ノーベル文学賞
テンプレート:Infobox Award テンプレート:ウィキポータルリンク ノーベル文学賞(ノーベルぶんがくしょう)はノーベル賞6部門のうちの1つ。文学の分野において理念をもって創作し、最も傑出した作品を創作した人物[1]に授与される。定数1。
目次
概要
アルフレッド・ノーベルは若い頃から文学を好み、自分自身で創作や外国語からの翻訳を行っていた。文学は人類にとって重要なものであると認識し、遺言の中で文学を表彰の対象に含めた[2][3] 。
ノーベル文学賞はその作家の作品、活動の全体に対して与えられるものであって、1つの作品に対して与えられるものではないとされているが、場合によっては特に代表的な作品や選考の上で評価された作品などの名前が賞記に記されることもある。原則として選考の時点で生存している作家が対象であり、追贈は行わない。資格を持っている各地のペン・クラブや大学、文学者などから候補が推薦され [4] 、これをスウェーデン学士院が選考する[5]。
他の科学賞や平和賞の趣旨と歩調をあわせて人類の進歩、発展に寄与する理想主義的、人道主義的な文学者に授与されることが多かったが、第二次世界大戦後は「理想」あるいは「理想主義」と関係が薄れ、既存の社会に対して批判的な作家に対して贈られるケースが増えた。さらに、1947年にアンドレ・ジッドが受賞したように、世界的に著名で高齢の文豪が選ばれる傾向が強くなった。それまでは比較的若く、以後の創作が望まれる作家が選ばれる傾向があった[3][6]。1970年代以降はパトリック・ホワイトをはじめ前衛的な作家が選ばれ得るようになり、広い地域から受賞者が生まれた[7]。
過去には歴史家のモムゼン、哲学者(オイケン、ベルクソン、ラッセル)など文学者以外の受賞者もいたが政治家のチャーチルの受賞を最後に文学者のみが対象と決められた[3][8]。
これまでにボリス・パステルナークとサルトルの2人が受賞を辞退している。
選考
第1回の選考の際にはトルストイが存命で、有力候補とされていたがフランスのアカデミーが推薦した詩人シュリ・プリュドムが選ばれた。 この選考結果に対してスウェーデン国内で一部の作家たちが抗議を行うなど世論の批判があったが、トルストイの主張する無政府主義や宗教批判が受け入れられず、翌年以降も選ばれることは無かった[9]。
1913年には、インドのタゴールがヨーロッパ以外の地域から初めて選ばれた。タゴールはベンガル語で詩を作り、『夕べの歌』の出版以来、高い評価を得ていた。子供の頃から英語を学び、イギリス留学の経験もあるため英語に通じていたタゴールが自分自身で詩を英語に訳したところ、アイルランドの詩人イェイツなどの協力によって英語で出版され、ヨーロッパでも好評を得た[10]。
1914年の選考ではカール・シュピッテラーが候補になっていたが、第一次世界大戦の勃発により授賞は中止された。1916年の11月に、1915年のロマン・ロランと1916年のヴェルネル・フォン・ハイデンスタムの二人への授賞が発表された。式典自体は戦争が終結する1918年まで実施されなかった[11]。
1925年に選ばれた劇作家、バーナード・ショーは当初受賞を拒否していたが、説得により賞を受け、賞金はイギリスにおけるスウェーデン文学の為の財団設立に投じられた[12]。
第二次世界大戦が始まると4年の間、ノーベル文学賞は中止された。1945年に1944年の受賞者ヨハネス・イェンセンと1945年の受賞者ガブリエラ・ミストラルが同時に発表された。1945年の選考ではフランスのポール・ヴァレリーに決まりつつあったが、正式決定前の7月にヴァレリーが死亡した為、ミストラルの南米初の受賞が決まった[13]。
1958年のソ連のボリス・パステルナークは政府からの圧力により、辞退を強要された[14]。パステルナークは1960年に死亡し、1988年に息子がメダルを受け取っている[15]。
サルトルは1964年に選ばれたが、辞退した。サルトルは公的な栄誉を否定しており、過去にもフランス政府による勲章等を辞退していた。公式な声明ではノーベル賞の辞退は個人的な理由としているが、この賞が西側中心のものであることへのサルトルの批判として受け止められた [16] [17]。
日本人では川端康成と大江健三郎の2人が受賞している。このほか、賀川豊彦が1947・1948年の2度候補に挙がっている[18]。ノーベル賞の候補者や選考過程は50年間の守秘義務があり、ノーベル財団のウェブサイトでは1950年までの候補者が公表されている[19]。2009年、朝日新聞がノーベル財団に50年以上経過した過去の情報公開を請求した結果、賀川の後は1958年に谷崎潤一郎と西脇順三郎が候補となっていたことが確認された[20]。さらに、谷崎と西脇は1960 - 1962年にも候補者となっていたことが、公開された日本の外務省公電からの間接的な形で2010年に研究者によって確認され[21]、2013年に読売新聞によるスウェーデン・アカデミーへの情報公開請求の結果としても裏付けられた[22]。また、同じ情報公開請求では1968年に受賞した川端康成が、1961年と1962年に候補者となっていたことも明らかになった[23]。後述する2014年の資料公開で、川端・谷崎・西脇の3人は1963年にも候補者となっていたことが判明している[24]。
