KBCラジオ

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2014年7月8日 (火) 12:52時点におけるZakobiti (トーク)による版 (KBC-INPAX編成時に放送されていた、主な番組)
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ファイル:KBCbuilding.jpg
九州朝日放送本社

KBCラジオ(ケイビーシーラジオ)は、九州朝日放送が行っているラジオ放送の呼称。社史は九州朝日放送#沿革を参照。

『元気あげちゃう』をキャッチフレーズに使っている。

ネットワークの変遷

開局当初、朝日放送ABCラジオ)の支援を受けていた事から、朝日放送と同系列のラジオ東京(JOKR。現在のTBSラジオ)とネットを組んでいた。一方のRKB毎日放送RKBラジオ)は毎日放送MBSラジオ)と共に、ニッポン放送とネットワークを組んでいた。

なお、KBCは文化放送とも、ネットワークを組んでいた。このため、福岡発のスポーツ番組やニュース素材などは、TBSラジオ向けと文化放送向けの二重制作を行っていた。やがて、TBSはRKBとテレビネットを通じて、包括業務提携を結ぶ事となり、ラジオのネットワークも、KBCからRKBへと組み直す動きが出てきた。1964年、RKBはMBSと共に、TBSと暫定ネットワークに関する業務提携を締結。翌年、JRNに発展した。

これに対して、文化放送とニッポン放送はKBCに、NRNへの加盟を要請。KBCはキー局による全国スポンサーの開拓を条件に受諾。発足と同時に加盟した。

自社制作比率が69.5%(2014年4月現在)と高く、他局へネットされている番組もある。その一方で、ネット番組比率が低く(おおよそ30%)、在京キー局発の番組のネットを行わない傾向がある。九州・山口地区ブロックネット番組は、テレビとは対照的に2014年現在1本も制作していない。

番組宛てのメールアドレスは[番組名]@kbc.co.jpで、番組宛FAX番号は福岡092-722-4242で、一部番組では「なにによによに」とアナウンスされる。

データ

24時間放送を実施。月曜(日曜深夜)未明1:35 - 5:00はメンテナンスのため放送休止。[1]5:00から放送開始(NRN単独加盟局はほとんどが5:00開始が基本である)。月曜以外は5:00基点。

送信所データ

ファイル:KBC JOIF Fukuoka Nata 2011.JPG
福岡ラジオ局(奈多ラジオ送信所)

福岡本局

1992年4月から15年間AMステレオ放送を実施していたが、下記の事情により2007年4月1日の放送終了とともに終了した。

  • コールサイン:JOIF
  • 周波数:1413kHz
  • 空中線電力(出力):50kW
  • 技術情報
    • 送信アンテナ:100m長円管柱(基部高4.5m、地上高104.5m)、直径45.72cm(施工:電気興業)
    • 局舎:鉄筋コンクリート(縦17m、横20m)
    • STLアンテナ:本体アンテナ部の高さ86.3mに2m鏡面パラボラアンテナ
    • 放送機:RM-55GS(東芝)×2(2010年度内に全面更新。更新機器も東芝製)
    • AMステレオエキサイター:AX-10(ブロードキャスト・エレクトロニクス社。現在は使用停止)
  • 備考
    • 1991年春に現在地(福岡市東区奈多)に移設。プリエンファシスはオーバン社OPTIMOD-AM9100Bを2台設置(それまではRKBラジオの送信所に近い場所にあった)。
    • AMステレオ放送は1992年4月1日に開始したが、受信機が普及しなかったこと、同放送の対応受信機の発売が開始当初から時間が経つに連れ非常に少なくなったことが主な原因により、開始から15年を経過する2007年4月1日の放送を最後に終了し、モノラル放送に戻すことが2006年11月に発表され、予告どおり実施された。AMステレオ放送自体を取り止めたのはKBCが初めて(但し、それ以前にもRCCが一部地区でAMステレオ放送を取りやめた経緯はある)。

