みのもんたのウィークエンドをつかまえろ
テンプレート:基礎情報 ラジオ番組 『みのもんたのウィークエンドをつかまえろ』は、1987年4月11日から2014年3月29日まで放送された文化放送のラジオ番組。
目次
概要
1987年4月11日放送開始。毎週1つのテーマを決め、テーマに合わせたリクエストを電話・FAX・電子メールで、みのの掛け声と同時に募集をするリクエスト番組。毎週ではないが、大物・ベテラン歌手や音楽関係者などをゲストに迎えることもある。また、前座番組『ドコモ団塊倶楽部』に出演したゲストがオープニングの数分間、みのに挨拶をしに飛び入り参加することがある。
本番組で放送される曲は歌謡曲、オールディーズ中心で構成されており、年輩層の聴取者が多い。みのは時事問題を、オープニングと14時冒頭の『文化放送ニュース』で軽く触れる。
スタート当初から1990年代頃までは「世の中ウォッチング」(13:30頃)、「タウンクイズ」(13:40頃)、「ウィークエンドHOT HOT」(14:45頃)といったコーナーが組み込まれていた。
テレビでレギュラー番組を抱える一方、テレビに比べ、出演料が安価とされるラジオ番組を続けているみのにとって、このラジオ番組は1週間の自身の錆落としと称している。
原則生放送であるが、みのが生放送のテレビ番組で休暇を取る場合、本番組では事前に収録したものを放送している。そのため「文化放送ニュース」で伝えられるニュースにおいて、大抵はみのがコメントを挟むが、収録ではそのようなことがなく、その部分において、生放送ないし収録が聴き分けられる。2006年1月7日・1月14日の放送は、みのが脊柱管狭窄症による坐骨神経痛の入院・手術のため、みのの後輩で、同局出身の梶原しげるが代役を務めた。2012年5月26日放送分はグッチ裕三が代役を務め、「東京スカイツリータウンスタジオ」から放送された。
テーマ曲は今田勝の「Vinous Party」(アルバム・Rivageに収録)。番組開始時から変わらない。
2013年9月13日、みのの次男(当時日本テレビ社員)が、窃盗未遂容疑で逮捕されたことを受け、「報道番組に携わる人間として公正を期するため」を理由に、当面TBSテレビ『みのもんたの朝ズバッ!』(後の『朝ズバッ!』)、『みのもんたのサタデーずばッと』(後の『サタデーずばッと』)への出演自粛を発表したが、本番組に関しては報道としてのカラーはないため出演を継続する。
2013年9月14日はみのの夏休み期間中(9月9日から休暇中)のため、アシスタントの南波が生放送で、みののコメントを読み上げ、且つ録音放送であることを述べた上で、本編を開始した。翌21日は今回の件についての世間の反応、記者の報道、雑誌の記事に対しての個人的見解を発言した。
2013年11月9日の放送で、みのは前日に亡くなった島倉千代子について触れ、「14日の島倉さんの葬儀に参列します」「私のカムバックに相応しい舞台を用意して頂いた」と発言。不謹慎との批判の声が殺到し、葬儀には参列せず、10日の通夜にのみ参加したことが島倉の関係者の証言で、明らかとなった[1]。
文化放送は2014年2月、次男の事件の影響により、番組スポンサーが前年9月からCMを自粛している影響を考慮して、本番組を3月29日で終了させると発表[2]。27年の放送に幕を降ろす。4月6日より、『みのもんたの ニッポンdiscover again』(毎週日曜 16:00 - 16:30)を放送する[3]。
裏番組
みのが担当しているレギュラー番組の中で、最も長く続いた長寿番組であり、年輩層の聴取者を中心に安定した人気を保ってきたが、2006年10月改編で、TBSラジオで『久米宏 ラジオなんですけど』、ニッポン放送で『小倉智昭のラジオサーキット』が同時間帯で開始したことで、首都圏の土曜午後の同時間帯ではラジオに縁が深いみの、久米宏、小倉智昭による三つ巴の争いとして、ラジオ業界のみならず、テレビ・新聞・雑誌などのマスメディアでも注目され、大きく取り上げられた。
