栄駅 (愛知県)
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栄駅(さかええき)は、愛知県名古屋市中区栄三丁目にある、名古屋市営地下鉄の駅である。
目次
概要
名古屋市の中心部に位置し、名古屋市営地下鉄においても要となる駅である。名城線西部駅務区栄管区を管轄する管区駅であり、栄駅から大曽根駅までの各駅(久屋大通駅を除く)を管理している。
東山線と名城線が乗り入れる。東山線にはH10、名城線にはM05の駅番号が付与されている。また名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線の栄町駅と乗り換えが可能であり、地下鉄久屋大通駅とも地下街などで連絡している。
駅構造
地下駅。東山線は島式ホーム1面2線、名城線は相対式ホーム2面2線である。(尚行先記述は、駅の案内表示に合わせている)
のりば
1 | テンプレート:Color東山線 | 東山公園・藤が丘方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color東山線 | 名古屋・高畑方面 |
3 | テンプレート:Color名城線(左回り) | 上前津 ・金山・(テンプレート:Color名港線直通)名古屋港方面 |
4 | テンプレート:Color名城線(右回り) | 市役所・平安通・大曽根方面 |
乗り換え 階段
- A階段(名城線右回りホーム←→東山線ホーム)
- 東山線ホームでは高畑寄りにあり、名城線右回りホームではコンコース中央にある。
- B階段(名城線右回りホーム・左回りホーム←→東山線ホーム)
- 東山線ホーム、名城線ホーム共にホーム中央にある。
- 名城線のどちらのホームにもつながっているが、狭いために混雑する。
- C階段(名城線左回りホーム←→東山線ホーム)
- 東山線ホームでは藤が丘寄りにあり、名城線左回りホームではホーム中央に出る。
- C階段は、踊り場でB階段とつながっている。
- 名城線ホーム←→名鉄瀬戸線
- コンコース内にある、一番大曽根寄りの階段が便利。
- 東山線ホーム←→名鉄瀬戸線
- 1番藤が丘寄りの階段が便利。
駅施設
東山線
ホーム中央付近の柱両側に広告用の液晶モニターが設置され、動画広告や文字ニュースが流れている。他の地下鉄ホームでの実験と異なり、音声も流されている。また、高畑方面の東側壁面にスクリーンが設置され、プロジェクターを利用した同様の動画広告が放映されている。
名城線
2007年4月に、上下線の線路を分ける柱の間(ホーム中央付近)に2本の棒をわたし、そこに広告用のスクリーンが取り付けられた。プロジェクターを使って東山線と同様の動画広告を放映している。
乗車カードの印字
備考
- 栄駅は建設当初から乗換駅となる構想があり[1]、それを前提に設計された[1]ため、非常に簡単に乗り換えができる。
- 朝のラッシュ時間帯は千種駅から名古屋駅にかけて発車が遅れることが多く、栄駅でも、停車中の列車に後続列車が追いついて手前で停止することがしばしばある。このような時、停車している列車の客室最後尾からは、後続列車のヘッドライトが見える。
- 終電近くになると東山線と名城線との相互接続を行うため、当駅で数分程度停車する列車がある。本山駅においても同じ理由により一部列車にみられる。
- 東山線ホームは古い構造であるため、天井が低く、やや圧迫感がある。
- 東山線ホームでは、利用者が非常に多いにもかかわらず島式1面のホームで狭いために全般的に混雑しているが、特に藤が丘寄りの乗車口付近が混雑する。名鉄瀬戸線・オアシス21へ一番近い改札口があり、また名城線ホームへの階段があるためである。
- 周辺に広大な地下街が広がり商業施設が密集しているため、コンコースから地上へのエレベーターの設置が難しいのが、構造上の難点として挙げられる。3番ホームと1・2番ホームを行き来できるものはあるが、4番ホームから東山線にエレベーターを利用して乗り換える場合は、いったん南西改札口の柵を駅員に開けてもらい、段差解消用の簡易エレベーターで地下街に出て、東改札口から再入場しなければならない。ちなみに南西改札口はサービスセンター営業時間帯は無人となるので駅員をインターホンで呼ぶ必要があるが、定期券や敬老パス、一日乗車券などを持っているなら、改札機を通って駅員に頼らず同様のルートを進めばよい。地上へのエレベーターは8番出入口のサンシャイン栄か中日ビル、もしくはオアシス21のいずれかを利用することとなる。(ただし後者2つは早朝・深夜帯の利用制限あり)
