選挙特別番組
選挙特別番組(せんきょとくべつばんぐみ)は、報道機関が選挙の行われた当日の夜に放送する開票速報を放送局が特別番組で報道する報道特別番組の一種である。総合編成放送局及びニュース専門局の大半が放送する。また基本的な構成はどの国も同じであることが多い。
目次
概要
選挙を取り仕切る団体(選挙管理委員会など)からの情報や出口調査や世論調査などの事前情勢取材を踏まえて放送する。工夫を凝らした3DCGで分析や解説を行ったり、司会には放送局の「報道の顔」や著名人が担当するのが一般的。
日本
概説
衆議院議員総選挙と参議院議員通常選挙においては各局共長時間の番組が編成される。選挙特別番組は投票当日の20時の数分前(以下全てJST)から翌日未明まで数時間に渡って編成され、長時間に渡るため「第1部」・「第2部」と数部構成がとられることが多い。また、投票日翌日午前中に選挙特別番組が編成されることもあるが、通常の報道・情報番組の特別編成という形がとられることが多い。
各局の選挙特番の視聴率争いでは、NHK総合テレビが1位を獲得することが多い。
番組構成
国政選挙の場合、投票当日の20時数分前から番組が開始され最終的な推定投票率などが報道される、そして、最終の投票締め切り時刻である20時丁度に各局独自の出口調査による「議席予測」を出している。これは1957年にNNNが開始したもので、数値に上下一定の幅を持たせて報道されることもある。現在では全議席確定までインターネットに議席予測が表示され、比較できる様になっている。地上デジタル放送に移行後はデータ放送連動で開票速報や議席予測が随時更新されるようになる。
NHKでは通常のニュースと同じく、アナウンサーと解説者が状況を説明している。民放各局では、仮に野党が与党になったらどうなるかの再現ドラマや、招いたゲストのコメントを聞いたりなどのコーナーを設けている。
系列局の対応
民放系列局における衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙における開票特番では原則在京キー局発の内容を放送するが、合間で地元選挙区の情報を割り込んで差し替えすることがある。番組終盤近くには大勢が判明し、当選者がスタジオにかけつけたり選挙事務所から中継で出演して今後の抱負を語ったりキャスター・記者・コメンテーターとの討論も行なわれる。そのため、VTRや討論の途中で中座したり途中からネットを再開することもある。ローカル枠差し替えの間に全国のネットスポンサークレジットの入れ替えがある場合は自局でクレジットを送出しており、そういった意味では企画ネットが部分的に容認された番組とも言える。キー局と違って系列局では主に夕方の報道・情報番組のメインキャスターが担当している。
差し替えの度合いは地域によってまちまちだが、選挙区の数が多い大都市圏の系列局では差し替えも必然的に多くなる。顕著なのは在阪準キー局である。MBS・関西テレビ・読売テレビ・ABCで特番のほとんどの枠を自社発に差し替えて、与野党党首・幹事長クラスのインタビュー中継や出口調査結果など必要最低限の枠のみキー局からネット受けするようになる。この体制は概ね日付が変わる前後まで続けられ、深夜の生討論の部ではほぼキー局のネット受けになる。ちなみに読売テレビ以外の3局では近畿2府4県に加えて取材対象地域である徳島県の選挙区の開票速報も行なわれる(ただし、比例四国ブロックの開票速報までは行なわれない)。
地方選挙
衆議院議員総選挙や参議院議員通常選挙とは異なり、国会議員の補欠選挙や都道府県及び市区町村での首長選挙や議会選挙では、一部の番組を差し替えて放送(独立局に多い。ただし統一地方選挙のように都道府県や政令市の投開票日が同日の場合や東京都議会議員選挙の場合はNHKで約2~3時間ほど全国放送されることがある)したり、5分程度の番組枠(主にスポットニュース枠や天気予報枠・番宣番組枠)や週末最終ニュースのローカル枠(通常関東ローカルのニュースをそのまま放送している系列局で実施)、画面上部にニュース速報として放送したり、L字放送を実施している場合が多い。
番組名
テレビ放送は全国放送、ラジオは在京キー局のみを挙げる。
2001年参議院議員通常選挙
- 選挙開票速報(NHK)
