ドラえもん (架空のキャラクター)
テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox animanga character ドラえもんは、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場する架空のネコ型ロボット[1]。漫画作品『ドラえもん』の主人公[2]。
概要
量産型の子守用ネコ型ロボット(友達タイプ)。性別は雄。何をやらせてもドジばかりの小学生・野比のび太を一人前の大人にするため、22世紀の未来からやってきた。普段はのび太の家に居候しており、のび太の部屋の押入れがドラえもんの寝床となっている。親類として、子守用ネコ型ロボットのサポートのために特注で作られた、妹のドラミがいる。なお、TV第2作第1期でのみの設定として、2125年には既にネコ型ロボットタイプ直系の後継機がロールアウトしており、彼自身をモデルにしたと思しき発展型の『スーパードラえもん』が22世紀デパートで高級品として販売されているのが確認されている(容姿は現在のドラえもんに耳をつけ、眉を凛々しくしたもの)。[3]
『ドラえもん百科』では「特定意志薄弱児童監視指導員」の肩書きを持つ。テレビアニメ第2作第2期では個体番号MS-903となっている[4]。
作中のメインとなるのび太の小学生時代において、周りの人間から奇妙な目で見られるようなことはほぼない。
生い立ち
旧設定
以下は、てんとう虫コミックス11巻掲載「ドラえもん百科」、「決定版ドラえもんじてん」内「ドラえもん講座3 出生のひみつ」ならびにFFランド7、8巻巻末特集、『2112年度版ドラえもん道具カタログ』における設定。
- 2112年9月3日、トーキョーマツシバロボット工場で製造されるも、直後の検査の結果、不良品と判定される[5]。なお、基準値を超えるほど人間に近い個体ができてしまう場合も不良品扱いとされるため、ドラえもんは当事項によって不良品と判断されたものである。型番R-01 FR001-MKⅡ。特価200000円。
- 2112年9月4日、特売所に置かれる(この特売所には「がらくた」の文字があるなど、ジャンク品扱い)。
- 2115年1月19日、セワシの親に買われ、野比家の元へ。
- 2122年8月30日、耳をネズミにかじられ、その時からネズミ嫌いになる。
- 2123年4月5日、失意のドラえもんを慰めるため、セワシの提案で、タイムマシンでのび太のもとへ行く。
新設定
2112年9月3日(乙女座)、トーキョーマツシバロボット工場で製造された、ネコ型ロボット第1号。当日の量産ラインにおいて、1台目(第0号)の次である2台目として生まれた[6]。
時間犯罪者であるドルマンスタインがタイムパトロールから逃亡するためにワープを行い、その際に電気エネルギーを放出したためか落雷を引き起こし、稲妻がマツシバロボット工場に落ちる。工場で組み立て中、その落雷がドラえもんに直撃し、衝撃でネジが1本抜け、さらに生産ラインから転落する。その影響で、他のネコ型ロボットより少々不器用になった[7]。
製造中の事故によりネジが1本抜け、特別な1台となった。このためロボット養成学校では特別クラスに編入することとなり、そこで後の「ザ・ドラえもんズ」となる友人らと出会う。ロボット学校在学中に行われたロボットオーディションにて、幼児だったセワシが間違って購入ボタンを押す[7]。
子守用ロボットとして、セワシの家で働く。その後、セワシを幸せにするために、最も出来の悪い先祖、のび太の未来を変えるために、のび太の家へと送り込まれた[7]。
なお、方倉設定では「ドラえもん」の「えもん」がひらがなで表記されているのは、ロボット戸籍調査員に名前を聞かれた際に「えもん」をカタカナで書けなかったということになっている。また、バラエティ番組「人生が変わる1分間の深イイ話」では「未来から来たロボットなのに古い時代の『えもん』を付けることによって逆転のおかしさを狙ったのではないか」という伊藤善章(藤子プロ社長)の考えが紹介された。また、原作者の藤子・F・不二雄が落語好きであることから小噺でも話される土左衛門から来ているのでは、との説もある[8]。
2005年以降
『ドラえもん (2005年のテレビアニメ)』では、最初期のオープニング『ドラえもんのうた(女子十二楽坊版)』や本編『ドラえもんが生まれ変わる日』と『走れドラえもん!銀河グランプリ』、『ドラえもんの100年タイムカプセル』で改めて誕生秘話が描かれており、『生まれ変わる日』では新設定とほぼ同じで(作られた直後、普通のカミナリが当たってネジを吐いてしまう。そのあと不器用になりみんなに笑われてしまうという設定)、『銀河グランプリ』『100年タイムカプセル』ではネズミに耳がかじられその姿を見て青くなった旧設定に近い設定で描写された。しかし『スーパーレディオステーション ドラチャン★ドラヂオ』(2012年9月3日発信)ではまた誕生秘話が語られており、青くなった理由が3日3晩泣き続けてメッキがはがれて青くなった設定に戻っている(耳をかじったネズミは変更されず、普通のネズミである)。『ドラえもんが生まれ変わる日』のパーティーシーンや『走れドラえもん!銀河グランプリ』に登場する集合写真を見る限り、ロボット学校同期のロボットはノラミャー子以外、パワえもんを含め全て同型の(黄色い耳がある)猫型子守ロボットであり、ザ・ドラえもんズのメンバーは描かれていない。
身体
概要
球状の頭部と胴体、短い手足をもっている。実物のネコの体毛によくあるように、体と顔面・腹部でツートンに色分けされていて、体は青色で顔面と腹部は白色になっている。鼻としっぽの先は赤色である。はじめに造られたときは耳がついており、体には黄色いメッキで塗装されていた(原作では製造当初から青色[9])。だが工作用ネズミロボットに耳を齧られたのち、ひみつ道具「悲劇の素」を誤って飲み号泣した振動でメッキが剥げ、ガラガラ声になってしまった[10](初期設定ではネズミに耳を齧られた姿を鏡で見て青ざめたため、前述の3日3晩泣き続けたため、他にも耳が無くなった悲しみで砂浜を走ったため、などがある[11])。連載初期はやや胴が頭より大きく雪だるまのようなずんぐりした体型で、しっぽの先が青く、体は現在より淡い青色で光沢も見られた。また、手足は長い間肌色一色で、初期のグッズでは手足が肌色に塗られたおもちゃも存在した。全身には「極微反重力特殊コーティング」が施されており、ゴミや泥は軽くふき取るだけできれいになる[6]。
