尼崎競艇場
テンプレート:出典の明記 テンプレート:基礎情報 競艇場 尼崎競艇場(あまがさききょうていじょう)は兵庫県尼崎市にある競艇場である[1][2][3][4]。
通称は、BOAT RACE尼崎(ボートレースあまがさき)。
概要
水面北側に観客スタンドがあり、南側には阪神電車の高架が通る。尼崎センタープール駅から正面入口を通ると、正面に新スタンド(単に「スタンド」とも呼ばれる)が見える。ほかに、1マーク側(西門近く)には11号館(エキサイティングルーム)がある。スタンドからピットの様子を見ることのできる唯一の競艇場。かつて、この一帯は湿地帯であり、夏季は蚊が大量発生するなど、衛生面で非常に問題となっていた。戦後、この土地を埋め立てる計画が出たところ、競艇の開催地を探していた日本船舶振興会と、戦後の復興資金確保に躍起だった尼崎市との間で、競艇場への活用が決まったのであった[5]。
開設後は、立地条件の良さもあって、全国でも有数の売り上げを誇る競艇場となったが、近年はナイターレースを行う競艇場などに押され、長らく続いてきた2号賞金場の地位を明け渡し、2008年度から1号賞金となっている[† 1]。
比較的後期まで標準型モーターが使用されていたが、2010年5月4日初日の開催より、大型吸気サイレンサー付きの減音型モーターを採用した[6]。
基本的にはボートレース住之江との開催は重ならない(年末年始や荒天中止の順延分除く)。その理由として場所が近いこととボートピア神戸新開地及びボートピア梅田で両場の舟券を発売(両場以外でGIやSGが開催されていると三場同時発売になりファンが混乱するため)しているからである。
実況はメディアターナーの千葉誠一が主に担当している。以前は内田和男アナが担当していた。
コース概要
もともと湿地帯であった場所を土地改良を行うために作られた人工池(プール[2][3])であるため[5]、水質は淡水[2][3]。癖が少ないと言われ、広いコースはカマシを得意とする選手に好まれている。フライング警報装置であるSKS(スタートタイミング感知システム)が1995年(平成7年)6月29日より使われていたが、2006年(平成18年)4月1日をもって廃止された[7]。
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観客席 - Amagasaki-kyotei-02.jpg
水面 - Amagasaki-kyotei-06.jpg
発走ピット - Amagasaki-kyotei-12.jpg
電光掲示板
その他
- この競艇場の名物として、「多幸焼(たこやき)」がある。見た目はタコ焼きだが、タコの代わりにコンニャクが入っている。6個100円。個数ではなく、金額で注文する。
- 締め切り間近を伝える音楽は、シューベルト「野ばら」のオルゴール音が使用されている。5分前より鳴り始め、3分前と1分前にテンポが速くなる。
- 2003年9月4日、一般競走優勝戦で全艇フライングしたことがあった。[8]
- 2002年頃、ナイターの開催を計画していたことがある。2008年は7月から8月の一部期間で薄暮競走「サマータイムレース」が試験的に開催されたがそれ以後は薄暮・ナイターは行っていない。
- 尼崎市内の児童会で、コース内の池でゴムボートを使用した研修を行っていた事がある。
- マスコットキャラクターはカエルの「センプル」(名前は尼崎センタープールが由来)と「ピンクル」(名前はピン=1着が来るが由来)である。
- 阪神本線尼崎センタープール前駅の「尼崎センタープール」は、当競艇場のことであり、別に『尼崎センタープール』と言う施設があるわけではない。
- 2013年9月25日に外向発売所「センプルピア」がオープンした。
主要開催競走
周年記念(GI)は近松賞の名称で行われていたが、2013年度からは名称が尼崎センプルカップに変更される。
企業杯(GIII)として楽天・インフォシークカップが行なわれている(2009年まではUCCカップだった)。
新鋭リーグ戦の名称はプリンスロード、女子リーグ戦の名称はクイーンロードである。ゴールデンウィークには六甲賞競走、お盆にはオール兵庫王座決定戦がそれぞれ開催されている。
