パトリック・ハーラン

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パトリック・ハーラン(Patrick Harlan, 1970年11月14日 - )は、日本お笑い芸人役者志望だったこともあり俳優声優としても活躍。流暢な日本語を生かしDJMCナレーターもこなす。吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。「パックン」として日本語ではボケ、英語ではツッコミを担当。アメリカコロラド州コロラドスプリングス出身。アイルランド系アメリカ人。身長183.5cm、体重75kg、O型

略歴

1993年ハーバード大学比較宗教学部卒業後、当時日本に留学中だった中学時代の友人に誘われ来日。福井県で英会話学校講師の傍ら、アマチュア劇団にて活動していた。 大学の奨学金の返済を期に、子どもの頃からの夢であった「役者」を目指すべく上京。モデルが中心ながら、役者としても経験を積む。 お笑いコンビ「パックンマックン」を結成し、NHK爆笑オンエアバトル』で頭角をあらわす。個人としては、NHK『英語でしゃべらナイト』で人気を博し、多方面にて活躍。

2008年より、相模女子大学客員教授に就任。2012年10月には池上彰の推薦で東京工業大学リベラルアーツセンターの非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」について教鞭を取っている(尚、池上は同校の教授)。

人物

  • 7歳の時に、両親が離婚。母子家庭で育ったため家計が貧しく、10歳から高校卒業まで新聞配達をして家計を助けていた。
  • 高校時代には水泳部や演劇部に、大学時代はグリークラブに所属。
  • 特技は床体操、板飛込み、バレーボール卓球である。また学生時代には自転車をやっていた。
  • 野球は地元コロラド・ロッキーズのファンである。
  • 演劇畑出身でアマチュアの演出家であった父の影響で役者を志す。
  • 福井での英語講師時代は「僕が生徒に日本語を教えてもらっていた」とのこと。その縁で、その後福井県のブランド大使を務める。
  • 日本到着後の英語講師の仕事は、福井で駅前の交番に行って近くの英会話学校を聞き、警察官を通して履歴書を出して採用されたとをちこちMagazineで言っている。
  • 無名の頃アルバイトで、通販カタログなどの男性下着モデルや、深夜の通販番組にも出演していた。
  • 親には日本で外資系の会社に勤めていることにしていた。親からの「学歴を棒に振っている」という非難を避けるためである。
  • 夫人は8歳下の日本人で元モデル、2004年3月に挙式した。子供が2人いるが、2008年7月21日放送の『英語でしゃべらナイト』では、子供の将来について「役者になるなら大賛成だが、お笑い芸人になるなら大反対」と言っていた。
  • アメリカ民主党支持者である。また、日米安全保障条約在日米軍が日本の平和に貢献していると主張しており、年鑑『日本の論点』(文藝春秋)でも、たびだび持論を述べている。
  • 立川談志に生前、よくしてもらっていた。可愛いがられていた為、番組などでも共演する事が多かった。
  • 前述の通り高学歴だが、日本史は大学で習得していないため大の苦手。
  • 献血が好きで、都内の献血ルームで時折り献血している。
  • バイク好きで、スズキのバイクに乗っている。愛車はバンディッド1200。インタビューによると、バイク選びのポイントは「運転し易さ」、「低コスト」、「頑丈さ」であるとのこと。
  • ハーバード大学出身ではあるが、高学歴である自覚が無く、自分の出身学部を「ツブシが効かない」と評している。ちなみに学生時代の同級生の一人はマイクロソフト社の副社長職に出世しているらしい。ハーバードに進学できた理由については「なんでと聞かれても答えようがない」と前置きしながらも「自宅のテレビが壊れていたため本を読んでいたから」と語っていた。
  •  ハーバード大学卒業の価値をよく知っているデーブ・スペクターには、「なんでハーバード出たのに日本でお笑いなんかやってんの?」と本気で呆れられたことがある。
  • キリスト教の環境で育ったため以前はキリスト教を信じていたが、現在は全くキリスト教を信じておらず、進化論を否定し創造論を唱えるキリスト教信者のVTRを見て「実にバカバカしい」と語っている[1]。自身もハーバード時代は宗教学を学んではいたが、現在は無宗教であることを公言している。
  • 子供の名前はライジェル(日本読みでリゲル)、アリスタ(スピカの別名)で星の名前から取っていると、2011年9月11日放送の「宇宙ニュース スペシャル」で公開。
  • IQ集団メンサのアメリカ会員だった。
  • 現在は情報バラエティなどでのコメンテーターもこなしており母国のアメリカに対しても冷静かつ客観的な発言をすることが多い。

出演

テレビ

過去の出演

テレビドラマ

映画

Vシネマ

  • 「スキャンダラス」(TMC) ジェフ・リー・ハンダー役、神田聖子と共演。

テレビアニメ

劇場アニメ

ラジオ

過去の出演

CM

ゲーム

CD

その他

書籍

  • ツカむ!話術(2014年角川oneテーマ21
  • 爆笑問題・パックンの英語原論(2001年、メディアワークス、ISBN 4840218307)
  • 爆笑問題・パックンのニュースで英語を学ぶ本(2002年、幻冬舎、ISBN 434400258X)
  • Pakkun's English Dictionary パックン辞書(2004年、学習研究社、ISBN 4054024254)
  • 爆笑問題・パックンの読むだけで英語がわかる本(2005年、幻冬舎、ISBN 4344406893)※上記「〜英語言論」の改題文庫版
  • Pakkun's English Dictionary 2 パックン辞書2(2005年、学習研究社、ISBN 4054029078)
  • パックンの英語絵本「トゥースフェアリーの大冒険」(2006年、小学館、ISBN 4097261614)
  • パックンの中吊り英作文(2006年、朝日出版社、ISBN 4255003726)

脚注

  1. 「池上彰の世界を見に行く3」(テレビ東京、2011年4月3日)における発言より

関連項目

外部リンク