ラシック
ラシック(LACHIC)とは、愛知県名古屋市中区栄の栄三丁目ビルディング内にある複合商業施設である。三越伊勢丹専門館事業部の店舗。
概要・名称の由来
「ラシック」とは、「自分らしく」という言葉からの造語である。
本来「ラシック」とは最大テナントである名古屋三越の運営部分を指すが、オフィス部分を含むビル全体の愛称としてと呼ぶ場合もある。また、セールなどのプロモーションや広告展開において「三越」の名称は一切使用されていない。ビルは、三越が中心となって設立した栄三丁目6番街区市街地再開発組合が建設と所有を担当している。
三越系列の百貨店直営の専門館では、三越伊勢丹直営の専門館である新宿三越ALCOTT(アルコット)が、百貨店そのものから転換した(かつての三越新宿店)こともあり日本百貨店協会会員店として扱われているが、「ラシック」は会員店としては扱われていない。ただし、百貨店共通商品券は三越営業部分では使うことができる。
沿革
当地には以前、旧オリエンタル中村栄本店(名古屋三越栄店の前身)の駐車場や大垣共立銀行名古屋支店(現在は同ビル1階・7階に入居)、寺院などがあった。
- 1988年12月 - 栄三丁目再開発協議会発足
- 1990年2月 - 栄三丁目地区市街地再開発準備組合設立
- 1999年2月 - 栄三丁目6番街区市街地再開発準備組合設立
- 2001年11月 - 都市計画決定
- 2002年3月 - 組合設立認可
- 2002年6月 - 権利変換計画認可
- 2002年7月 - 着工
- 2005年3月9日 - 栄三丁目ビルディング完成。三越経営の「ラシック」が開店。
周年広告
毎年3月に迎える周年広告は、年数に掛けた駄洒落と組み合わせたものを使うのが恒例となっている。
- 2006年 - 1歳(サイ)と掛けて、サイをキャラクターに開業1周年を祝う。
- 2007年 - 2歳(サイ)ダー!と掛けて、2本のサイダーで開業2周年を祝う。
- 2008年 - 3歳(さんさい)と掛けて、JR東日本信越本線・三才駅が広告に登場し開業3周年を祝う。キャッチコピーは「ここは、ずっと前から三才。ラシックは、今年三才。」(「ここ」とは三才駅のことを指す)
- 2009年 - 4(ヨン→ヨーン)と掛けて、石垣島を走る東運輸バスの「ヨーン停留所」が広告に登場し開業4周年を祝う。なお「ヨーン」は石垣島の方言で「暗い場所」という意味。
- 2010年 - 5歳(ゴサイ→ゴーサイ)と掛けて、西郷(サイゴー)隆盛像が広告に登場し開業5周年を祝う。キャッチコピーは「ゴーサイでごわす。」店内には発泡スチロール製の西郷像のレプリカも展示。
- 2011年 - 6(ロク)ダと掛けて、6匹のラクダをキャラクターに開業6周年を祝う。キャッチコピーは「ろくだ。」
- 2012年 - 7(ナナ→ニャニャ)周年と掛けて、浅草・今戸神社の招き猫が広告に登場し開業7周年を祝う。店内には今戸神社の招き猫のレプリカも展示。
- 2013年 - 8(エイト)と掛けて、フルタ製菓の「ハイエイトチョコ」が広告に登場し開業8周年を祝う。キャッチコピーは「ハイ! エイト。」。店内にはハイエイトチョコの巨大レプリカも展示。なおハイエイトチョコは発売開始から45年を超えている。
- 2014年 - 9歳(9さ〜い)と掛けて、チャーリー浜をキャラクターに、自身の持ちギャグを使用したキャッチコピー「ごめん9さ〜い♥」で開業9周年を祝う。
店舗
愛・地球博の開幕に伴って名古屋が世界的に注目される中、名古屋における新たな注目拠点として開店した。
1階にはZIP-FM STUDIO LACHICがあり、ZIP-FMのサテライトスタジオとしてここからも番組が生放送されている。
テレビCM
大半はスポンサー番組(後述)で放送されるが、年に数回行われる「ジュラシックセール」が開催中の時にはスポットCMとして頻繁に放送される。ジュラシックセールのCMは趣向を凝らすものが作られており、他の百貨店のCMとは一線を画している。尚セール名も「ジュラシック」(恐竜)と「ラシック」と掛けている。
スポンサー番組
- スタイルプラス(東海テレビ)
- 東海テレビスーパーニュース(東海テレビ)
- なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ(CBCテレビ)
- イッポウ(CBCテレビ)
- PS(中京テレビ)
- NNN Newsリアルタイム(日本テレビ)
- news every.(日本テレビ)