体は頑丈で、ひみつ道具を使わなくとも高水圧の深海や宇宙空間でもそのまま活動可能[12]。酸(のような液体)にも溶けない[13]。衝撃にも強く、ガス爆発の中心にいたとしても体は原型を留めていた。[14]。その一方で、普通に殴られたりしてタンコブや目の周りの青痣ができたりと傷を負う描写も多々あったりする。しかし寒さには極端に弱く、風邪をひくこともある[15]。だが『クイズは地球をめぐる』では、北極点へ移動したにも関わらず全く寒がっていなかった(のび太は震えていた)ことや、『ドラえもん 宇宙大探検』ではひみつ道具を使用せず太陽に至近距離まで近づいていたにもかかわらず、ドラえもん自身には何ら影響がなかった(全く暑がらなかった)こともある。さらにアニメ第2作第2期『日食を見よう』では空から宇宙空間までの過酷な環境を平気で走り切っていた。暑さにも若干弱く[16]、蚊に刺されることもある。本人によると、高級なロボットだからとのこと[17]。但し、機械ゆえに電気には弱く、雷や電撃で故障することが多い[18]。
体内に流れているオイルはドラミにも使用されたものと同じ容器に入っていたため、彼女とは兄妹関係にある[19]。だが、2人に入れたオイルは長期間保存されていたため、使用時には良質な成分が沈殿していた。そのため、上半分の濃度の薄いオイルを使って作られたドラえもんよりも、下半分の濃い良質なオイルを使って作られたドラミの方が性能がよいとされている[11]。
身長について、のび太を見下ろさない高さとして1969年当時の小学4年生女子の平均身長(小学4年生男女混合の平均身長)である129.3センチメートルに設定したという。ただし連載が進むにつれ、のび太より若干低く描かれるようになった。なお、アニメではドラえもんの身長は1メートル程度になるよう作画されている。体重は129.3キロとのことだが、のび太の頭に乗ったり[20]、のび太がドラえもんを抱き上げたり、のび太とシーソーに乗ったり[21]のび太と対等に取っ組み合いの喧嘩をするような描写もある[22]。またジャイアンに一方的に殴られることが多いが、ドラえもんが一方的に殴り倒したこともある。ドラミと違ってドラえもんに眉毛はないが、作中に眉毛がついている描写が何度か見られる。これは初期の作品で見られ、後期ではほとんど見られない。
野比家に居候を始めてから、家族同様の扱いを受けている。『ドラえもん のび太とロボット王国』のラストシーンでは、玉子が「ドラちゃんも私の子供よ」と発言している。
反応速度は非常に速く[23]、稀に瞬時にひみつ道具を取り出し使用することもある[24]。
連載最初期はロボットとしてはあまりできがよくないという設定が前面に出されていて、かなり間が抜けた性格でのび太顔負けのひどいドジを踏むことが多かった。扉ページや雑誌の予告のキャッチコピーでは、「できそこないのロボット・ドラえもんが大あばれ。」といったふうに、「できそこない」と強調されることがたびたびあった。「イヌとネコのできそこないのロボット」などと書かれていたこともある。
スペック
- 電子頭脳:ウルトラスーパーデラックス・コンピュータ(人間と同等の性能で、喜怒哀楽を表現する感情回路つき)
- 身長:129.3cm
- 体重:129.3kg
- パワー:129.3馬力
- 目:赤外線アイ(暗闇でも物が見える)
- 耳:高感度音波測定イヤー(遠くの音や特殊な音もキャッチする高性能の耳)※故障中
- 鼻:強力ハナ(人間の20倍の能力を持つ)※故障中
- ひげ:レーダーひげ(遠くのものを感知する高性能のレーダー)※故障中
- 鈴:ネコ集め鈴(特殊な音波を発して、ネコを集める)※故障中大長編『ドラえもん のび太とアニマル惑星』では小型カメラに交換されている(映画では不明)
- 頭の周り:129.3cm
- 胸囲:129.3cm
- 座高:100cm
- 足の長さ:129.3mm
- ネズミを見たときに飛び上がる高さ:129.3cm
- ネズミを見たときに逃げる速さ:時速129.3km[6](普段は50mを15秒=時速12kmだが、例外的にアニメ第2作『日食を見よう』ではある程度高空から大気圏を越えた宇宙空間までを数秒で走り切ったこともある)
体格
胴体
丸く太めの体型で、胴部にはシンボルでもある四次元ポケットを装着している。また、胴部はメンテナンスハッチでもあり、故障した時は自らその部分を開けていたこともあった[25]。その体型から、しばしばタヌキと間違われる。だが、本人はそれを極度に嫌っており、そのように言われると激昂する。他に海坊主、地蔵、タコ、フグと言われたこともある。
また、デブと思われることも嫌がっており、太めの体型を気にしている描写が何度となく登場している。ロボットでありながら、ダイエットに挑戦したこともある[26]。
頭
石頭であり、道具が使えなくなった際の「最後の武器」となる。大長編では、自らの頭で壁を突き破りガスタンクに穴を開けるなどの特攻を見せたこともある[27]。また地下から地上まで地面を突き破り、敵のタイムマシンを破壊したことがある[28]。だがクッションのようにやわらかい描写[29]や、狩人の矢が貫通している描写[30]もあり、作品によってその強度は一定ではない。
耳
前述のように、ネズミ(あるいはそれを象ったロボット)によって齧られたために、耳が存在しない。しかし、聴覚機能は電子頭脳に組み込まれており、外部からは見えないものの、聴覚を感受する「高感度音波測定イヤー」と呼ばれる装置が、頭部両側に内蔵されている。そのため、ジャイアンの歌などで人間でいう耳を押さえるような動作をする時は、目の横の部分を押さえる。「耳バン」を貼る位置から、人間の耳とほぼ同じ位置にこの装置があることがわかる[31]。失った耳は集音機であり、この装置と併用して遠くの音や人間の耳で聞き取れない音波を感知できるが、集音機がない現在では人間の耳と同様の聴力しかなく、耳が元の状態なら町中の音を聞くことができたという。
ただし、未来の病院の医者ロボットはドラえもんの治療の際に、耳を「単なる飾り」だと言っていた[7]。妹のドラミはリボンが耳になっており取り外しや折りたたんだりできる。また、友達のエル・マタドーラは耳の代わりに角があり、こちらは伸ばすことができることからこれらは飾りではないと思われる。
その他感覚器
目は赤外線アイで、暗闇の中でも普通に行動できるようになっており、現在も普通に機能している。涙に相当する物もあり、よく涙を流して泣く所が見られる。口は洗面器をまるのみにできるほど大きい[9]。内部には「オートフードカッター」と呼ばれる歯があり、怒ったときなどに見せることがある。これまで発表された内部解析図には歯茎の記載がなかったが、『のび太の恐竜2006』などで歯茎のある描写が散見される。他に舌もあり、涎を垂らす描写があるなど唾液に相当する物もあるが成分は不明。ドラ焼きの味に対するこだわり(詳しくは後述)もあることから、人間並みの味覚も備えている模様。鼻は常人の20倍の嗅覚を持つ「強力ハナ」で鼻水や鼻提灯を出すこともある。鼻の周囲には周囲の物体を感知する3対の「レーダーひげ」があるが、それらはいずれも故障中。なお、ひげは抜き差しが自在[32]だが、引っぱられると痛いらしい[7]。また、隠し事をするとひげが震える[33]。
手