首都圏の聴取率調査で、2006年10月21日は文化放送のみ、放送開始時間を1時間繰り上げ、12:00 - 15:00の3時間に拡大して、放送を行った(その影響で『志の輔ラジオ 土曜がいい!』が1時間短縮された)。12時台では当時衆議院議員の田中真紀子をゲストに迎えて(2ヵ月後のスペシャルウィークでは、田中は真裏の久米の番組に出演している)、発足したばかりの第1次安倍内閣、国政全般や社会問題などを取り上げ、12時台は通常の番組構成と異なっていた。ネット局では同日から番組ネット開始した青森放送を含め、通常通り、13時から放送で、飛び乗りとなった。
その後、ビデオリサーチから発表された聴取率調査結果ではTBSラジオ(1.7%)が同時間帯首位を獲得し、ニッポン放送(1.3%)にも抜かれてしまい、文化放送(1.1%)は三つ巴の争いで最下位になった。なお、2008年4月の調査では時間帯首位を奪還している。
「小倉智昭 - 」は2012年3月改編で終了し、その後は『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』が放送されている。
出演者
メインパーソナリティ
アシスタント
過去のアシスタント
- コント赤信号(1987年4月 - 1992年3月)
- かとうれいこ(1991年4月 - 1992年3月)
- 山本千香子(1992年4月 - 1993年3月)
- 藤木千穂(文化放送アナウンサー(当時)、1993年4月 - 2000年9月)
- 岡元あつこ(2000年10月 - 2002年3月)
- 伊藤佳子(文化放送アナウンサー、2002年4月 - 2004年3月)
- 樋崎美沙(2004年4月 - 2004年5月)
- 河田京子(2004年6月 - 2006年9月)
- 安藤久美子(2006年10月 - 2012年6月30日)
コーナー出演者
※当時、13:40頃からの「タウンクイズ」コーナーに出演。
ネット局
- 山形放送(2004年4月 - )
- 特別番組のため、14時からの飛び乗りや休止の週あり。
- ラジオ福島(2009年5月 - )
- 福島競馬場にて中央競馬が開催される期間は福島本局で競馬中継、郡山・会津若松・いわき・原町の各局で『サタデーリクエストジャンボリー』放送のため、休止となる。
- 山口放送(2009年4月 - )
14時台冒頭の文化放送ニュース・天気予報はネット局での差し替えは一切無く、文化放送発をそのまま放送している。天気予報はネット局に配慮して、ネットされている地域の予報も伝えられている。文化放送のニュースジングル、天気予報BGMはそのまま使用される(『走れ!歌謡曲』も同様)。通常の全国ネットのニュースで、放送局名が含まれていることは稀で、非常に珍しいことである。
文化放送で、プロ野球のオールスターゲームやクライマックスシリーズのため、番組の一部もしくは全編が休止となった場合は上記ネット局には文化放送からの裏送りで、通常通り放送する。
過去のネット局
- 北海道放送(2006年10月 - 2008年9月)※プロ野球シーズン中は原則として休止であるが、プロ野球・Jリーグのデーゲームがない場合、または試合予定がない場合(雨天中止も含む)は放送される。シーズンオフ期間はレギュラー放送。2008年オフ期から『久米宏 ラジオなんですけど』の同時ネットに変更され、終了。
- 青森放送(2006年10月 - 2009年4月4日)※『サタデー夢ラジオ』拡大に伴い、終了。
- 新潟放送(2003年11月 - 2009年4月4日)※新潟競馬場で中央競馬が開催される期間は競馬中継放送のため、13時台のみの放送となった。
- 北陸放送(2009年1月 - 2011年4月2日)※ローカルワイド番組『鼻毛の森のラジパラ?』開始に伴い、終了。
- 南海放送(2005年10月 - 2010年10月2日)※『ラジオアイランドまる○しこく』放送のため、終了。
- 高知放送(2009年4月 - 2010年10月2日)※同上。
脚注
外部リンク
- みのもんたのウィークエンドをつかまえろ(文化放送公式サイト)
- ↑ みのもんた、島倉さん通夜に参列 「カムバックにふさわしい」に批判 産経新聞 2013年11月13日
- ↑ 文化放送:みのさん土曜番組3月で終了 毎日新聞 2014年2月18日
- ↑ 「再発見」 2014年 文化放送 春の新番組 2014年3月24日