帯広駅
テンプレート:駅情報 テンプレート:駅情報 帯広駅(おびひろえき)は、北海道帯広市西2条南12丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)根室本線の駅である。JR北海道の駅番号はK31。電報略号はオロ。
帯広市の代表駅であり、特急「スーパーおおぞら」・「スーパーとかち」を含めたすべての列車が停車する。「スーパーとかち」は当駅が始発・終着となる。
正面には駐車場、タクシー乗り場、帯広駅バスターミナル(旧帯広駅バスタッチ後継施設)があり、帯広市内路線バス、帯広空港、都市間バスの乗降ができる。
歴史
- 1905年(明治38年)10月21日:逓信省札幌鉄道作業局出張所釧路線(後に国有鉄道根室本線)の帯広 - 釧路間の駅として開業。一般駅。
- 1907年(明治40年)9月8日:鉄道庁北海道帝国鉄道管理局十勝線(同じく後に根室本線)(旭川 - 帯広)開通。
- 1909年(明治42年):跨線橋設置[1]。
- 1924年(大正13年)11月4日:十勝鉄道の貨物線が乗り入れ。
- 1925年(大正14年)12月10日:士幌線開業。札幌鉄道管理局池田機関庫帯広分庫設置。
- 1929年(昭和4年)
- 1930年(昭和5年)8月15日:2代目の駅舎に改築。
- 1946年(昭和21年)10月1日:釧路工機部帯広分工場設置。
- 1949年(昭和24年)8月1日:釧路工機部帯広分工場廃止。
- 1950年(昭和25年)
- 1953年(昭和28年)3月30日:構内地下道完成。
- 1959年(昭和34年)11月15日:十勝鉄道帯広大通駅廃止。貨物線は存続。
- 1960年(昭和35年)11月1日:池田機関区帯広支区を廃止し帯広管理所を設置。
- 1965年(昭和40年)
- 10月1日:コンテナ貨物取扱い開始。みどりの窓口設置。
- 12月21日:ホクレン専用線使用開始。
- 1966年(昭和41年)12月1日:帯広ステーションビル株式会社が店舗とホテルを運営するRC構造の地下1階・地上3階建ての民衆駅となる3代目の駅舎に改築[2]。
- 1968年(昭和43年)10月:同市西二十条にコンテナ基地(後の帯広貨物駅)開所。
- 1969年(昭和44年)4月1日:帯広管理所および帯広客貨車区を統合し、帯広運転区設置。
- 1972年(昭和47年)12月31日:駅舎4階ホテル部分増築。
- 1975年(昭和50年)6月25日:休車として残っていた士幌線・広尾線及び入換用の蒸気機関車全機が廃車となり、帯広運転区の無煙化完了。
- 1977年(昭和52年)3月1日:十勝鉄道の貨物線廃止。
- 1982年(昭和57年)8月:乗車券印刷発行機設置。切符自動販売機設置。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)
- 1996年(平成8年)11月24日:駅高架化、4代目の現駅舎に改築[4]。
- 1998年(平成10年)11月:帯広ステーションビル株式会社エスタ帯広経営破綻倒産[5]。
- 2001年(平成13年)
- 2011年(平成23年)3月12日:同市西二十条のJR貨物帯広駅が帯広貨物駅に改称。
駅構造
1996年(平成8年)11月24日に駅および周辺が高架化されて4代目の現駅舎に改築となり[4]、島式ホーム2面4線を持つ高架駅となっている。当駅より東に有人高架駅はないため、当駅は日本最東端の有人高架駅である。 高架化以前からホテル事業と小売事業を行っていた帯広ステーションビル(1965年(昭和40年)発足 帯広市が筆頭株主の第三セクター)が、4代目の現駅舎に改築と同時に移転する形で1996年(平成8年)エスタ帯広を開業したが、中心街の空洞化が進んだことなどから開店直後から集客難が続き、テナントの撤退が相次いだ結果、開業後わずか2年で自己破産した[5]。 同社の破たんに伴いエスタ帯広は1999年(平成11年)4月1日からJR北海道の直営施設となり[8]、2001年(平成13年)6月1日に新装開業した[6]。 テンプレート:Main
終日社員配置駅。1・2番のりば改札口はジェイ・アール道東トラベルサービスが受託している。
駅舎の1階はショッピングエリア・各種施設・待合室・みどりの窓口(営業時間6時00分 - 22時30分)・ツインクルプラザ・改札口(自動改札機(Kitaca非対応))があり、2階がホームとなる。駅弁は1階売店で販売している。また、ふるさと銀河線の廃止まで、連絡乗車券を買える自動券売機が設置されていた。
改札口は当初駅中央部にあったため、連絡通路があったが、テナントの撤退が相次ぎ要望を受けて東西にあった改札口を南北に移設すること、2001年(平成13年)7月1日に中央部が開放された[7]。このような方式は九州旅客鉄道(JR九州)宮崎駅にも見られる。
コンコースに、からくり時計が設置されている。
2番線と3番線の間は完全に吹き抜けとなっており、1番線と4番線も完全に覆う形にはなっていない(ホームは屋根で覆われている)。
- のりば