北九州局(響ラジオ放送所

  • コールサイン:JOIL
  • 周波数:720kHz
  • 空中線電力(出力):1kW
  • 技術情報
    • 送信アンテナ:100m長円管柱(朝日ヶ丘時代は65m円管柱であった)
    • 局舎:鉄筋コンクリート
    • 放送機:RM2301S(東芝)
  • 備考
    • もとは北九州市小倉北区の、その名も「朝日ヶ丘」という住宅街に近い場所にあったが、平成になってから若松区響灘埋立地に移設。既にNHK北九州放送局RKBラジオがこの埋立地に移っており、AM3社局の送信所が全て同じ場所に揃うこととなった。現在、北九州局の敷地内には。民放局で唯一となる太陽光発電が、稼動している。
    • 関東地方ではロシアの声日本語放送が同じ周波数の為受信できない。
    • 1978年11月23日の周波数変更(10kHz→9kHz単位変更)後も、9と10のいずれも割り切れる数字であったため周波数変更はなされなかった。

大牟田局(大牟田ラジオ中継局

  • コールサイン:JOIM
  • 周波数:1485kHz
  • 空中線電力(出力):100W
  • 技術情報
    • 送信アンテナ:45m円管柱(頂冠)
    • 局舎:鉄筋コンクリート
    • 放送機:JBC-2A (JRC)

行橋局(行橋ラジオ中継局

  • 周波数:1485kHz
  • 空中線電力(出力):100W
  • 技術情報
    • 送信アンテナ:60m円管柱(頂冠)
    • 局舎:鉄筋コンクリート
    • 放送機:NBW-8 (NEC)

備考

  • オールナイトニッポン』の関連番組中には、同局アナウンサー富田薫による「オールナイトの、KBCラジオです。」のアナウンスが入るのが慣習になっている。
  • 基点時のタイトルコールは影平晶である(2007年4月2日 - 。前日までは奥田智子であった)。
  • 福岡本局は50kWで、且つ1413kHzの周波数を国内で使用する唯一の局であるため、夜間はほぼ全国で受信可能であるが、NHK岡山第2放送及びNHK金沢第2放送 (1386kHz)、 静岡放送 (1404kHz)、RFラジオ日本 (1422kHz)、和歌山放送 (1431kHz)、STVラジオ (1440kHz) などと混信することがある(遠くはらぶチャンネルにて千葉県のリスナーからお便りが来たことがある)。
  • RKBラジオと異なり、韓国の釜山市周辺では福岡本局は昼夜問わずCBSキリスト教放送釜山局(1404kHz、10kW)の混信で聞き難い。
  • 昼間は北九州局の方が良好に受信できるが、夜間は混信等で聞きづらくなる。また、RKBと同様、カーラジオであれば佐賀県長崎県平戸市山口県でもクリアに受信できる。
  • ロシア中央部のエカテリンブルクから受信報告あり(証拠映像
  • ラジオカーの愛称はひまわり
  • 時報は「プッ、プッ、ポーン」の形。※平日午後1時と午後2時の時報(ヨドコウの10秒CM)は、「ポーン」の形。プロ野球中継、オールナイトニッポン放送(一部除く)時の時報はなし。
  • 朝日新聞西部本社版の朝刊中面の周波数案内では、北九州局が福岡本局よりも先に書かれている。これは、全国紙(朝日・毎日読売)の西部本社が北九州(読売はのちに福岡に移転)にあるためで、かつ北九州が九州で最初に政令指定都市になった事情もある。
  • 一時期、平日11時、12時、16時、22時、0時などの「朝日新聞ニュース」は、山口放送とのサイマル放送を行っていた。これは、放送開始当初にKRYに全国ニュースを集めるまでの力がなく、当時、開局や制作に協力のあったニッポン放送やKBCの力を借りたもののうちのひとつである。これが所以してか、1960年代にNRNに加盟している(今でこそクロス局だが、この時からおおよそ20年はNRNシングル局であった)。
  • 1970年代後半から1980年代前半にかけて、『あたたかい心がふれあう KBCラジオ』というキャッチフレーズが使用されていた。

