演歌百撰
テンプレート:独自研究 テンプレート:基礎情報 テレビ番組 演歌百撰(えんかひゃくせん)は、関西放送制作が制作している演歌専門のテレビ音楽番組である。
かつては兵庫県にある地上独立テレビ放送局・サンテレビジョン(サンテレビ・SUN)を幹事局として、全国各地の地上波テレビ放送局とBSデジタル放送・日本BS放送(BS11デジタル)、スカイパーフェクTV!・第一興商スターカラオケで放送されていたが、地上波テレビはデジタル化などの影響により、2010年12月放送分かぎりでサンテレビ、奈良テレビ放送(奈良テレビ・TVN)を除く局は放送を終了(後述)。サンテレビでも2011年3月30日の放送をもってレギュラー放送を終了したため、同年4月以降のレギュラー放送実施局は奈良テレビのみとなった。
さらに、第一興商スターカラオケが2012年3月をもって廃局したため、同局での放送も終了した。その一方、4月よりかつて放送していた岐阜放送(ぎふチャン・GBS)でも放送が再開され、BS11デジタルと奈良テレビとぎふチャン、また不定期で放送を再開したサンテレビでの放送になっている。
2013年10月より2014年3月は火曜深夜0時半-1時(末期は0時45分)にラジオ関西でラジオ版を放送(司会は団あしの(番組プロデューサー)、丘みどり)。
目次
概要
総合演歌番組の役割
1993年10月に放送開始。初回のメインゲストは橋幸夫。「演歌一夜」(テレビ大阪、司会は中村美津子、1988年 - 1993年4月)と同じ会社が制作し、同じネットワークを使用。「演歌受難の時代」が長く続いたことや、老舗番組だった『演歌の花道』(テレビ東京)が終了したということもあって、今や数少ない全国をカバーする総合演歌番組となっている。
基本的に、毎月大物演歌歌手1人をメインゲストとして招き、メインゲストとのトークコーナーのほか、メインゲストを含む6名程度の歌手[1]が各1曲ずつ歌う。アシスタントを務める女性演歌歌手も歌う場合がある。ただし、暦と編成の都合から、メインゲストがいない週もたまに出る。
サンテレビでは、不定期に兄弟番組として「演歌百景」も放送していた。また、かつては公式サイトも存在したが、制作体制の変更などが続いたこともあり現在はない。そのため、下記リンクのBS11での紹介ページがその役割を担っている。
地上波からの撤退
従来、地上波テレビでは数少ない総合演歌番組であったが、2010年12月最終週放送分(12月26日-2011年1月2日放送)をもってサンテレビと奈良テレビを除く地上波テレビ局でのネット放送を終了し[2]、前述の「BS11デジタル」と「第一興商スターカラオケ」[3]での放送に集約した[4]。ただ、サンテレビはレギュラーでの放送終了以後も、不定期(主に日曜日日中)であるが放送を再開している。 また、J:COM HDでは木曜 9:30 - 10:00と金曜 16:00 - 16:30、日曜 20:30 - 21:00の3回放送している。
余談だが、特定の人物を冠した“専門型”演歌番組では、既に同様の事例がある[5]。
レギュラー出演者
期間 | メイン | アシスタント | |
---|---|---|---|
1993.10 | (不明) | 滝トール | 北条美樹 |
(不明) | (不明) | 真珠 | |
2000.4 | 2001.6 | 柳澤純子 | |
(不明) | (不明) | 林あさ美 | |
2003.7 | (不明) | 春奈佑果 | |
2005.1 | (不明) | 網野ひとみ | |
(不明) | (不明) | 山本みゆき | |
(不明) | 2008.5.21 | 橘麻衣子 | |
2008.5.28 | 2008.7 | 中島ゆきこ | |
2008.8 | 2008.10.1 | 川井聖子 | |
2008.10.8 | 2009.2.25 | 鹿島ひろ美 | |
2009.3.4 | 2010.6.23 | 森川つくし | |
2010.6.30 | 現在 | 丘みどり[6][7][8] |
※日付はサンテレビ基準
制作体制
過去の制作体制
- 当初はExpressが制作し、関西放送制作は制作協力していた(幹事局のサンテレビは表記されなかった)。
- その後、サンテレビも制作に加わるが、エンディングに表記していたのはサンテレビのみで、その他のネット局では表記されなかった。
- 2006年10月-2007年3月の間はExpressに代わり、関西放送制作とエルフ・エージェンシーが共同制作していた。
