しあわせ家族計画
『しあわせ家族計画』(しあわせかぞくけいかく)は、1997年4月30日から2000年9月13日まで日本のTBSで放送された視聴者参加型アトラクション番組である。放送時間は毎週水曜日20:00-20:54。また、1999年にはこの番組をモデルにした映画が制作されている(→#映画版)。
1998年のローズ・ドール(国際テレビ祭)で、日本のテレビ番組としては初の「シルバーローズ賞」を受賞。これがきっかけでヨーロッパやアジア、オーストラリアなどの国々でフォーマットされるようになった。2007年8月8日には、「水トク!」枠で「しあわせ家族計画2007」復刻版として復活した。司会は、さまぁ〜ずと小林麻耶が務めた。
2000年10月からは司会は和田アキ子・古舘伊知郎のままで、情報番組に大幅リニューアルする形で「オフレコ!」がスタートした(2002年9月終了)。
TBSチャンネルでも再放送されていた。
目次
番組概要
番組が選んだ家庭の主人が宿題を与えられ1週間後に宿題をスタジオで披露し、成功した場合300万円相当の商品を贈呈する。事前に応募されたハガキから抽選し、当選した家庭へは“しあわせ配達人”と名づけられた芸能人レポーターが訪問し、当選を報告する。300万円相当の商品は番組が用意したカタログから希望の商品を300万円以内で選ぶことが出来る。商品を決定した後、家族への「宿題」を与える。挑戦するのは主に一家の父親。ただし、過去に2回ほど母子家庭の家族が登場し、そのときは母親が挑戦したこともあった。そして一週間の練習の後、スタジオで競技(ゲーム)を披露し(「運命の時間」)、成功すればファンファーレが鳴り響き、天井から大量の紙吹雪が降り、300万円相当の賞品獲得(スタジオに搬入された商品をそのまま持ち帰れる)となるが、失敗するとブザーが鳴り、しおれた感じのBGMが流れ、画面上部から「残念」の文字が降ってくる。
1998年4月1日に一度だけ生放送が行われたことがある。第1回目の宿題に失敗した家族の自宅をその時のしあわせ配達人・松居直美がアポ無しで再度訪問。家族の父親は、その場で再び「エリーゼのために」のピアノ演奏に挑んだが、失敗に終わり、ほかの家族の挑戦も失敗に終わり、以後、生放送は二度と行われなかった。
過去に数回宿題を失敗した家族をスタジオに集め、抽選で選ばれた家族が宿題に再挑戦する「お正月リベンジスペシャル」が放送された。リベンジに成功すれば100万円のお年玉がもらえ(失敗の場合は2000円のお年玉)、選ばれなかった家族にも2万円のお年玉がもらえた。また、芸能人代表として野村将希がシガーボックスに再挑戦するものの失敗した。
1998年12月31日の「テレビのちから」では「しあわせ学校計画」として通常の家族の大黒柱・お父さんが宿題をするスタイルから学校のクラスの大黒柱・担任の教師に番組でお馴染みの宿題を発表。数日後にクラス全員と見守り発表する(この「テレビのちから」は生放送だったがこのコーナーは収録だった。なお、このコーナーは1999年2月に昼の時間帯で「完全版」として放送されている)。
番組後期には、一般視聴者がこれまでに出題された宿題にスタジオで挑戦し、成功すれば30万円獲得という「スタジオ一発勝負!私ならできる」(この時には「運命の時間」が「30万円の時間」に変わる)、芸能人個人(主に未婚者)が宿題に挑戦し、成功すれば100万円獲得という「しあわせ芸能人計画」などのコーナーが新設された。
また、1999年12月の年末スペシャルでは1家族だけ家族全員で「運命の時間」に挑戦する宿題(ドミノ倒し5300ピース)が出題された。2000年9月13日の最終回スペシャルでは、全ての宿題が家族全員で「運命の時間」に挑戦する宿題となり、ラストの宿題「ハンドベル」成功(夢の賞品獲得)で有終の美を飾り、同時に番組は3年5ヶ月の歴史に幕を閉じた。
1996年4月に従来のオープン懸賞(賞金・賞品)が100万円まで規制されていたが、規制緩和により1000万円までになったのを受けて企画された。
出演者
司会
- 復刻版
しあわせ配達人
宿題名人
- この他にも、それぞれの宿題に応じたプロや熟練者が、宿題名人として登場し、実演した後に、成功のためのコツを教えていた事もあった。
ナレーション
- 初代:新山志保
- 番組開始(1997年4月)から1998年夏頃まで、全場面でのナレーションを担当。急性白血病のため降板(2000年2月7日死去)。最終回の歴代スタッフロールでは、初代ナレーションとして名前がクレジットされた。
- 2代目:中村尚子
- 降板した新山志保のピンチヒッターとして、1998年夏頃から同年9月まで全場面でのナレーションを担当。
- 3代目:TARAKO/長峰由紀(TBSアナウンサー)
- 1998年秋から番組終了(2000年9月)まで担当。当初は初代の新山志保同様、TARAKOが全場面のナレーションを担当していたが、その後宿題紹介・宿題成功時の賞品読み上げなど一部が長峰アナの担当になった。
- 4代目(復刻版):濱田マリ/長峰由紀
- 長峰アナは3代目の時と同様に宿題紹介・宿題成功時の賞品読み上げなどを担当した。
出題された宿題
楽器演奏