「ペタリハンド」と呼ばれるゴムのように変形可能な球形の手であり、思い通りの物を吸い付ける力がある。また、指がない代わりに人間と同じ5本の牽引ビームがその代役を果たしている[34]ため、物を掴んだり、握ったり、手袋型の道具を使用することも可能。ただし、手は決して器用とは言えない描写が多く、絵が下手だったり、あやとりを嫌っていたりする。また、指が見えないためにじゃんけんはグーしか出せない[35]。力は129.3馬力で、一般人男性より遥かに力持ちであり、どこでもドアやもしもボックスなどの大型の道具を軽々と出したり、映画ドラえもん のび太の日本誕生ではジャイアンとスネ夫が2人がかりで運んでる材木を頭に載せて軽々運ぶシーンがある。
なお、手が球状なのは子守ロボットであるため、子供を傷つけないようにという配慮である[36]。
足
足は重力反発装置により地面から3ミリメートル宙に浮いている[6]。そのため靴を履く必要はない。その空気圧により歩くときに音がする(もともとは歩くときに音が出ない仕組みの「へんぺい足」だったが、今は壊れている。だがドラミは宙に浮いていない[37])。この設定は、「家でも外でも常に裸足だ」という読者の指摘を受けて発表されたもの。原作者の藤子・F・不二雄もこれを知り仰天したという[38]。
当人は足の短いことを気にしているようで、長い足にあこがれる描写が何度かあった。[39]。ちなみに最初のころはもう少し長かったが、もっと伸ばそうとして足を伸ばす装置を使い、装置のバネが壊れて足がめりこみ逆に足が短くなってしまったという設定もある[6]。なお足は短足だが、原作では特に正座や胡座をしている場面が見られ、いくらかは伸縮可能であるとみられる。
頭脳
お子様の情操教育に役立つように人間同様の豊かな感情を表現する感情回路を組み込んでいるほか、電子頭脳「ウルトラスーパーデラックスコンピューター」を持つ。とは言ってもこれらの装置はあくまで思考を人に理解させるための物に過ぎず、ロボットでありながらドラえもんは魂や命、心(自我)を持っている(うらめしドロップや入れかえロープが使えたり、のび太たちもドラえもんが危ない状況になると「死んでしまう」と発言したりしている)。日々道具の手入れを施しているだけあって機械には強く、あまり複雑でない機械ならすぐに直したり、改造したりしている。特殊な言語能力として、ネコとは「ネコ語」(ネコの鳴き声)で会話可能。ただし、ネコ以外の動物言語や日本語以外の言語は理解できず、「動物語ヘッドホン」や「ほんやくコンニャク」に頼ることになる。人間同様に眠気を覚えたり睡眠を摂る描写もあり、たびたび寝ている所を起こされてブチ切れたこともあった(てんコミ5巻『ドラえもんだらけ』など)。またネズミへの恐怖心から精神に異常を来すような描写もあった(てんコミ7巻『ネズミとばくだん』など)。
もっともこれらは連載中後期によるもので、初期は暗算能力も一般的な人間なみであり、複雑な計算は筆算[40]や電卓[41]に頼ったりしていた。ただし、連載初期は欠陥といえるほどのひどい性能であった[42]。
装着品
ドラえもんの体は汚れないようにコーティングされているため、基本的には、人間のように衣服は着ない。数少ない装着品が、首にある鈴の付いた赤い首輪である(四次元ポケットについては後述)。この鈴はもともと「ネコあつめすず」(「ニャ~ン」と鳴る)というものだった。その鈴は長期間故障していたが、いつか修理するつもりであり、そして心の支えとして大事に着けていた[43]。現在は、部品を交換して小型カメラに使用されている[44]。「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」ではドラえもんは鈴を付けていないとドラネコ化してしまう。「のび太と未来ノート」では非常用として携帯用時空間取換え機が収納されていた。
四次元ポケット
腹部にあるポケットは「四次元ポケット」という道具の一種である。カートリッジ式で脱着および洗濯が可能だが、一度洗った時に中に大量に水が入っていた。この装置は未来の科学技術を利用した大小さまざまな道具を四次元空間に収納しておき、自在に取り出すことができるもの。内部にはイメージ検索機能が取り付けられているためイメージしただけで道具が引っ張りだせる。ただし、乱雑に道具を収納していたり[45]、しっかりと道具をイメージできなかったり、ポケット内の整理を怠って四次元空間にホコリを溜めたりすると[46]、イメージ通りに道具が取り出せないことがままある(どのような理屈でホコリが溜まるのかは不明)。日用品なども入っている(ついつい入れたくなってしまうらしい[47])。普段からきちんと整理整頓をしていないため、「あれでもない、これでもない」と言って目的の道具を取り出すまでに多数の無関係な道具やガラクタを周辺に撒き散らすことがお約束のギャグになっている。その描写は、特に大長編の危機的状況下で多く見られ[48]、ドラえもん本人もその状況に対し「肝心な時はいつもこうだ」と発言している[16]。
道具を取り出す時には道具の名前を言いながら道具本体を高く掲げる演出が癖となっている(まれにひみつ道具ではないものを出すこともあり、その際は「普通の」「ただの」と付けることもある)。特に、アニメ第2作第1期ではその時に「ピカピカピカ~!!」という効果音が鳴り、バックはパカパカで表現されていた。なお、ドラえもんもこれを行わないと気分が乗らないらしく、「地球セット」をのび太が無理やり取り出した際にわざわざ一度しまった後にこの動作を行っていたり「では、あらためて」などと言って言い直したりする。お笑い芸人などがドラえもんの物まねをする際には、この場面をよくもじった物が登場するが、その際に「チャラララッチャラーン」という音楽を使っている者が多く、二代目ジャイ子の山崎バニラが「自分の考えたひみつ道具」をドラえもん内で紹介した際にも大正琴でこの音楽を演奏した。しかし、実際はそのような音楽は使われたことは一度もない[49]。むしろこれに近いのは同時期に放送されていたキテレツ大百科である。キテレツでは毎回ファンファーレと共に道具が登場した後に、紹介がなされていたことから、混同されて使用されているものと思われる。なお、声優交代後の第2作第2期では「テッテテー」というファンファーレが鳴り、背景も変更されている。なお道具については、マシンガンやジャンボガン(戦車を一撃で吹っ飛ばす威力)や熱線銃(鉄筋のビルを煙にする破壊力)、果ては地球破壊爆弾や原子核破壊砲など子守ロボットの持つ物とは思えない兵器の類が出てくることもあった(てんコミ7巻『ネズミとばくだん』など)。またてんコミ10巻「ねがい星」では不要な道具を空き地に穴を掘って埋めているシーンがあったが、機密保持などどうしているのかは不明である。
声
声は1980年放送のお正月スペシャル『ドラえもんびっくり全百科』の旧設定では「ドラえもんVSドラえもん」の黄色いドラえもんは高橋和枝が担当し、現在とは異なる声だったが、耳をかじられ鏡を見て青ざめたエピソードでは声変わりについて語られていない。