- 栄駅に進入する列車は警笛の吹鳴が義務付けられている(駅手前に標識がある)。
- 1965年10月15日の名城線開通から1966年2月1日の料金(運賃)改定までの3か月半、東山線20円・名城線10円(いずれも大人)の乗切制であったため、両線間に連絡改札口が設置されていた[2]。
- 1957年に東山線が当駅まで開業してから1960年に池下駅へ延伸されるまで、本線を暫定的に検車区として使用していた。その名残で池下・藤が丘側のトンネルは若干幅が広くなっている。
利用状況
年度 | 東山線乗車人員(人/日) | 名城線乗車人員(人/日) | 乗車人員合計(人/日) |
---|---|---|---|
2004年(平成16年) | 72,443 | 34,750 | 107,193 |
2005年(平成17年) | 74,720 | 34,914 | 109,634 |
2006年(平成18年) | 73,729 | 34,704 | 108,433 |
2007年(平成19年) | 72,658 | 33,715 | 106,373 |
2008年(平成20年) | 72,263 | 33,039 | 105,302 |
2009年(平成21年) | 69,462 | 31,995 | 101,456 |
2010年(平成22年) | 68,291 | 30,682 | 98,973 |
2011年(平成23年) | 71,493 | 33,646 | 105,139 |
名城線の駅の中では最も多く、東山線の駅の中では名古屋駅に次いで2番目に多い。ただし上記の数値に乗り換え人員は含まない。
名鉄交通広告の公式サイトによると、当駅の2008年度の一日平均乗降客数は196,185人である。また、当駅の乗換駅である名鉄栄町駅を含めた一日平均乗降客数は、2008年度が237,394人、2010年度が239,015人である。
駅周辺
概要
栄(サカエ)は名古屋市最大の繁華街である。100メートル道路(久屋大通)に沿って矢場町から栄駅を抜け外堀通まで公園(久屋大通公園)となっており広域に及ぶ。名古屋テレビ塔が公園内にある。公園ではイベントも盛んに行われている。 栄駅付近の広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)の地下(東山線栄駅は錦通の地下に位置する。)、オアシス21の地下(吹き抜け構造)、栄駅からテレビ塔周辺までの久屋大通公園地下など、栄には広大な地下街が広がる。 松坂屋、丸栄、三越といった名古屋の3Mとも呼ばれる百貨店(名古屋駅にある名鉄百貨店を加えて4Mともいう)が揃い、矢場町方面にかけてパルコ、ナディアパークなどの大型ショッピング施設が続く。 近年、大津通沿いに高級ブランド店が続々と進出し国内屈指のブランド街ともなっている。 更に外資系のインテリアショップや高級家具店も相次いで進出しており更なる拡大を続けている。 夜も賑やかでありネオンで彩られる。名古屋の二大繁華街と言えば「栄」と「名駅」だが、栄エリアはとても範囲が広く、地元の人は、伏見、栄、錦(住所は栄には属さない)、矢場町、東新町(住所としては東桜・新栄の一部を含む)などとエリア毎に呼び名を使い分けている。また、栄エリアを大阪と同様に「北栄」、「南栄」と分けて呼ぶこともある。「広小路」や「大津」などと数々の通りの名を用いて呼ぶこともあり、栄エリアには沢山の通称が存在する。栄エリアは繁華街と同時に3つの歓楽街も有しており、当駅の北西側の錦三丁目(錦三(きんさん)、南東側の女子大小路(栄ウォーク街)、南西側の住吉・プリンセス大通といった歓楽街がある。愛知県立美術館・愛知県芸術劇場などが入る大型文化施設「愛知芸術文化センター」と、NHK名古屋局、オアシス21、名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)もこの近隣にあるが、この方向(当駅の北東側)は歓楽街にはなっていない。
2002年10月11日にオープンして栄の新名所となったオアシス21にはバスターミナルも設置されており、名古屋市中心街では、名古屋駅前に次ぐバス交通の要所となっている。 名古屋テレビ塔(栄のテレビ塔)は観光スポットであり、テレビのデジタル化に伴ってテレビ電波送信塔としての役割は瀬戸デジタルタワーへ譲ったが、夜間のテレビ塔へのスポットライトも街を彩る。
