道191号のみ町内を横断し、国道315号は町内からそれたところを通っている。
都道府県道
主要地方道
一般県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
祭事・催事
阿武町では催事は各地区単位で行われることが多く、町をあげての催し事は少ない。
- 福賀大農業まつり(福賀地区)
- 日本海なご夏まつりイカダ大会(奈古地区)
出身者
その他
- 2005年(平成17年)3月までは萩広域市町村圏組合を構成する町となっていたが、萩市と阿武郡6町村(川上村、田万川町、むつみ村、須佐町、旭村、福栄村)が合併し、萩広域市町村圏組合が解散したため、消防などは萩市に委託して行うことになった。
- 阿武町全域が萩警察署の管轄となっている。
- 郵便番号は以下の通りとなっている。
- 奈古郵便局:759-36xx、759-35xx
- 福賀郵便局:758-06xx