三陸縦貫自動車道
三陸縦貫自動車道(さんりくじゅうかんじどうしゃどう)は、宮城県仙台市の常磐自動車道(仙台東部道路)を起点とし、岩手県釜石市で東北横断自動車道釜石秋田線(釜石自動車道)と連絡し、岩手県宮古市に至る高規格幹線道路(国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路))である。一部に宮城県道の区間も含まれるが、当該区間も「一般国道自動車専用道路」として扱われる(後述 : 仙台松島道路)。開通区間の道路名は三陸自動車道(テンプレート:Lang-en)、略称は三陸道(テンプレート:Lang-en)である。常磐自動車道・三陸北縦貫道路・八戸久慈自動車道と一体となって三陸沿岸地域の物流を担う道路である。
事業名
仙塩道路
テンプレート:Ja Route Sign仙塩道路(せんえんどうろ)は、三陸縦貫自動車道 仙台港北IC(宮城県仙台市宮城野区) - 利府中IC(宮城県宮城郡利府町)間の事業名である。 東日本高速道路株式会社が一般有料道路 三陸自動車道として管理している。
2011年11月21日、2011年度第3次補正予算により全区間の4車線化および多賀城ICが事業化された。この内利府JCT - 利府中IC間は、ほぼ4車線化されている。2015年度に4車線化と多賀城ICの設置が完成予定[1]。
- 仙台港北IC - 利府JCT
- 利府JCT - 利府中IC
- 車線数 : 完成4車線 (23.5m)
- 最高速度 : 暫定70km/h
仙台松島道路
テンプレート:Ja Route Signテンプレート:Ja Pref Route Sign仙台松島道路(せんだいまつしまどうろ)は、三陸縦貫自動車道 利府中IC(宮城県宮城郡利府町) - 鳴瀬奥松島IC(宮城県東松島市)間の事業名である。
1976年12月9日に東北自動車道 大和ICが開通すると、石巻方面からの自動車や鮮魚トラックの多くは首都圏方面への窓口として大和ICを利用するようになった。だが、そこに行く為に使う県道大和松島線の松島側起点・初原欠田交差点までは、松島海岸での渋滞を嫌って県道仙台松島線(通称利府街道」)に迂回して仙台へ行こうとする多くの車と一緒に国道45号愛宕交差点を右折、共用する形で通らねばならず(初原欠田交差点で更に右折がある)、また、愛宕交差点手前の国道45号・根廻交差点では涌谷方面からの国道346号が合流、さらに大和ICから県道大和松島線、県道仙台松島線経由で国道45号 松島海岸方面へ向かう観光客の増大により、初原欠田 - (県道仙台松島線) - 愛宕 - (国道45号) - 根廻の区間が朝・夕や行楽シーズンに輻輳、ときには渋滞するようになった。
当道路第一期工事として松島大郷IC - 松島北出入口間が選ばれた背景には、松島大郷ICを初原欠田交差点の西側・東北自動車道 大和IC寄りに設置する事により、石巻方面から大和ICへの短絡路を作って当該混雑区間の通行回避・物流の確保を行うと同時に、国道346号からの流入車、利府街道仙台方面へ向かう車との交通の分離を図る為でもあった。このため、当初の松島北出入口は、根廻交差点手前の更に石巻寄りの国道45号からストレートに出入り出来る構造がとられた(現在の松島北ICは鳴瀬奥松島IC延伸時に大崎市鹿島台方面からの国道346号側に付け替えられている)。
仙台松島道路(利府中IC - 松島北IC間)は、当初、県道仙台松島線のバイパス、一般有料道路として建設・供用されたが、後に三陸縦貫自動車道が構想され、松島北IC - 鳴瀬奥松島IC間が開通した際、道路名を「三陸自動車道」に改めた。三陸縦貫自動車道の仙台松島道路の一部区間は、県道仙台松島線に指定されていて、都道府県道が「国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線)」となっているのは、この区間だけである。松島北IC - 鳴瀬奥松島IC間は県道のバイパスではなく、国道45号に対応する高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)として作られた事から、松島北IC - 鳴瀬奥松島IC間は、鳴瀬道路と分けられる事もある。
- 1期事業
- 松島大郷IC - 松島北IC
- 2期事業
- 利府中IC - 松島大郷IC
- 車線数 : 暫定2車線 (9.5m) / 計画4車線 (20.5m)
- 最高速度 : 60km/h
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 3期事業
- 松島北IC - 鳴瀬奥松島IC