オープニング・クロージング

テンプレート:節stub

  • 2013年現在。
    • オープニング・ジャンクション:宗次郎オカリナ演奏)の「鳥たちの森で」に乗せて、「おはようございます。お聴きの放送局は、九州朝日放送です(※)。」とアナウンスされたあと、コールサイン・周波数・出力・所在地(福岡局の例 - 福岡市から、コールサインJOIF 周波数1413kHz 出力50kWで、)の読み上げ。締めに「今日も一日、KBCラジオでお楽しみください。」とアナウンス。
    • クロージング:フルートの音で始まる物悲しい音楽に乗せて、コールサイン・周波数・出力・所在地(福岡局の例 - JOIF 1413kHz 出力50kWで、福岡市から。)の読み上げ。それから、「お聴きの放送は、九州朝日放送です(※)。これで、今日の放送はすべて終了しました。それでは朝まで、おやすみなさい。」とアナウンスされる。

(※ この時は「KBCラジオ」ではなく、「九州朝日放送」という)

クロージングは奥田智子アナウンサーが担当するが、オープニング・ジャンクションは別のKBC女性アナウンサーが担当している。
RKBラジオとは違って「(AM) ステレオ放送」の文言が入っていないので変わらず使用を続けている。

なお、コールサインのある福岡局・北九州局・大牟田局はそれぞれJOIF/JOIL/JOIMのコールサインと出力を読み上げるが、行橋局のみ「また、行橋放送局は1485kHzで行橋市から」の文言に変えている。

テレビは九州朝日放送#オープニング・クロージングを参照。

番組

現在放送中の番組

放送時間は、2014年4月時点。

自社制作番組

平日

土曜日

日曜日

特別番組

ネット番組

かつて、テレビ放送のネットワークがフジテレビ系列に入っていた関係からか、ニッポン放送の番組のネット比率が高い(文化放送が6に対し、ニッポン放送が14である)。

文化放送制作
ニッポン放送制作
東海ラジオ放送制作
その他

テンプレート:Reflist

宗教番組

過去に放送された番組

自社制作番組

KBC-INPAX編成以前(1990年4月9日まで)に放送されていた、主な番組
  • 朝です 元気に出発進行
  • 出発進行 土曜版です
  • 栗田善成のまずはラジオでおつかれさん(1970年代頃 - 1988年3月。2003年4月 - 2011年3月)
  • 長谷川ひろし おはよう7(1980年 - 1987年。1996年 - 1999年)
  • みんなの広場 ハッピータイム
  • なつメロとあなた
  • ダイナミック歌謡曲
  • 花の女子大 キャンパス ランプリング
  • なんでも情報 KBCラジオ スクランブル(1984年4月 - 1986年3月)
  • 元気いっぱい! ラジオ家族
  • PAO〜N ぼくらラジオ異星人(1983年5月 - 1990年4月7日)
  • 栗田善成の元祖ラジオ本舗(1988年4月 - 1990年3月。1993年4月 - 2000年3月)
  • 耳よりラジオ 土曜かわら版
  • KBC歌う土曜日 歌謡曲ホット100
  • 輝け! 全日本歌謡ランキング
  • KBC 今週のポピュラーベスト10 (1967年 - 2011年3月)[4]
  • ライブイン ハカタ 歌え! 若者(~歌え! 若者 PARTⅡ)
  • さだまさしの引き出しのすみっこ(1976年10月 - 1977年12月)
KBC-INPAX編成時に放送されていた、主な番組