1995年の映画『2112年 ドラえもん誕生』の新設定では元来はかわいらしい声で(横山智佐が担当)、「悲劇の素」を飲んでさんざん泣き叫んだためにガラガラ声(大山のぶ代の声)になってしまったとされている。また、どら声の上に音痴である[50]。
一方、テレビ朝日第2期のアニメでは、『走れドラえもん!銀河グランプリ』のエピソードでは作られたときから声は変わっていないという設定だが 、2012年4月27日放送『ドラえもんの100年タイムカプセル』では生まれたてのドラえもんは現在の声より高い声であり、また水田自身のブログでねずみに耳をかじられたショックで声が変わったことを語っていることから[51]、現在も声変わりの設定は残っている模様。
体内
体内には、原子程度に分解してエネルギーに変換する「原子炉」と呼ばれる胃袋を有し、人間同様に食事をする(誤解されやすいが、原子力で動いているわけではない。有機化合物から電力を得るバイオ燃料電池に近いシステムとも考えられる)。基本的に人間と同じものを食べる。食べた物の消化率は100%、動物のように糞尿は一切排出しなくてもすむが、放屁したり[52]トイレに行って用を足しているようなシーンも存在する[53]。ドラえもんは子守用のロボットとして作られたため、子供にトイレのしつけをするために[54]トイレで用を足すという設定もある。ドラえもん自身も、アイディアを考えるときに行くと言っている[55]。なお、2012年刊行の「My First BIG 未来の国からはるばると編」(廉価版コミックス)掲載の「ドラえもん大事典」のみ、「原子炉」との表記が削除されている(てんとう虫コミックス11巻や藤子・F・不二雄大全集20巻では変更なし)。ひみつ道具のうち薬品の類が人間同様に効く事も判明している(てんコミ5巻『のろのろ、じたばた』など)。
しっぽ
しっぽがメインスイッチになっており、引っ張ると全機能が停止するほか、再起動もしっぽを使う。初期設定では「しっぽは自らの姿を消す機能も備えている」とされ、未収録「未来から来たドラえもん」(小学2年生版)やてんコミ3巻「ああ、好き、好き、好き!」、未収録「のび太が強くなる」のほか未収録「オーケーマイク」に未収録「やきゅうそうどう」、てんコミ3巻「白ゆりのような女の子」など、頻繁にこの機能を使用していた。後期では原作者により「便利すぎた」とされ、使用されなくなった。「ああ、好き、好き、好き!」ではのび太がしっぽをひっぱっていたが、「あやうしライオン仮面」ではしっぽを引っ張られてもなぜか消えなかった。また、「のび太が強くなる」では透明になったまま疲れ果てて気絶した上のび太の先生に踏まれてひげが抜けて力を失っている。
機嫌が悪いときはしっぽがゆれる[56]。この特徴は実際のネコと同様。
その他
「のび太と未来ノート」ではエネルギー切れになった際、頭から装置が出て、地熱(温泉につかる)、風力(大きくしたタケコプターを装置に取り付け、風でそれが回る)、太陽光(大きな虫眼鏡で集められた光が装置に当たること)で回復していた。
好きなもの
どら焼き
ドラ焼きが大好物。22世紀にいたころ、ダンス用ネコ型ロボットのノラミャー子からドラ焼きをもらい、そのときから好物となった[7]。しかし2002年の大晦日スペシャルで放送された原作第一話をアニメ化した「未来の国からはるばると」では野比家にはじめて来た時に、のび太のドラ焼きを食べて好物になったと語られた。ただし、実際に原作第一話で野比家で食べたのはドラ焼きではなく餅であり、「未来の国からはるばると」を最初にアニメ化した1980年のびっくり全百科でも原作通りに餅を食べていた[57])。水田わさび版で描かれた「未来の国からはるばると」でも餅はドラ焼きに変更されているが「初めて食べた」とは言っていない。
そのこだわりはとても強く、甘すぎるドラ焼きは邪道という持論を持つ。ドラ焼きを売る菓子屋の主人と、味をめぐって論争したこともある[58]。のび太の部屋を埋め尽くすほどの世界一大きなドラ焼きを1人で完食したことや[59]、ドラ焼き大食いコンテストでの優勝経験もある。ドラ焼きを食べない日が続くと禁断症状が起きたり[60]、餓鬼のように貪ったりする[61]。ただし、恋の病になったときには受け付けない。ちなみに、ドラ焼き三つの早食い競争の記録は0.1秒である[62]。しかし、タイムパラドックスの発生を恐れてドラ焼きを口にしないときもある[63]。
ドラ焼きの大安売りと聞けば、たとえ妄言でもすべてを放り出して店に直行する。道具を貸すのを渋っているときも、目の前にドラ焼きを出されるとたやすく貸してしまうことも少なくなく、のび太以上に悪知恵が働くこともしばしば[64]。
ドラ焼きの成分はドラえもんのエネルギー源に最適だともされている[6]。
大長編などで遠出した時はお菓子であるドラ焼きで食事を済ませることがほとんどで、大抵の食事シーンでドラ焼きを食べている。他のメンバーが全員同じ物を食べている時も一人だけドラ焼きを食べていることが多かった[65]。それ以外を食べたのはドラ焼きがどうしても手に入らない場合[66]や、他者に食事を出された時くらいであった。
他には上記の通り、初めてのび太の家に来たときに初めて餅を食べたことで、餅を好んでいた時期もあった[67]。他に「大好き」だと発言したものにはスイカ[68]がある。
また、2014年放映予定のアメリカ合衆国ローカライゼーション版アニメでは、米国の風俗にあわせてピザを食べるようになったり[69]、「健康的な食生活を推進すること」が放送基準になっているため、ドラ焼きを食べる場面でも日本語版より控えめになるという[70]。
その他
ドラえもんは前述したように、友達タイプの子守ロボットであるため、基本的に趣味や遊びも子供の範疇で収まっている。特にのび太同様、漫画を読んでいる場面が多い。その他、ジグソーパズル、スライムなどで遊んでいる場面があった。また、遊ぶだけでなくひみつ道具のメンテナンスに精を出すことも。作品後期になると外出し、後述のネコたちと交流している描写も目立つ。
ネコ達との交流
ネコ型ロボットだけあって野比家の近所のネコとも親交があり、ネコの悩み相談を受けてあげたり、一堂に会してパーティを開くこともある[71]。ガールフレンドのメスネコもいるが、タマ、ミイ、シロなど話によってさまざま[72]。おもちゃのネコに恋したこともある[73]。このように原作では一匹に絞っていないが、「タマちゃん」と親しく付き合っている場面が多い[74]。アニメではおもにミーちゃんのみに絞られている。なお、のび太のもとへ来る前は、22世紀にてダンス用ネコ型ロボットノラミャー子と恋愛関係にあった[7]が、現在の関係は不明(原作では破局[9])、なおスペシャルにおいて2112年 ドラえもん誕生が再放送された後の発言からまだノラミャー子との関係は続いているような発言をしておりその場にいた現代のガールフレンドであるミーちゃんがショックを受けている。『のび太のワンニャン時空伝』では猫型人間のシャミーに一目ぼれし、熱烈なアタックを繰り返していた。原作30周年記念スペシャルのドラえもんクイズの「ドラえもんガールフレンドの名前は?」ではスネ夫に「いっぱいいた」と言われている。
