相生線

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|} 相生線(あいおいせん)は、日本国有鉄道(国鉄)が運営していた鉄道路線地方交通線)。北海道網走郡美幌町石北本線から分岐し、同郡津別町相生までを結んでいたが、1980年の国鉄再建法施行を受けて、第1次特定地方交通線に指定され、1985年に廃止された。

路線データ

  • 区間(営業キロ):美幌 - 北見相生 (36.8km)
  • 駅数:14駅(起終点駅含む。駅8、仮乗降場6)
  • 複線区間:なし(全線単線)
  • 電化方式:全線非電化
  • 閉塞方式:票券閉塞式
    • 交換可能駅:1(津別)

歴史

釧路 - 美幌間を結ぶ釧美線(せんびせん)として計画された路線で、1922年の改正鉄道敷設法別表第148号で「釧路國釧路ヨリ北見國相生ニ至ル鐵道」と規定された。国の財政事情で中断され部分開通したもので、1924年に美幌から津別まで、翌年に北見相生までが開業したが、美幌から釧路までの区間は1912年に実地測量まで完了していたものの、その後釧路までの区間の着工が放置され、1980年に国鉄再建法が成立すると第1次特定地方交通線に指定され、1985年に廃止された。

釧路側では1923年に北海炭礦鉄道(後の雄別炭礦鉄道)が雄別炭山まで開通させていたが、炭鉱の閉山にともない1970年に廃止された。

なお、代替バスは鉄道と同じ美幌向けの路線(北見 - 美幌 - 津別 北海道北見バス)と、人の流れに沿って北見向けの路線(北見 - 津別 - 相生 津別町営バス)が運行されていたが、津別町営バス事業終了により津別 - 相生間の代替バスは廃止された[1][2]。また、かつては阿寒バス釧路 - 美幌間のバスを運行していたことがある。

  • 1924年(大正13年)11月17日 相生線美幌 - 津別間 (16.6km) 開業。上美幌駅・活汲駅・津別駅を新設。
  • 1925年(大正14年)11月15日 津別 - 北見相生間 (20.2km) 延伸開業し全通。本岐駅・北見相生駅を新設。
  • 1947年(昭和22年)9月20日 布川仮乗降場を新設。
  • 1955年(昭和30年)8月20日 旭通仮乗降場・豊幌仮乗降場・高校前仮乗降場を新設。
  • 1956年(昭和31年)5月1日 達美仮乗降場・大昭仮乗降場・開拓仮乗降場を新設。
  • 1956年(昭和31年)9月20日 恩根駅・布川駅を新設(仮乗降場から昇格。恩根仮乗降場の設置日不明)
  • 1975年(昭和50年)5月 蒸気機関車の運転を廃止[3]
  • 1979年(昭和54年)12月11日 貨物営業廃止。
  • 1981年(昭和56年)9月18日 第1次特定地方交通線として廃止承認。
  • 1985年(昭和60年)4月1日 全線廃止。バス転換。

駅一覧

接続路線の事業者名は相生線廃止時。全駅北海道に所在。

駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
美幌駅 - 0.0 日本国有鉄道:石北本線 網走郡美幌町
旭通仮乗降場 - (2.0)  
上美幌駅 6.2 6.2  
豊幌仮乗降場 - (7.9)  
活汲駅 5.7 11.9   網走郡津別町
達美仮乗降場 - (15.0)  
津別駅 4.7 16.6  
高校前仮乗降場 - (17.7)  
恩根駅 4.2 20.8  
本岐駅 3.9 24.7  
大昭仮乗降場 - (28.4)  
開拓仮乗降場 - (30.3)  
布川駅 7.6 32.3  
北見相生駅 4.5 36.8  

仮乗降場には営業キロが設定されていなかった。括弧内に実キロを記す。


脚注

  1. テンプレート:Cite web
  2. “津別町 包括ケア導入へ調査費”. 北海道新聞. 2012年6月28日朝刊オホーツク版 p. 24網走・美幌面。
  3. 「国鉄蒸気線区別最終運転日一覧」『Rail Magazine 日本の蒸気機関車』1994年1月号増刊

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