ハリー・ポッター (架空の人物)
テンプレート:Pathnav テンプレート:物語世界内の観点 テンプレート:ウィキプロジェクト ハリーポッターシリーズ ハリー・ジェームズ・ポッター(テンプレート:Lang-en-short)は、J・K・ローリングの小説ハリー・ポッターシリーズ、およびその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
目次
概要
ハリーポッター本作の主人公。ホグワーツ魔法魔術学校グリフィンドール寮に所属する男子生徒。
出生時に下された予言により、闇の魔法使いヴォルデモートを倒す宿命を負う。
登場巻
人物
名前・通称
正式な名前はハリー・ジェームズ・ポッター (Harry James Potter) であり、ミドルネームの「ジェームズ」は父親の名に由来する。
魔法界では生き残った男の子 (The boy who lived)と呼ばれる。
外見
髪の毛は黒くクシャクシャな癖毛で、瞳は明るい緑色。小顔で細面で、近眼のため丸眼鏡を使用している。
同年代に比べ小柄で痩せているが、6巻では前巻と比べて身長がかなり伸びている。
額に稲妻の形をした傷があり、初対面の人には必ずと言っていいほど見られる。また両親を知る人物からは、外見は父に生き写しだが、目だけは母の目だと言われる。
来歴
1980年7月31日、ゴドリックの谷に住む魔法族のポッター家に、長男として生まれる。
1981年10月31日、ポッター家をヴォルデモートが襲撃する。これはハリーが生まれる少し前、シビル・トレローニーがアルバス・ダンブルドアに対して「ヴォルデモートを打ち破る者」の誕生を予言し、その予言の一部を盗み聞きしたセブルス・スネイプを通して自身を倒す可能性を秘めた者の存在を知ったヴォルデモートが不安因子を排除しようとした末の行動であった。
家を襲撃してきたヴォルデモートに対し、父ジェームズは家族を守るべく戦おうとするが死亡。その後、母リリーも息子を護ろうとして亡くなるが、この時、母の愛情に基づいた自己犠牲が呪いに対する防御魔法として作用し、ハリーを襲ったヴォルデモートの「死の呪い」を跳ね返した。その結果、当時1歳だったハリーは額の傷1つだけで生き残り、逆に弱体化したヴォルデモートは失踪した。
魔法界はヴォルデモートの失踪を喜び、ハリーを「生き残った男の子」 として英雄視するようになる。一方で当のハリーは、母の血縁と同居すれば母の血の守りが継続するというダンブルドアの計らいで、伯母ペチュニア・ダーズリーの家に預けられ、以降、17歳(魔法界の成人年齢)になるまで伯母一家と同居することになる(住所はサレー州リトル・ウィンジング[1]、プリベット通り四番地)。しかし、ダーズリー家は魔法に対して頑ななまでに否定的な態度を取っており、ハリーは両親や自分が魔法使いであることを知らされないまま、伯母一家から虐待されながら育った。
1991年7月31日(ハリーの11歳の誕生日)、ホグワーツ魔法魔術学校への入学案内書を手にやってきたルビウス・ハグリッドから自身が魔法使いであることを知らされる。そして9月1日、ホグワーツ魔法魔術学校に入学する。
- 1年生 - ハリー・ポッターと賢者の石
- 賢者の石の力による復活を目論んだヴォルデモートから石を守る。
- 2年生 - ハリー・ポッターと秘密の部屋
- スリザリンの怪物を退治し、「秘密の部屋」事件を解決に導く。その功績から、ロン・ウィーズリーと共にホグワーツ特別功労賞を贈られる。
- 3年生 - ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- アズカバンから脱獄したシリウス・ブラックに命を狙われる。しかし後にシリウス本人から両親の死についての真実を明かされ、誤解が解ける。