- この時にサンテレビは制作から撤退[10]、エンディング表記は全てのネット局で「制作著作:関西放送制作・ELF agency 」と改められた。しかし、現在は関西放送制作のみに戻っている。
放送時間
2012年4月以降
- BS11デジタル
- 奈良テレビ放送(奈良テレビ・TVN)
- 千葉テレビ放送(チバテレ・CTC・イレギュラー)
- レギュラー放送は他の地上波同様2010年で終了したが、2011年5月29日(日曜)の10:30-11:00に1度だけ放送した。この枠は通常『走る男F』再放送枠であるが、なぜ差し替えたかは不明。
- サンテレビジョン(サンテレビ・SUN・イレギュラー)
- レギュラー放送は前述の通り、2011年3月で終了したが、いずれも日曜日に不定期(およそ5週に1回のペース)で以下の時間に放送されたことがある(すべて単発枠)。[12]
- 2011年6月26日17:00 - 17:30
- 2011年7月31日12:30 - 13:00
- 2011年9月4日16:00 - 16:30
- レギュラー放送は前述の通り、2011年3月で終了したが、いずれも日曜日に不定期(およそ5週に1回のペース)で以下の時間に放送されたことがある(すべて単発枠)。[12]
過去のネット局
- 岐阜放送(ぎふチャン・GBS)
- 火曜 8:30 - 9:00 2012年4月より放送再開したが同年7月31日をもって終了した。[13]
2010年12月で終了した地上波局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時間 | 幹事局(サンテレビ)との時差 |
---|---|---|---|---|
北海道 | テレビ北海道 (TVh) |
テレビ東京系 | 月曜 1:35 - 2:05[14] | 2日先行 |
青森県 | 青森朝日放送 (ABA) |
テレビ朝日系 | 月曜 1:10 - 1:40 | |
岩手県 | IBC岩手放送 (IBC) |
TBS系 | 月曜 1:00 - 1:30 | |
宮城県 | 東北放送 (TBC) |
月曜 0:55 - 1:25 | ||
千葉県 | 千葉テレビ放送 (CTC) |
JAITS | 水曜 22:30 - 23:00 | 同時放送(テープネット) |
新潟県 | 新潟放送 (BSN) |
TBS系 | 月曜 0:50 - 1:20 | 2日先行 |
石川県 | 北陸朝日放送 (HAB) |
テレビ朝日系 | 月曜 1:10 - 1:40 | 3日先行 |
岐阜県 | 岐阜放送 (GBS) |
JAITS | 土曜 0:15 - 0:45 | 3日遅れ |
三重県 | 三重テレビ放送 (MTV) |
水曜 13:30 - 14:00 | 同日放送 | |
滋賀県 | びわ湖放送 (BBC) |
木曜 8:30 - 9:00 | 1日遅れ | |
兵庫県 | サンテレビジョン (SUN) |
水曜 22:30 - 23:00 | 元・幹事局[15] | |
和歌山県 | テレビ和歌山 (WTV) |
木曜 0:10 - 0:40 | 数時間遅れ | |
鳥取県 島根県 |
山陰放送 (BSS) |
TBS系 | 水曜 10:00 - 10:30 | 同日放送 |
広島県 | テレビ新広島 (TSS) |
フジテレビ系 | 火曜 0:35 - 1:05 | 1日先行 |
岡山県 香川県 |
山陽放送 (RSK) |
TBS系 | 月曜 1:05 - 1:35 | 2日先行 |
愛媛県 | あいテレビ (ITV) |
火曜 1:25 - 1:55 | 1日先行 | |
高知県 | 高知さんさんテレビ (KSS) |
フジテレビ系 | 火曜 0:40 - 1:10 | |
福岡県 | TVQ九州放送 (TVQ) |
テレビ東京系 | 水曜 2:53 - 3:23 | 同日放送 |
長崎県 | 長崎放送 (NBC) |
TBS系 | 月曜 1:20 - 1:50 | 2日先行 |
熊本県 | 熊本放送 (RKK) |
土曜 6:00 - 6:30 | 3日遅れ | |
大分県 | 大分放送 (OBS) |
月曜 0:50 - 1:20 | 2日先行 | |
宮崎県 | 宮崎放送 (MRT) | |||
鹿児島県 | 南日本放送 (MBC) | |||
沖縄県 | 琉球朝日放送 (QAB) |
テレビ朝日系 | 月曜 0:45 - 1:15 | 2日先行 |
- 最初の曲の途中にネット局一覧テロップが挿入される[16]。上記の放送局名はテロップに基づく。
- 特別番組等で放送時間が変更される場合がある。
