横浜DeNAベイスターズ主催試合の地方球場一覧
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横浜DeNAベイスターズ主催試合の地方球場一覧では、プロ野球・横浜DeNAベイスターズ及びその前身球団が本拠地球場以外で公式戦を主催した野球場を列記する(ただし、1990年代以前の開催地については詳述されておらず、不完全である)。
目次
概要
地方開催の運営方法
球団の筆頭株主がマルハ(旧:大洋漁業、現:マルハニチロ水産)だった頃は宮城県仙台市や北海道函館市など近隣に大規模な漁港などがあり、かつ同社が営業拠点を保有している都市で主催公式戦を開催するケースが多かった。また当時は地元主催者に興行権を売却する「売り興行」が主流であった。
だが、2002年に球団の筆頭株主が東京放送(現:東京放送ホールディングス)へ移行すると、翌2003年以降の地方開催は球団が直接運営に携わりつつ、開催先のJNN系列局と共同で主催するケースが主流となっており、売り興行はほとんど行われなくなっている。
なお、神奈川県内の公式戦(相模原および平塚)は、球団独自の主催によって開催している。
一軍
神奈川県(保護地域)
- 川崎球場(1978、1993<試合中止>)
- 相模原市立相模原球場(現:サーティーフォー相模原球場)(1998,2001-2002,2008-2011<2001,2007は中止>)
- かつては日本ハムファイターズの二軍本拠地であったため、セ・パ交流戦(以下、交流戦)での対日本ハム戦で使用されることがある。
- 平塚球場(1987,1989-<1998は中止>)
- 近年は2試合開催されることがある。
- ファームの準本拠地。
北海道
- 2013年に交流戦の日本ハム主催試合を2試合開催。
- 主催公式戦がなくなった後も、交流戦の日本ハム主催試合でビジターチームとして原則年2試合使用している。
- 函館オーシャンスタジアム(1950,1952,1966,1971-1972)
- かつては北海道シリーズとして函館、札幌、旭川、釧路、帯広のうちで3連戦が設定されていた。また、他球団主催の北海道シリーズのビジターチームとして使用したこともある。
東北
- 秋田市営八橋球場(1953)
- 岩手県営野球場(1989-1992,1995,1997,2004)
- 宮城球場(現:楽天koboスタジアム宮城)(1971,1975-1977,1979,1984,1986,1989-2001,2004<1994,1997,1999は中止>)
- 売り興行だった時代は東北野球企業との共催だった。他球団主催のビジターとしての開催もある他、2005年以降は東北楽天ゴールデンイーグルスの主催試合(交流戦)でビジターチームとして年2試合使用している。
- 酒田市営光が丘野球場(1953)
- 山形県野球場(現:荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた)(1993,1998-1999,2001,2004-2005<1998は中止>,2008)
- 福島県営あづま球場(1988,1994,1996,2008)
- 郡山総合運動場開成山野球場(1971,2013-2014)
- いわきグリーンスタジアム(1997)
関東
- 茨城県営堀原運動公園野球場(1955)
- ひたちなか市民球場(1997)
- 水戸市民球場(1989)
- 宇都宮清原球場(1988-1991,1995-1996<1990,1996は中止>)
- 後楽園球場(1950-1951)
- 東京スタジアム(1965-1969,1971-1973)
- 千葉県野球場(1977)
- 山梨県小瀬スポーツ公園野球場(2007,2009-2012)
中部
- 新発田市営球場(1973)
- 新潟市営白山野球場(1952)
- 新潟市営鳥屋野野球場(1973,1986)
- 新潟県立野球場(2009-)
- 施設命名権を導入し、名称を「HARD OFF ECOスタジアム新潟」としている
- 2011,2012,2014年は1試合、それ以外はいずれも2試合開催