- NNN ELECTION(NNN系列)
- 選挙開票特別番組 票決!ライブ(JNN系列)
- 聖域なき生直撃 FNN真夏の大変革 小泉維新に骨太審判(FNN系列)
- 選挙ステーション2001(ANN系列)
- TXN報道特別番組 ザ・決断!総選挙(TXN系列)
2003年衆議院議員総選挙・2004年参議院議員通常選挙
- 選挙開票速報(NHK)
- ゲキセン!(NNN系列)
- 選挙開票特別番組 票決!ライブ(JNN系列)
- FNN踊る大選挙戦(FNN系列)
- 選挙STATION2003/選挙STATION2004(ANN系列)
- ザ・決断!日本の選択(TXN系列)
2005年衆議院議員総選挙
- 選挙開票速報(NHK)
- ゲキセン!(NNN系列)
- 乱!総選挙2005(JNN系列)
- FNN選挙WARS〜改革の最終審判〜(FNN系列)
- 選挙STATION2005(ANN系列)
- ザ・決断!世紀の決戦(TXN系列)
2007年参議院議員選挙
地上波・BS
- 選挙開票速報(NHK)
- ZERO×選挙2007(NNN系列)
- 乱!参議院選挙2007(JNN系列・BS-i)
- FNNスーパー選挙王(FNN系列)
- 選挙STATION2007(ANN系列)
- ザ・決断!国民の審判(TXN系列・BSジャパン)
CS・ケーブルテレビ放送
- 開票速報!どうなる安倍政権 Breaking The 参議院(日テレNEWS24)
- 2007年参議院選挙・すべて見せます!最終議席まで(TBSニュースバード)
- 報道特番2007 選択の時(朝日ニュースター)
ラジオ
2009年衆議院議員総選挙
地上波・BS
- 衆院選2009開票速報(NHK総合)
- BS衆院選開票速報(NHK BS1)
- NNN総選挙特番 ZERO×選挙2009(NNN系列)
- 乱!総選挙2009(JNN系列)
- FNNスーパー選挙2009 審判の日(FNN系列)
- 選挙STATION2009(ANN系列)
- ニッポン戦略会議〜あすへの提言〜(TXN系列・BSジャパン)
- 2009政権争奪!徹底解説ライブ 今夜変わる日本(BSイレブン)
CS・ケーブルテレビ
- THE JUDGEMENT 第45回衆議院選挙速報(日テレNEWS24)
- すべて見せます!最終議席まで(TBSニュースバード)
- 政治決戦!選択の時2009(朝日ニュースター)
ラジオ
- 衆院選2009開票速報(NHK第1・NHK-FM)
- 衆議院選挙・開票スペシャル〜で、どうなる日本?総選挙でバトルトーク!〜(TBSラジオ・JRN)
- 政権選択選挙SPECIAL〜決戦480議席〜(文化放送)
- 各党幹部総出演!話題の選挙区生中継!ニッポン放送 衆議院選挙開票スペシャル(ニッポン放送)
- なるか政権交代・衆議院選挙開票速報(ラジオ日本)
- JFN総選挙スペシャル〜列島縦断☆POWER TO THE PEOPLE(TOKYO FM・JFN)
2010年参議院議員選挙
地上波・BS
- 参院選2010開票速報(NHK総合)
- BS2010参院選開票速報(NHK BS1)
- ZERO×選挙2010(NNN系列・日テレNEWS24(CS))
- Oha!選挙 NEWS LIVE(日テレNEWS24(CS)[1]・日本テレビ)
- 乱!参院選2010(JNN系列)
- FNN踊る大選挙戦2010(FNN系列)
- 選挙STATION2010(ANN系列)
- 池上彰の選挙スペシャル(TXN系列・BSジャパン)
- ニッポン戦略会議2010(TXN系列・BSジャパン)
- 2010参議院議員選挙「改革と混迷、いま再び信を問う」(BSイレブン)
CS・ケーブルテレビ
- 政治決戦!選択の時2010(朝日ニュースター)
- すべて見せます!最終議席まで(TBSニュースバード)
- 日テレNEWS24は日本テレビとの同時放送を行う。
ラジオ
- 参院選2010開票速報(NHK第1・NHK-FM)
- ザ・選挙2010どうなるニッポン参院選開票スペシャル(TBSラジオ)
- ロンドンブーツ1号2号田村淳の選挙クラブ〜あなたの本音をぶつけてください!(文化放送)
- 黒岩祐治と池上彰のまるわかりニッポン!参院選開票スペシャル(ニッポン放送)