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (23.5m)
- 最高速度 : 70km/h
- 道路規格 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
- 4期事業
- 松島海岸IC 前後区間約2kmを附加車線 (4車線/20.5m) 工事
- 5期事業
- 鳴瀬奥松島IC付近に本線料金所を設置
- 6期事業 (4車線化事業)
宮城県道路公社は仙台松島道路の内、松島海岸IC - 松島北IC間 7.5kmの4車線事業が2014年3月25日完成。
先行区間として利府中IC - 松島海岸IC間が2012年7月12日に4車線化し、同区間の春日PAが2012年8月8日オープンされた。当初の完成予定は4車線化、春日PAともに2012年3月末までであったが東日本大震災の影響で建設期間が延期された。春日PAは三陸自動車道で初めて売店・軽食コーナーも設置され、売店として24時間営業のミニストップが出店している。東北自動車道を除き、近隣の高速道路網では三陸自動車道の矢本PAに飲料用自動販売機があるのみで、利用者にとってサービスは格段に向上した。ただ、ガソリンスタンドの設置予定は現在の所ない。
- 7期事業 (4車線化事業)
松島北IC - 鳴瀬奥松島IC間 6.8kmの4車線化は、2012年8月着手、2014年度 完成予定。
- 車線数 : 4車線 (23.5m)
- 道路規格 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
- 完成予定 : 2014年度(予定)
矢本石巻道路
テンプレート:Ja Route Sign矢本石巻道路(やもといしのまきどうろ)は、三陸縦貫自動車道 鳴瀬奥松島IC(宮城県東松島市) - 桃生豊里IC(宮城県石巻市)間の事業名である。暫定2車線(一部4車線)で開通。総延長は26.5km。現在は無料で通行できる。
- 4車線化事業
2010年度から矢本PA - 石巻河南IC間のIC分合流部の拡幅工事(4車線化)事業が着手され、2011年7月31日、矢本IC付近の2.6kmが暫定開通ではあるが4車線化された。また、2011年11月21日、2011年度第3次補正予算にて全区間の4車線化、石巻北ICが事業化された。2014年度に鳴瀬奥松島IC - 石巻北IC間(同ICの設置を含む)、2015年度に石巻北IC - 桃生豊里IC間の4車線化が完成予定[1]。
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (23.5m)
- 最高速度 : 暫定70km/h
- 道路規格 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
桃生登米道路
テンプレート:Ja Route Sign桃生登米道路(ものうとよまどうろ)は、三陸縦貫自動車道 桃生豊里IC(宮城県石巻市) - 登米IC(宮城県登米市)間の事業名である。総延長 13.8km。無料で開通している。
- 起点 : 宮城県石巻市桃生町太田
- 終点 : 宮城県登米市中田町浅水
- 延長 : 13.8km
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (23.5m)
- 最高速度 : 暫定70km/h
- 道路規格 : 第1種第2級
- 設計速度 : 100km/h
- 構造物
登米志津川道路
テンプレート:Ja Route Sign登米志津川道路(とよましづがわどうろ)は、三陸縦貫自動車道 登米IC(宮城県登米市) - 志津川IC(仮称)(宮城県本吉郡南三陸町)間の事業名である。総延長 16.1km。登米ICから新米谷大橋で北上川を越え、登米東和IC(登米市東和町米谷)間 5.0kmが2010年3月22日完成2車線で開通した。 三陸自動車道で最初の完成2車線での供用区間である。ただ、計画は4車線であるため、橋梁は暫定2車線である。残る区間である登米東和IC - 志津川IC(仮称)間が事業中であり、2011年11月19日に志津川トンネル(仮称)が着手し、2012年4月25日着工した。2015年度に開通予定である[1]。
- 起点 : 宮城県登米市中田町浅水
- 終点 : 宮城県本吉郡南三陸町志津川字小森
- 延長 : 16.1km
- 車線数 : 完成2車線 (13.5m) / 計画4車線 (22.0m)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 主な構造物
- 新米谷大橋