楽器を使って指定された課題曲を演奏する。音を間違えたり、リズムが正確でない(楽譜通りでない)と失格となる。
- ピアノ演奏
- ハンドベル演奏
- 木琴演奏
- 大正琴演奏
- ギター演奏
- 1952年に公開された同名のフランスの映画のテーマ曲「禁じられた遊び」を演奏する。
- スチールドラム演奏
- 東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードのテーマで知られる「バロック・ホウ・ダウン」を演奏する。トレモロ(連打)を行うところでは同じ音を5回叩くルールとなっており、これに失敗した場合も失格となる。
- チューブラーベル演奏
暗記・暗唱
テーマに沿った項目を1週間以内に記憶し、本番で実際に暗唱する。1つでも間違えたり、10秒以上答えられないと失格になる。
- 東海道五十三次暗唱往復
- 東海道五十三次暗唱往復 1分勝負
- 基本的なルールは上の「東海道五十三次暗唱往復」と同じだが、「制限時間1分」というルールが追加された。また、この宿題に限り「1つでも間違えたり、10秒以上答えられないと失格になる」ルールは適用されない。
- 「東海道五十三次暗唱往復」が成功された際のクリアタイムが3分台だったため、難易度が格段にアップしている。また、この宿題に先立ち司会の古舘伊知郎による原稿読み上げ形式でのデモンストレーションが行われたが、それでもクリアには40秒を要している。
- 元素名暗唱
- 元素の名称を原子番号1から順番に暗唱する。暗記する項目数や名称は、その時々によって微妙に変化する。
- 元号暗唱
- 世界の国旗と国名暗記
- 100桁暗記
- 指定された無理数を小数点100位まで暗記する。出題されたものとしては「円周率」「ルート2」「ルート3」など。
- スポーツ選手成績暗記
- 「ウルトラマンティガ」「ウルトラマンダイナ」全怪獣暗記
- (収録の時点で)ウルトラマンティガ・ダイナに登場した全宇宙怪獣の名前を暗記する。お父さんは怪獣の写真と名前を対応付けて暗記し、本番ではモニターに映し出される怪獣の写真を見て名前を答えていく。名前は正式名称で覚えなければならず(例:ガゾート→変形怪獣ガゾート)、写真の怪獣も非常に見分けがつきにくいため非常に難易度の高い宿題だった。
- オリンピック歴代日本人金メダリスト暗記
- 夏季・冬季オリンピックで金メダルを獲得したメダリストと競技名、獲得した大会(開催年・開催地)を暗記する。
- お父さんは「大会(開催年・開催地)」の後に「その大会で金メダル獲得したメダリスト(人名・競技名)」を全て暗唱し、1大会分の暗唱が終わったら次の大会へ、というルールで暗唱を行う(バレーボールなど団体競技の場合、メダリスト名は不要)。これを1998年の長野冬季オリンピックから1928年のアムステルダム夏季五輪まで、時代を遡る順番に暗唱していき、最後まで暗唱できれば成功となる。
- 1998年の長野冬季オリンピック開催に合わせて出題された。
- フランスワールドカップ・Hグループ選手暗記
- 和田アキ子全シングル暗記
- この番組の司会の和田アキ子が、デビュー以降歌手としてリリースしたシングルの発売日・収録曲のタイトルを暗記する。
- 動物の鳴き声50種暗記
- 普段あまり耳にしない動物の鳴き声50種を暗記する。期間中、動物の鳴き声が収録されているMDが渡される。本番ではヘッドホンを付けて解答する。
- 新郵便番号暗記
- 100個暗記
- 番組側があるジャンルの中から指定した100項目を暗記する。
- テーマとなったものは、「オスカープロモーション所属の女性モデル」「魚偏の漢字」「スター・ウォーズ・シリーズのキャラクター」「ディズニーのキャラクター」「子供モデル」「スター100人生年月日暗記」など。「スター100人生年月日暗記」は、スターのデビュー当時の写真を見て名前と生年月日を暗記する。
- お経(般若心経)暗唱
- 聖書暗唱
- 日本国憲法前文暗唱
- デニーズのメニュー暗記
- このお薬は用法用量を守って正しくお使いください
- ある医薬品の説明書に書かれている文章をすべて暗記する。
曲芸・ジャグリング
マジシャン、ジャグラー、曲芸師などが披露するパフォーマンスの習得に挑戦する。特にシガーボックスは成功した回数が少なく鬼門中の鬼門の宿題となっている。
- シガーボックス
- 3つのボックスを使って8種類の技をミスなく完璧にこなすという宿題。「足通し」や最後の「1回転中飛ばしキャッチ」で失敗が続出したため、全宿題の中で最も難易度が高かった。結局、家族から成功者が出なかったため、一般個人から公募してようやく成功者が出た。まさに鬼門中の鬼門の宿題でもある。
- テーブルクロス引き抜き
- テーブルクロスを引き抜いたときにテーブル上にあるグラスや皿を落としたり、グラスにあるワインや皿にあるスープを一滴でもこぼすと失格。しかし、成功率が意外と高く、テーブルにあるものを増やしたり、1999年1月の特番では目隠しをさせるなど難度を次々とアップさせた宿題でもあった。
- 瞬間!タマゴ落とし