異性関係
メスネコのガールフレンドがいるが、上述のようにエピソードによって名前が変わっている。その一方で、ネコ型ロボットでありながら、星野スミレ、丸井マリや伊藤つばさといった人間の女性アイドルにも熱を上げている[75]。『のび太のひみつ道具博物館』では押し入れに伊藤つばさのポスターを貼っていた。
また、のび太と同様、しずかの入浴シーンを覗こうとするシーンもあったりする[76]が、のび太を止めることが多い(実は、話の中で最初にしずかの入浴を覗いたのはドラえもんである)。
嫌いなもの
ネズミ
前述の通り、昼寝中に耳をかじられたためにネズミを恐れており、「ネズミの“ネ”の字を聞いただけでぞっとする」と発言するなど、異常と言えるほどに嫌っている(ただし、三谷幸広の作品『ザ・ドラえもんズ』においてのみ、耳があるころからネズミ嫌いだったとする描写がある)。同系であるハムスターも苦手[77]。同じ藤子作品『チンプイ』の登場人物であるネズミ型宇宙人のチンプイも苦手[78]。
ひと目ネズミを見ると、つんざくような悲鳴をあげてその場から逃げ出す。恐怖のあまり、気を失ってしまうことも少なくない[79]。ネズミ怖さに気が変になることも多く、果ては野比家に潜むネズミを駆除するために、「地球破壊爆弾」などの兵器でもろとも吹っ飛ばそうとしたこともあった[80]。ネズミから逃げるためには電燈に上ったり、天井に張り付くこともある。ゲーム『ギガゾンビの逆襲』では、ネズミ系統の敵と遭遇すると戦闘開始時に必ず麻痺してしまうという形でネズミ嫌いを再現している。実物のネズミだけでなく、びっくり箱やいたずらカメラなどからネズミの人形が飛び出してきただけでも逃げてしまうこともある。しかし、「映すとバッジになるカメラ」では「あれっ?」と普通に驚いただけの時もあり、連載初期にはのび太を助けるため、ネズミに果敢に立ち向かったこともあった[81]。
一度だけ、四次元ポケットからあわてて道具を取り出そうとしたときに、ポケットの中からネズミが出てきたことがある。ただしこのことは一瞬であり、ドラえもん本人も気付いていない[82]。
設定によれば、ネズミを見たときの足の速さは129.3km/h(普段は12km/h)、跳躍力は129.3センチメートル。気絶する可能性は50パーセント。
その他
他にドラえもんが大嫌いなものとして「寒さ」があり、寒がりののび太よりずっと寒がりで、寒さに震え、こたつや毛布にくるまっている描写は多い[83]。アニメでは「歌にもあるじゃない、『猫はコタツで丸くなる』ってね」といって二度寝する描写がある。が、「のび太の新魔界大冒険 ∼7人の魔法使い∼」では、寒い地域でもあまり寒そうにしていない。[84]
また嫌いなものというわけではないが、タヌキと間違われることに強いコンプレックスを抱いており、そう呼ばれるたびに憤慨する[85]。その他、クモが大嫌いという話もある[86]。
性格・特徴
基本的には思いやりがあり穏やかな性格だが、思っていることを包み隠さずに表現する傾向があり、時として辛辣な一面を見せることもある。子守用ロボットなので世話好きだが、余計な世話を焼くことも少なくない。第2期アニメ版の「大パニック!スーパー赤ちゃん」では子守用ロボットなのにも関わらず、後から子守をしたジャイアンよりも下手で、子供を泣かしてしまったこともあった[87]。
けんかをすることもあるが、のび太とは深い友情関係で結ばれている。二人は、最良の友人としてお互いを認め合っている[88]。ドラえもんは、たとえ体の調子が悪くてものび太のことを心配して未来へ帰りたがらないほどにのび太を思っているが、ただしのび太があまりにも世話が焼けすぎるので嫌気が射すこともあるのか、突き放すような態度を取ることも少なくない。
正義感が強く、基本的に不当な仕打ちに対しては立ち上がらずにはいられない。しかし、のび太がいじめられた時は「それはひどい!!」と激昂したりもすれば、マンガを読んだりドラ焼きを食べたりしながら冷たい対応をするなど、その場のテンションでのび太に対する対応がかなり異なる。初期の頃は前述の通りのび太の話を聞くなり部屋を飛び出して復讐するなどかなりエキセントリックであったが[89]、後期になるにつれて「いつものことじゃない」などと言い放つなど冷静になっていく。ただし、のび太の無気力さや無頓着さ、不甲斐なさに耐えかねて、のび太が道具をせがまなくてもドラえもんが自ら道具を出すこともある。また、ジャイアンにやられた時とスネ夫にやられた時の対応が微妙に異なっている(ジャイアンの時は「やられたらやりかえせ!」などと叱咤し、すぐには道具を出したりしないが[90]、スネ夫の時は「負けてたまるか!」などと言ってすぐに道具を出す場合が多い[91])。またいじめに関しても暴力によるいじめには前述の通り叱咤することも多いがジャイアンとスネ夫が他の友人たちにのび太を徹底的に無視することを強要した時には激昂して二人を「人間のクズだ」と激しく非難したこともある。
通常は、ジャイアンやスネ夫にいじめられているのび太の味方をして、のび太が2人へ仕返しをする手助けをすることが多いが、のび太が調子に乗って増長した時には彼を懲らしめる役に回ることも多々あり、またそのことによりジャイアンとスネ夫が被害者になった時には、今度は逆に彼らの味方をして協力してのび太にお仕置きをする場合もしばしばある[92]。
ジャイアンにひみつ道具を強奪されたのび太に対して彼にも責任があると考え、無理矢理、ひみつ道具を奪還させるなど厳しい一面も持つ[93]が妙に大らかでお人好しなところもあり、のび太が止めてもスネ夫、ジャイアンにひみつ道具を貸して、彼らがトラブルを起こしてしまうこともある[94]。
動物変身ビスケットや人間製造機、悪魔のパスポート、ドロボウホイホイ、かぐやロボット、クローン培養基、未知とのそうぐう機、カッコータマゴ、しかえし伝票、ユーメイ人など、のび太に勝手に使われると大惨事・大問題を招きかねない危険な道具をよくのび太の部屋に置きっぱなしにして出かけている。また、やたらと意味不明な道具をのび太に貸して騒動が起きると、なんでも「そんなものを勝手に使う奴があるか!」などと言い、逆ギレ気味にのび太のせいにしてしまう(のび太自身にも問題はあるが)など、初期から中期にかけてはのび太以上にかなりいい加減な性格であるかのような描写が見られる。これは後期になるにつれて見られなくなった。
慌てると完全に冷静さを失い、思い通りに道具を出せなくなるほど混乱する。その様は、のび太からでさえ「あわてるとだめなやつ」と言われている。ひみつ道具を使って図に乗るのび太を制止する冷静さもあるが、自分まで調子に乗って問題をエスカレートさせることも多い[95]。早とちりが原因で大惨事を招いたことも多々ある。思ったことを包み隠さず、そのまま口に出すことが多く、相手の気持ちを考えず物事を正直に指摘してのび太を怒らせたり、機嫌を損ねさせたことも少なくない(「どうも僕は口が下手でいけない」と言っていることから自覚はあるようである)。