読売新聞は2012年3月にノーベル委員会のペール・ベストベリー委員長に取材し、「安部公房は急死しなければ、ノーベル文学賞を受けていたでしょう。非常に、非常に近かった」「三島由紀夫は、それ(安部)ほど高い位置まで近づいていなかった。井上靖が、非常に真剣に討論されていた」といったコメントを得たことを報じた[25]。このコメントと上記の守秘義務との関連は不明である。ドナルド・キーンは、ベストベリー委員長が三島由紀夫について、安部ほどは受賞に近づいていなかったと指摘したことについては、「スウェーデン人で国連事務総長を務めたダグ・ハマーショルドが『金閣寺』を高く評価することをスウェーデン・アカデミーに伝えており、その推薦は軽視されないということだった。受賞に大変近かったはずだ」と同記事内で述べている。
2014年1月3日、三島由紀夫が1963年度のノーベル文学賞の有力候補6人の中に入っていたことが公式発表された[26][27]。6人の中には、三島の他にサミュエル・ベケットらがおり、その後3人に絞り込まれた際に三島は外れた[28]。安部公房や井上靖が候補になっていたかどうかについては、2014年時点では公式な発表はなされていない。
これら以外に古くは1926年に内田魯庵が野口米次郎を「日本の文芸家からノーベル賞の候補に挙がる最初の人物」と評した[29]のをはじめ、戦後は芹沢光治良、井伏鱒二、遠藤周作、村上春樹らが「候補者」として報道されたことがあるが、いずれも下馬評や過去の受賞者が獲得していた他の文学賞との関連などに基づく類推の域を出るものではなく、現在公表されているノーベル財団の公式な資料に基づくものではない。
歴代受賞者
1900年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
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1901年 | 75px | シュリ・プリュドム | テンプレート:Flagicon フランス | ☆ | 詩 | |
1902年 | 75px | テオドール・モムゼン | テンプレート:GER | ★ | 歴史 | |
1903年 | 75px | ビョルンスティエルネ・ビョルンソン | テンプレート:Flagicon ノルウェー | ★ | 詩 | |
1904年 | 75px | フレデリック・ミストラル | テンプレート:Flagicon フランス | ☆ | 詩 | プロヴァンス語で創作。 この年は受賞者2人 |
75px | ホセ・エチェガライ・イ・エイサギーレ | テンプレート:Flagicon スペイン | 戯曲 | この年は受賞者2人 | ||
1905年 | 75px | ヘンリク・シェンキェヴィチ | テンプレート:Flagicon ポーランド | ★ | 小説 | |
1906年 | 75px | ジョズエ・カルドゥッチ | テンプレート:Flagicon イタリア | 詩 | ||
1907年 | 75px | ラドヤード・キップリング | テンプレート:Flagicon イギリス | ★ | 小説 | 最年少受賞 |
1908年 | 75px | ルドルフ・クリストフ・オイケン | テンプレート:GER | 哲学 | ||
1909年 | 75px | セルマ・ラーゲルレーヴ | テンプレート:Flagicon スウェーデン | ★ | 小説 | 女性初 |
1910年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1910年 | 75px | パウル・フォン・ハイゼ | テンプレート:GER | ★ | 小説 | |
1911年 | 75px | モーリス・メーテルリンク | テンプレート:Flagicon ベルギー | ★ | 戯曲・詩 | フランス語で創作 |
1912年 | 75px | ゲアハルト・ハウプトマン | テンプレート:GER | ★ | 戯曲 | |
1913年 | 75px | ラビンドラナート・タゴール | テンプレート:Flagicon インド | ★ | 詩 | ベンガル語で創作。 アジア人初 |
1914年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1915年 | 75px | ロマン・ロラン | テンプレート:Flagicon フランス | ★ | 小説 | |
1916年 | 75px | ヴェルネル・フォン・ハイデンスタム | テンプレート:Flagicon スウェーデン | ☆ | 詩 | |
1917年 | 75px | カール・ギェレルプ | テンプレート:Flagicon デンマーク | ☆ | 詩 | この年は受賞者2人 |
75px | ヘンリク・ポントピダン | テンプレート:Flagicon デンマーク | 小説 | この年は受賞者2人 | ||