- 水の入ったワイングラス6個の上に金属製のお盆を乗せ、さらにその盆の上に筒状にしたトランプを乗せその上に生卵を乗せた状態でスタート。この状態でお盆をはじき飛ばし、6個のタマゴをすべてグラスの中に入れることができれば成功となる。ただし、1個でも入れられなかった場合、水の中で卵を割ってしまった場合、トランプをグラスの中に落とした場合は失格となる。
- 重ねざぶとん抜き
- 指定の座布団(銘仙判)15枚を重ねた上にお父さんが両ひざをついて座った状態で挑戦がスタートする。
- この状態でお父さんが体制を保ちつつジャンプして、同時に一番上の座布団をすばやく引き抜き、引き抜いた後に座布団の上で最初の体制を5秒間維持できれば成功となる。引き抜いた後に座布団から落ちたり、座布団を一発で引き抜けない場合、またジャンプ後に座布団の上に立ってしまうと失敗となる。
- 本番ではふとん乾燥車を使って規定の時間乾燥させた直後の座布団を使うが、これによって生まれる座布団のふかふか感がお父さんを苦しめた。
- トランプ手裏剣
- トランプを手裏剣のように投げて、2.5m先に設置されたきゅうりを真っ二つにすることが出来れば成功となる。ただし、トランプがきゅうりに刺さっただけでは成功とはならない。制限時間は90秒(2007年の復刻版では100秒)。
- デビルスティック
- 1本の太い棒を2本の棒を使って操り、6種類の技を制覇する。この宿題も家族から成功者は出ず、一般個人からの公募でようやく制覇された。
- ヒモ結び
- ヒモを振った時の動きを利用して3ヵ所に結び目を作る。制限時間は3分。ただし、結び目の上に新しい結び目が重なって出来てしまった場合はカウントされない。(制限時間内であれば、ヒモの結び目を解く作業は可能)
- ディアボロ
- ディアボロを使い、ハイトス、一回転トス、足の下トス、背中通しなど6つの技の習得に挑戦する。
- シェーカーカップス
- シェーカーカップス3個を使い、ハイトス、カスケード、一回転キャッチなど7つの技の習得に挑戦する。
- コマ綱渡り
- コマを手のひらの上で回し、これをコマを回すときに使ったひもを伝って反対の手に渡して、反対側の手の上で3秒間落とさずに回っていたら成功となる。
- ダイスタワー
- カップの動きでサイコロを積み上げる「ダイススタッキング」に挑戦する。
- 本番ではテーブルの上に一直線・等間隔に並べた1cm角のサイコロ5個が置かれており、これをお父さんが手に持ったダイスカップを動かして拾い上げる。その後、ダイスカップを動かす動きだけでサイコロ5個を縦一列に積み上げることができれば成功となる。ダイスカップを開けた際にサイコロが積み上がっていない場合や、ダイスカップの動きでサイコロが落ちてしまうと失敗となる。制限時間は30秒。
- カップを開けるタイミングは制限時間の中ならどこでも良いため、カップの感触から積み上がっていないことを読み取ったお父さんが再度カップを動かして積み上げなおすシーンが放送では見られた。
- お手玉
- 生卵でお手玉
- 基本的なルールは「お手玉」と同じ。
- 3つの生卵を使ってお手玉(カスケード)を30秒以上続け、最後に全ての卵を割らずにキャッチすることが出来れば成功となる。
- リング3
- 基本的なルールは「お手玉」と同じ。
- 3つの輪を使ってお手玉(カスケード)を30秒以上続け、最後に両手に1個ずつリングを持った状態で残り1個のリングを首にかけることができれば成功となる。
- 帽子回し
- 「ダービーハット」と呼ばれる種類の帽子のふちをステッキで叩き続け、20秒間回し続ける。帽子を落としたり、帽子が体制を崩して被るところがお父さん以外のところを向くと失格となる。
- また、20秒経過したら今度はステッキの先端に帽子を乗せなければならない。これに失敗しても失格となる。(ステッキに乗せるタイミングは任意)
- 手おけ頭キャッチ
- パフォーマー・カム有田のパフォーマンス「手おけ頭キャッチ」に挑戦する。
- お父さんは手おけが装着されたヘルメットを装着して、頭上の手おけでキャッチできるように足で手おけを蹴り上げる。10回中5回キャッチできれば成功。なお、キャッチした手おけの位置調整のために頭を動かすことや姿見を使うことが許されている。
- 5スプーン6グラス
- 5本のスプーンと手前に6個のコップが固定された指定のトレーを使い、手でトレーを動かしてスプーンを操るジャグリングに挑戦する。
- グラスツリー クロス引き抜き
- 指定のロックグラス45個とクロスで作られたピラミッド状のグラスツリーから段と段の間に挟まれている合計8枚のクロスをテーブルクロス引き抜きの要領で1枚ずつ引き抜いていき、全てのクロスを引き抜くことができれば成功。一発で引き抜けなかったり、グラスツリーのグラスを落としてしまうと失格。
- なお、グラスツリーはお父さんが挑戦前に自分で組み上げる。
- 傘で枡回し
- 海老一染之助・染太郎が演じるお正月の風物詩・太神楽のパフォーマンスの中から、番傘の上で一升枡(ます)を回す「傘で枡回し」に挑戦する。お父さんは傘の取っ手を手で回し、横に回転する番傘の上で一升枡を10秒以上回すことができれば成功となる。
- 宿題発表時、そして本番当日のスタジオには海老一染之助・染太郎のお二人が登場した。
- 空中キャッチ500円玉30枚