- 志津川トンネル (1,432m) (事業中)
南三陸道路
テンプレート:Ja Route Sign南三陸道路 (みなみさんりくどうろ)は、宮城県本吉郡南三陸町の志津川IC - 歌津IC間に計画されている、三陸縦貫自動車道の事業名である。2008年度に新規事業化された。開通時期は志津川―南三陸海岸(3キロ)は2016年、南三陸海岸―歌津(4.2キロ)は2017年の見通し[2]。
- 起点 : 宮城県本吉郡南三陸町志津川字小森
- 終点 : 宮城県本吉郡南三陸町歌津字白山
- 延長 : 7.2km
- 車線数 : 完成2車線
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
歌津本吉道路
テンプレート:Ja Route Sign歌津本吉道路(うたつもとよしどうろ)は、復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道) 歌津IC - 本吉IC間の総延長 12.0kmの事業名である。
2011年度に新規事業化。開通時期は未定。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
完成2車線ではあるが、中間のIC付近に約1kmの追越車線を設ける。
本吉気仙沼道路
テンプレート:Ja Route Sign本吉気仙沼道路(もとよしけせんぬまどうろ)は宮城県気仙沼市に計画されている、本吉IC - 気仙沼IC間の総延長 11.1kmの事業名である。
2004年にPI(市民参画型道路計画)プロセス概略設計(ルート)が決定された。この内、1期区間として気仙沼市本吉町九多丸付近から同市松崎高谷付近までの大谷IC - 気仙沼IC間 7.1kmのルートは渋滞等を考慮して先に決定された。この区間は現道である国道45号が唯一の幹線道路としてあるのみであり、慢性的な渋滞を発生させている。
2011年度に2期区間である気仙沼市本吉町津谷長根 - 同市本吉町九多丸の本吉IC - 大谷IC間の延長4kmが完成2車線で新規事業化した。2期区間の気仙沼市本吉高に上下線から利用できる本吉パーキングを設置する予定。気仙沼市の計画ではパーキング隣接地に物販施設を民間事業者より設置することが検討されている。開通時期は未定[1]。
- 起点 : 宮城県気仙沼市本吉町津谷長根
- 終点 : 宮城県気仙沼市松岩高谷
- 延長 : 11.1km
- 1期区間
- 大谷IC - 気仙沼IC
- 延長 : 7.1km
- 車線数 : 暫定2車線(中央暫定) (13.5m) / 計画4車線 (22.0m)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 2006年度 事業着手 2017年度開通見通し[3]
- 2期区間
- 本吉IC - 大谷IC
- 延長 : 4.0km
- 車線数 : 完成2車線 (13.5m)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 2011年度 事業着手
気仙沼道路
テンプレート:Ja Route Sign気仙沼道路(けせんぬまどうろ)は、復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道)気仙沼IC - 唐桑南IC間 9.0kmの事業名である。
2011年度に新規事業化。気仙沼湾(気仙沼港)を大川ともに一気にまたぐ約1,300mの長大な橋梁が計画されている。
当区間のルートは初期計画段階でおおまかに、気仙沼港を渡る「海側ルート」と現道である国道45号気仙沼バイパス沿いを通り市街地を迂回する「山側ルート」が示されていた。東日本大震災に見舞われたことを踏まえ国は浸水地域はなるべく避けるルートの方針だったため、山側が有力と思われた。だが、地元の水産・商工・観光関係者ともに強く海側を要望したことに加え、両ルートの事業費も差異がなく路線延長が短い海側ルートとなった。開通時期は未定である。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
唐桑道路
テンプレート:Ja Route Sign唐桑道路(からくわどうろ)は、宮城県気仙沼市を通る三陸縦貫自動車道の一部である。事業化が遅れている志津川IC - 陸前高田IC間で先行着工された。2010年12月19日に上り線を利用した暫定2車線で唐桑南IC - 唐桑北IC間 3.0kmが開通した。この内、霧立トンネル(2009年5月31日貫通)が2,039mと、約3分の2を占める。
- 延長 : 3.0km
