Jリーグ中継 (NHK)

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テンプレート:出典の明記 この項目では、日本放送協会 (NHK) が日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の試合を中継して放送するテレビ番組スポーツ中継)について述べる。

概要

NHKはJリーグ発足以前の日本サッカーリーグ (JSL) の実況中継を行っていた実績を踏まえて、1993年のJリーグ発足当初から毎年公式戦(リーグ戦・ポストシーズンマッチ)の中継放送をNHK BS1総合テレビで放送している。また、これらとは別に、各地域放送局製作で、対戦チームのホームタウン向けに随時ローカル中継が行われている(詳細はJリーグ中継#ローカル放送の項を参照)。年1-2回程度、複数の試合を多元生中継する「Jリーグスペシャル」が行われるのも特徴の一つである(詳細後述)。

NHKが共催として名を連ねている天皇杯の独占放送権も有しており、都道府県の決勝をローカルで、3回戦以降の注目カード(Jリーグ所属クラブの試合が中心)をBS1で、決勝を総合テレビで放送している。この場合はオープニングやテーマ曲は独自のものが用いられ、エンディングテーマは「日本サッカーの歌」のインストゥルメンタルバージョン(坂本龍一作曲・門倉聡編曲)が用いられる。

なお、同じ公式戦ながら、カップ戦であるヤマザキナビスコカップと、スーパーカップであるFUJI XEROX SUPER CUPについては民放(2011年時点では、前者がフジテレビジョン、後者が日本テレビ放送網)が地上波・衛星波の独占放映権を有しているため、NHKでは中継を行っていない。いずれも冠スポンサー大会であるので、NHKでは基本的に前者を「Jリーグカップ」「カップ戦」、後者を「スーパーカップ」と表記・呼称している(前者については、通称として広く認知されている「ナビスコカップ」の呼称を用いているケースもある)。

2011年1月1日(天皇杯決勝)より、本編オープニングの前に、サッカー番組用の共通アイキャッチが新設された。これは画面右中央部分にサッカーボールのデザインに使われる六角形のイメージと、その下に「FOOTBALL」という文字、画面左下に「SOCCER NHK SPORTS」のロゴが入ったもの。その後サッカーボールを蹴るイメージのイラストが画面右上から中央、そして再び右側に消え、六角形がパネルのように回転するというもの。

BS1

リーグ戦は毎節1~2試合をBS1で中継している。シーズン中は土曜日の19:00-21:00がJリーグ中継用の放送枠として確保されており、基本的にはこの時間帯の試合(19時キックオフ)を生中継する。BS1の定時ニュースであるNHK BSニュースは試合中継のハーフタイム中に挿入される。なお、放映権を持つJリーグ側との調整により放送対象が土曜日のナイトマッチとならないケースも増えてきている。2012年からは放映権が更新され、土曜日のデイマッチの中継が増加しナイトマッチと合わせ2試合中継する節が増加した。また、19:00放送開始ながら録画放送となるケースもあり(試合開始が変更になった場合や、ほかのスポーツの生中継との兼ね合いによる)、この場合はハーフタイム等を編集することにより放送終了時間は20:50となる。

どの試合を中継するかはリーグ開始当初にあらかじめ割り当てられているが、終盤の各節についてはNHKに中継試合の選択権がある程度与えられている模様で、前節の終了時点で優勝争いに絡む試合(ただし、優先権契約を持っているスカパーJSATが独占中継権を行使しない試合に限られる)を中継することとしている。このため、終盤数節はBSでの中継試合が前もって決まっていないことが多い。この場合はデイマッチの生中継(地上波との平行放送)になり、19時台には中継されない。

NHKが優先権契約を行っていた2006年まではBS1で毎節2~3試合を放送していた。この場合、試合日が分散される場合は各日1試合ずつの放映が基本であった。

2011年3月5日の2011年J1開幕節(柏レイソルvs清水エスパルス日立柏サッカー場)までは旧・衛星第1テレビジョンからの放送で、デジタル放送も含めて標準画質(レターボックス16:9)となっていたが、2011年4月23日の2011年J1第7節(川崎フロンターレvsベガルタ仙台等々力陸上競技場)からは新・BS1に移行し、デジタル放送はハイビジョンにて放送されている。