- 利き腕の前腕(手首から肘までの間)に500円玉30枚を乗せた状態で挑戦がスタート。利き腕をすばやく動かし、500円玉を落とすことなく利き腕のみで全てキャッチできれば成功となる。1枚でもキャッチに失敗すると失格。
- 皿回し
- シガーボール
- バウンズボール
- バランス玉入れ
- 片方の手の人差し指と中指での玉入れのカゴを支え、もう片方の手でお母さん(パートナー役)から渡される玉を受け取り、その手で投げて3分以内に30個カゴに入れる。途中カゴが倒れたり、カゴを支える2本の指以外の指が触れたら失格。
- シャベル竹馬
スポーツ
スポーツ、あるいはスポーツ選手がトレーニングとして行うパフォーマンスの習得に挑戦する。
- サッカーボールリフティング
- サッカーボールを20回連続でリフティングする。ボールが手に触れたり、ボールが体の上で静止してしまうと失格。
- ゴルフボールリフティング
- アイアンのフェース部分を使ってゴルフボールを20回連続でリフティングする。ゴルフボールを落としたり、フェースの上に止まってしまうと失格。
- テニスボールリフティング
- テニスラケットの側面だけを使ってテニスボールを20回連続でリフティングする。テニスボールを落とすと失格。
- ピンポン球リフティング
- 卓球のラケットのフェースと側面を交互に使ってピンポン球を30回連続でリフティングする。ピンポン球を落としたり、同じところで連続してリフティングすると失格。
- ビリヤード
- 7つのボールを落とす。6つのボールはポケットに近いところにあって残りの1個のボールは中央にある。ボールが入らなかったり、スクラッチしたら失格。(中央にあるボールを落とすのは最大の難関である)
- ビリヤードメリーゴーランド
- キャロムビリヤード用の台の角に置かれた6個のボールを撞き、全てのボールをボールを撞くエリアから最も近い角に設定されたエリアに入れることができれば成功となる。ただし、ボールはあらかじめ指定された、3回クッションしてからエリアに入る軌道でなければならない。制限時間は30秒(最初のボールを撞くとカウントが始まる)。
- ゴルフパッティング
- カップから1〜5m離れたところでパッティングする。はずしてしまうとその場で失格。
- 自転車遅乗り
- ママチャリを使い、バランスを取りながらできるだけ自転車を前に進ませない「遅乗り競技」に挑戦する。
- 制限時間30秒が経過した時点で、スタート位置から5m先にあるゴールラインを超えなければ成功となる。もちろん、地面に足がついてしまうと失格。
- サッカーボールバランス
- サッカーボールを頭の上に30秒間乗せ続ける。バランスを取るために動いても良い。
- 一輪車
- 5mを往復。行きはまっすぐ進んで帰りはコーンが2つあり、スラロームで帰る。挑戦者はスタートした瞬間に足をついたり、Uターンをする時に転んでしまうなど失格が続出し、4人目の挑戦で成功者が出た。
- カップスタックス
- カップスタックス(スポーツスタッキング)の公式種目「サイクルスタック」に挑戦し、20秒以内のタイムを出すことができれば成功となる。詳しい内容は、スポーツスタッキングの項を参照。
- ミニ自転車
- タイヤの直径が10cm程度のミニ自転車に乗り、5mほどを往復する。残り3mでは片手を肩より上にあげてゴールしなければならない。
- インラインスケート
- 規定のコースをインラインスケートを使って走破する。
- パイロンが1.8mごとに合計8個置かれているコースを行きはスラローム、帰りは足をX形に交差させる「クロス」で走破することができれば成功となる。転倒やパイロンの位置に沿わないコース取り、コース途中の再加速などで失格。
- ホッピング
- 「S字クランク」「飛び石」などが配置された規定のコースをホッピングを使って走破する。足をついてしまったり、ホッピングがコースの外に出てしまうと失格。
- ディスクゴルフ
- 7m先に配置されたディスクゴルフ用のゴールに規定のフリスビーを1発で入れる。5回中3回入れることができれば成功。
- ねらえ!サービスエース
- バレーボールの相手コート中央に配置されたパネルを、サーブの放物線の軌道で射抜く。5球のうち1球でも射抜くことができれば成功となる。内容は筋肉番付の競技「ニッポンチャチャチャ」と同じだが、的の大きさは筋肉番付のものより大きい。
- 1998年にTBSが独占中継した「バレーボール世界選手権」の開催にあわせて出題された。
- フラフープ3本30秒
- フラフープ3本を同時に30秒回し続けることができれば成功となる。1本でも地面についてしまうと失格。
- なわとび200回
- なわとびの前回し飛び・連続200回に挑戦する。途中で引っかかってしまうと失格。制限時間はなし。
- なわとび2重とび100回
- なわとびの2重飛び・連続100回に挑戦する。途中で引っかかってしまうと失格。制限時間はなし。
- バスケットボール フリースロー
- ゴールから縦3m5cm横4m22.5cm離れたところでシュートをする。3回すべて入れることができれば成功。1回でもはずしてしまうとその場で失格。制限時間はなし。
職人技
「曲芸・ジャグリング」や「スポーツ」と異なり、運動を主としない職業技術の習得に挑戦する。
- テイスティング