- 4年生 - ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- 「三大魔法学校対抗試合」に、本来ならば有り得ない「4人目の代表者」として参加。ホグワーツ代表のセドリック・ディゴリーと同時優勝を果たす。その後、ヴォルデモートの復活を目撃し、辛くも難を逃れる。
- 5年生 - ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- 魔法省神秘部で、自身とヴォルデモートに関する「予言」を巡り、死喰い人と戦闘を繰り広げる。その後、ダンブルドアから予言の内容を知らされる。
- 6年生 - ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ダンブルドアとの個人授業で、ヴォルデモートの過去と分霊箱の存在を知る。
- 7年生 - ハリー・ポッターと死の秘宝
- ロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーと共に、ヴォルデモートの分霊箱を探索する旅に出る。そして最終的にホグワーツの戦いでヴォルデモートを葬り去る。
7巻発売後に作者が明かしたところによると、本編終了後(2007年)、ハリーは魔法省の闇祓い局の局長に就任する。これは魔法大臣キングズリー・シャックルボルトの依頼によるものである。
また、傷は最後まで消えることはなかったが、ヴォルデモートを葬った後19年間痛むことは一度もなかったという。
性格
正義感が強く勇敢、優しく思慮深い性格。しかし頑固な一面もあり、無鉄砲な行動を取ることもある。また14-15歳 (4巻-5巻) では、思春期に加えてヴォルデモートとの精神的な繋がりの影響などもあり、不満を募らせて感情を爆発させることがたびたびあった。グリフィンドール生ではあるが気質的にはスリザリン生としての適性も強く[2]、組み分け帽子にも「スリザリンに入れば君は大成する」と言われている。
ハリーの性格について、スネイプは「父親に似て傲慢」、父の学友であったリーマス・ルーピンは「父親に似て友達思い」と評しており、一方、同じく父の学友のシリウス・ブラックは「あまり父親似ではない」、ダンブルドアは「母親のほうに似ておる」と評している。実際、父のように自身の才能を鼻にかけるようなことはなく、当初は自身が優れているとは思っていないなど多少卑屈な面があった(これは幼少の頃に魔法界から隔絶されて育ったこと、叔母一家から長期間冷遇されながら育ったことによるところが大きい)。 映画版では高学年になる頃にはやや調子に乗る場面もあり、6作目でハーマイオニーにロミルダの一件を忠告された時も選ばれし者であることを茶化して叱られるワンシーンがある。
また、間接的ではあるがスネイプを除く多くの教師陣から控えめで人に好かれると言われる。ただし、本人に自覚はないものの自己の能力を試したいという欲求はあり、組分け帽子には「スリザリンにはいれば偉大な魔法使いになれる」と言われた。
しかし優しさや仲間思いの気質が裏目に出ることも多々あり、ヴォルデモートはハリーを「周りで他のやつがやられるのを見ておれぬやつ」とし、これをハリーの大きな欠陥としている。この点はロンやハーマイオニーにも指摘されている(ロンには4巻で「英雄気取り」、ハーマイオニーには5巻で「人助け癖」と言われている)。5巻ではこの気質を釣り餌に利用されたことが原因でシリウスを神秘部へ来させてしまう事態にもなった。
激しい怒りを覚えると容赦なく許されざる呪文を使うこともあるが、死の呪文だけは使っていない。
才能
学校の勉強はあまり好まないが、ハーマイオニーと親しいこともあり、ほぼ一貫して成績はいい。また、低学年の頃から実戦経験が多かったため「闇の魔術に対する防衛術」に関しては優れた能力を持ち、O.W.L試験ではハーマイオニーを抑えて学年一位を獲得し、一人前の魔法使いでも困難といわれる「守護霊の呪文」を13歳で成功させている(守護霊は牡鹿)。5巻で結成されたダンブルドア軍団ではリーダーを務め、他のメンバーに「守護霊の呪文」や「盾の呪文」、「武装解除呪文」、「失神呪文」などの防衛術を教えた。