BS1では原則としてJ1の試合のみ放送するが、まれにJ2の試合を放送する場合がある。浦和レッズがJ2に降格していた2000年は、J2のリーグ戦のうち、浦和の絡む数試合をBS1で放送、2003年11月23日には当時J2のアルビレックス新潟の昇格決定となった試合(vs大宮アルディージャ)をBS1で放送している。2010年以降は毎年J2の試合が数試合放送されている。2012年からはJ1昇格プレーオフ決勝を生中継している。

総合テレビ・BS hi

リーグ戦期間中は開幕節を始めとして、平均月1回のペースで総合テレビで中継する。土曜日のデイマッチの生中継が基本で、地上波でのナイトマッチの中継は原則行われていない(かつては中継があった。後述参照)。この場合、NHKワールド・プレミアムでも同時放送の場合があるほか、かつてはBSハイビジョン (BShi)でも同時放送が行われていた。また、地上波でも土曜日のゴールデンタイムに中継が行われていた(後述)。

Jリーグクラブのある地域では全国中継放送時にカードを差し替えて地元Jリーグクラブの試合を放送する場合がある。全国中継がない場合でも通常番組を別日に移動させて放送する場合もある。

このうち、開幕節については、総合テレビで1試合を生中継している(開幕カードでも一部の試合で地域向け放送として地元J2クラブの試合の差し替え放送が行われている)。また、優勝決定の可能性のある節ではその節開始時点での首位チームの試合を総合テレビで中継し(リーグ開始当初には与えられていなかった放映権が与えられる)、優勝決定となった場合にはそのまま引き続き優勝セレモニーまでが中継されることが通例となっている。

なお、総合テレビとBS1で同じ試合を同時に全国中継することはない(地上波ローカル中継とBS1の同時中継は「Jリーグスペシャル」時に数回ある。後述参照)。

2012年以降のローカル中継では、全国放送枠でローカル中継により差し替えを行う場合には、デジタル放送のマルチ編成を活用し、メインチャンネルでローカル中継による試合を、サブチャンネルで全国放送枠の試合を中継し、2試合同時中継を行う場合がある。

なお、BShiにおける中継は2011年3月12日に予定されていたJ1第2節の中継が最後となる予定だったが、前日発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の関係で試合が7月2日に順延となり、3月31日にBShiが放送終了となったため、BShiでの放送は2010年が最後となった。

放送されない場合

夏季オリンピック[1]などと並行開催となる場合は編成上、及びアナウンサー・解説者を含むスタッフの人員配置および放送枠の都合で放送されない場合がある。過去の事例として2008年北京オリンピック2011年ナデシコパ。特別編成(2011 FIFA女子ワールドカップコパ・アメリカ2011[2])がある。

  1. この場合、Jリーグタイムも休止(2008年北京オリンピック期間など)となることがある
  2. 2011年の事例は本来なら7月中のJ1リーグは休催となる予定だったが、東日本大震災のため3月4月に予定された第2-6節が7月に延期されたため。この期間は当初の日程では放送予定だった試合を含めBS1・総合テレビともJリーグ中継が行われない(但し、第6節の柏レイソルvs鹿島アントラーズ戦(国立霞ヶ丘陸上競技場)はBS1で中継された)。なおコパ・アメリカ2011に出場予定だった日本代表はこれを辞退している

テーマ曲

NHKにおけるJリーグの中継では、中継の終了時に流されるテーマ曲が用意されており、曲名とアーティスト名がクレジット入りで紹介されている。近年のNHKのスポーツ中継ではクレジット入りの「イメージソング」が用意される事例はここ数年NHKのほかのスポーツ中継でも見られるが、このような形で「テーマ曲」が用意されるのは、オリンピック中継やサッカーワールドカップ中継を除けば唯一となっている。このテーマ曲はBS1で放送されているJリーグタイムでもエンディングに使用されている。