- あらかじめ銘柄が伏せられた6、7種類の飲み物or食べ物を全て的中させる宿題。本番では制限時間10分以内に試食・試飲して答えを出さなければならない。過去に、名水、お米、紅茶、日本酒、ワイン、ビールなどが出題された。全体的に難易度の高い宿題で、出題頻度が多い割に成功例は少なかった(「紅茶」「シングルモルト」「日本酒・久保田(家族全員Ver.)」など)。本番では口直しのために、水を飲んだりクラッカーなどの用意された食品を食べることが許されている。
- 手旗信号解読
- 20秒間で10文字の手旗信号を解読する。お父さんはVTRに次々映し出される手旗信号を解読、VTRが終わると1文字目から順番に答え合わせをしていく。文字はランダムに出題されるため、完全な解読技術が必要となる。(過去の出題例:「ネ」「ソ」「グ」「ア」「ヲ」「ヤ」「デ」「カ」「メ」「ロ」)
- 濁点・半濁点の見落としで失格となったケースが多かった。
- モールス信号解読
- 20秒間で10文字のモールス信号を解読する。お父さんは録音されたモールス信号を解読、ヒアリングが終わると1文字目から順番に答え合わせをしていく。文字はランダムに出題されるため、完全な解読技術が必要となる。(過去の出題例:「ウ」「サ」「ト」「ゲ」「ニ」「ユ」「マ」「ン」「パ」「ワ」)
- お札かぞえ
- 用意された1万円札の束を銀行員などが行う「札勘定」の要領で数えていき、100万円の束を3つ作ることが出来れば成功となる。制限時間は1分30秒。本番では番組が1万円札の束を用意するが、練習では家族が自分達でお金を用意しなければならない。
- 体内時計
- 秒刻みで時間を測定する指定のカウンターを使い、時計を一切見ることなく指定された時間の計測に挑戦する。
- お父さんはカウンターのボタンを押して計測をスタートさせ、自分のタイミングで再度ボタンを押してカウンターを止める。この要領で「15秒」「30秒」「60秒」を計測することができれば成功となる。1回でも正確に測れないと失敗。(フツーのお父さんスペシャル5では「60秒」だけに挑戦し、成功すれば100万円獲得となった)
- うなぎつかみ
- 円筒形の水槽に入れられたうなぎを、離れた位置の円筒形の水槽に10匹移すことができれば成功となる。制限時間は1分。うなぎを移す途中にうなぎを落としてしまうと失格。
- うなぎをつかむ水槽は上面が完全に空いているが、うなぎを移す水槽は上面の中央部分にしか穴が開いていないので、正確なコントロールが必要になる。
- ルーレット
- いわゆる「アメリカンスタイル」のルーレットを使い、3投のうち1投でもボールを「00(ダブルゼロ)」に入れることができれば成功となる。ただし、ボールの発射やホイール(回転盤)の取り扱いなどは一般的なカジノのディーラーのものに準じる。
- 火おこし
- 原始時代の生活の描写として登場する「きりもみ式火おこし」に挑戦する。
- お父さんは番組が用意した木の板と木の棒(種火を作る)、麻の縄(種火を入れ発火させる)を使い、麻の縄を燃えている状態にできれば成功となる。制限時間は1分。
- 練習の段階で手が豆だらけになってしまうため、過酷さは全宿題の中でも上位に入る。
- 早撃ち
- 番組指定の銃と装置を使い、風船の早撃ちに挑戦する。
- お父さんは腰のホルスターに装填が完了したリボルバー銃を入れた状態で挑戦を開始、銃を抜いてから0.5秒以内に正対する風船を割ることができれば成功となる。(銃を抜いてから割るまでの時間の判定は、銃を抜く所作や風船と連動している装置が行う)
- 犬に調教
- 宿題の発表時に番組から引き渡されるラブラドール・レトリバーの成犬に4種類の技を調教する。
- 本番では4種類の技を連続で披露し、全ての技を失敗することなく実演できれば成功となる。制限時間は無いが犬が勝手に動いてしまったり、お父さんが技の合図をかけてから10秒以内に技の披露ができなければ失格となる。
- そばの出前
- 肩にざるそば20人前(そばが乗ったせいろ20枚)を担いだ状態で自転車に乗り、規定のコースを走破する。コースを走破した後も自転車から降り、自転車を停めた後にそばを規定の台に載せて「へい、お待ち!」の声を上げることができないと成功とはならない。制限時間はなし。
ゲーム
一般的に娯楽として楽しまれるパフォーマンスの習得に挑戦する。
- 投扇興
- 座布団に正座した体勢で開いた扇を投げて枕の上にある蝶(的)を当てたあと、扇と蝶の位置によって得点が決まる江戸時代の遊び「投扇興」に挑戦する。
- お父さんは「其扇流」のルールに従い、10投以内で15点を獲得できれば成功となる。
- 金魚すくい
- ポイ1つで、金魚を20匹すくえたら成功。制限時間は無制限だがポイが完全に破れた時点で失格となる。
- UFOキャッチャー
- ルービックキューブ
- 箱に入れられたいくつかのルービックキューブをひとつ取り出した時点でスタート。制限時間3分以内に6面すべてを完成させれば成功となる。
- 初期の本番では和田アキ子が挑戦者の目の前で崩していたが、ルービックキューブを破壊してしまい、前記のルールに変更となった。
- マリオカート64