- 車線 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (22.0m)
- 最高速度 : 暫定60km/h
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
唐桑高田道路
テンプレート:Ja Route Sign唐桑高田道路(からくわたかたどうろ)は、復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道) 唐桑北IC - 陸前高田IC間 10.0kmの事業名である。
途中に唐桑大沢パーキングを設置する予定。気仙沼市はパーキング隣接地に物産施設の設置を検討中。開通予定は未定である。
2011年度に新規事業化。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
高田道路
テンプレート:Ja Route Sign高田道路(たかたどうろ)は、陸前高田IC(岩手県陸前高田市) - 大船渡碁石海岸IC(岩手県大船渡市)間の事業名である。総延長 7.5km。
2004年度末に大船渡三陸道路が全線開通したのを機に、隣接区間となる高田道路も2005年度より本格的に工事着手した[4]。2005年7月には大船渡市と陸前高田市とを繋ぐ通岡トンネル (1,230m) の掘削を開始し、2006年10月に貫通。 高田道路の開通によって通岡峠付近の線形不良区間や急勾配が解消される[4]。
- 主なトンネル
- 通岡トンネル (1,230m)
大船渡三陸道路
テンプレート:Ja Route Sign大船渡三陸道路(おおふなとさんりくどうろ)は、岩手県大船渡市の大船渡碁石海岸IC - 三陸IC(仮称)間の事業名である。総延長 17.6km。 大船渡碁石海岸IC - 大船渡IC間 8.6kmが2005年3月19日開通し、これによってほぼ全線が暫定2車線で開通となった(釜石IC方面開通時に三陸ICが設置される)。岩手県立大船渡病院アクセス用の救急車緊急退出路も設置されている。
- 構造物
- 下船渡第3橋
- 宮ノ前橋
- 永沢橋
- 北笹崎川橋
- 笹崎トンネル
- 須崎川橋
- 明神前トンネル
- 御山下大橋
- 盛トンネル
- 盛川大橋
- 前田橋
- 大船渡IC橋
- 立根大橋
- 滝入川橋
- 畳石橋
- 新三陸トンネル
吉浜道路
テンプレート:Ja Route Sign吉浜道路(よしはまどうろ)は、岩手県大船渡市三陸町越喜来から岩手県大船渡市三陸町吉浜の三陸IC(仮称) - 吉浜IC(仮称)間の事業名である。2007年度に新規事業化された。総延長 3.6km。このうち、羅生峠を貫く吉浜トンネル(仮称)が1,640m・越喜来高架橋(仮称)が570m・吉浜高架橋(仮称)が370mと構造物で全体の7割を占める。2015年度に開通予定である[1]。
- 起点 : 岩手県大船渡市三陸町越喜来
- 終点 : 岩手県大船渡市三陸町吉浜
- 延長 : 3.6km
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (22.0m)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
吉浜釜石道路
テンプレート:Ja Route Sign吉浜釜石道路(よしはまかまいしどうろ)は、復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道) 吉浜IC - 釜石JCT間 総延長 14.0kmの事業名である。
2011年度に新規事業化。開通時期は未定。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
釜石山田道路
テンプレート:Ja Route Sign釜石山田道路(かまいしやまだどうろ)は、三陸縦貫自動車道 釜石JCT(岩手県釜石市) - 山田南IC(岩手県下閉伊郡山田町)間の事業名である。総延長 23.0km。 このうち、先行区間として釜石両石IC - 釜石北IC間 4.7kmが2011年3月5日に開通した。残りの区間の開通時期は未定。
当初、釜石JCT(仮称)は釜石自動車道と一般道である国道283号との接続点としてICも兼ねて計画されていたが、国道283号との立体交点地に釜石中央ICを新たに設置することにし、JCTの機能のみに変更された。
- 起点 : 岩手県釜石市甲子町第13地割
- 終点 : 岩手県下閉伊郡山田町船越
- 延長 : 23.0km
- 先行整備区間
- 釜石両石IC - 釜石北IC
- 延長 : 4.7km
