津別町
津別町(つべつちょう)は、北海道オホーツク総合振興局管内の網走郡にある町。
町名の由来は、アイヌ語の「トゥペッ」から。意味は「二つの川」あるいは「山の出ばなを通っている川」。
目次
現状
津別町は高齢化が進んでおり、人口も減少傾向が続く。
平成の大合併では、津別町・美幌町・女満別町(現・大空町)・東藻琴村(現・大空町)の4町村で合併する形を美幌町が中心となって目指し、津別町民からの署名も多かった。ところが、この枠組みで法定協議会設置を可決したのは美幌町だけで、そのほかは全て反対している。
津別町・女満別町・東藻琴村が共通していたのは4町村の枠組みに網走市を含めての協議を求めることであった。この枠組みに美幌町が猛反対し枠を組めなかった。これを受けて美幌町との協議をあきらめ、敢えて北見市との協議に参加した。津別町は北見市とのつながりはあるものの住民からの反対により協議から離脱した。
地理
美幌町南部に隣接。町面積の86%は森林が占める。北部は扇状地が広がり、農耕が盛ん。南部は山岳部で森林が広がり、釧路総合振興局管内に通じる津別峠、釧北峠がある。
歴史
- 1919年 美幌村(現美幌町)から達媚(たっこぶ)村、活汲(かっくみ)村、飜木禽(ぽんききん)村の3大字が分村、津別村となる。
- 1921年 美幌村(現美幌町)の一部を編入。
- 1937年(昭和12年) 3大字を廃止、各町名、字名への再編が行われる。
- 1946年 町に昇格、津別町となる。
- 1947年 津別事件
- 1996年 津別民放テレビ中継局開局(ただし、テレビ北海道(TVh)は未開局)。
経済
産業
林業が発達。木材加工業の丸玉産業株式会社本社、津別工場が有る。
立地企業
農協
- 津別町農業協同組合(JAつべつ)
金融機関
郵便局
- 津別郵便局(集配局)
- 本岐郵便局
- 北見相生郵便局
- 活汲簡易郵便局
- 津別豊永簡易郵便局
- 上里簡易郵便局
宅配便
公共施設
・中央公民館
・農業者トレ-ニングセンタ-
・町民会館
・児童館
・温水プール
・木材工芸館
総て赤字経営
警察
- 美幌警察署津別駐在所
消防
- 美幌・津別広域事務組合消防本部 津別消防署
姉妹都市・提携都市
国内
海外
- 友好都市
地域
人口
教育
- 高等学校
- 中学校
- 津別、活汲(かっくみ)
- 小学校
- 活汲、津別、本岐、相生(休校中)
閉校された学校
- 上里小学校 2007年3月
- 恩根小学校 2006年3月
- 本岐中学校 2001年3月
交通
空港
鉄道
町内に鉄道路線はない。最寄り駅は北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線の美幌駅となる。
かつては国鉄相生線が通っていたが、1985年(昭和60年)4月1日に廃止されている。町内には活汲駅、達美仮乗降場、津別駅、高校前仮乗降場、恩根駅、本岐駅、大昭仮乗降場、開拓仮乗降場、布川駅、北見相生駅が設置されていた。このほか木材輸送を主体とした津別森林鉄道が通っていたが1963年(昭和38年)5月に廃止されている。
バス
役場併設の町営バスターミナルを中心に運行。
- 北海道北見バス:北見市方面、美幌町方面
- 津別まちバス(旧・津別町営バス):相生方面など町内
- サンライズ旭川釧路号(道北バス、阿寒バス) - 上川町・愛別町・当麻町・旭川市方面、釧路市方面
- 特急釧北号(北海道北見バス、阿寒バス) - 北見市方面、釧路市方面
阿寒バスの一般路線バス(美幌町・女満別空港・網走市方面)は2008年度をもって廃止されている。
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
- 順誓寺本堂(国の登録有形文化財)
レジャー
1991年に津別スキー場が開設。道内で最も早いシーズンにオープンするスキー場であり、良質のパウダースノーで人気があったが、交通アクセスに問題があり、さらにスキー人口の減少によって利用客も低迷し、2006年‐2007年シーズンをもって閉鎖された。
観光
祭り
- 津別夏祭り (7月上旬頃開催、川岸公園祭りとも言われる、主なイベントは「イカダ流し大会」等)
- 津別冬祭り (2月上旬頃開催、主なイベントは「氷柱抱きつき大会」等)