- JFN 参院選スペシャル 列島タイムライン7・11(TOKYO FM・JFN)
2012年衆議院議員総選挙
地上波・BS
- 衆院選2012開票速報(NHK総合)[2]
- 衆院選2012列島ドキュメント(NHK)
- ZERO×選挙2012(NNN系列・日テレNEWS24(CS)・BS日テレ)[3][4]
- 選挙STATION2012(ANN系列)[5]
- 乱!総選挙2012(JNN系列)[6][7]
- 乱!総選挙2012 ニッポンのよあけ(JNN系列、ただし一部地域除く)[7][8]。
- 池上彰の総選挙ライブ(TXN系列)[9][10]
- FNN総選挙2012 ニッポンの決意 JAPAN'S DECISION(FNN系列)[11]
- ニッポンの選択・ビギンズ(FNN系列)[12][13][14]
CS・ケーブルテレビ
- 全部見せます!開票速報24(日テレNEWS24・BS日テレ[15])
- すべて見せます!最終議席まで(TBSニュースバード)[6]
2013年参議院議員選挙
地上波・BS・CS
- 参院選2013開票速報(NHK総合)
- 参院選2013列島ドキュメント(NHK総合)
- BS2013参院選開票速報(NHK BS1)
- ZERO×選挙2013(NNN系列)[16]
- 全部見せます!開票速報24(仮)(日テレNEWS24(CS)[17]・日本テレビ)[18]
- 選挙STATION2013(ANN系列)[19]
- 夏の決戦!参院選2013 ニッポンどこへ行く!(JNN系列[20]・TBSニュースバード(CS))[21][22][23][24]
- 地上波版・TBSニュースバード版は同タイトルではあるが、別内容。
- 池上彰の参院選ライブ(TXN系列)[25]
- FNN参院選 真夏の決断2013(FNN系列)[26][27]
ラジオ
- 参院選2013開票速報(NHK第1・NHK-FM)
- 参院選スペシャル2013~そして、この国はどこへ行くのか?(TBSラジオ)
- 文化放送・参議院選挙開票スペシャル~決戦!121議席~(文化放送)
- 報道特別番組 ザ・ボイス 参議院選挙もそこまで言うか!(ニッポン放送)
これらの特番放送に伴う番組休止や放送時間変更について
- 投票締切時間が18時までの時代で、尚且つ開票が翌朝以降だった時は、日曜日のレギュラー番組はほとんど影響を受けず、通常通りに放送されていた。その代わりに、月曜日の朝から夕方まで断続的に開票速報を入れていたため月~金の帯番組が休止されたり、「愛の劇場」(TBS系列、2009年3月27日終了)、「妻そして女シリーズ」(同)、「中部日本放送制作昼の連続帯ドラマ」(同、1992年3月末にドラマ30に集約のため打ち切り)、「東海テレビ放送昼連続帯ドラマ」(フジテレビ系列)などの帯ドラマは放送時間が16時以降に移動されて放送されていた(但し正午や15時のワイドショー番組を除く)。また、ラジオの場合は、月~金もしくは月~土の帯ベルトのネット番組を除き、軒並み報道特番編成を組んでいた。
- 即日開票になってからは日曜日夕方以降のレギュラー番組は休止されて開票特番が深夜まで編成されていた(主な所を言うと『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』などのフジテレビ系列日曜夕方アニメの休止や『料理バンザイ!』(テレビ朝日系列、現在は終了)などの日曜日定番の番組の休止で提供スポンサー各社は一部の一社提供枠を除き各局の開票特番へ振替提供されていた(在阪・在名局制作番組のスポンサーも含む))。なお、投票締切が20時までに拡大されてからは20時まで通常編成を組む局が多い。
- NHK大河ドラマも18時投票締め切り時代は放送休止、20時投票締め切り以降は当日の夜7時15分(2009年衆議院選挙、2010年参議院選挙は夜7時10分)に繰り上げて放送されている(その代わり『NHKニュース7』は短縮し、19時30分の番組を休止する)。
- 一部の深夜番組は放送時間を変更したり、別の日へ放送時間が変更されて放送されたケースもある。