テンプレート:NHKJリーグ中継主題歌

なお、オープニング映像もJリーグ中継オリジナルのもので、通常NHKのスポーツ中継のテーマ曲となっている「スポーツショー行進曲」(NHKスポーツテーマ)は用いられない。

2010年後期以降は「NHKサッカー放送テーマソング」として、Jリーグ以外を含めたサッカー中継共通のテーマ曲として扱われており、Jリーグタイムのオープニングにも使われている。

解説者一覧

※2013年時点。五十音順。他局(スカパー!や民放のローカル中継)のサッカー中継でも解説者として出演する人物もいる。(☆はヨーロッパのサッカー中継解説も担当する)

元解説者一覧

Jリーグ中継の解説を退いた後も、欧州サッカー中継やFIFAワールドカップ中継で『ゲスト解説』の扱いで出演するケースがある。

実況・リポート担当キャスト

基本的に地方局のアナウンサーは主に地元戦を、で示した地域拠点局のアナウンサーは地元戦を中心に各地域の試合を、東京アナウンス室・G-Media出向中のアナウンサーは関東含む全国各地の試合をそれぞれ担当する(例外あり)。また実況担当・リポート担当とは別に、ニュース取材のため会場へ赴いているアナウンサーがいることもあり、前半終了直後や後半開始直後に行われる監督インタビューを担当することがある。

天皇杯に関しては4回戦までは若手のアナウンサーが、それ以降は中堅、ベテランのアナウンサーが地域関係なく担当することが多い。これらの中にはかつてJリーグ中継を多く担当していたが、現在は担当比率の少ないアナウンサーもいる。

以下2013年8月時点。◎は女性(契約キャスター、NHK制作のサッカー専門番組・コーナー出演者も含める)。東京アナウンス室とG-Media出向のアナウンサーは宮崎瑠依とBS 1『Jリーグタイム』を進行することがある。

放送局名 担当者
東京アナウンス室 小宮山晃義酒井博司杉岡英樹
G-Media出向 内山俊哉杉澤僚曽根優鳥海貴樹
札幌 佐々生佳典田中秀樹三浦拓実、◎久下真以子(『ネットワークニュース北海道』スポーツ担当)
仙台 小野卓哉笠井大輔向井一弘、◎高橋聡未(『てれまさむね』スポーツ担当)
山形 柴田徹深澤健太
長野 田所拓也政野光伯
新潟 西川順一
甲府 武本大樹、◎早川美奈
横浜 飯塚洋介
前橋 ◎菊池真帆、◎熊谷彩花、◎野口沙織
水戸 河村太朗、◎杉尾美幸(『いばスポ』担当)
千葉 厚井大樹
宇都宮 ◎佐藤美絵
さいたま 野地俊二、◎野田亜耶奈(FM『週刊☆サッカー王国』キャスター)
名古屋 浅井僚馬稲垣秀人横井健吉、◎辻本瑠美奈(『ほっとイブニング』“Go!Go!グランパス”担当)
静岡 下境秀幸中村泰人
富山 小西政親深川仁志
岐阜 西阪太志
大阪 松野靖彦
京都 一橋忠之金城均牛田茉友
神戸 田代純、◎垂水千佳
広島 鏡和臣、佐藤克樹、吉松欣史
岡山 南波雅俊、吉岡大輔、◎福田由香(『岡山ニュースもぎたて!』スポーツ担当)
鳥取 田中逸人、田村直之
松山 沢田石和樹、中澤輝、増田卓、◎井原早紀(『いよ×イチ』スポーツ担当)
徳島 森田哲意、◎角宮英里
福岡 上野速人(野球兼任)、佐藤洋之(相撲兼任)
北九州 戸部眞輔
熊本 北嶋右京(新人)、黒氏康博(野球兼任)
長崎 狩野史長渡辺裕之
大分 池野健、◎齊藤済美
佐賀 黒住駿三平泰丈

Jリーグスペシャル

2003年2004年の5月の大型連休に「Jリーグスペシャルデー」と題し、当日のテレビの放送時間を統一・調整した上で(Jリーグは試合日程の編成には基本的に関与していない)、JリーグのホームタウンにあるNHKの各放送局が地元チームの試合に特化して実況放送を行っている。2004年は11月6日にもスペシャルデーを実施した。

