新得町

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テンプレート:Infobox 新得町(しんとくちょう)は、北海道十勝総合振興局管内の上川郡にある町。

町名の由来は、アイヌ語の「シットク・ナイ」(山の肩、端)から。また、アイヌ人が用いる酒造のための漆器を「シントコ」といい、これを作るための土地だったとも言われる。

地理

十勝総合振興局西部の山間に位置し、南北に長い地形。十勝川最上流に位置する。町の大半は高山地帯で、北部は2,000 m級の山岳を多く有する森林地帯。町南部は丘陵地帯で、ソバ畑がひろがる。

南東部の平野中央に佐幌高台が南北に横たわり、西部に新得市街、東部に屈足市街、北部の山奥に富村牛地区がある。富村牛地区は、十勝ダムが沿線に存在する北海道道718号忠別清水線沿いのかなり山奥にある小集落であり、僻地5級指定の小中学校がある。

町面積は北海道内では足寄町別海町標茶町に次ぎ、全国の町村で4番目に広い。

北海道の断面一次モーメント上の重心に位置する。重心の位置は、[[[:テンプレート:座標URL]]43_28_2_N_142_49_40_E_ 北緯43度28分2秒東経142度49分40秒]

特別豪雪地帯で、冬季積雪が多くなる。

隣接している自治体

人口

テンプレート:人口統計

歴史

中世まで

佐幌高台の東側斜面と十勝川沿いに縄文時代遺跡が残る。ピタラウシ川と佐幌川が合流する付近にある新内チャシは、アイヌ文化期のもの。

近世

十勝地方の内陸であり、近世末期までその様子は知られていない。領地としては、松前藩領であったものの蝦夷地であり、藩の直接統治は及んでいなかった。

近現代

経済

産業

  • 主な産業 : 農業酪農が盛ん。農産物ではソバの生産が盛ん。
  • 特産品 : 新得そば

開拓当初は、ダイズソバエンバクエンドウ手亡を中心に作られた。明治時代末期には、水田が試作された。

1923年(大正12年)に国有種牡牛馬屈足種付所が設置され、1925年(大正14年)には綿羊飼育組合が結成された。第一次世界大戦後の豆景気が去った後は、離農者が相次いだ。1956年(昭和31年)に集約酪農地域の指定を受け、畑作から酪農への急激な転換が進んだ。

明治時代末期から新内や十勝川上流の森林伐採が行われ、大正時代初期には、製材工場が置かれ、1951年(昭和26年)に十勝川上流の木材輸送を目的に、清水営林署により森林鉄道が敷設され、1954年(昭和29年)に清水営林署から新得営林署が分離独立した。しかし、トラック輸送におされ1964年(昭和39年)に森林鉄道が廃止。昭和40年代頃までは林業でも有名な町だったが、その後の輸入木材による林業不振によって林業は現在は衰退している。

近年は観光の町へと脱皮をはかり、夏季は自然学校の開催を行い、冬季はサホロリゾートなどにスキーヤーが多く訪れる。

また北海道立総合研究機構農業研究本部畜産試験場(旧・北海道立畜産試験場)や北海道立林業試験場道東支場が設置されている。

立地企業

農協

  • 新得町農業協同組合(JA新得町)

郵便局

  • 新得郵便局(集配局)
  • 屈足郵便局(集配局)

宅配便

公共機関

警察

姉妹都市・提携都市

国内

教育

  • 高等学校
  • 中学校
    • 屈足、新得、富村牛(小中併置)
  • 小学校
    • 屈足南、新得、富村牛(小中併置)
    • 閉校された学校
      • 佐幌小学校 2007年3月閉校
      • 屈足小学校 2004年3月閉校
      • 上佐幌小学校 2004年3月閉校

交通

空港

鉄道

バス

道路

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

1927年(昭和2年)、日本新八景狩勝峠が入選、1929年(昭和4年)十勝毎日新聞社主催の十勝名所に、新得山からの展望美が入選し、観光地として注目を浴びるようになった。

レジャー

観光

祭り

  • そばの里まつり(7月下旬、新得そばの里公園)
  • Shintoku空想の森映画祭(9月中旬、新内(にいない)ホール)
  • しんとく新そば祭り(9月下旬、新得町保健福祉センターなごみ駐車場)
  • 大雪まつり(10月上旬、屈足公園)

その他

出身有名人

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

  • 新得町百年史編さん委員会『新得町百年史』新得町役場、2000年

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:Geographic Location

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  1. 『東蝦夷地各場所様子大概書』
  2. 『東西蝦夷地大河之図』
  3. 島義勇『入北記』
  4. 松浦武四朗『戊午日誌』
  5. “狩勝新線開通”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (1966年10月1日)