- 1960年代後期から1980年代初期までのフジテレビ系列では、開票となる日曜夜の番組を休止する代わりに、『唄子・啓助のおもろい夫婦』や『パンチDEデート』(関西テレビ制作)といった、通常番組を流用した選挙速報を放送した事があり、進行役も流用番組の司会者である京唄子・鳳啓助や、桂三枝(現:六代目桂文枝)・西川きよしが担当していた。
- ラジオの場合、JRNは番組によって放送休止扱い、裏送り扱いに分かれている。NRNは文化放送だと終夜放送(放送休止時間を削っての番組編成)シフトになるケースがある。ニッポン放送は一部の番組を休止するケースもある。その他FM局では通常放送休止時間に当たる枠に開票特番を編成する事が多い。又はスポットニュース扱いで速報を入れる場合がある。
例外のケース
各放送局の長時間特別番組と選挙開票特別番組が放送中に被ってしまい、開票特番のスタートが遅れたケースが過去幾度かある。
なお、巨人戦ナイター中継と選挙の開票速報が重なった場合は『選挙&ナイター』としてナイターの試合終了まで特別な画面(L字型画面)で放送されている。但し、ナイターの中継権はビジターの場合対戦球団の中継権のある放送局が担当している(東京ドーム主催試合は日本テレビ系列が担当)。
2001年7月29日の参議院議員通常選挙の場合
テレビ朝日系列(ANN)が「世界水泳選手権福岡大会」の競泳競技決勝と放送枠が被り、競泳競技を挟む形での開票速報を余儀なくされた。さらに開票速報中に「全英オープンゴルフ」の衛星生中継を挿入させなければならないため地域によっては全英オープンゴルフの競技の模様を放送せずローカルで開票速報を伝えていたため視聴者からの抗議や苦情電話が相次いでいた。またこの日は最終日だったため全選手がホールアウトするまで中断できず、従来『選挙ステーション第2部』に当たる当選議員と田原総一朗との激論トークは「全英オープンゴルフ」最終日の翌日のゴールデンタイムで放送されていた。
2004年7月11日の参議院議員通常選挙の場合
フジテレビ系列(FNS/FNN)が「バレーボール・ワールドグランプリ」の試合中継を30分延長したため30分遅れのスタートとなり、事前に組まれていた段取りでの進行がほとんどできなかった(このため各選挙対策本部との中継トークが歯切れの悪い結果となった。なおバレーボール・ワールドグランプリは従来7月下旬から8月頃に開催されているが、この年は「アテネオリンピック」のアジア地区代表最終決定をかけた大会だったため7月上旬に行われていた。試合は録画放送だった)。なお、日本テレビ(NNS/NNN)系列と被る地域では全編もしくは第2部のみしか放送されなかった地域もあった。
2007年7月29日の参議院議員選挙の場合
フジテレビ系列が1987年より毎年行っている『FNS27時間テレビ』と放送枠が被り、21時15分にステブレなしで開票速報特番へ突入する編成を行った(19時58分~20時15分頃に出口調査の結果を伝えるため『FNS27時間テレビ』を中断していた)。なお、FNNとNNNのクロスネット局であるテレビ宮崎(UMK)は21時15分までFNSの開票特番を編成した後、21時15分からNNNの開票特番に途中から飛び乗りしていた。
2009年8月30日の衆議院議員総選挙の場合
日本テレビ系列が1978年より毎年夏の行事として行っている『24時間テレビ「愛は地球を救う」』の終盤にあたる時間が衆議院解散総選挙の投・開票日と重なるため、人員の配置や金銭面の対応などで編成対応の問題が発生してしまった。このため、一部の協賛局で対応が鍵となっている。なお、同番組の放送時間は8月29日18時30分から30日21時までであり、終了後はCMを挟んだ後『ZERO×選挙2009』へ突入させる編成を行った(19時59分より6分間ニュースという形で20時ジャストに出口調査を発表)。なお、普段の年では最終パート(概ね日曜日の19 - 21時の部分)を録画放送でフォローしているフジテレビ系列の沖縄テレビはこの録画放送を断念、結果として途中で飛び乗り、飛び降りする措置が取られた。
投・開票日当日の巨人戦ナイトゲーム中継の地上波放送権はテレビ朝日系列のABCテレビが取得していた(甲子園球場の阪神タイガース本拠地試合のため)が、当日同局は関西ローカル放送とした上で、19時56分で放送を打ち切って同系列で放送の『選挙STATION2009』を定刻通り放送し、それ以降のナイターは兵庫県の独立UHF局・サンテレビの『プロ野球リレーナイター』へリレー中継された。