2005年以降は全国放送カードが行われる日にローカル差し替えが行われる試合があり、これを生かした多元中継が行われる場合がある。

近年は放映権の問題や土日分散開催もあって行われていなかったが、2010年に6年ぶりに「Jリーグスペシャル」としての多元中継が行われている。主に開幕節や大型連休中に放送を行っている。

総合テレビの放送では、メイン会場(あるいは東京のスタジオ)と全国各地の地域ごとの差し替え放送が行われるスタジアムを結び、試合前・ハーフタイム・試合終了後の3回に分けて全国共通パートを送り、それぞれの会場の試合の様子を刻々伝えていく。

第1回

2003年5月5日放送。全試合15時30分開始。

全国放送
地域放送(いずれも総合テレビ)
  1. 福岡-広島戦は広島県では当日深夜(正式には6日未明)に録画中継され、日中の生中継は鹿島-横浜FM戦を中継した

第2回

2004年5月5日放送。全試合15時30分開始。

全国放送
地域放送(いずれも総合テレビ)

第3回

2004年11月6日放送。全試合14時開始。

全国放送
地域放送(いずれも総合テレビ)
  • J1
    • 東海地方、広島県 名古屋グランパスエイト-サンフレッチェ広島(※2 瑞穂陸上競技場)[2]
    • 近畿地方、新潟県 ガンバ大阪-アルビレックス新潟(※1、2 万博記念競技場)[1] [2]
  • J2
  1. 1.0 1.1 G大阪-新潟戦は衛星第1テレビと近畿地方、新潟県の総合テレビでの同時サイマル中継。
  2. 2.0 2.1 2.2 G大阪-新潟、名古屋-広島の2試合の総合テレビでの中継はアナログ放送のみ。地上デジタル放送では浦和-清水戦を中継した。
  3. 水戸-仙台戦の茨城県での放送は地上デジタル放送のみ。アナログ(茨城県は東京の中継局扱い)では浦和-清水戦を中継した。

第4回

2010年3月13日放送。「Jリーグスペシャル」として6年振りの放送だが、前回までと放送体制が若干異なる。

  • NHKが優先放送権を手放したこともあり、地上波(総合テレビ)と衛星放送との同時放送は行われない[1]
  • 全体の進行役として山岸舞彩JリーグタイムMC)が出演する(この日は試合前後とハーフタイムにNHK放送センターから出演)。

同時中継では以下の4試合を放送した[2]。各試合16時キックオフ。

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送カード対象地区除く) J1・名古屋グランパスエイト-川崎フロンターレ(豊田スタジアム
地域放送(いずれも総合テレビ)
  1. この日はBS1でJ1・清水エスパルス-モンテディオ山形(アウトソーシングスタジアム日本平)が行われたが、14時キックオフであり、地上波より先に放送された。
  2. 他に同一節の中継としては、翌3月14日に行われたJ2・ギラヴァンツ北九州-徳島ヴォルティス北九州市立本城陸上競技場・福岡県域のNHK総合で放送)、J2・大分トリニータ-FC岐阜大分銀行ドーム・大分県域のNHK総合で放送)の2試合を県域放送向けに中継している。
  3. 甲府-水戸の茨城県向けの放送は地上デジタル・サブチャンネルのみ。アナログと地上デジタル・メインチャンネルは名古屋-川崎を放送した。

第5回

2010年5月5日放送。放送時間は13:55-16:05。全体進行役の山岸と一橋忠之(NHKアナウンサー)は浦和-名古屋の行われる埼玉スタジアムからの出演。いずれも14時試合開始。

なお、京都局では13:00-15:15に京都サンガFC-清水エスパルス(西京極陸上競技場、13時試合開始)を放送し、Jリーグスペシャルには参加しなかった。また、前回同様、地上波(総合テレビ)と衛星放送との同時放送は行われない[1]