箒の飛行についても優れており、ミネルバ・マクゴナガルは「生まれつきそう(=クィディッチの優秀な選手)なのです」と発言している。本人はクィディッチのことを唯一の特技だと思っている。寮対抗クィディッチ試合では、1年次からシーカーを務める(6巻ではキャプテンを兼任する)。
ハリーはパーセルマウスでもある。これはヴォルデモートがハリーを殺そうとした際、彼の魂の一部が分割を起こしてハリーの魂にしがみ付いたが為にもたらされた能力であり、ハリーの魂からヴォルデモートの魂が消失すると、それに伴いパーセルマウスではなくなった(作者曰くハリー自身はこれを喜んでいる模様)。
人間関係
血縁
父は純血の魔法使いジェームズ・ポッター、母はマグル生まれの魔女リリー・ポッターであり、ハリーは「半純血」の魔法使いである。名付け親はシリウス・ブラック。兄弟姉妹はおらず、ハリーは純血の一族ポッター家最後の血統である。
さらに7巻では、何世紀も前に絶えたと言われた純血の一族ペベレル家の血を引いていたことも明らかになる。宿敵ヴォルデモートもペベレル家の血を引いており、そのため、二人は遠い親戚関係にあったことになる(ちなみに純血の系譜を継ぐ家の多くは遠い親戚関係である)。
父方の親戚はいない。母方の親戚には、伯母ペチュニア・ダーズリー、ペチュニアの夫バーノン・ダーズリー、夫妻の息子である従兄ダドリー・ダーズリーがいる。またバーノンの妹マージョリー・ダーズリーとは直接的な血縁関係はないが、彼女のことも「おばさん」と呼ばされている。この4名は全員マグルである。
友人
マグル界では、ガキ大将だったダドリーに虐められていたために学校で孤立しており、友人はいない。一方、魔法界では友人が複数おり、その中でも特にロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーの2名は親友である。
ロンとはホグワーツ魔法魔術学校に入学する前、ホグワーツ特急のコンパートメントで一緒になって以来の付き合いである(ただし4巻と7巻で一時仲違いしたこともある)。その関係でロンの実家であるウィーズリー家の面々とも親しい。
ハーマイオニーとは1巻でトロールに襲われているところをハリーとロンが助けたことがきっかけで親しくなり、それ以来三人で行動することが多くなる。
それ以外の友人については下記を参照。なお、これら友人の多くは、5巻で結成されたダンブルドア軍団のメンバーでもある。
- ルビウス・ハグリッド(年長の友人)
- ネビル・ロングボトム(ルームメイト)
- ディーン・トーマス(ルームメイト)
- シェーマス・フィネガン(ルームメイト)
- ラベンダー・ブラウン(同寮のクラスメイト)
- パーバティ・パチル(同寮のクラスメイト)
- オリバー・ウッド(クィディッチのチームメイト)
- フレッドとジョージ・ウィーズリー(クィディッチのチームメイトと友人の兄)
- アンジェリーナ・ジョンソン(クィディッチのチームメイト)
- アリシア・スピネット(クィディッチのチームメイト)
- ケイティ・ベル(クィディッチのチームメイト)
- アーニー・マクミラン(友人)
- ハンナ・アボット(友人)
- ジャスティン・フィンチ=フレッチリー(友人)
- スーザン・ボーンズ(友人)
- マイケル・コーナー(友人)
- アンソニー・ゴールドスタイン(友人)
- テリー・ブート(友人)
- ルーナ・ラブグッド(友人・後輩)
- コリン・クリービー(後輩)
好意・恋愛
4巻でチョウ・チャンに惚れ、初恋を経験する。その後、5巻で2人は付き合うようになるが、すぐに破局する(破局に至った経緯は小説と映画で異なる)。
そして6巻でロンの妹ジニー・ウィーズリーを意識するようになり、2人は交際を開始する。6巻終盤、ヴォルデモートと決着をつけることを決意したハリーはジニーに別れを告げるが、物語終了後に結婚し、三人の子供に恵まれる。
