ウェークアップ!

テンプレート:基礎情報 テレビ番組 『ウェークアップ!』は、1991年（平成3年）1月5日から2005年（平成17年）3月26日まで日本テレビ系列局で放送された読売テレビ制作の報道番組・情報番組。放送時間帯は、前番組『これが問題!土曜8時』および後番組『ウェークアップ!ぷらす』と同じく毎週土曜 8:00 - 9:25 (JST) 。

番組概要・内容

内容は1週間を振り返るコーナーを中心に構成。

番組開始当初は、一週間のニュースと様々な情報を紹介する情報ワイド番組的要素が強かった。お笑いタレントのコントや替え歌コーナーもあるなど、独創性のある内容を売りとしていた。

その後、政治・経済・事件を中心にした構成に変更し、「在阪局唯一の全国ネット報道番組」として、近畿圏からの視点や提言が多く見られるようになる。

かつては、大阪（在阪局）発の全国ネット報道番組の放送は政治家や学者から「なんで大阪に出向かなくてはいけないのか」「東京でも出演できる」といった批判の的にもされた。それらの声に対応すべく、TBS系列『ブロードキャスター』のように原則としてゲスト出演者同士が同席しないようにし、他の討論番組のように出演者同士が激論を交えることが少ない雰囲気を作るなどした。また、2代目司会者の桂文珍の人柄もあり、ゲスト出演者が快く出演依頼を受けて大阪に出向いてもらえるようになったという経緯がある。

14年間司会を務めた文珍が落語家に専念するために自ら降板を申し出たため、2005年（平成17年）3月26日の放送を以って終了した。同年4月2日から題名も『ウェークアップ!ぷらす』となってリニューアルされ、初代司会者だった読売テレビ解説委員（元アナウンサー）の辛坊治郎が司会に復帰することになった。

このリニューアルに関しては、文珍が自身の降板と同時に本番組としての終了を希望したためである。ただし、読売テレビ側は本番組と『ウェークアップ!ぷらす』を同一番組と見做しており、番組公式HPには、2008年（平成20年）迄は本番組時代のバックナンバーも掲載されていた（2009年1月以降のバックナンバーは2年分までしかないため、本番組時代のバックナンバーは掲載されていない）。

エピソード

• 1995年（平成7年）1月17日に発生した兵庫県南部地震（阪神・淡路大震災）により文珍は自宅半壊という憂き目に遭い、衣類や家財道具もほとんど持ち出せなかったため、直後の1月21日の放送では私服（ジャンパー姿）で出演した（当然、この日は開始から全て阪神・淡路大震災についての報道のみであった）。本人曰く、兵庫県方面から大阪府方面への通常の交通機関はすべて不通だったため、特別に漁船にて大阪までやってきたと番組冒頭で述べている。
• 文珍と酒井は、過去にもテレビ東京の『クイズ!地球まるかじり』で共演している。

出演者

「ウェークアップ!」歴代の出演者一覧

期間		メイン		サブ	コメンテーター
		男性	女性
1991.1	1991.3	辛坊治郎	植村なおみ	（不在）	（不在）
1991.4	1993.3	辛坊治郎 桂文珍
1993.4	1994.3	桂文珍	徳山順子		岩田公雄
1994.4	1994.12		野川由美子
1995.1	2004.3		酒井ゆきえ
2004.4	2005.3			明河尚美

備考

• 辛坊、徳山は当時読売テレビアナウンサー。
• 酒井が夏季休暇中の時は横須賀ゆきの（読売テレビアナウンサー）が代役を務めた。
• 岩田は読売テレビ解説委員。『ウェークアップ!ぷらす』にも引き続き出演。

週替わりコメンテーター

• 塩川正十郎（元衆議院議員、前財務大臣）
• 橋本五郎（読売新聞編集委員）
• 岩井奉信（日本大学教授、21世紀臨調委員）
• 香山リカ（精神科医、帝塚山学院大学教授）
• 國定浩一（エコノミスト、大阪学院大学教授）
• 志方俊之（軍事アナリスト、帝京大学教授）
• 中田宏（横浜市長、元衆議院議員）
• 舛添要一（自民党参議院議員、国際政治学者）
• 森本敏（拓殖大学教授、元野村総合研究所主席研究員）
• 村尾信尚（関西学院大学教授）
• 樋口恵子（評論家、東京家政大学名誉教授）
• 江本孟紀（元参議院議員、プロ野球解説者）
• 福島瑞穂（みずほ）（弁護士、社会民主党党首）
• 植草一秀（経済学者、経済評論家）
• 原田和明（三和総合研究所理事長）
• ペマ・ギャルポ（チベット研究家）
• 大嶽秀夫京都大学教授
• 本間正明大阪大学教授
• 井沢元彦（作家）
• 山岸章（連合会長）
• 小川和久（軍事アナリスト）
• 内橋克人（経済評論家）
• 斎藤精一郎（立教大学教授）
• 紺谷典子（経済ジャーナリスト） など多数。

テーマソング

• 竹村延和による番組オリジナル曲（インスト）が使われていた。

ネット局

『ウェークアップ!』ネット局

放送対象地域	放送局	系列	放送曜日・時間	備考
近畿広域圏	読売テレビ(YTV)	日本テレビ系列	土曜日 8:00 - 9:25	製作局
北海道	札幌テレビ(STV)
青森県	青森放送(RAB)			1991年10月開始
岩手県	テレビ岩手(TVI)
宮城県	ミヤギテレビ(MMT)
秋田県	秋田放送(ABS)			1992年10月開始
山形県	山形放送(YBC)			1993年4月開始
福島県	福島中央テレビ(FCT)
関東広域圏	日本テレビ(NTV)
新潟県	テレビ新潟(TNN→TeNY)
長野県	テレビ信州(TSB)			1991年4月開始
静岡県	静岡第一テレビ(SDT)
富山県	北日本放送(KNB)
石川県	テレビ金沢(KTK)
中京広域圏	中京テレビ(CTV)			一部VTRの制作を担当
鳥取県・島根県	日本海テレビ(NKT)
広島県	広島テレビ(HTV)
山口県	山口放送(KRY)			1993年10月開始
徳島県	四国放送(JRT)			2001年10月開始
香川県・岡山県	西日本放送(RNC)
愛媛県	南海放送(RNB)			1993年10月開始
福岡県	福岡放送(FBS)
長崎県	長崎国際テレビ(NIB)			1991年4月開局から
熊本県	くまもと県民テレビ(KKT)
鹿児島県	鹿児島読売テレビ(KYT)			1994年4月開局から

ネット局について

テレビ信州は1991年4月から、青森放送は1991年10月から、秋田放送は1992年10月から、山形放送は1993年4月から、山口放送は1993年10月からネット開始。

南海放送は1993年10月から、四国放送は2001年10月からネット開始。四国放送はCMが全編ローカルに差し替えられた（『ウェークアップ!ぷらす』へのリニューアル後も当初は同様の形だったが、2007年10月6日放送分より同局にも全国ネットスポンサーが付いた）。

外部リンク

• 読売テレビ公式サイト内 ウェークアップ!（2000年10月当時、インターネット・アーカイブ保存データ）

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