- フラワーカップのコース「マリオサーキット」をプレイし、1分30秒以内にゴールすれば成功となる。使用するキャラクターは自由に選べる。
- クリア基準の「1分30秒」は、1996年に任天堂が開催したマリオカート64のタイムトライアルキャンペーンで「任天堂公認タイム」として設定された時間である。このキャンペーンでは、公認タイムより短い時間でクリアするとライセンスカードがもらえた。(現在、キャンペーンは終了)
- ハイパーヨーヨー
- ロングスリーパー(3秒)、ウォーク・ザ・ドッグ、ブランコ、ムーンサルト、ループ・ザ・ループ(20回)の5つの技をすべて行えれば成功。使用するヨーヨーはハイパーブレイン。ループ・ザ・ループのプレイ前にはストリングの調整ができる。
- ラジコントレーラー
- 番組が指定したトレーラータイプの小型ラジコンで規定のコースを走破できれば成功となる。制限時間は3分。ラジコンがコース外に落ちてしまうと失格となる。
- 重要文化財 山中式組木細工
- 小田原市指定重要文化財「山中組木工房」の作品から、木製パズルともいえる組木細工の組み立てに挑戦する。
- 本番では「19本型組木」「24本型組木」「玉入れ組木」の3つが完全分解され、ごちゃまぜにされた状態で箱の中に置かれている(箱には布がかけられているため、お父さんは競技がスタートしないと中の状態が分からない)。お父さんはこの状態から3つ全てを完全復元することができれば成功となる。制限時間は5分。
- なお、宿題発表の時点では家族には組木細工一式が渡されるだけで、実際の解法は自分たちで見つけ出さなければならない。
精密作業
手先の器用さなどが要求される技術の習得に挑戦する。
- トランプタワー
- トランプ2枚で三角形を作り、3段上に積み上げて大三角形を3分以内に完成させれば成功となる。途中、何度倒れてもやり直しができるが、大幅なタイムロスになる。
- 小豆つかみ
- 皿の上に乗せられた小豆30個を、塗り箸を使って制限時間60秒以内に20cm離れた別の皿に全て移し変える。小豆を落としてしまったら失格。
- ト音記号ドミノ倒し
- 制限時間5分以内にト音記号の形のドミノを作り、一筆書きになるように順番に全て倒せば成功となる。3カ所のクロス部分をどう克服するかが成功の鍵だった。
- シャンパンタワー12段
- 指定のシャンパングラス12個を制限時間3分で縦に積み上げる。時間内の積み上げに成功したら今度はタワーの最上部からシャンパンを注いでいき、タワーの一番下にあるグラスがシャンパンで満たされた時点で成功となる。時間内の積み上げに失敗した場合、途中でタワーが倒れた場合は失格となる。
- ポンドピラミッド
- イギリスの1ポンドコイン15枚を使い、コインが縦に立っているピラミッド(完成形を横から見ると、1辺がコイン5枚の正三角形)を作ることができれば成功となる。制限時間は3分。途中ピラミッドが崩れても失敗にはならない。
- この宿題が放送されるより前、TVチャンピオン「手先が器用選手権」で同じ内容の競技が行われており、その放送では10段のピラミッドの制作に成功している。
- りんごの皮むき
- りんごの皮むきを行い、皮の長さが千切れることなく2mに到達すれば成功となる。制限時間は3分。
- 本番ではお父さんが皮を剥く手の位置がステージ高2mになるセットを使い、りんごの皮が2m下のステージに達した時点で成功と判定される。
- 10円玉積み上げ
- 制限時間7分以内に10円玉300枚を縦に積み上げる。途中で崩れても失格にはならないが、崩れると大きなタイムロスとなるため一発で積み上げないと成功は難しい。
- ジェンガ積み上げ
- ジェンガの開始時の状態(3本×18段)からスタートして、その状態から合計36本のジェンガを抜き取ることができれば成功となる。制限時間は7分。ジェンガを崩してしまうと失格。
- 抜き取ったジェンガは普通のゲームと同様に最上段に積み上げていくため、最終的には塔全体が非常に不安定な状態になる。
- さくらんぼの茎結び
- さくらんぼの茎を口の中で舌を使って結ぶ。1分間で5個を結べば成功。
- ダイスタワーII
- 500円玉フィンガーロール
- 水中666円
- 立った1005円
その他
- 一円玉飛んだ
- 一円玉を指定のワイングラスの手前に置き、息を吹いて一円玉を飛ばしてグラスに入れる。10枚中1枚でも入れることができれば成功。
- 画鋲コマ回し
- 画鋲5個を同時に30秒回す。画鋲は1個ずつ回していくが、カウントは5個すべてが回ったところからスタートする。1個でも画鋲が止まったり、画鋲がテーブルから落ちた時点で失格となる。
- 10円玉顔面渡し
- 10円玉3枚を重ねた状態で上を向いた顔の眉間の位置に置き、この状態から顔の動きだけで10円玉を全て口まで移動させることができれば成功となる。制限時間は2分。
- 10円玉は口でくわえた時点で口まで移動させた事になり、くわえた10円玉は手で取り除いて競技を続行する。
- サラミ顔面渡し
- 「10円玉顔面渡し」に硬貨の誤飲の危険性が指摘されたため、10円玉を規定の直径・薄さのサラミに変更した宿題。使用するものがサラミである以外、ルールその他は「10円玉顔面渡し」と同じ。
- ストロー吹き矢
- マッチ向いてホイ!