この他、2巻では嘆きのマートル、6巻ではロミルダ・ベインからそれぞれ好意を寄せられている。またパーバティ・パチルとは、4巻でダンスパーティのパートナーとなった。嘆きのマートルはハリーに好意を寄せる一方で度々冷やかす場面も見られるため、恐らくミーハー的なものであると思われる。ロミルダ・ベインはさらに程度が酷く、当人を真摯に想うものではなく、惚れ薬を盛ってスラグホーンのパーティーに呼ばれようとしたり、ジニーにハリーのことを執拗に聞いたりするなど、非常識な振る舞いが多い。
ライバル
4巻で行われた「三大魔法学校対抗試合」では、セドリック・ディゴリー、フラー・デラクール、ビクトール・クラムと優勝を争った。
このうちセドリックは、4巻でチョウと交際しており、ハリーにとっては恋敵でもあったが、同巻終盤、ヴォルデモートの命令を受けたピーター・ペティグリューに殺害されてしまい、以降ハリーのトラウマの1つとなる。
またフラーは当初ハリーのことを快く思っていなかったが、第二の課題を期に親しくなり、7巻では(不死鳥の騎士団のメンバーであるビル・ウィーズリーと交際・結婚したことも相まって)「隠れ穴」への移動作戦やホグワーツの戦いに参加している。
嫌悪
自身最大の敵はヴォルデモートであり、彼とは額の傷にある呪いを通じて精神的に繋がっている。またヴォルデモートの部下である死喰い人、特にシリウスを殺害したベラトリックス・レストレンジのことを憎んでいる(ハリーが初めて「許されざる呪文」のひとつ、「磔の呪い」を使った相手となった)。
学校ではスリザリン生、とりわけドラコ・マルフォイと対立関係にある。また5巻で魔法省から派遣されてホグワーツで権力を振るったドローレス・アンブリッジに対しても嫌悪感を抱いている。
セブルス・スネイプのことも嫌悪していたが、7巻でスネイプの過去を知り、考えを改めて尊敬するようになる。同様に自分を冷遇してきたダーズリー一家とも長らく不仲だったが、最終的には和解した。
また、人間ではないもののディメンターを怖がっており、ハリーを前にするとまね妖怪はディメンターに変身する。
物語終了後
ホグワーツを卒業後は魔法省に入省、闇祓いとなる。その後ジニー・ウィーズリーと結婚し、2男1女をもうけた。
2008年にキングズリー・シャックルボルトの要請で魔法法執行部闇祓い局長となってからは、たびたびホグワーツに出張して闇の魔術に対する防衛術の講義を行っている。
- ジェームズ・シリウス・ポッター(長男)
- ハリーの父ジェームズと、ハリーの名付親シリウスの名を与えられている。性格も学生時代の2人に近く、加えて伯父のロン同様の鈍感さも持ち合わせている。ホグワーツでは、グリフィンドール寮に所属。映画ではウィリアム・ジューンが演じた。
- アルバス・セブルス・ポッター(次男)
- ハリーの恩師、ダンブルドアとスネイプのファーストネームから名付けられている。ホグワーツ入学以前のハリー同様、自分に自信がない描写があり、スリザリン寮に入ることに不安を感じてもいた。なおハリーの子供達の中では唯一、ハリーの母リリーとハリーの緑色の目を受け継いでもおり、3人の子供の中では最もハリーに似ていると言える。映画ではアーサー・ボーエンが演じた。
- リリー・ルーナ・ポッター(長女)
- ハリーの母リリーと、ジニーの友人ルーナの名を与えられている。「ホグワーツに行きたい」と愚図る描写があり、ホグワーツに入学する前のジニーを髣髴とさせる。映画にも登場。
また、テディ・リーマス・ルーピンの後見人も務めている。
財産・ペット
- 両親の遺産
- ハリーの両親は多額の遺産を残しており、それは全てグリンゴッツ魔法銀行の金庫に預けられている。ハリーは夏休みに必要分の資金を下ろしている。4巻ではハリーがクィディッチ・ワールドカップに行っている間に、モリー・ウィーズリーが代わりに金貨を下ろした。6巻ではグリンゴッツ銀行の警備が一段と堅くなったため、そこで働いているビルが下ろしてきてくれた。しかしビルがロンの目の前で渡したため、ロンがハリーを羨ましそうに見ていた。
- 杖