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送対象カード地区除く) J1・浦和レッドダイヤモンズ-名古屋グランパスエイト(埼玉スタジアム)
地域放送(いずれも総合テレビ)
  • J1
    • 近畿地方(京都府は除く) セレッソ大阪-鹿島アントラーズ(長居スタジアム)
  • J2
    • 北海道 コンサドーレ札幌-東京ヴェルディ(札幌ドーム
    • 山梨県 ヴァンフォーレ甲府-柏レイソル(小瀬スポーツ公園陸上競技場)
    • 福岡県、熊本県 アビスパ福岡-ロアッソ熊本(レベルファイブスタジアム福岡)
  1. 衛星第1テレビでは16時試合開始のJ1・アルビレックス新潟-横浜F・マリノス(東北電力ビッグスワン)を別枠で放送している。

第6回

「Jリーグ開幕スペシャル」として2011年3月5日 13:50-16:05に放送。シーズン開幕戦での実施は初。東京の特設スタジオに香川真司ボルシア・ドルトムント所属。骨折の治療・リハビリのため日本に一時帰国していた)をゲスト解説として迎え、全体進行役をアナウンサーの松野靖彦と2011年度Jリーグタイムキャスターの伊藤友里が務めた。

この日、BS1ではJ1・柏レイソル-清水エスパルス(日立柏サッカー場)を放送したが、19時キックオフであり、「開幕スペシャル」とは別枠で放送された。

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送対象カード地区除く) J1・名古屋グランパスエイト-横浜F・マリノス(豊田スタジアム)
  • 衛星第1テレビ 柏レイソル-清水エスパルス(日立柏サッカー場[1]
地域放送(いずれも総合テレビ)
  • J1
    • 山梨県、静岡県 ヴァンフォーレ甲府-ジュビロ磐田(山梨中銀スタジアム)
    • 近畿地方 ガンバ大阪-セレッソ大阪(万博記念競技場)
    • 広島県・宮城県 サンフレッチェ広島-ベガルタ仙台(広島ビッグアーチ)
  • J2
  1. 19時試合開始。他の試合は全部14時開始

第7回

2011年5月3日実施。今回は当日行われるJ1第9節7試合(鹿島vsC大阪・G大阪vs名古屋はACLの関係で8月に実施、J2第10節は翌5月4日に開催)のうち5試合を中継した。全試合14時開始。全体進行役はアナウンサーの野地俊二、Jリーグタイムキャスターの伊藤友里、解説の長谷川健太

BS1では、山形県域で放送したモンテディオ山形-柏レイソルを19:00-20:50に録画中継(生放送時より放送時間が10分短い)を行った。

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送対象カード地区除く) 浦和レッドダイヤモンズ-横浜F・マリノス(埼玉スタジアム)
地域放送(いずれも総合テレビ・J1)
  • 宮城県・福岡県 ベガルタ仙台-アビスパ福岡(ユアテックスタジアム仙台)
  • 山形県 モンテディオ山形-柏レイソル(NDソフトスタジアム[1]
  • 山梨県 ヴァンフォーレ甲府-大宮アルディージャ(山梨中銀スタジアム)
  • 新潟県・兵庫県 アルビレックス新潟-ヴィッセル神戸(東北電力ビッグスワン)
  1. 本来「山形対柏」は19時開始のナイターで開催すると当初は発表されていたが、東日本大震災による節電・省エネに伴い5月中は東北・関東はデーゲーム開催とすることから14時開始に変更されたものである。このため、当初予定されていなかった山形県での地上波放送が行われた。

第8回

「Jリーグ開幕スペシャル」として2012年3月10日 13:55-16:05に放送[1]。J1・J2が原則分散開催となったため、対象試合はすべてJ1開幕節の試合となる。全国放送対象となるユアテックスタジアム仙台をメイン会場として放送。全体進行役は吉松欣史で、ゲストに足立梨花(Jリーグ特命PR部女子マネージャー)を迎えた[1]