江戸時代は、名古屋城下を南北に走る本町通を中心とし、広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線))(東西の筋)までの範囲を碁盤の目状に整備した街である。第二次世界大戦前は、商業中心地は大須観音の門前町でもある本町通沿い(大須、上前津方面)に広がっていたものを、戦後の復興計画として、名古屋駅から真東に幹線道路桜通(国道19号)と地下鉄東山線の建設(当初開業区間は名古屋駅・栄駅間である。また、錦通は地下鉄建設の際に拡幅されており、東山線は錦通の地下を通っている。)、久屋大通を整備し、ここを商業中心地として再開発したものである。
当駅のすぐ西側を南北に通過する道は大津通である。名城線は久屋大通の地下を通っている。
施設
- 森の地下街
- サカエチカ
- セントラルパーク地下街
- 栄サンシティビル
- 名古屋市中区役所
- 中日ビル
- 松坂屋名古屋店(本館・北館・南館)
- 名古屋栄三越
- ラシック(名古屋栄三越専門店館)
- 名古屋丸栄本店・スカイル館
- 三菱東京UFJ銀行栄町支店
- SAKAE NOVA
- HMV栄
- 栄町ビル・名古屋国際ホテル
- オアシス21
- サンシャイン栄
- SKE48劇場
- SKE48 CAFE&SHOP with AKB48
- 久屋大通公園
- 愛知芸術文化センター
- NHK名古屋放送センタービル
- 東海テレビ・東海ラジオ本社
- NTT西日本名古屋支社
- 中部電力本店
- 名古屋栄東急イン
- 十六銀行名古屋支店
- 横浜銀行名古屋支店
- 三菱東京UFJ銀行東海営業部
- 名古屋銀行本店
- 名古屋栄郵便局
バス路線
最寄り停留所は、栄バスターミナルとなる。乗り場は、噴水南のりば、オアシス21のりば、広小路通(愛知県道60号名古屋長久手線)上の路上に分散して設置されている。以下の一般路線バスと高速バスが乗り入れており、名古屋市交通局、名鉄バス、とよやまタウンバス等により運行されている。
一般路線
栄バス停
- 噴水南バスターミナル
- オアシス21バスターミナル
- 基幹2:引山行、四軒家行(名古屋市営)(3番のりば)
- 幹栄1:如意住宅行、水分橋行(名古屋市営)(4番のりば)
- 幹栄2:新大正橋西行(名古屋市営)(7番のりば)
- 栄11:如意車庫前行、平田住宅行(名古屋市営)(2番のりば)
- 栄12:赤塚経由安井町西行(名古屋市営)(5番のりば)
- 栄13:名古屋城正門前経由安井町西行(名古屋市営)(2番のりば)
- 栄14:上飯田行(名古屋市営)(4番のりば)
- 栄15:新守山駅行(名古屋市営)(5番のりば)
- 栄16:田代本通経由名古屋大学行(名古屋市営)(5番のりば)
- 栄22:港区役所行(名古屋市営)(6番のりば)
- 栄24:稲西車庫行(名古屋市営)(6番のりば)
- 栄25:名塚中学行、名西橋行(名古屋市営)(1番のりば)
- 栄26:博物館行(名古屋市営)(4番のりば)
- 栄27:枇杷島スポーツセンター経由栄行(名古屋市営)(1番のりば)
- 中巡回:金山行(名古屋市営)(1番のりば)
- 西巡回:枇杷島スポーツセンター経由栄行(名古屋市営)(1番のりば)
- 大坪行、津島行(名鉄)(7番のりば)
高速バス
従来からの高速路線バスの発着はすべて栄バスターミナルのオアシス21のりばとなる。なお、オアシス21内の案内所は、現在、三重交通の切符売り場になった。高速ツアーバスからの転向組であるWILLER GROUPは、久屋大通公園の愛の広場にバス停を設置している。
- 名鉄バス(9番乗り場)(近距離高速バス)
- 栄・高蔵寺線:石尾台南行 ※土曜・日曜・祝日のみ運行
- 東濃鉄道(8番乗り場)
- 桜ヶ丘ハイツ行、可児市役所行
- 三重交通(10番乗り場)
- 長島温泉行、大山田団地行、陽だまりの丘行、希望ヶ丘行、西桑名ネオポリス行、イオンモール名古屋茶屋行
- WILLER GROUP(愛の広場)
歴史
- 1957年(昭和32年)11月15日 - 1号線(現・東山線)の栄町駅として開業[3]。
- 1960年(昭和35年)6月15日 - 池下駅までの延伸開業に伴い途中駅になる[3]。
- 1965年(昭和40年)10月15日 - 2号線(現・名城線)の駅が開業。乗換駅となる[3]。
- 1966年(昭和41年)6月1日 - 栄駅に改称。
- 1967年(昭和42年)3月30日 - 金山駅 - 当駅間の延伸開業により、2号線の駅も途中駅となる[3]。
- 1983年(昭和58年)8月16日 - 駅構内の変電所より出火、3時間以上燃え続ける。消防隊員2人が殉職したほか、列車も運行停止した[4]。
- 2011年(平成23年)2月11日 - manaca運用開始。
隣の駅
- 名古屋市営地下鉄
- テンプレート:Color東山線
- テンプレート:Color名城線
- ()内は駅番号を示す。