梶原しげる
梶原 しげる(かじわら しげる、本名:梶原 茂)、1950年7月26日 - )は、神奈川県茅ヶ崎市出身のフリーアナウンサー、タレント、ナレーター、東京成徳大学応用心理学部客員教授。
来歴・人物
神奈川県立外語短期大学付属高等学校、早稲田大学法学部卒業。早稲田大学在学中はハワイアンバンドサークルに在籍しており、フリーアナウンサー、タレント、ニュースキャスターの宮川俊二はサークルの3年先輩。
1973年に文化放送にアナウンサーとして入社。1年後輩の吉田照美は同学年でかつての同僚。1991年12月31日を以って文化放送を退社し、翌1992年1月1日に個人事務所「梶原放送局」を立ち上げ名前も本名から現芸名に改名。
若手時代はプロ野球中継の実況アナウンサーを務めたこともあったが、野球のイロハを知らなかったことで野球解説者の別所毅彦に叱られた。それ以降、スポーツ中継の実況はやっていない。にも拘らずフリー転身後は「ラスタとんねるず'94」(GIANT SHOWGI)や「フードバトルクラブ」といったスポーツの要素を含んだ番組でなかなかの実況の腕前を披露した。[1]2006年には日韓合作映画「力道山」にプロレス実況アナ役で出演。
ラジオパーソナリティを務める傍ら、文化放送社員でありながら日本テレビ「全国高等学校クイズ選手権」や平日深夜から早朝までの帯番組テレビ朝日「プレステージ」の木曜日の司会などテレビ番組にもレギュラー出演していたことがある。その高校生クイズ出演の理由は、当時の司会である福留功男の紹介だったという。
演歌を英語に訳して歌うことを趣味としており、自称「イングリッシュ演歌家元 シーゲル・カジワラ」と名乗る。テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演したり(1979年)、八代亜紀の「舟唄」を梶原自身が英訳し歌唱した「A boatman's song」が宝酒造「宝正宗」のCMに起用されてヒットしたことがある(1987年)。その当時発売されたアルバム「梶原茂のイングリッシュ演歌」が2007年11月21日にCDとして再発売され、忘年会ソングとして話題となる。また宝塚歌劇団の愛好家であることを公言している。
司会業を続けながら、2000年4月からは東京都北区にある東京成徳大学大学院にて臨床心理学を専攻。同大学大学院修士課程修了。認定カウンセラー、シニア産業カウンセラー、健康心理士資格を取得する。2006年4月からは、同学人文学部客員教授に就任。「対人コミュニケーション論」を中心に講義している。2006年度からの中学1年の国語教科書「伝え合う言葉」(教育出版)に書籍「口のきき方」(新潮新書)の一部が採用される。
親の介護の為に実家へ通うために運転免許の取得の必要性が生じた。実家は茅ヶ崎という観光地であり休日には必ずというほど渋滞すること、高速道路を利用したい、各種費用という問題から、オートマチック限定免許の自動二輪免許を2005年に取得。スズキ・アヴェニス 150を取得し使用する。2006年夏からタップダンスを習い始める。
司会術については、文化放送時代の先輩であるみのもんたから「紅白歌合戦」の司会を推薦されるほどである。また2007年4月5日の「ウチくる!?みのもんたスペシャル」にゲスト登場し、みのの裏話を披露した。「オジサンズ11」では、みのの追跡レポートを行なっている。
厚生年金の加入期間が24年11ヶ月であることを文化放送の番組内で公表し、残り1ヶ月のサラリーマン生活を切望した。
出演中の番組
- 新生活提案セレクションF(BS朝日、通販番組)
- セレクションX(テレビ朝日系、「新生活提案セレクションF」と同内容)
- 帰ってきた昭和の名曲(テレビ朝日系)
- SG競艇LIVE(日本レジャーチャンネル、一部地上波・BS局)
- ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!(日本テレビ系)(「ピカデリー梅田緊急来日特番」など)
- ニッポンの頭脳(BS11デジタル)
- 梶原しげるのKAJIDAS(JFN系)
- 〜宮森セーラ育成委員会〜けせらセーラ(BS11デジタル)
- 資格☆はばたく(2011年10月・NHK Eテレ、産業カウンセラーの講師)
- はみだし しゃべくりラジオ キックス(月曜担当、YBSラジオ)
過去の出演番組
- ラジオ(文化放送アナウンサー時代も含む)
- 桂竜也の夕焼けワイド
- セイ!ヤング
- テクギン・サウンドスポット
- 梶原しげるのNEXT ONE(JFN系)
- 新宿音楽祭
- ヤングタウンAM
- 文化放送ホームランナイター
- 梶原茂の元気いっぱい歌謡曲
- 梶原しげる(梶原茂)の本気でDONDON
- チャレンジ!梶原放送局ほか
- テレビ
- 全国高等学校クイズ選手権(日本テレビ系)
- プレステージ 本音対決シリーズ(テレビ朝日)
- 思い出音楽館(テレビ朝日)
- フードバトルクラブ(TBS系)
- ラスタとんねるず'94(フジテレビ系)
- 象印ニュースクイズ パンドラタイムス(テレビ朝日系)
- ごくらく生テレビ(日本テレビ系)
- 上岡龍太郎がズバリ!(TBS系)
- ジャングルTV ~タモリの法則~(毎日放送・TBS系)
- フレッシュ!(TBS系)
- 魔法のランプ!(フジテレビ系)
- とびっきり!しずおか(静岡朝日テレビ/総合司会)
- えいごリアン(NHK教育)
- 奇跡の扉 TVのチカラ(テレビ朝日系)
- 朝まで生テレビ!(テレビ朝日系/代理司会)
- オジサンズ11(日本テレビ系)※準レギュラー
- TVチャンピオン(テレビ東京系)
- TVチャンピオン2(テレビ東京系)
著書
- 口のきき方(2003年、新潮社)
- そんな言い方ないだろう(2005年、新潮社)
- 友人代表の結婚スピーチ(2005年、大泉書店)
- オトナな答え方(2005年、永岡書店)
- 老会話(2006年、東洋経済新報社)
- すべらない敬語(2008年、新潮社)
- ひっかかる日本語 (2012年10月、新潮新書)
脚注
- ↑ しかし、「ラスタとんねるず」の看板コーナー「ジャイアント将棋」の実況でマスクマンの正体をマスクが剥がれる前についうっかり喋ってしまったことがあり、大顰蹙を買ったことも(言うまでもない事だが不用意にマスクマンの正体を暴露することはタブーである)。