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (22.0m)
- 最高速度 : 暫定70km/h
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 開通日時 : 2011年3月5日
- 先行整備区間 以外
- 車線数 : 完成2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
- 主なトンネル
- 両石トンネル (1,209m)
山田道路
テンプレート:Ja Route Sign山田道路(やまだどうろ)は、岩手県下閉伊郡山田町の三陸縦貫自動車道 山田南IC - 山田IC間の事業名である。2002年に全線 7.8kmが暫定2車線で無料で開通した。2010年12月22日に簡易中央分離帯(センターポール)が設置され最高速度が70km/hに引き上げられた[6]。
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (22.0m)
- 最高速度 : 70km/h
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
山田宮古道路
テンプレート:Ja Route Sign山田宮古道路(やまだみやこどうろ)は復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道) 山田IC(岩手県下閉伊郡山田町) - 宮古南IC(岩手県宮古市)間 14.0kmの事業名である。
2011年度に新規事業化。2017年開通予定[7]。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
宮古市津軽石地区の上下線に津軽石PAを設置する。計画では下り線(宮古方面)側には津波災害時に一般車の乗入れが出来る緊急避難路、上り線(仙台方面)側には住民の避難階段を設置する。
宮古道路
テンプレート:Ja Route Sign宮古道路(みやこどうろ)は、岩手県宮古市の宮古南IC - 宮古中央IC間の事業名である。総延長 4.8km。2010年3月21日に開通[8]。宮古中央ICへのアクセス道路である「宮古中央インター線」の国土交通省施工区間 (0.6km) が宮古道路の事業名で建設され、2013年3月23日に開通した[9]。
- 車線数 : 暫定2車線 (12.0m) / 計画4車線 (22.0m)
- 最高速度 : 70km/h
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
宮古田老道路
テンプレート:Ja Route Sign宮古田老道路(みやこたとうどうろ)は、復興道路 三陸沿岸道路(三陸縦貫自動車道) 宮古中央IC-田老北IC間 21.0kmの事業名である。
2011年度に新規事業化。開通時期は未定。
- 車線数 : 完成2車線 / 計画2車線
- 幅員 : 13.5m (盛土) / 12.0m (構造体)
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80km/h
三陸沿岸道路(三陸自動車道)
三陸沿岸道路(さんりくえんがんどうろ)は、三陸自動車道・三陸北縦貫道路・八戸久慈自動車道の総延長 約360kmを東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の復興道路とした名称であり、今後7年以内を目標に全線開通させるために未着手区間である全11区間 約149kmを一括にした事業名でもある。3道路沿線の追加予算処置でも、この三陸沿岸道路を事業名として使われている。
2011年8月30日にルートが決定し、同年11月21日に三陸自動車道の未着手であった5区間 約59.0kmが事業化した。事業費圧縮と開通時期を早めるため計画を見直し、すでに着手された未着工区間も含めて計画を完成4車線から完成2車線へ変更しICについても一部を除き簡易型のハーフICとなった。
なお、計画4車線道路の完成2車線仕様での暫定開通の場合、盛土部は完成2車線仕様の分離帯、橋梁・トンネル部は簡易分離帯と異なる中央分離帯が設置されるが、今後の着工区間は全ての区間で上下線が分離され、暫定開通に比べ安全性が向上される。
歴史
- 1982年(昭和57年)10月2日 : 仙台松島道路・松島大郷IC - 松島北出入口間 開通(この時は「仙台松島道路」)(松島北出入口は現在と違い、国道346号をオーバーパスし根廻交差点先・石巻方面の国道45号へストレートに抜けて中央合流する構造をとっていた)。