今回は下記地域放送対象地区ではデジタル放送のマルチ編成を活用し、地域別の試合をメインチャンネルで、全国放送対象試合(仙台-鹿島)をサブチャンネルで並列放送を行った[1]。他地域ではマルチ編成を行わず全国放送分のみ。なお仙台対鹿島戦の中継は、3月10・11日にNHK総合が実施した東日本大震災関連の特別編成「明日へ〜支えあおう〜」の関連番組として放送された[2]

なお、広島県域では同時刻にサンフレッチェ広島-浦和レッズ(広島ビッグアーチ)の中継を行ったが、「Jリーグ開幕スペシャル」の中継には参加しておらず[1]、実質的に全国放送の差し替えとなっている(広島県域でもマルチ編成放送を実施)。

全国放送
  • 総合テレビ、NHKワールド・プレミアム ベガルタ仙台-鹿島アントラーズ(ユアテックスタジアム仙台)
地域放送(いずれも総合テレビ[メインチャンネル]・J1)
  • 北海道 コンサドーレ札幌-ジュビロ磐田(札幌ドーム)
  • 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 名古屋グランパス-清水エスパルス(豊田スタジアム)
  • 近畿地方 ガンバ大阪-ヴィッセル神戸(万博記念競技場)
  • 九州・沖縄地方 サガン鳥栖-セレッソ大阪(ベストアメニティスタジアム
  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 NHKスポーツオンライン番組放送予定より。
  2. 両チームのホームタウン・ホームスタジアムは東日本大震災で甚大な被害を受けており、放送内でもその点を取り上げられた。

第9回(J2スペシャル)

「J2スペシャル」として2012年4月30日に放送。当日行われるJ2第11節のうち3試合を生中継する。

通常の「Jリーグスペシャル」と異なり、地上波での多元生中継ではなく、キックオフ時間の異なる3試合をBS1で連続中継するというもので、NHK BSニュースを挟み6時間連続生放送となる。

全体進行役は山岸舞彩と足立梨花。山岸は三ツ沢から中継に参加の後、松本での試合中に横浜から調布に移動し、味の素スタジアムから中継を行った[1]。足立は松本からの中継参加。

  1. スポーツ中継もお楽しみに - NHKサタデースポーツサンデースポーツキャスターブログ2012年5月2日

第10回

「Jリーグ開幕スペシャル」として、2013年3月2日(土曜日)の 13:55 - 16:05に総合テレビで生放送[1]。前年(第8回)に続き対象試合は全てJ1開幕節の試合となる。進行役は松野靖彦杉浦友紀(いずれも東京アナウンス室所属のアナウンサー、杉浦は同年4月から『サタデースポーツ』・『サンデースポーツ』キャスター)[1]で、エディオンスタジアム広島ピッチサイドの特設ブースから放送した。なお、一部の地域ではマルチ編成を使わず、地域放送対象カードのみ中継している。

なお、BS1で同日夜に放送されたナイトゲーム・大分トリニータ - FC東京(大分銀行ドーム)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われていた[2]。翌日開催のJ2開幕節の試合については、全国向けの中継ではなく、一部のカードをホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送した。

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送対象カード地区除く) サンフレッチェ広島-浦和レッズ(エディオンスタジアム広島)
地域放送(いずれも総合テレビ・J1)
  • 宮城県・山梨県 ベガルタ仙台 - ヴァンフォーレ甲府(ユアテックスタジアム仙台)
  • 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県 名古屋グランパス - ジュビロ磐田(豊田スタジアム)
  • 近畿地方・新潟県 セレッソ大阪 - アルビレックス新潟(長居スタジアム)
  • 佐賀県・福岡県(福岡局エリア<福岡都市圏のみ>[3]・茨城県 サガン鳥栖 - 鹿島アントラーズ(ベストアメニティスタジアム)
  1. 1.0 1.1 NHKスポーツオンライン番組放送予定
  2. Jリーグ「大分トリニータ」対「FC東京」~大分銀行ドームから中継~ - NHK番組表2013年2月28日閲覧
  3. 北九州局北九州都市圏)は広島対浦和を放送。鳥栖対鹿島のマルチ放送はなかった。