KBCラジオは1990年4月10日から1993年3月までの間、「KBC-INPAX」(ケービーシー・インパックス)と称し、人気番組だった「PAO〜N ぼくらラジオ異星人」をも終了させ、当時人気を博していた「ニュースステーション」を模範として、ニュース・情報を中心とした「ワンフォーマット編成」にほぼ準じた番組編成を行った。[5]

この間、番組タイトルには「スロープ」の文字列が付けられ、事実上のゾーン編成となった。「スロープ」の付かない番組は『オールナイトニッポン』と、一部のNRN系列のネット番組。そして、一部の自社制作番組のみとなった。[6]

各番組のジングル、ニュース、天気予報交通情報BGMはFMラジオを意識した音楽に変更された。

「INPAX」とは「 information(情報)」と「intelligence(知識)」、「interest(面白さ)」を未知数の可能性で「packet(包む、束にする)」する意味の造語であり、ジングルの声は「アメリカントップ40イングリッシュコンテスト」で、グランプリを獲得してから間もない木村匡也が起用された。

編成開始と同時に「KBC-INPAX 天神サテライトスタジオ」を開設。平日12:15 - 13:00、15:00 - 16:00は生放送を行ったが、半年後に、放送時間を縮小。1991年春に閉鎖した。生放送時は「KBC-INPAX from Satellite Tenjin」のジングルとなった。

1992年4月1日AMステレオ放送を開始後は「KBC-STEREO INPAX」(ケービーシー・ステレオ インパックス)と称した。

リスナーの受けが悪く、RKBエフエム福岡に、聴取率で差を付けられてしまったため、開始から1年後の1991年4月、番組タイトルと内容、パーソナリティと出演者の変更を行い、テコ入れを図ったが失敗。

その後も、迷走は続き、1993年3月に、KBC-INPAX編成は頓挫した。

KBC-INPAX編成終了後(1993年4月以降)に放送されていた、主な番組

パーソナリティ

五十音順、○印はKBCアナウンサー。 テンプレート:Columns-list

その他の福岡県のラジオ局

県域放送

コミュニティ放送

脚注

  1. RKBラジオと同様、日曜日にナイター中継が放送される場合、21:00以降の番組の放送時間が繰り下がるため、その場合の休止時間はこれより短くなる。また、月1回に放送される「オールナイトKBC 」と「中島みゆきのオールナイトニッポン月イチ」を放送する日は放送休止時間がない。
  2. 番組表の表記、暦では月曜 3:00 - 5:00
  3. 当番組からスピンオフされた「医療界キーパーソンに聞く」はRKBラジオで放送されている
  4. KBC-INPAX編成時の1990年10月 - 1991年3月に、サタデーイブニングスロープ内で「KBCカウントダウン ホット20」として、内包された
  5. 後にエフエム京都ZIP-FMセント・ギガが「ワンフォーマット編成」を取り入れている
  6. KBC-INPAX編成前に放送されていた『栗之助の縦横無尽』『コーク サウンドポップアップ』などは、改編後も継続した
  7. 1991年春からの7:00 - 10:00は「永田時彦 モーニングスロープ」に番組タイトルを変更。6:00 - 7:00は清水千春1人で進行、永田時彦は7:00から登場した
  8. 1990年4月 - 9月まで、月のみ14:00 - 21:00
  9. 声優の田村ゆかりが、“3Pギャル”のメンバーの一人として出演していた
  10. KBC-INPAX編成終了後は、番組タイトルを「中島浩二アワー THE3P」に変更して、放送を継続した
  11. 後に、7:00 - 9:00は「サタデーモーニングスロープ」に改題
  12. 1990年10月 - 1991年3月は木村匡也が担当し、人気番組だった「ベイ ステーション」を内包する形で放送された
  13. RCCラジオにもネット
  14. KBC-INPAX編成時はプロ野球シーズン中に、ナイター中継のない月曜日の夕方に編成された
  15. 2008年9月までは、サンデーミュージックカウントダウンとして放送
  16. 女性パーソナリティは後に小山田京子から、前原さとみに変更

外部リンク

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