野比家からは家族の一員として扱われており、家の手伝いをする事がある。のび太らの保護者に絶大な信頼がある。ピクニックや旅行の際に母親に了解を得る場面があるが、「ドラえもんがいるなら安心」と子供の面倒のすべてを任されている[96]。また、野比家以外の人々からも違和感を持たれることなく存在を認知されているようで、ドラえもんが街の中を歩いていても周囲の人々から奇異や差別の目で見られることはほとんどなく、どこへ行っても大抵の場合は普通の人間と変わらない扱いを受けている[97]。
大規模な戦いがある大長編シリーズでは、のび太がカリスマ性でリーダーシップをとる(のび太がリーダーとしての立場に就く場合はドラえもんはサブリーダーのような役割をとることが多い)のに対し、彼は頭脳でみんなをまとめる指揮官としてのリーダーシップを担うことが多い。時には厳格なまでに現実主義者の一面を見せる[98]。
知能はそれなりに高く知識も豊富でのび太に恐竜の種類を説明していることもあった[99]。22世紀までの地球の歴史もある程度は把握している[100]。現在の子供たちが学校で習うことはもちろん、雑学的知識も多く把握している。しかし、ロボット養成学校在学時には頭はあまりいい方ではなく筆記試験で0点を取ったこともある[7]。幅広い知識を持っている割りに、意外なことを知らないことがある[101]。
日本テレビ版アニメでは、序盤は当時、中年男性だった富田耕生が声優を担当したこともあって、非常におっとりとした親父臭い性格に設定されていた。担当声優が野沢雅子に代わって以降、原作の連載初期のような短気で自己主張が強く活発で好戦的な性格に変更され、近所の相撲大会や小学校のラジオ体操などの行事に参加したり、のび太と一緒にのび太の父親に海水浴に連れていくことを強請る描写があり、原作以上に子供らしい性格に描かれている。大山のぶ代が声を担当したテレビ朝日版アニメでは、保護者的側面が強調されてキャラクターづけがなされている。初期の頃は周囲の迷惑を考えずにひみつ道具を見せびらかしたがるなど子供らしい面もあったが、後期になるにつれ落ち着いて来た。現在の水田わさび版では大山版と反対に子供らしさが前面に出ており、のび太と同年代の子供のようなキャラクターに位置づけられている(話によっては逆のこともある)。
生活習慣
就寝時はのび太の勉強部屋の押し入れで寝る(のび太の部屋自体で就寝したのは数回だけ)。押入れは天井に照明をつけたり壁の隅に本棚をつけたりと、いろいろと改装されているようである[102]。のび太が学校などで不在の昼間には、一人でマンガを読んだりパズルなどのゲームをして楽しんでいるほか、家事を手伝っていることもある。
口調
のび太を呼ぶときに、原作では初期は「のび太くん」、中期以降は「のび太」と呼び捨てでアニメ版では「のび太くん」と呼ぶことが多い。また、原作では口調も「~だぜ」などと割とフランクな口調で会話することが多い。のび太の親のような目上の人物に対しては敬語で話す。「のび太の宇宙開拓史」でも一度呼び捨てしている。また、単行本では全て修正されているが、最初期のアニメ作品や映画「のび太の恐竜」などでは「なのら」と言っていたこともあった。
日本テレビ版アニメでは、当初の富田耕生が声優の頃は「あらよっと」[103]という掛け声で道具を出すなど「面倒見のいいおじさん」のようなキャラクターであったが、シリーズ後半に担当声優が野沢雅子に代わって以降、のび太と同年代の子供らしい口調になる。のび太を「のび太」と呼び捨てにし、君付けはしない。「バカ」、「のび太と親友になんかなるんじゃなかった」などとフランクな口調で話していた。また、語尾が「~よ」、「~なのよ」であるのが特徴的。
大山のぶ代版アニメではのび太を「のび太くん」と君付けで呼んで保護者的に接しているが(初期では「のび太」と呼び捨てで呼んでいた〔例〕「テストにアンキパン」。また興奮した時や非常事態時に「のび太!」と呼び捨てにすることも稀にあった)。稀にスネ夫のことも「スネ夫くん」と君付けで呼ぶことがあった。道具を悪用したのび太に対して「道具をイタズラに使っちゃダメじゃないか!!」と怒り、最終的に自業自得で酷い目に遭うのび太に「ぼく、知らな~い」と返す展開が多かった。これは声優の大山が「ドラえもんは子守ロボットなのだから、汚い言葉を使ってはおかしい」と判断し、アドリブで変えたもの。また、上記の「ぼく知らな~い」、次回予告冒頭で毎回使われていた「こんにちは、ぼくドラえもんです」、ラストの「楽しみに待っててね~」はいずれも大山のアドリブである。
わさび版アニメではフランクな口調であるが、大山同様、のび太を「のび太くん」と呼んでいる。だが、なまけたり道具を悪用したりするのび太を叱るときなどに「のび太!」と呼び捨てにする場合も時折見られる。また、大山版アニメではドラえもんを「保護者」として描いていたのに対し、わさび版では2007年9月7日放送の「ドラえもんが生まれ変わる日」において、ドラえもんを「(のび太と)一緒に成長する子守りロボット」として描いていることが作中で提示されている。ゆえに、のび太の目線に近いキャラクターとして設定され原作初期同様に自ら騒動を引き起こすことも多い。また、のび太が道具を使う際にのび太と行動を共にすることも多くなった。
呼称
基本的に普段は女性からは「ドラちゃん」(しずか、玉子など)や「ドラえもんさん」、男性からは「ドラえもん」(のび太、ジャイアン、スネ夫、のび助、セワシなど)や「ドラえもん君」(出木杉、のび太の先生など[104])と呼ばれる。妹のドラミからは「お兄ちゃん」と呼ばれる。
呼び方の間違いとして「ノラえもん」、「ドラネコさん」「ドラざえもんさん」[105]あるいは「タヌキ」(初めてみた人がよく言う)「タヌキ君」「青ダヌキ」「タヌキ型ロボット」「中古のポンコツロボット」(のび太がケンカの際によく言い放つ)「青いたこ」「青いフグ」などがある。本人以外につけた名前では、のび太がドラえもんの入った雪だるまに(最初は中にドラえもんが入っていることを、のび太は知らない)「ドラ太郎」と付けたりしている。
デザイン
原作での連載初期はずんぐりむっくりした体系であった。テレビ朝日版アニメの現在のドラえもんの顔は(体の青色後)、1981年と1985年に細かく修正されている。1979年から1981年ごろまでのデザインは、原作でのような、顔から目の位置が上寄りの馬面で、ひげが長めだった。1981年から1985年まではひげが顔の外に出ていた。1985年以降はひげが顔の外にでていない。
声優・スタッフ陣変更によるリニューアルにあわせ、2005年4月から登場人物全員のキャラクターデザインが一新され、より原作に近づけられた。
ドラえもんを演じた声優・俳優
黄色いドラえもんを演じた声優
- 高橋和枝:1980年放送のお正月スペシャル『ドラえもんびっくり全百科』