1918年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1919年 | 75px | カール・シュピッテラー | テンプレート:Flagicon スイス | 詩 | ドイツ語で創作 |
1920年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1920年 | 75px | クヌート・ハムスン | テンプレート:Flagicon ノルウェー | ★ | 小説 | |
1921年 | 75px | アナトール・フランス | テンプレート:Flagicon フランス | ★ | 小説 | |
1922年 | 75px | ハシント・ベナベンテ | テンプレート:Flagicon スペイン | 戯曲 | ||
1923年 | 75px | ウィリアム・バトラー・イェイツ | テンプレート:Flagicon アイルランド | [★ | 詩・戯曲 | 英語で創作 |
1924年 | 75px | ヴワディスワフ・レイモント | テンプレート:Flagicon ポーランド | 小説 | ||
1925年 | 75px | ジョージ・バーナード・ショー | テンプレート:Flagicon アイルランド | ★ | 戯曲 | 英語で創作 |
1926年 | 75px | グラツィア・デレッダ | テンプレート:Flagicon イタリア | 小説 | ||
1927年 | 75px | アンリ・ベルクソン | テンプレート:Flagicon フランス | ★ | 哲学 | |
1928年 | 75px | シグリ・ウンセット | テンプレート:Flagicon ノルウェー | 小説 | ||
1929年 | 75px | トーマス・マン | テンプレート:GER | ☆ | 小説 |
1930年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1930年 | 75px | シンクレア・ルイス | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | ★ | 小説 | アメリカ人初 |
1931年 | 75px | エリク・アクセル・カールフェルト | テンプレート:Flagicon スウェーデン | 詩 | 4月に死去 | |
1932年 | 75px | ジョン・ゴールズワージー | テンプレート:Flagicon イギリス | ★ | 小説 | |
1933年 | 75px | イヴァン・ブーニン | テンプレート:Flagicon ロシア | 小説 | 亡命ロシア人 | |
1934年 | 75px | ルイジ・ピランデルロ | テンプレート:Flagicon イタリア | ☆ | 戯曲 | |
1935年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1936年 | 75px | ユージン・オニール | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | ★ | 戯曲 | |
1937年 | 75px | ロジェ・マルタン・デュ・ガール | テンプレート:Flagicon フランス | 小説 | ||
1938年 | 75px | パール・S・バック | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | ||
1939年 | 75px | フランス・エーミル・シランペー | テンプレート:Flagicon フィンランド | 小説 |
1940年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1940年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1941年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1942年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1943年 | テンプレート:Display none受賞者なし | |||||
1944年 | 75px | ヨハネス・ヴィルヘルム・イェンセン | テンプレート:Flagicon デンマーク | 小説 | ||
1945年 | 75px | ガブリエラ・ミストラル | テンプレート:Flagicon チリ | 詩 | ||
1946年 | 75px | ヘルマン・ヘッセ | テンプレート:GER | ★ | 小説 | スイスに移住 |
1947年 | 75px | アンドレ・ジッド | テンプレート:Flagicon フランス | ☆ | 小説 | |
1948年 | 75px | T・S・エリオット | テンプレート:Flagicon イギリス | 詩・評論 | アメリカ合衆国出身 | |
1949年 | 75px | ウィリアム・フォークナー | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 |