- 栃尾鉄道悠久山球場(1952)
- 高田市営球場(1952)
- 富山県営球場(1957)
- 富山市民球場アルペンスタジアム(1994,1999)
- 石川県立野球場(1976,1992)
- 福井市営球場(1950-1951)
- 福井県営球場(1992,1994,1999<1999は中止>)
- 長野オリンピックスタジアム(2003,2006-<2013は中止>)
- 松本市野球場(2003,2009,2012)
- 浜松球場(1955)
- 沼津市営野球場(1955)
- 静岡草薙球場(1955,1973-1991,1993,1995-2007<2000は中止>,2011,<2013は中止>)
近畿
- 大阪球場(1951,1953-1954)
- 西京極球場(現:わかさスタジアム京都)(1953-1954)
- 衣笠球場(1950-1951)
- 甲子園球場(1950-1952)
- 日生球場(1950-1951,1954)
- 和歌山県営向ノ芝野球場(1953,1954)
- 彦根球場(1954)
- 兵庫県立明石公園第一野球場(現:明石トーカロ球場)(1951)
中国・四国
- 岡山県営球場(1952,1954,1970)
- 広島総合グランド野球場(1950)
- 十日市町民グランド(1950)
- 松江市営野球場(1952)
- 浜田市野球場(1952)
- 下関市営球場(1950-1954,1956-1962,1965-1971,1973-1975)
- 下関球場(1989-1994,1996,1998,2004,2006-2007)
- 1929年5月に下関市で設立された林兼商店野球部を前身として、1950年に発足した大洋ホエールズの本拠地球場として1952年まで使用されていた。対広島戦の場合、オープン戦では広島主催となることもあった。
- 山陽小野田市野球場(1974)
- 西京スタジアム(2007)
- オープン戦では2002年に広島主催で開催。
- 山口市営球場(1958)
- 徳山市野球場(1971-1973)
- 徳山毛利球場(1950,1952,1954)
- 老松球場(1952)
- 松江市営球場(1952)
- 宇部市野球場(1958-1959)
- 防府市設球場(1952,1954)
- 高松市立中央球場(1970)
九州
※北九州の2008年と2012年、大分の2008年、長崎の2012年はいずれも福岡県を保護地域とする福岡ソフトバンクホークス戦(交流戦)が充てられている。
- 福岡ドーム(現:福岡 ヤフオク!ドーム)(2004)
- 春日原球場(1950)
- 大牟田市延命球場(1953)
- 佐賀・みどりの森県営球場(2002,2005)
- 長崎ビッグNスタジアム(1999-2000,2002,2005-2006,2012)
- 長崎市営大橋球場(1951-1954,1959,1969,1975)
- 長崎市は大洋漁業長崎支社、大洋食品、大洋真珠、長崎放送など林兼商店を起源とする大洋漁業関連会社が多く集積する球団所縁の地である。
- 長崎商業高校グラウンド(1950)
- 熊本市水前寺野球場(1950、1952)
- 藤崎台県営野球場(1989-1992,1994,1996,1998,2003)
- 中津市営球場(1950,1953-1954)※1954年に大阪タイガースとの開幕戦が行われた。
- 新大分球場(現:別大興産スタジアム)(2008)
- 都城運動公園野球場(1973)
- 鹿児島県立鴨池野球場(1973,2001,2003,2005)
- 那覇市営奥武山野球場(現:沖縄セルラースタジアム那覇)(1975,2010-2012,2014)※ともに2試合開催。2014年は1試合中止。
二軍
神奈川県(保護地域)
- 横浜スタジアム
- 市営小田原球場
- 海老名運動公園野球場
- 中井町中央公園野球場
- 愛川町田代球場
- 横山球場
中部
- 静岡県愛鷹広域公園野球場
- 静岡市清水庵原球場
- 富士球場
- 松本市野球場
中国
- 下関球場
九州
- 北九州市民球場
- 防府スポーツセンター野球場
- 宇部市野球場
- 天草・長嶋茂雄球場