- 横山智佐:1995年の映画『2112年ドラえもん誕生』 - 1998年の映画『ムシムシぴょんぴょん大作戦』
- 水田わさび:2012年4月27日放送『ドラえもんの100年タイムカプセル』(声質は現在とは異なる)
模倣品
アメリカ合衆国連邦通信委員会のウェブサイト[107]に掲載されている子供向けマスコットキャラクター「Broadband」(ブロードバンド)が、耳のある頃のドラえもんに酷似しているという指摘があった。2004年12月28日、ドラえもんの著作権を持つ藤子プロが警告文を送ったが約1か月たっても返答がないことを共同通信が報じた他、フジテレビジョンの番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』でも紹介された。
その後もこのキャラクターはサイト上に掲載され続けていたが、現在はサイトが移転しており、新サイトでは子供向けページが廃止されているため掲載されていない。しかし旧サイトは現在も残存しており、コンテンツもそのままのため、現在でも旧サイト内で掲載され続けている。なお、このキャラクターをデザインした人物は、サイト開設初期に一時的に働いていただけで現在は消息がわからないという。
また、アジア諸国において、ドラえもんの偽者は数多く存在する[1]、[2]、[3]、[4]。
パロディとして、ドラえもんの顔面パーツを複数(例えば、横方向に目と鼻が並ぶ)並べた「連ドラ」が1990年ごろひそかに流行したテンプレート:要出典。俳優の菊池健一郎は雑誌にドラえもんの顔を左右に二つつなげた「ツインドラ」というイラストをしばしば描いている。「天才バカボン」の顔を移植した「ドラエぼん」なども商品化された。このほか、ジョジョの奇妙な冒険第三部において、劇中で放映されているアニメのキャラクターとして「ネコドラくん」という耳のあるドラえもんに似たキャラクターが数コマだけ描かれたことがある。
2001年、6419という個人管理のウェブサイトが、ドラえもんの画像をそのまま流用したFlashを掲載した。同年に小学館プロダクションが同ウェブサイトに警告文を送った(後に虚偽のものであったと判明)として同サイトは閉鎖したが、現在は移転して復活している[5]。復活後、新たに「オラエモン」というキャラクターが作られた。こちらも容姿がドラえもんに酷似している[108]ものの、小学館は動いていない。
なお、駄菓子うまい棒のイメージキャラクターである通称「うまえもん」もドラえもんに似たキャラクターであるが、こちらは問題化された記録がない。
関連項目
- 虎ノ門ヒルズ(トラのもん)
脚注・出典
- 「x巻」は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』の単行本での収録巻数を指す。
- ↑ 連載初期の初期相関図では「イヌとネコのできそこないロボット」との記載がある(藤子・F・不二雄大全集1巻掲載、『小学三年生』1970年2月号初出)。
- ↑ 野比のび太が主人公という解釈も存在するが、作者は1989年のインタビューなどで「物語の主人公はドラえもんで、のび太は副主人公である」といった発言をしている。またテレビアニメ第2作第2期での公式設定も、ドラえもんが主人公とされている(登場人物紹介や声の出演ではドラえもんが最初に紹介されており、のび太は2番目である。また字幕もドラえもんが黄色で、のび太は水色である)。ただし、原作では『ドラミちゃん』として描かれた作品を『ドラえもん』に統合している話もあるため、全話登場していない。アニメ版では全話登場している。
- ↑ 『ドラミちゃん アララ・少年山賊団!』の冒頭部分にその様子が描かれている
- ↑ テレビアニメ第2作第2期「ドラえもんが生まれ変わる日」(2007年9月7日放送)、「ドラえもんの長い一日」(2009年9月11日放送)
- ↑ ベルトコンベア上でどら焼きの匂いに引き寄せられて不良品側に落っこちた。とも
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.4 6.5 方倉陽二による「ドラえもん大百科」の設定(以下、方倉設定と記述)
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 7.5 7.6 7.7 『2112年ドラえもん誕生』
- ↑ 「ドラえもん最強考察(2010年、晋遊社)」90頁『えびす様信仰から裏付けられる、「土左衛門」=ドラえもん命名の真実』より
- ↑ 9.0 9.1 9.2 11巻「ドラえもん大事典」
- ↑ 映画『2112年 ドラえもん誕生』
- ↑ 11.0 11.1 方倉陽二著『ドラえもん百科』、アニメ『ドラえもんびっくり大百科』
- ↑ 『のび太の海底鬼岩城』、18巻「しあわせのお星さま」ほか
- ↑ 『のび太のパラレル西遊記』『のび太の南海大冒険』
- ↑ 29巻収録「あいつを固めちゃえ」、『のび太の南海大冒険』『のび太と雲の王国』
- ↑ 3巻「ミチビキエンゼル」、8巻「マッチ売りのドラえもん」ほか
- ↑ 16.0 16.1 『のび太の海底鬼岩城』
- ↑ 12巻「ゆうれいの干物」、単行本未収録作品「7万年前の日本へ行こうの巻」
- ↑ 『のび太と雲の王国』、『のび太とブリキの迷宮』。しかしアニメ第2作第2期『お天気ボックス』では、雷をモロに受けたにもかかわらず少し黒こげになった程度ですぐに復活していた。また『のび太と銀河超特急』では非常に強い電気ショックを受け黒こげになったが、本人は全く異常(故障)がなかった。そのため、どの程度の電圧にどれほどの耐性があるのかは不明。
- ↑ テレビアニメ2期「のび太くん、さようなら! ドラえもん、未来に帰る…」でも言われた。
- ↑ プラス3巻「一発逆転ばくだん」
- ↑ 映画『帰ってきたドラえもん』
- ↑ 24巻「ションボリ、ドラえもん」ほか
- ↑ 20巻「ツモリガン」(この話では、のび太に不意打ちで撃たれそうになったが、ツモリガンを構え今まさに撃とうとしていたのび太が撃つより先にドラえもんがツモリガンを取り出し、のび太をすでに撃っていた。本人によると『ぼくのうちかたのほうがはやかったんだぞ』とのこと)、『新のび太の宇宙開拓使』(この作品では、相手が放つ光線をタケコプターで飛びながら回避していた)。
- ↑ 『のび太と鉄人兵団』、アニメ第2作第2期『未来世界の怪人』『新のび太の宇宙開拓使』(これら2つの作品では至近距離で光線銃を撃たれたにもかかわらず、即座にひらりマントを取り出し光線を跳ね返すという人間では不可能な離れ業をやってのけた)
- ↑ 3巻収録「みちびきエンゼル」
- ↑ アニメ第2作2期「ドラえもんがダイエット!?」(2009年5月29日放送)
- ↑ 『のび太と雲の王国』『のび太とロボット王国』
- ↑ アニメ第2作1期「ゴム・カム・カンデー」2004年4月2日放送 正しくはツアーロボットでは?