第11回

「Jリーグ開幕スペシャル」として、2014年3月1日(土曜日)の13:55 - 16:05に総合テレビで生放送[1]。「開幕スペシャル」としての放送は3年連続。進行役は鳥海貴樹森花子水戸局所属)で、全国中継カードのセレッソ大阪 - サンフレッチェ広島に解説者として出演する福西崇史を交えながら、ヤンマースタジアム長居スタンド上段の特設スタジオから放送した。一部の地域では、マルチ編成を使わず、地域放送対象カードのみ中継した。

なお、BS1で同日夜に放送されたナイトゲーム・ガンバ大阪 - 浦和レッズ(万博記念競技場)については、NHKの電子番組表上で「Jリーグ中継」とだけ扱われていた[2]。翌日開催分のカード(J1開幕節の一部およびJ2開幕節の全試合)については、全国向けの中継ではなく、一部のカードをホームタウンの地域放送局が「Jリーグ中継」のタイトルで放送する。

全国放送
  • 総合テレビ(下記地域放送対象カード地区除く) セレッソ大阪 - サンフレッチェ広島(ヤンマースタジアム長居)
地域放送(いずれも総合テレビ・J1)
  • 宮城県・新潟県 ベガルタ仙台 - アルビレックス新潟(ユアテックスタジアム仙台)
  • 愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県 名古屋グランパス - 清水エスパルス(豊田スタジアム)
  • 山梨県・茨城県 ヴァンフォーレ甲府 - 鹿島アントラーズ(国立競技場)[3]
  • 佐賀県・四国地方 サガン鳥栖 - 徳島ヴォルティス(ベストアメニティスタジアム)
  1. Jリーグ開幕スペシャル「セレッソ大阪」対「サンフレッチェ広島」 - NHK番組表、2014年3月2日閲覧。
  2. Jリーグ「ガンバ大阪」対「浦和レッズ」~万博記念競技場から中継~ - NHK番組表、2014年3月2日閲覧。
  3. 豪雪に伴う山梨中銀スタジアムからの会場変更で、放送予定は当初から変更なし。

NHKの他のサッカー中継との関連

  • NHKが放映権を持つ海外サッカーリーグ中継[1]の中継は主に本番組を担当する解説者・アナウンサー[2]が担当する。
  • NHKが放送するサッカーの国際大会においては、Jリーグスペシャルと同様に東京のスタジオに人員(主に女性キャスター[3]と男性のサッカー実況担当アナウンサー[4]各1名、解説者1名、日本代表戦など場合によってはゲスト)を配置してハイライト映像などを放送する。
  1. 2010-11シーズンはイングランドプレミアリーグとイタリアセリエA
  2. 東京のスタジオで収録するため、主に東京アナウンス室もしくはG-mediaのアナウンサーが担当
  3. Jリーグタイム担当のキャスターもしくはNHKの女性アナウンサー(東京アナウンス室以外からの応援派遣の場合もあり)
  4. 東京アナウンス室以外からの応援派遣の場合もあり

中継スタイル

ハーフタイムに当日のベンチレポーターのアナウンサーが監督に前半戦を振り返ってインタビューをする。BS1での放送の場合、どちらかの監督のインタビューをBSニュースの前に、もう一方の監督インタビューを後半開始直後に放送する。

スポーツニュース番組ではリーグそのものを紹介する場合「サッカーのJリーグ1部・J1」(ないしは「Jリーグ2部・J2」)とアナウンスされてきたが、2010年から「サッカーのJ1(J2)」のみの表現に留めるようになった。