- 作中でハリーが手に入れた杖は4本ある。
- 1本目は、オリバンダー老人から購入した杖(値段は7ガリオン)。本体は柊、芯は不死鳥(ダンブルドアのペット・フォークス)の尾羽根、28センチ。良質でしなやか。ヴォルデモートの杖とは芯が同じ(=兄弟杖)。7巻の中盤で折れてしまうが、終盤ニワトコの杖を使って直すことに成功した。(映画版ではこの描写は見られない。)
- 2本目は、ロンが「人さらい」から奪った杖。本体はリンボク。ただしハリーの手には馴染まなかった(杖の忠誠心が、人さらいから杖を奪ったロンにあるためと思われる)。7巻後半で捕らえられていたマルフォイ邸から脱出した際に、持ち出せずに置いてきた。
- 3本目は、マルフォイ邸でドラコから奪い取った杖。本体はサンザシ、芯は一角獣のたてがみ、25センチ。ある程度弾力性がある。この杖でハリーはヴォルデモートを倒した。
- 4本目は、ニワトコの杖。ヴォルデモートを倒したことで杖の本体を手に入れるが(忠誠心はそれ以前に得ていた)、ハリーはこの杖で自分の杖を直した後、ダンブルドアの墓に戻した(映画版では決戦後、杖をへし折って捨てている)。
- ペット
- ヘドウィグという白ふくろうを飼っていた。最終巻前編、ダーズリー家から空飛ぶバイクで移動の際に死喰い人の「死の呪い」に当たり絶命。
- クィディッチ用箒
- 1年次、寮のクィディッチ代表チームに加入するため、ミネルバ・マクゴナガルからニンバス2000を贈られる。この箒は3年次、暴れ柳に破壊されてしまう。
- その後、シリウスからファイアボルトを贈られる。この箒は7巻序盤、「隠れ穴」への移動作戦中に落としてしまう(以降も拾う描写はない)。
- 透明マント
- 死の秘宝の一つ。元は父ジェームズが所有していたものだが、ジェームズがダンブルドアに貸している間にジェームズが亡くなってしまい、以後ダンブルドアが保管していた。1巻でダンブルドアからハリーに渡される。
- 忍びの地図
- ムーニー、ワームテール、パッドフット、プロングズの4名の手で作られた、ホグワーツ城と学校の敷地全体の地図。3年次に、フレッドとジョージ・ウィーズリーから贈られる。
- ブラック家の遺産
- シリウスの死後、彼の遺言により相続した。
- ブラック邸
- ロンドン市グリモールド・プレイス12番地にある、ブラック家の屋敷。
- クリーチャー
- ブラック家に仕える屋敷しもべ妖精。相続された当初はお互いに嫌悪していたがレギュラス・ブラックのロケットをプレゼントしたところお互いに嫌悪の気持ちはなくなり従順になった(映画版では省略されている)。
- 金のスニッチ
- ダンブルドアの死後、遺言により相続した品で、ハリーが初のクィディッチの試合で飲み込みかけたスニッチ。
- スニッチの中には蘇りの石が入っていた。加えてダンブルドアはスニッチに魔法をかけ、終わる時にスニッチが開き、蘇りの石を手に入れられるよう仕組んでいた。
- またダンブルドアは、グリフィンドールの剣もハリーに相続させようとしたが、こちらはルーファス・スクリムジョール(魔法省大臣)に阻止される。
- 腕時計
- 17歳の誕生日に贈られた品で、モリーの弟フェービアン・プルウェットの遺品。
映画・ゲーム
映画では『賢者の石』から登場。ダニエル・ラドクリフが演じていた(日本語版の吹き替えは小野賢章が担当した)。
ゲームでは『賢者の石』と『秘密の部屋』は矢島晶子、『クィディッチワールドカップ』と『アズカバンの囚人』は山口勝平、『炎のゴブレット』は山本泰輔が日本語版の声を担当していた。
脚注
de:Figuren der Harry-Potter-Romane#Harry Potter
- ↑ ロンドンへの通勤者が多く居住しているとされる架空の町で、実在しない。
- ↑ 平均的なスリザリン的気性を持つという意味ではなく、サラザール・スリザリンが自身の寮生に望んだ適性(蛇語、機知に富む才知、断固たる決意、やや規則を無視する傾向など)を持っているという意味である。