1950年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1950年 | 75px | バートランド・ラッセル | テンプレート:Flagicon イギリス | ★ | 哲学 | |
1951年 | 75px | ペール・ラーゲルクヴィスト | テンプレート:Flagicon スウェーデン | 小説 | ||
1952年 | 75px | フランソワ・モーリアック | テンプレート:Flagicon フランス | 小説 | ||
1953年 | 75px | ウィンストン・チャーチル | テンプレート:Flagicon イギリス | ★ | 伝記 | |
1954年 | 75px | アーネスト・ヘミングウェイ | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | ||
1955年 | 75px | ハルドル・ラクスネス | テンプレート:Flagicon アイスランド | 小説 | ||
1956年 | 75px | ホセ・ラモン・ヒメネス | テンプレート:Flagicon スペイン | 詩 | ||
1957年 | 75px | アルベール・カミュ | テンプレート:Flagicon フランス | 小説・戯曲 | ||
1958年 | 75px | ボリス・L・パステルナーク | テンプレート:Flagicon ソビエト連邦 | 詩 | 受諾後、ソ連政府の意向により辞退させられた[14]。 しかし死去後に遺族が受取った。 | |
1959年 | 75px | サルヴァトーレ・クァジモド | テンプレート:Flagicon イタリア | 詩 |
1960年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1960年 | 75px | サン=ジョン・ペルス | テンプレート:Flagicon フランス | 詩 | ||
1961年 | 75px | イヴォ・アンドリッチ | テンプレート:Flagicon ユーゴスラビア | 小説 | セルビア・クロアチア語で創作 | |
1962年 | 75px | ジョン・スタインベック | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | ||
1963年 | 75px | イオルゴス・セフェリス | テンプレート:Flagicon ギリシャ | 詩 | ||
1964年 | 75px | ジャン=ポール・サルトル | テンプレート:Flagicon フランス | 哲学・小説・戯曲 | 受賞辞退 | |
1965年 | 75px | ミハイル・ショーロホフ | テンプレート:Flagicon ソビエト連邦 | 小説 | ||
1966年 | 75px | シュムエル・アグノン | テンプレート:Flagicon イスラエル | 小説 | この年は受賞者2人 | |
75px | ネリー・ザックス | テンプレート:GER | 詩 | スウェーデンに移住。 この年は受賞者2人 | ||
1967年 | 75px | ミゲル・アンヘル・アストゥリアス | テンプレート:Flagicon グアテマラ | 小説 | ||
1968年 | 75px | 川端康成 | テンプレート:Flagicon 日本 | 小説 | 初の日本人受賞者 | |
1969年 | サミュエル・ベケット | テンプレート:Flagicon アイルランド | 戯曲・小説 | 英語とフランス語で創作 |
1970年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1970年 | 75px | アレクサンドル・ソルジェニーツィン | テンプレート:Flagicon ソビエト連邦 | 小説 | ||
1971年 | 75px | パブロ・ネルーダ | テンプレート:Flagicon チリ | 詩 | ||
1972年 | 75px | ハインリヒ・ベル | テンプレート:GER | 小説 | ||
1973年 | 75px | パトリック・ホワイト | テンプレート:Flagicon オーストラリア | 小説 | ||
1974年 | 75px | エイヴィンド・ユーンソン | テンプレート:Flagicon スウェーデン | 小説 | この年は受賞者2人 | |
75px | ハリー・マーティンソン | テンプレート:Flagicon スウェーデン | 詩 | この年は受賞者2人 | ||
1975年 | 75px | エウジェーニオ・モンターレ | テンプレート:Flagicon イタリア | 詩 | ||
1976年 | 75px | ソール・ベロー | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | ||
1977年 | 75px | ビセンテ・アレイクサンドレ | テンプレート:Flagicon スペイン | 詩 | ||