NHKは通常の開票速報は投票締め切りの20時丁度に番組を開始していたが、今回は衆議院選挙への世間の関心度が高いことを考慮して、20時ちょうどに出口調査の結果を発表するため、初めて投票締め切り5分前の19時55分から番組を開始することになった。そのため、総合テレビでは『NHKニュース7』を10分間に短縮、大河ドラマ『天地人』を19時10分に開始を繰り上げて放送した。なお、冒頭の約5分間は、総合テレビ版では当選確実速報の発表の根拠や担当アナウンサー紹介、画面の見方、投票率の情報などに充てた。
テレビ東京(TXN、BSジャパンを含む)系列は、前回2007年の参議院議員通常選挙まで20・21時台は『日曜ビッグバラエティ』を放送し、高視聴率を獲得することがあったが、NHKと同じく今回は衆議院選挙への世間の関心度が高いことから、20・21時台を選挙特別番組に充てたため、20時台で唯一選挙特別番組を放送しないのは日本テレビのみであった。また、選挙と日本テレビ『24時間テレビ』の放送日が重複したため、『24時間テレビ』の顔的存在である徳光和夫は2005年以降、務めていたテレビ東京の選挙特別番組の総合司会を外れた(徳光は同局の選挙特番からそのまま降板となった)。
2012年12月16日の衆議院議員総選挙の場合
年末年始の特番編成に突入する直前に当たったため、また雑誌の年末進行の関係で各局とも年末の特番編成がたくさん詰まっている予定だったので、衆議院の解散を受けて慌てて白紙に戻して編成し直すという手間がかかった。しかし、日本テレビが同年12月開催の「サッカークラブ世界一決定戦FIFAクラブワールドカップ2012」の決勝戦やフジテレビの「THE MANZAI2012決勝戦」はそれぞれの主催者側の日程の都合上動かせないため四苦八苦した。結果的には「クラブワールドカップ」は予定通りの時間に放送し、「クラブワールドカップ」を放送している間の『ZERO×選挙2012』はニュース専門CSチャンネル日テレNEWS24で放送する処置を行なった。地上波における『ZERO×選挙2012』は「クラブワールドカップ」終了後から放送した。一方の「THE MANZAI2012決勝戦」は当初放送予定の19時 - 21時54分を17時30分 - 19時58分に変更させることにした。このため『FNN年末報道特番』は15分短縮、『FNNスーパーニュースWEEKEND』が17:15に繰り上げの上15分に短縮。『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』は当該週の放送を急遽休止することとなった。一方のNHK総合も大河ドラマ『平清盛』を19時10分 - 19時55分に繰り上げて放送する処置を行なった。
2013年7月21日の参議院選挙の場合
フジテレビが「東アジアカップ2013日本対中国」の中継本編およびその「みどころ」を20時45分 - 22時59分に放送するため、この間選挙開票特番を中断せざる得ない状況となってしまった(これを含めて2度中断する時間中は特殊なL字画面による開票速報を伝える予定である)[28]。一方のテレビ朝日系も久々の「全英オープンゴルフ・最終日」と被る上に「世界水泳選手権2013バルセロナ大会シンクロ2日目」の中継も「全英オープンゴルフ・最終日」の後に控えているため、『選挙ステーション』は7月22日 0時5分までの短縮放送となり、第2部に当たる田原総一朗と選挙当選議員による激論トークは見送られることになった(時間内までに開票が終わらない場合は特殊なL字画面による開票速報を伝えるとしていた)。これに対して、TOKYO MXは番組編成の都合上開票特番は7月22日 0時 - 1時の1時間で放送することになっている。NHK総合は大河ドラマ『八重の桜』を19時10分 - 19時55分に繰り上げて放送する編成を取った。 テンプレート:節stub
イギリス
イギリスではBBCが大型のセットを使い選挙速報を放送している。ITNやSky Newsと共同での予測が行われる。
朝鮮民主主義人民共和国
朝鮮中央テレビにおいて全国の結果と割合のみを放送する。
イスラエル
IBAが選挙締切からのカウントダウン及び、予測を放送している。