エピソード

  • 1993年5月15日Jリーグオープニングマッチであるヴェルディ川崎vs横浜マリノス国立競技場)のキックオフが19:30となったのは、ニュースに引き続き19:27からNHK総合テレビで生中継を行うためのものであった(当日の実況担当は山本浩)。以後、NHKでもJリーグチャンピオンシップ中継等で数回総合テレビでゴールデンタイムの生放送が行われた(いずれの試合も19:30キックオフ。これらはNHKニュース7を必ず放映しなければいけない都合があるためだった)が、ここ数年は行われていない。
  • 一時期、チャンピオンシップは2試合ともNHK独占(1997年-2001年 地上波総合テレビ生中継、BS-1録画)だった時や、TBSが放映権を取得した2002年以後、第1戦をTBSとNHKのBS-1での生中継、第2戦はNHK総合テレビ生中継、BS-1録画というパターンで放送したケースもあった。(但し、後者の場合は2002年・2003年とも年間優勝クラブ(それぞれ磐田、横浜FM)が前後期完全優勝であったので開催されず、実際このパターンで放送されたのは2004年の横浜FM-浦和だけであった)
  • 創設当初はNHKに放映権の優先権があったことから、BS-1にて1日で3-4試合放送した節もあった。中には土曜日の試合で日中からゴールデンタイムにかけてのほぼ午後全体がJリーグ中継で集中編成された日や、1997年に放送衛星がこれまでの「ゆり2号」から「B-SAT」になって以後、春季と秋季の「食」による深夜放送中断がなくなったことを利用して、深夜の録画放送(1試合)を組んだものがあった。
  • 上述のとおりステージ優勝決定試合は基本的に地上波で中継を行うが、編成の都合で地上波で放送されないケースもあった(例・1998年第2ステージの鹿島アントラーズ1999年第1ステージ、2002年第2ステージのジュビロ磐田など。但し、ジュビロが優勝した1999年第1ステージと2002年第2ステージは、仮に最終節まで優勝が決まらなければという前提で、総合テレビでの生放映予定が予め組まれていた)。また、1997年のステージ優勝の試合(第1ステージ・鹿島、第2ステージ・磐田)については、BSでの生放送をそのまま総合テレビで深夜(ミッドナイトチャンネル)に録画中継したこともあった。
  • 2005年12月3日に行われたJ1最終節(第34節)では、優勝の可能性のあった5チームがそれぞれ同時刻に別のチームと戦い、これら5試合の結果次第で優勝が左右されることから、放映権を持たない試合を含む以下の5試合すべてに中継車・アナウンサーを派遣し、平行して随時ゴールシーンを流すなどして同時中継を行った(太字が優勝の可能性のあったチーム)。なお、放映権を持たない試合では、ゴールシーン以外は試合前・ハーフタイム時のみ中継を行った。この年は、最終的にガンバ大阪が優勝となったため、試合終了後は総合テレビでもガンバ大阪の優勝セレモニーが放映された(この間だけ総合テレビとBS1のサイマル放送となった)。
    • 総合テレビ(新潟を除く) セレッソ大阪 - FC東京(長居スタジアム)
    • 衛星第1テレビ 川崎フロンターレ - ガンバ大阪等々力陸上競技場
    • 総合テレビ(新潟県) アルビレックス新潟 - 浦和レッドダイヤモンズ新潟スタジアム
    • (放映権なし) 鹿島アントラーズ - 柏レイソル(カシマスタジアム)
    • (放映権なし) ジェフユナイテッド市原・千葉 - 名古屋グランパスエイト(フクダ電子アリーナ
  • 事件・事故等の報道特別番組を放送する場合や、その他の重要なスポーツイベント(プロ野球の優勝決定戦など)を中継する場合には、そちらの放送を優先させ、Jリーグ中継は放送中止または放送時間等の変更を行う場合がある。
  • 2013年5月11日、「浦和レッドダイヤモンズ対鹿島アントラーズ」(埼玉スタジアム2002)は「Jリーグ20thアニバーサリーマッチ」として開催され、通常のナイター開催時より1時間繰り上げて18時から21時まで放送された。この放送では副音声の特別ゲスト解説者として、1993年のJリーグ開幕時に現役選手・監督として、また引退後もNHKのJリーグ解説に携わった木村和司(当時横浜マリノス選手)と加茂周(当時横浜フリューゲルス監督)、進行に開幕戦実況を担当した当時NHKスポーツアナウンサーの山本浩を迎えた。[1]
  1. NHK番組表2013年5月11日「Jリーグ 20周年 アニバーサリーマッチ「浦和レッズ」対「鹿島アントラーズ」」参照

関連項目