1978年 | 75px | アイザック・バシェヴィス・シンガー | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | イディッシュ語で創作 | |
1979年 | オデッセアス・エリティス | テンプレート:Flagicon ギリシャ | 詩 |
1980年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1980年 | 75px | チェスワフ・ミウォシュ | テンプレート:Flagicon ポーランド | 詩 | ||
1981年 | 75px | エリアス・カネッティ | テンプレート:Flagicon ブルガリア | 小説 | ドイツ語で創作 | |
1982年 | 75px | ガブリエル・ガルシア=マルケス | テンプレート:Flagicon コロンビア | 小説 | ||
1983年 | 75px | ウィリアム・ゴールディング | テンプレート:Flagicon イギリス | 小説 | ||
1984年 | ヤロスラフ・サイフェルト | テンプレート:Flagicon チェコスロバキア | 詩 | チェコ語で創作 | ||
1985年 | クロード・シモン | テンプレート:Flagicon フランス | 小説 | |||
1986年 | 75px | ウォーレ・ショインカ | テンプレート:Flagicon ナイジェリア | 戯曲 | 英語で創作 | |
1987年 | 75px | ヨシフ・ブロツキー | テンプレート:Flagicon ソビエト連邦 | 詩 | アメリカに亡命 | |
1988年 | 75px | ナギーブ・マフフーズ | テンプレート:Flagicon エジプト | 小説 | ||
1989年 | 75px | カミーロ・ホセ・セラ | テンプレート:Flagicon スペイン | 小説 |
1990年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
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1990年 | 75px | オクタビオ・パス | テンプレート:Flagicon メキシコ | 詩・評論 | ||
1991年 | 75px | ナディン・ゴーディマー | テンプレート:Flagicon 南アフリカ共和国 | 小説 | 英語で創作 | |
1992年 | 75px | デレック・ウォルコット | テンプレート:LCA | 詩 | ||
1993年 | 75px | トニ・モリソン | テンプレート:Flagicon アメリカ合衆国 | 小説 | ||
1994年 | 75px | 大江健三郎 | テンプレート:Flagicon 日本 | 小説 | ||
1995年 | 75px | シェイマス・ヒーニー | テンプレート:Flagicon アイルランド | 詩 | 英語で創作 | |
1996年 | 75px | ヴィスワバ・シンボルスカ | テンプレート:Flagicon ポーランド | 詩 | ||
1997年 | 75px | ダリオ・フォ | テンプレート:Flagicon イタリア | 戯曲 | ||
1998年 | 75px | ジョゼ・サラマーゴ | テンプレート:Flagicon ポルトガル | 小説 | ||
1999年 | 75px | ギュンター・グラス | テンプレート:GER | 小説 |
2000年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
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2000年 | 75px | 高行健 | テンプレート:Flagicon 中国 | 小説・戯曲 | 亡命中国人 | |
2001年 | V・S・ナイポール | テンプレート:Flagicon イギリス | 小説 | |||
2002年 | 75px | ケルテース・イムレ | テンプレート:Flagicon ハンガリー | 小説 | ||
2003年 | 75px | J・M・クッツェー | テンプレート:Flagicon 南アフリカ共和国 | 小説 | 英語で創作 | |
2004年 | 75px | エルフリーデ・イェリネク | テンプレート:Flagicon オーストリア | 小説・戯曲 | ||
2005年 | 75px | ハロルド・ピンター | テンプレート:Flagicon イギリス | 戯曲 | ||
2006年 | 75px | オルハン・パムク | テンプレート:Flagicon トルコ | 小説 | ||
2007年 | 75px | ドリス・レッシング | テンプレート:Flagicon イギリス | 小説 | ||
2008年 | 75px | ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ | テンプレート:Flagicon フランス | 小説 | ||
