横浜DeNAベイスターズ総合練習場
テンプレート:野球場情報ボックス 横浜DeNAベイスターズ総合練習場(よこはまディー・エヌ・エーベイスターズそうごうれんしゅうじょう)は、神奈川県横須賀市にある野球場。プロ野球・横浜DeNAベイスターズの練習場で、同球団が運営管理している。通称「ベイスターズ球場」。
歴史
DeNAは前身の大洋ホエールズ時代に川崎市中原区の多摩川河川敷近くにあった大洋多摩川グランド[1]を練習場兼二軍本拠地として使用していた。1980年、横浜市保土ケ谷区と戸塚区の区界に設けた保土ヶ谷大洋球場(その後、サッカー練習場となり、横浜FC東戸塚フットボールパーク in 横浜スポーツマンクラブ)に移転し、イースタン・リーグ公式戦も行われたが、交通アクセスが不便な上に観客席がなく、試合観戦に適した環境とは言い難かった。また、敷地も手狭で屋内練習場などの施設も不充分であった。
このため、大洋は横須賀市にあった親会社の大洋漁業(現:マルハニチロホールディングス)の倉庫跡に総合練習施設を整備し、1987年に「横浜大洋ホエールズ総合練習場」として開設した。一方、二軍の本拠地は1年早い1986年、新設された平塚球場[2]に移転した。1993年、「横浜ベイスターズ」への球団名の変更に伴い「横浜ベイスターズ総合練習場」に名称変更し、2011年12月、球団の経営譲渡と球団名変更のため現在の名称に変更した。
メイン球場のフィールドは本拠地の横浜スタジアムとほぼ同じサイズで、三塁および左翼場外に室内練習所と合宿所がある。ただし、イースタン・リーグ公式戦は主に横須賀スタジアムと平塚球場で開催しており、東北楽天ゴールデンイーグルス戦を除いては本球場が使用されるケースは少ない(シーズン終盤に行われる雨天中止分の振替開催で使用されることがある)。ただし、春季および秋季に行われる教育リーグ(二軍オープン戦)の二軍主催試合やイースタン・リーグチャレンジマッチ フューチャーズ戦は本球場で行われることが多い。
また、3塁側後方には横須賀港を控えており、海上自衛隊の護衛艦が停泊している様子を見ることもできる。
なお、練習場や宿舎が左翼外にあるため、ホームチームのDeNAはイースタンリーグや教育リーグなどの公式戦において3塁側ベンチを使用する。
施設概要
- 両翼:94 m、中堅 120 m
- 内野:クレー舗装、外野:天然芝
- 照明設備:なし
- 収容人員:367人
- ダッグアウト:ホーム(3塁側)・ビジター(1塁側)
- 観覧可能箇所はネット裏のメインスタンドのみ。多客時には外野スタンドも開放されるが、それ以外の箇所は立入禁止となっている。
- 太鼓・トランペットを使用しての応援は禁止。