- 1986年(昭和61年)9月27日 : 仙台松島道路・利府中IC - 松島大郷IC間 開通(この時は「仙台松島道路」)。
- 1987年(昭和62年)6月30日 : 第四次全国総合開発計画が閣議決定。高規格幹線道路が構想される。
- 三陸縦貫自動車道 : 仙台市 - 宮古市
- 1993年(平成5年)
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)3月27日 : 仙塩道路・仙台港北IC - 利府中IC間 開通。
- 1998年(平成10年)
- 3月20日 : 矢本石巻道路・鳴瀬奥松島IC - 石巻河南IC間 開通。
- 1998年度(平成10年度) : 高田道路・都市計画決定。
- 1999年(平成11年)3月24日 : 大船渡三陸道路・大船渡IC - 新三陸TN間 開通。
- 2001年(平成13年)8月1日 : 仙台港北ICで仙台東部道路と接続。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 3月20日 : 高田道路・起工式。
- 12月14日 : 矢本石巻道路・石巻河南IC - 河北IC間 開通。石巻河南IC以北を無料開放。
- 2004年(平成16年)2月:桃生登米道路・鴇波TN 着工。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)1月24日 : 矢本石巻道路・鳴瀬奥松島IC - 石巻河南IC間が償還完了し無料開放。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 3月5日 : 釜石山田道路・釜石両石IC - 釜石北IC間 開通。
- 3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生。
- 11月19日 : 復興道路(三陸沿岸道路)・宮城県 着工式。登米志津川道路・志津川TN 着手。
- 11月20日 : 復興道路(三陸沿岸道路)・岩手県 着工式。
- 11月21日 : 第三次補正予算(12兆1025億円)が成立し、三陸沿岸道路を「復興道路」として整備する予算措置がなされた[10]。未着手区間 (55.4km) 全区間を三陸沿岸道路として一括事業化、仙塩道路 (7.8km) ・矢本石巻道路 (26.5Km) の4車線化、多賀城IC・石巻北ICが事業化。
- 2011年度(平成23年度) : 本吉気仙沼道路・2期区間(本吉IC - 大谷IC間) 事業化。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月5日 : 登米志津川道路・志津川TN 貫通。
- 2014年(平成26年)
東日本大震災との関連事項
三陸縦貫自動車道の機能について
- 東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)によって津波が来襲した際、宮古道路では住民が盛土斜面を登り道路上に避難、釜石山田道路では、児童生徒たちが道路上を歩いて市内の避難施設までたどりついた。また、自衛隊等の緊急車両の到達が可能となり、救援ルートとして利用された[13]。
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 テンプレート:PDFlink(東北地方整備局2013年6月14日プレスリリース、同日閲覧)
- ↑ [1]
- ↑ [2]
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite news
- ↑ 三陸沿岸道路 高田道路が3月23日(日)に全線開通します ~迅速かつ安定した救急搬送で安心な生活を確保~ 国土交通省 東北地方整備局 南三陸国道事務所 2014年2月17日付
- ↑ 国土交通省三陸国道事務所 規制速度を60km/hから70km/hに!! 〜12月22日より山田道路の規制速度は70km/hになります〜
- ↑ [3]
- ↑ 宮古道路 来月21日開通 2010年2月19日 読売新聞
- ↑ テンプレート:Cite press release
- ↑ はじめに(国土交通省東北地方整備局道路部「3.11 復興道路・復興支援道路情報サイト」)
- ↑ 宮城県道路公社 - 仙台松島道路4車線化事業
- ↑ 三陸道・松島海岸-松島北IC 25日から4車線に 河北新報ONLINE NEWS 2014年3月18日付
- ↑ テンプレート:Cite web