家族全員
通常のお父さん(お母さん)だけが挑戦する宿題と違い、家族全員で挑戦する宿題。1999年12月のスペシャルと2000年9月の最終回スペシャル(その直前の放送回含む)で出題された。
- ドミノ倒し
- 大量のドミノと指定されたコース台を使って制限時間内にドミノを完成させ、1ピースも残さず全て倒すことができれば成功となる。
- 1999年12月のスペシャルでは制限時間2時間に対して5300ピース、2000年9月の特番では制限時間6時間に対して24000ピースのドミノが宿題として与えられた。
- 家族全員でテーブルクロス引き抜き
- 家族の人数分横に並べられたテーブルの上に一枚布のテーブルクロスを渡し、その上に人数分のディナーを配置する。この状態から家族全員でテーブルクロスを引き抜き、ディナーを倒したり落としたりせずにクロスを引き抜くことができれば成功となる。8人家族に対して出題。
- 小豆つかみ 家族全員で60個
- 皿の上に乗せられた小豆60個を、塗り箸を使って20cm離れた別の皿に移し変える。家族1人につき30秒の制限時間が与えられており、全員の挑戦が終了した時点で全て移し変えることができれば成功となる。ただし、挑戦中に小豆を落としてしまったら、時間の途中でもその家族は挑戦終了となり次の家族に交替する。5人家族に対して出題。
- ゴルフパッティング
- 2mのゴルフパッティングを家族全員が連続でカップインさせることができれば成功となる。ただし、3人連続でカップインできなかった時点で失敗。なお挑戦順はあらかじめ組んだオーダーからは変更できず、失敗しても1番手には戻らない(野球と同じ)。5人家族に対して出題。
- ハンドベル
- ハンドベルを使い、家族全員で童謡「ふるさと」の演奏に挑戦する。主旋律と対旋律を同時に演奏しなければならない上に、使用するハンドベルの数も通常の宿題よりかなり多いため、家族全員がどこかの音を担当することになる。6人家族に対して出題。
- ディアボロ
- 通常と同じく6つの技に、家族1人が1つずつ挑戦する。
- 本番では家族がステージ上に一列に並び、正面一番左の家族が1番目の技に挑戦する。成功したら右隣の家族にディアボロをトスで渡し、トスをキャッチした家族は2番目の技に挑戦する。これを順次繰り返し、6番目の家族が指定の技に成功した後に一番左の家族にディアボロをハイトスで渡すことができれば成功となる。技の失敗のほか、ディアボロの受け渡しに失敗しても終了となる。6人家族に対して出題。
- 日本酒「久保田」利き酒
- 朝日酒造が製造・販売する日本酒「久保田」6種類の利き酒に挑戦する。
- 基本的なルールは通常のテイスティング系宿題と同じだが、家族全員の宿題ということで回答の決定が「家族それぞれで回答(制限時間10分)」→「答えを見比べて、全員が相談の上答えを統一(制限時間10分)」と2段階式になっている。5人家族に対して出題。
ハプニング
- 東海道五十三次暗唱往復
- お父さんが宿題に挑戦する途中、お父さんの回答とスタジオ後方部のモニターに映された答えが異なる場面があったが、判定員が即座に「モニターの方が間違っている」と指摘する場面があった。ちなみに、この指摘の後宿題は再開され、お父さんは無事宿題に成功した。
- シェーカーカップス
- お父さんが最後の課題「中飛ばし1回転キャッチ」でカップをキャッチしたため、一旦は紙吹雪が発射されて成功とされたが、その後判定員からの指摘で、「飛ばしたカップを1回転させる」に失敗しているとの指摘が上がった。VTR審議の結果、指摘の通り課題である1回転を行っていないことがわかったため、最終的には失敗と判定された。
- ミニ自転車
- お父さんが無事ゴールしたものの、ゴール直前の課題「片手を肩より上に伸ばす」に成功したかどうかが審議の対象となった。そしてVTR審議の結果、途中で片手が肩より下の位置となっていたため、最終的には失敗と判定された(番組初の「VTR審議」)。
- ドミノ倒し
- 試技の結果全て倒れたと判定されたため、一旦は紙吹雪が発射されて成功の判定が出たが、司会の和田から「まだ全部倒れていなかった」という指摘が上がり審議の対象となった。そしてVTR審議の結果、最後のドミノ3個が倒れていないことが分かり、最終的には失敗と判定された(残ったドミノ3個は全部倒れたと思った家族が喜んだはずみで倒していたため、和田が指摘した際には倒れた状態だった)。
- お札かぞえ
- 「私ならできる」のコーナーで、挑戦者が「元の札束が300万円より少ない数しか用意されていない」ことを指摘する場面があった(通常は元の札束として400万円前後が用意される)。計数の結果、挑戦者が正しく100万円の束を2つ作り、100万円に満たない残額の枚数も正しく答えたため、最終的には成功と判定された。
芸能人挑戦者
※一般参加者に混じって芸能人(または芸能人の父親)が挑戦することがまれにあり、芸能人の挑戦だけを集めた「しあわせ家族計画 芸能人だってフツーのお父さんスペシャル」という特番も放送された。しかし、収録に時間が掛かった事や編集に膨大な時間を掛けた為、中盤は2回に分けてスペシャル特番放送となった。
「芸能人だってフツーのお父さんスペシャル」(1998年3月18日放送)
