オデッセアス・エリティス
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オデッセアス・エリティス(Odysseus Elytis, 1911年11月2日 - 1996年3月18日)はギリシアの詩人である。本名、オデッセアス・アレプドヘリス(Odysseus Alepoudhelis)。
レスボス島出身の両親のもと、クレタ島イラクリオンに生まれ、アテネで育った。アテネ大学とソルボンヌ大学に学び、1930年代からシュルレアリスムの影響を受けた詩作を行った。 1979年にノーベル文学賞を受賞している。
代表的な詩集として、『第一の太陽』(Ilios o protos、1943年)および『価値がある』(Axion esti、1959年)が挙げられる。また、レスボス島ミティリニ国際空港が、彼に因んで「オデッセアス・エリティス」と命名されている。
邦訳
- アクシオン・エスティ讃えられよ 詩集 山川偉也監訳.人文書院,2006.10.
- オディッセアスエリティス訳詩集 東千尋訳 土曜美術出版販売,2006.7.
- 現代ギリシア詩集 東千尋編訳 土曜美術社出版販売,2011.11.