地上波一斉終了前に放送終了したネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送時期 | 理由 |
---|---|---|---|---|
青森県 | 青森テレビ (ATV) |
TBS系列 | - 1998年 | 編成上の都合。[17] |
山形県 | テレビユー山形 (TUY) |
- 2008年3月 | 不明。 | |
東京都 | 東京 メトロポリタン テレビジョン (TOKYO MX) |
JAITS | - 2008年3月 | 不明 |
埼玉県 | テレビ埼玉 (TVS) |
不明 | 編成上の都合。 | |
神奈川県 | テレビ神奈川 (tvk) |
不明 | 編成上の都合。 | |
新潟県 | テレビ新潟 放送網 (TeNY) |
日本テレビ系 | 不明 | 新潟放送(BSN)に変更。 |
長野県 | 長野放送 (NBS) |
フジテレビ系 | 2006年10月 - 2008年3月 |
不明 |
山梨県 | 山梨放送 (YBS) |
日本テレビ系 | 2007年4月 - 12月 | 短期で終了 |
京都府 | 京都放送 (KBS京都) |
JAITS | 1997年10月 - 2008年9月 |
編成上の都合 |
広島県[18] | 中国放送 (RCC) |
TBS系 | 不明 | 広島テレビ放送(HTV)に変更。 |
広島 テレビ放送 (HTV) |
日本テレビ系 | 不明 | 広島ホームテレビ(HOME)に変更。 | |
広島 ホームテレビ (HOME) |
テレビ朝日系 | - 2007年12月 | テレビ新広島(TSS)に変更。 | |
山口県 | 山口放送 (KRY) |
日本テレビ系 | 不明 | 不明 |
徳島県 | 四国放送 (JRT) |
不明 | 編成上の都合。 | |
高知県 | テレビ高知 (KUTV) |
TBS系 | - 1997年 | 高知さんさんテレビ(KSS)に変更。 |
福岡県 | テレビ西日本 (TNC) |
フジテレビ系 | 不明 | TVQ九州放送(TVQ)に変更。 |
沖縄県 | 琉球放送 (RBC) |
TBS系 | 不明 | 琉球朝日放送(QAB)に変更。 |
衛星放送系
- 第一興商スターカラオケ - 2012年3月31日の廃局によって終了。
脚注
- ↑ メインゲスト以外には著名な歌手が出ることはあまりなく、50歳前後の歌手のプロモーション出演が多い。地方で活動している歌手や、副業として歌手活動をしている者も時折出演する。
- ↑ SUNでは2011年3月最終週まで放送したが、奈良テレビでは4月以降も放送継続中。
- ↑ 2012年3月31日限りで廃局。
- ↑ 丘みどりのブログ(2010年12月27日)にて、読者からの質問への回答として衛星波集約を明言している。
- ↑ 事実上市川昭介の冠番組だった『平成歌謡塾』(地上波で放送、市川は2006年死去)は2010年9月に終了、『新・平成歌謡塾』と名称を変えてBS朝日へ移行した。スカパー!ではどちらも「第一興商スターカラオケ」で放送していたが、2012年3月の閉局とともに放送を終了したため、今後はBS朝日のみでの放送となる。
- ↑ ただし、丘自身が歌い手として出演した『演歌百撰スペシャル 夏の演歌祭り!』(2011年8月7日放送分)は秋山莉奈が、『演歌百選~春の演歌祭り~』(2012年3月28日放送分)は野田彩加がそれぞれアシスタントを務めた。
- ↑ 2013年10月よりラジオ版を兼務。
- ↑ 8月3日放送分で一旦降板
- ↑ 地上波で放送されていた頃、地方で収録した場合は当該地域のネット局が制作し、表記も制作した放送局名に変更された。
- ↑ ただし、一部サンテレビのみのスポンサーがあるなど、撤退までは幹事局としての役割は保持していた。
- ↑ たとえば、2011年4月3日放送分において、BS11デジタルでは高杉じゅん子、中ひろみなどの出演部分が奈良テレビでは富士原旭、碧井れみなどに差し替えになっている。
- ↑ ただし、同日23:30より放送されたBS11デジタルの番組内容とは一部異なっており、奈良テレビ放送の内容との相違も不明。
- ↑ 同局では以前より「歌謡トピックス」という関西放送制作のラジオ番組が放送され、「演歌百撰」の内容告知もしている。
- ↑ ネット開始当初は0:05 - 0:35の放送だった。
- ↑ 2011年3月まで放送
- ↑ 第一興商スターカラオケは含まれない。また、第一興商スターカラオケではネット局一覧が表示されない。
- ↑ 青森朝日放送(ABA)でネット放送を再開するまでは空白期間となった。
- ↑ 民放テレビ局が開局した順番どおりに放送されてきた。