2009年 | 75px | ヘルタ・ミュラー | テンプレート:GER | 小説 |
2010年代
年 |
肖像 |
受賞者 |
出身 |
|
ジャンル |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | 75px | マリオ・バルガス・リョサ | テンプレート:Flagicon ペルー | 小説 | ||
2011年 | 75px | トーマス・トランストロンメル | テンプレート:Flagicon スウェーデン | 詩 | ||
2012年 | 75px | 莫言 | テンプレート:Flagicon 中国 | 小説 | ||
2013年 | 75px | アリス・マンロー | テンプレート:Flagicon カナダ | 小説 | 英語で創作 |
受賞者の執筆言語
(2013年現在。サミュエル・ベケットは英語・フランス語両方に加えた)
- 27人 - 英語
- 14人 - フランス語
- 13人 - ドイツ語
- 11人 - スペイン語
- 7人 - スウェーデン語
- 6人 - イタリア語
- 5人 - ロシア語
- 4人 - ポーランド語
- 3人 - デンマーク語、ノルウェー語
- 2人 - 中国語、日本語、ギリシャ語
- 1人 - トルコ語、ハンガリー語、ポルトガル語、アラビア語、チェコ語、イディッシュ語、ヘブライ語、セルビア・クロアチア語、アイスランド語、フィンランド語、ベンガル語、プロヴァンス語
関連項目
参考文献
脚注
外部リンク
- ノーベル文学賞受賞者の一覧 - 公式サイト テンプレート:En icon
- これから受賞が予想される人物一覧(ウィキサイト)
- データベース・ノーベル文学賞
- THE NOBEL PRIZE IN LITERATURE: PORTRAITS OF LEGENDARY LAUREATES - Life TIME.com(ライフ画像アーカイブ)。2013年10月15日閲覧。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 柏倉、2-3頁。
- ↑ 3.0 3.1 3.2 テンプレート:Cite book 、2-3頁 16頁。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 柏倉、4-7頁。
- ↑ 柏倉、104-105頁。
- ↑ 柏倉、179-180頁。
- ↑ 柏倉、79頁。
- ↑ 柏倉、8-9頁。
- ↑ 柏倉、15-23頁。
- ↑ 柏倉、42-43頁。
- ↑ 柏倉、56-59頁。
- ↑ 柏倉、99-101頁。
- ↑ 14.0 14.1 テンプレート:Cite web Four Nobel Laureates have been forced by authorities to decline the Nobel Prize!
- ↑ 柏倉、141-147頁。
- ↑ テンプレート:Cite web Two Nobel Laureates have declined the Nobel Prize!
- ↑ 柏倉、148-151頁。
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ Nomination Database The Nomination Database for the Nobel Prize in Literature, 1901-1950(英語)
- ↑ 「谷崎潤一郎、58年ノーベル賞候補 三島由紀夫が推薦状」朝日新聞2009年9月23日。谷崎はパール・バックやドナルド・キーン、エドウィン・O・ライシャワー、三島由紀夫ら5人から推薦を受け、最終選考より一段階前の41人に含まれていた。
- ↑ 吉武信彦「ノーベル賞の国際政治学」『地域政策研究』高崎経済大学地域政策学会、第12巻4号、2010年、p21 - 43[1]
- ↑ 谷崎潤一郎と西脇順三郎、ノーベル賞候補に4回 読売新聞2013年1月14日
- ↑ 川端が候補になっていたことについては、この報道以前にも上記吉武信彦の論文や2012年にNHKがおこなった1961年分の情報公開請求(川端康成 ノーベル賞選考で新資料 NHKニュース 2012年9月4日閲覧)で示されていた。
- ↑ 三島由紀夫、ノーベル文学賞最終候補だった 63年 日本経済新聞2014年1月3日(共同通信配信)
- ↑ 安部公房は受賞寸前だった…ノーベル委員長語るYOMIURI ONLINE2012年3月23日
- ↑ Candidates for the 1963 Nobel Prize in Literature(英語)
- ↑ [2]「三島、63年ノーベル賞候補 最終6人に残り、あと一歩」(共同通信 2014年1月3日付)[3]
- ↑ 「三島ノーベル賞目前だった」(読売新聞 2014年1月4日号に掲載)
- ↑ 星野文子「近代日本における、ある異邦人の宿命 -ヨネ・ノグチの再評価に向けて-」 『ICU比較文化』No.42、ICU比較文化研究会、2010年、p77[4]。なお、上記のノーベル財団ウェブサイトの候補者データには野口の名前はない。