2006年より、新年最初の開催は女子選手中心のレースで行われている(2012年まではオール女子戦だったが、2013年は男子選手も若干名出場した)。これは同時開催となる住之江競艇場でオール大阪のレース「全大阪王将戦」が行われ、大阪の競艇ファンがそちらに流れがちになる対策として始まったものであると言われている。初日には選手紹介も行われ、正月ムードと相まって華やかになることが好評となり、以来恒例となりつつある。
このため、兵庫支部の有力男子選手は年末最後の「尼崎市長杯争奪今年もありがとう競走」(2006年まではサンテレビ杯争奪、2007年はビクトリーチャンネル杯争奪、2008年・2009年はアクアコンシェルジュ杯争奪)に斡旋を受けることが多く、正月レースは三国競艇場・びわこ競艇場・津競艇場など近隣の競艇場のレースに参加することになる。かつては兵庫・大阪対抗戦として、阪神杯が住之江競艇場と交互に隔年で行なわれていた。
SG開催実績
年度 | 競走名 | 優勝者 | 登番 | 出身 |
---|---|---|---|---|
1957 | 第3回全国地区対抗競走 | 金藤一二三 | 121 | 大阪 |
1967 | 第14回全日本選手権競走 | 優勝者なし | ||
1987 | 第14回笹川賞競走 | 野中和夫 | 2291 | 大阪 |
1991 | 第38回全日本選手権競走 | 原田順一 | 2273 | 福岡 |
1997 | 第7回グランドチャンピオン決定戦競走 | 市川哲也 | 3499 | 広島 |
2001 | 第36回総理大臣杯競走 | 烏野賢太 | 3304 | 徳島 |
2001 | 第6回オーシャンカップ競走 | 石田政吾 | 3635 | 石川 |
2002 | 第29回笹川賞競走 | 西島義則 | 3024 | 広島 |
2004 | 第31回笹川賞競走 | 上瀧和則 | 3307 | 佐賀 |
2009 | 第56回全日本選手権競走 | 松井 繁 | 3415 | 大阪 |
2011 | 第38回笹川賞競走 | 池田浩二 | 3941 | 愛知 |
2012 | 第17回オーシャンカップ競走 | 井口佳典 | 4024 | 三重 |
2014 | 第49回総理大臣杯競走 | 松井 繁 | 3415 | 大阪 |
SG開催予定
- 第50回総理大臣杯競走 - 2015年3月17日 - 22日
場外発売場
- ボートピア神戸新開地 - 神戸市兵庫区新開地
- ボートピア姫路 - 姫路市魚町
- ミニボートピア洲本 - 兵庫県洲本市海岸通、洲本ポートターミナル内
- ミニボートピア滝野 - 兵庫県加東市北野、滝野社インターチェンジそば
- ボートピア梅田 - 大阪市北区堂山町
- ミニボートピア鳥取 - 鳥取県鳥取市南隈
- ミニボートピア朝来 - 兵庫県朝来市和田山町桑原
ボートピア梅田は、住之江競艇場の施行者である大阪府都市競艇組合および箕面市が設置している。
アクセス
- 阪神本線・尼崎センタープール前駅すぐ[2][3](3分[4])。開催日には専用の歩道橋・尼崎ファンロード(全長220M)で正面玄関まで雨に濡れずに行くことができる。
- JR西日本立花駅と阪急神戸線塚口駅より、臨時の無料送迎バスが運行されている[4]。
脚注
注釈
出典
参考文献
外部リンク
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」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 蛭子1992、201頁。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 藤野2006、222頁。
- ↑ 4.0 4.1 4.2 テンプレート:Cite web
- ↑ 5.0 5.1 尼崎競艇の誕生
- ↑ 尼崎競艇 モーター仕様の変更のお知らせ
- ↑ SKS(スタートタイミング感知システム)の廃止につきまして
- ↑ [1][2]競艇web
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