「芸能人だってフツーのお父さんスペシャル2」(1998年9月30日、10月14日放送)
- 吉村明宏(一円玉飛んだ)
- 渡辺裕之(投扇興) 成功
- 宮川大助(ひも結び) 成功
- 天地真理(ハンドベル) 成功
- 島崎俊郎(動物の鳴き声当て)(1998年9月30日、10月14日放送) 成功
- 井手らっきょ(シガーボックス)(10月14日放送)
「芸能人だってフツーのお父さんスペシャル3」(1999年3月24日)
「芸能人だってフツーのお父さんスペシャル4」(1999年9月22日、10月13日放送)
- 野々村真(世界の国旗と国名185ヵ国暗記) 成功
- 川崎麻世(シガーボックス)
- 朝岡聡(重ねざぶとん抜き)
- 宝田明(シャンパンタワー12段)(1999年9月22日、10月13日放送)
- 島田洋七(ミニ自転車)(10月13日放送)
「芸能人だってフツーのお父さんスペシャル5」(2000年3月29日、4月12日放送)
人気番組の出演者が宿題に挑戦して賞金100万円獲得を目指す「しあわせ宿題出前計画」、過去の芸能人SPで失敗した芸能人が宿題に再挑戦し賞金100万円獲得を目指す「芸能人リベンジSP」がメインとなった。
<しあわせ宿題出前計画>
- 「関口宏の東京フレンドパークII」チーム(ゴルフパッティング)
- 「どうぶつ奇想天外!」チーム(トランプタワー)
- 「はなまるマーケット」チーム(体内時計30秒) 成功
- 「王様のブランチ」チーム(テーブルクロス引き抜きブランチバージョン) 成功
<芸能人リベンジSP>
その他
スタッフ
- 総合演出・プロデューサー:海本泰
- 制作プロデューサー:田代冬彦
- 制作:TBSエンタテインメント(2000年4月以降に制作名義された)
- 製作著作:TBS
- 補足
オープニングテーマは、海外アニメ「スーパーチキン(原題:Super Chicken)の主題歌を流用。
映画版
テンプレート:Infobox Film 番組開始直後の1998年に松竹により企画制作・撮影が行われ、本来は1999年新春公開予定とされていた(特報で確認できる)。なおTBSは企画協力の立場であり、同時期の「アンドロメディア」「スプリガン」とは違い制作には参画していない。その後、松竹が奥山社長解任劇というお家騒動から邦画のブロックブッキング制の廃止など経営合理化に着手し、1999年夏公開予定へ延期[1]。その後も経営不振が続いたことで[2]公開自体が未定となりお蔵入り状態となってしまった。
しかし本作が初監督となる阿部勉の同窓生らが出身地の宮城県で劇場公開に向けた草の根運動を行い、2000年2月26日に「仙台松竹(仙台市)」と「MOVIX日吉津(鳥取県日吉津村)」の2館で劇場公開が実現[3]。番組終了直後の2000年9月16日に主要都市の松竹系映画館で全国公開に漕ぎ着いた。松竹の配給作品で上映館を地方から全国へ拡大した最初の事案となっている。
2001年3月にVHSソフト、2011年11月8日にDVDソフトが発売されている。2012年4月1日からTBSオンデマンドで有料動画配信中。
第33回ヒューストン国際映画祭ファミリーチルドレン部門金賞を受賞。なお、実在するテレビ番組の参加を通じて人間ドラマを描く同様の内容の邦画は「のど自慢(1998年)」などがある。
- あらすじ
リストラにより食品メーカーを解雇され社宅を追い出された川尻富士夫一家。和菓子屋を営む妻の実家に居候するも、弁当屋の出店や出資話につけこんだ詐欺から脱サラに失敗する羽目に遭い、家庭内は隙間風が吹いていた。そんな時、息子の曲太郎が勝手に番組へ応募し、賞品300万円相当のアメリカ家族旅行を賭けて参加することになる。課題は富士夫がピアノで「ホーム・スイート・ホーム」を弾くこと。限られた時間の中でがむしゃらに練習を重ねる富士夫と家族の絆を描く。
キャスト
- 川尻富士夫:三浦友和
- 川尻優子:渡辺えり子(現在の渡辺えり)
- 川尻陽子:平山綾(現在の平山あや)
- 川尻由太郎:佐々木和徳
- 広瀬道男(川尻の元同僚):片岡鶴太郎
- 広瀬喜美子:名取裕子
- 広瀬章太:小栗旬
- 高田義造(優子の父):いかりや長介
- 高田恒子(優子の母):野際陽子
- 長谷川哲男(高田の元職人):阿部寛
- 山形繁男:徳井優
- 品川部長(川尻の元上司):小林稔侍
- バーのママ:冨士眞奈美
- 売場主任(川尻の取引先):大竹しのぶ
- 人事部長:鶴田忍
- 警備員:笹野高史
- しあわせ配達人:柳沢慎吾
- 司会者:吉村明宏、向井亜紀
スタッフ
脚注
- ↑ 『平山綾が1日早く15歳のバースデー』 - スポーツ報知 1999年1月13日22頁
- ↑ 同時期に制作発表された「日本沈没1999」は制作自体が中止されたり、「ホーホケキョとなりの山田くん」の不入りなど業績は好転しなかった。
- ↑ 『ほのぼの大船調 最後の撮影所出身、阿部監督と本木監督の映画公開』- 朝日新聞東京本社 2000年2月1日夕刊芸能面
関連項目
- ザ・チャンス
- 関口宏の東京フレンドパークII
- ウルトラショップ
- やすきよの腕だめし運だめし
- TBSテレビ制作番組一覧
- ぐるぐるナインティナイン - この番組のパロディ企画・「しあわせ矢部家計画」を行い、矢部浩之が抜き打ちでチャレンジさせられた。