- ↑ 『のび太の新魔界大冒険』
- ↑ 1巻「ご先祖様がんばれ」
- ↑ 『のび太の魔界大冒険』
- ↑ 35巻「ネンドロイド」
- ↑ 藤子・F・不二雄大全集4巻「タヌキさいふ」
- ↑ FFランド8巻巻末特集より
- ↑ 。8巻収録「ぼく、マリちゃんだよ」、19巻収録「出前電話」、43巻収録「まわりのお天気集めよう」ほか。ただし、ドラえもんプラス2巻「夢中機を探せ」の初出時にのみ、じゃんけんをするときに五指が現れる描写がある(雑誌再掲載時にグー・チョキ・パーの三種類の札を持っている状態に修正された)。またアニメではおもちゃのマジックハンドを使ってじゃんけんをしている(アニメ「ミステリー・スゴロク」1997年1月24日放送)。
- ↑ FFランド8巻巻末特集より
- ↑ 『2112年ドラえもん誕生』での海辺のシーンで、ドラえもんは足跡が付かないが、ドラミは付いている
- ↑ 小学館『ドラえ本2』
- ↑ 11巻「からだの部品とりかえっこ」、「からだねん土」
- ↑ 3巻「ボーナス1024倍」
- ↑ 18巻「お金がわいて出た話」
- ↑ 「2+3は6にきまってるじゃない」などと答えたり(藤子・F・不二雄大全集3巻「ドラえもん対ガチャ子」)するような計算力であり、またのび太をテレビに出演させるために何故か電器店に行ったり(藤子・F・不二雄大全集1巻「おいかけテレビ」)、「あやしい」を「くやしい」、「にんじゃ」を「だいじゃ」と言い間違える(藤子・F・不二雄大全集2巻「ペタリぐつとペタリ手ぶくろ」)などして、逆にのび太に突っ込まれることもあった。
- ↑ 「みがわりペンダント」、アニメ「ドラえもんの鈴そうどう」。なお方倉設定によると、鈴はネズミを数匹捕まえないと交換してくれないというものであった
- ↑ 『のび太とアニマル惑星』
- ↑ 例えば、2巻「恐竜ハンター」では、のび太が大量の食品類をポケットに詰め込んだため、目的の道具を出すまでに時間を要している。
- ↑ 『ドラえもんのひみつ道具使い方事典3』(1991年、小学館)
- ↑ 『ドラえもん スーパーレディオステーション「ドラチャン★ドラヂオ」』(2012年7月13日配信)
- ↑ 『のび太の恐竜』、『のび太の宇宙開拓史』、『のび太の海底鬼岩城』、『のび太と竜の騎士』、『のび太の日本誕生』、『のび太とアニマル惑星』、『ねじ巻き都市冒険記』など。
- ↑ 第一期で、ミニドラが似た言葉をしゃべったことはある。
- ↑ 4巻収録「メロディーガス」、大全集1巻収録「ドラえもんの歌」、43巻収録「歌って飲んでバイオ花見」
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 5巻「のろのろ、じたばた」など
- ↑ 37巻「しかしユーレイはでた!」
- ↑ 『決定版ドラえもん大事典』(2001年、小学館)
- ↑ 『ドラえもん スーパーレディオステーション「ドラチャン★ドラヂオ」』(2010年9月3日配信)
- ↑ 23巻「おざしき水族館」
- ↑ 1980年1月放送の「ドラえもん びっくり全百科」
- ↑ 37巻「自信ぐらつ機」
- ↑ 42巻「やりすぎ! のぞみ実現機」
- ↑ 36巻「神さまごっこ」
- ↑ 「チリつもらせ機」で幸せいっぱい?
- ↑ アニメ「ドラえもん びっくり全百科-ドラえもんとドラミちゃん」1980年4月8日放送
- ↑ てんコミ5巻「ドラえもんだらけ」
- ↑ 33巻「地底のドライライト」。のび太に『ドラ焼きのことになると、人が変わったようになる』と言わしめたほど
- ↑ 『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』『ドラえもん のび太の日本誕生』など
- ↑ 『ドラえもん のび太と銀河超特急』など
- ↑ 1巻「未来の国からはるばると」、2巻「タタミの田んぼ」
- ↑ 18巻「ひい木」
- ↑ ドラえもんがピザ食べる!米国版画像独占入手 2014年5月12日6時0分 - 『スポーツ報知』
- ↑ ドラえもん : 米国版場面カットが初公開 テスト、お金、看板が……初のローカライズ版 2014年05月12日 - 『毎日新聞』
- ↑ 34巻「水たまりのピラルク」
- ↑ 36巻「大予言・地球の滅びる日」、42巻「ふたりっきりでなにしてる?」、44巻「バランストレーナー」ほか
- ↑ 14巻「すてきなミイちゃん」恋愛感情が高じて様々な装置をあれこれくっつけて本物のネコ型ロボットに改造するが、このネコはオスであった。名前がよく似ているがガールフレンドの「ミーちゃん」とは関係ない。
- ↑ 35巻「ドラえもんに休日を!」
- ↑ 8巻「ぼく、マリちゃんだよ」、30巻「人気スターがまっ黒け」ほか
- ↑ 26巻「水はみていた」31巻「あとからアルバム」36巻「断層ビジョン」ほか
- ↑ 『のび太の日本誕生』
- ↑ 1989年12月29日放映のテレビスペシャル「藤子・F・不二雄スペシャル~ドラえもん+チンプイ~」。一方、チンプイはネコが苦手であり、ドラえもんのことも怖がる。
- ↑ 22巻「のび太救出決死探検隊」
- ↑ 7巻「ネズミとばくだん」、17巻「狂音波発振機」、41巻「ハメルンチャルメラ」で確認。いずれものび太たちに制止されている
- ↑ 「ねずみこわーい」
- ↑ 『のび太と鉄人兵団』
- ↑ 1巻「雪でアッチッチ」、プラス4巻「風の子バンド」、20巻「出てくる出てくるお年玉」、21巻「精霊呼びだしうでわ」、「アメダスペン」など
- ↑ 同映画を参照。
- ↑ 『のび太の大魔境』『のび太とアニマル惑星』『のび太とブリキの迷宮』「きもだめしメガネ」ほか
- ↑ カラー作品集第1巻「ゴロアワセトウ」
- ↑ 「大パニック!スーパー赤ちゃん」 2009年1月15日放送
- ↑ 4巻「友情カプセル」
- ↑ 4巻「のろいのカメラ」など
- ↑ 5巻「黒おびのび太」、6巻「ジキルハイド」、15巻「いれかえロープ」、16巻「いっすんぼうし」など
- ↑ 1巻「秘スパイ大作戦」「古道具きょう争」「ご先祖さまがんばれ」、6巻「せん水艦で海へ行こう」、12巻「ウラオモテックス」など
- ↑ 「ロッカーカッター」など
- ↑ 39巻「さとりヘルメット」
- ↑ 22巻「メカ・メーカー」、43巻「食べて歌ってバイオ花見」
- ↑ 「かんしゃく紙」など
- ↑ 27巻「細く長い友だち」、『のび太の海底鬼岩城』など
- ↑ ただし、人間ではなく一応はロボットであると認識されている。37巻「自信ぐらつ機」、プラス4巻「ドラえもんとドラミちゃん」「かんしゃく紙」など。
- ↑ 「ドラえもん のび太の日本誕生」「ドラえもん のび太と雲の王国」
- ↑ 31巻「恐竜さん日本へどうぞ」ほか
- ↑ 『のび太の日本誕生』ほか
- ↑ 映画『ぼく桃太郎のなんなのさ』
- ↑ 『のび太の魔界大冒険』
- ↑ これは富田のアドリブから生まれたものである。
- ↑ 第1期のみ。第2期では2014年現在ドラえもんのことを呼んだこと自体がない。
- ↑ 『のび太のドラビアンナイト』
- ↑ TOYOTA ReBORN 公式HP
- ↑ [6]
- ↑ 四次元ポケットやヒゲがない、しっぽが星形、首輪に鈴がついていない、などの違いがある。