脚注
テンプレート:Asbox- ↑ 番組制作局。日本テレビ以外の一部地上波系列局およびBS日テレでも同局のCS再送信として、一部または全編放送した。
- ↑ NHK選挙特番、朝まで!「平清盛」は前倒し 2012年12月8日閲覧
- ↑ 地上波で「TOYOTA presents FIFAクラブワールドカップ2012」決勝戦(およびグランドフィナーレ)放送のため、21:39開始予定であることから、日テレNEWS24にて19:59 - 21:00に先行放送される(BS日テレでも同局の再送信で19:59 - 21:00に放送される)(参考:[1]・[2]・[3])。
- ↑ 2012年11月26日 日本テレビ定例会見 2012年11月29日閲覧
- ↑ 選挙STATION 番組公式 Webページ 2012年11月27日更新
- ↑ 6.0 6.1 TBSテレビ『乱!総選挙2012』公式 Web ページ
- ↑ 7.0 7.1 くりぃむ上田、初挑戦!TBS選挙特番の顔に 2012年12月6日閲覧
- ↑ TBSテレビ『乱!総選挙2012 ニッポンのよあけ』公式 Webページ 2012年12月8日閲覧
- ↑ 池上彰、衆院選&都知事選特番でキャスター サンケイスポーツ 2012年11月30日閲覧
- ↑ [池上彰]テレ東選挙特番のメーンキャスターに 4時間半生放送に「トイレが心配」 2012年12月4日閲覧
- ↑ 選挙の顔!宮根、満を持して特番初挑戦 先リンク先からたどれる2ページ目と3ページ目も参照のこと。2012年12月4日閲覧。
- ↑ 『めざましテレビ』×『とくダネ!』がタッグを組んでお送りする 衆院選全容判明緊急スペシャル! 選挙の主役が生出演!『ニッポンの選択・ビギンズ』(仮) 2012年12月10日閲覧
- ↑ 小倉&三宅!フジ3番組合体で選挙特番 2012年12月17日閲覧。
なお、番組表・編成上は『めざましテレビ』第2部7時台・『とくダネ!』・『ノンストップ!』の3番組の番組内特番としての扱いであり、各番組の通常時ネット局・放送時間での放送となった。なお『ノンストップ!』枠でも放送されたが、通常時司会の設楽統(バナナマン)は山﨑夕貴と共に冒頭とエンディングに登場したのみだった。 - ↑ BSフジでも通常番組を行いつつ、L字型画面を用いて地上波と同じフォーマットで「FNN衆院選速報」として速報テロップを表示。
- ↑ 一部時間帯のみ、日テレNEWS24の再送信で放送。
- ↑ ZERO×選挙2013 日本テレビ 2013年7月4日閲覧
- ↑ 日本テレビ以外の一部地上波系列局およびBS日テレでも同局の再送信ネットで、前者は『ZERO×選挙』終了後の全編もしくは一部を、後者は一部時間帯に、それぞれ放送。
- ↑ 日テレNEWS24 2013年7月21日 番組表 スカパー! 2013年7月4日閲覧。
- ↑ 選挙STATION 番組公式 Webページ 2013年7月3日閲覧
- ↑ TBSテレビでは地上波版に引き続き、TBSニュースバード版を途中まで放送。TBSテレビ以外の一部地上波系列局でも同局の再送信ネットで、地上波版終了後の一部時間帯に放送。
- ↑ 夏の決戦!参院選2013 ニッポンどこへ行く! 番組公式 Web ページ TBSテレビ
- ↑ TBSニュースバード 参院選挙特別番組2013(仮) TBSニュースバード
- ↑ CS放送「TBSニュースバード」 7月21日(日)よる7時55分より、参院選の選挙特番を放送! 2013年7月12日閲覧。
- ↑ TBSニュースバード 2013年7月21日 番組表 スカパー! 2013年7月12日閲覧。
- ↑ 池上彰の参院選ライブ テレビ東京
- ↑ http://senkyo.fnn-news.com/2013/
- ↑ 『FNN参院選 真夏の決断 2013』Facebook選挙アプリで参院選に関する意識調査を実施 とれたてフジテレビ 2013年7月5日閲覧。
- ↑ この影響で系列局の関西テレビの開票速報は従来1部・2部の内容を断続的に飛び降り・飛び乗りで対応していたが、今回は1部・2部がフジテレビの開票速報をそのままネットし、7月22日 0時30分 - 2時30分の第3部に飛び降り・飛び乗り対応で行なった。