1 | テンプレート:Color根室本線 | (下り) | 池田・釧路方面 |
---|---|---|---|
2 | テンプレート:Color根室本線 | (上り) | 札幌・滝川方面 |
(下り) | 池田・釧路方面 | ||
3 | テンプレート:Color根室本線 | (上り) | 新得・札幌・滝川方面 |
(下り) | 池田・釧路方面 | ||
4 | テンプレート:Color根室本線 | (上り) | 新得・札幌・滝川・旭川方面 |
(下り) | 池田・釧路方面 |
- Obihirost 01.JPG
ホーム
- Obihirost 02.JPG
ホーム
- 帯広駅改札口.jpg
駅改札口(2004年7月)
- 帯広駅シンボルブリッジ.jpg
駅シンボルブリッジ(2004年7月)
利用状況
- 2012年度の1日平均乗車人員は2,049人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2007 | 2,250 |
2008 | 2,194 |
2009 | 2,120 |
2010 | 2,076 |
2011 | 2,063 |
2012 | 2,049 |
駅弁
主な駅弁は下記の通り[9]。
- 炭焼きおにぎり
- 十勝収穫弁当
- ぶた八の炭焼あったか豚どん
- 中札内村とりごぼうかまめし
- 十勝にじます寿し
- 十勝牛めし
- 帯広らむじんぎすかん弁当[10]
駅周辺
帯広市の中心部にあり、市役所などの公共施設も近くにある。駅前は小売店や飲食店、宿泊施設なども多く存在している。
JR北海道のグループ企業が経営するホテル日航ノースランド帯広が隣接している。
- 国道236号・国道38号
- 十勝総合振興局庁舎
- 帯広市役所
- 帯広市図書館
- 帯広市民文化ホール
- とかちプラザ
- 帯広警察署
- 帯広警察署駅前交番
- 帯広郵便局(ゆうちょ銀行帯広店・かんぽ生命帯広支店併設)
- 帯広大通郵便局
- 帯広長崎屋内郵便局
- 北海道労働金庫帯広支店
- 帯広信用金庫本店・中央支店
- 釧路信用金庫帯広支店
- 北見信用金庫帯広支店
- 網走信用金庫帯広支店
- 北洋銀行帯広中央支店
- 北海道銀行帯広支店
- みずほ銀行帯広支店
- 北陸銀行帯広支店
- ホクレン農業協同組合連合会帯広支所
- 帯広市川西農業協同組合(JA帯広かわにし)帯広中央支店
- 藤丸百貨店
- 長崎屋帯広店
- 帯広東急イン
- JRイン帯広
路線バス
駅名の由来
この地を流れている帯広川のアイヌ語の「オ・ペレペレケ・プ(川尻がいくつにも分かれているもの)」の上部が転訛し、それに十勝平野の広大さに因んで「広」をつけたもの。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- テンプレート:Color根室本線
過去に存在した路線
関連項目
脚注
- ↑ 明治42年度 鉄道院年報 第十九款 建設工事/第十四節 北海道残工事
- ↑ 十勝毎日新聞社七十年史編集委員会 『十勝毎日新聞七十年史』 十勝毎日新聞社、1989年10月30日。
- ↑ 小林祐己(2005年10月14日). “帯広駅開業100年 ~ 歴史・人・風景(中)戦後復興の拠点 悲願果たした石勝線開通”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社)
- ↑ 4.0 4.1 末次一郎(1996年11月24日). “鉄道高架24日、開通”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社)
- ↑ 5.0 5.1 末次一郎(1998年11月17日). “自己破産申請へ 帯広ステーションビル、負債4億2000万円 甘かった経営計画 3セクの弱点露呈”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社)
- ↑ 6.0 6.1 松本一直(2001年6月1日). “エスタ“再生”オープン JR帯広駅 東館に官民施設 物産センターなど人気”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社)
- ↑ 7.0 7.1 松本一直(2001年7月1日). “帯広駅の“新装”祝う 東西通路が開通 エスタ西館も改装オープン 利活用策完了”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社)
- ↑ “エスタ施設JRが買い取り 破産管財人と合意 4月から直営に”. 十勝毎日新聞 (十勝毎日新聞社). (1999年2月17日)
- ↑ JR時刻表2010年9月号(交通新聞社刊)720ページ
- ↑ キヨスクで「らむじんぎすかん弁当」 - 十勝毎日新聞社ニュース(2012年3月19日付)
外部リンク
- 帯広駅構内図 - 北海道旅客鉄道
- 帯広駅 - 北海道旅客鉄道釧路支社
- 北海道立図書館北方資料デジタルライブラリー