菖蒲町
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テンプレート:Infobox 菖蒲町(しょうぶまち)とは、かつて埼玉県北東部に存在していた人口約2万人の町である。2010年(平成22年)3月23日、久喜市、北葛飾郡栗橋町及び同郡鷲宮町との合併により、新たに久喜市が発足した。南埼玉郡の最北端に位置していた。菖蒲城趾には花菖蒲の咲く「城趾あやめ園」がある。
目次
地理
地名
- 小林
- 上大崎
- 上栢間
- 河原井
- 三箇
- 柴山枝郷
- 下栢間
- 菖蒲
- 昭和沼
- 台
- 新堀
- 注:現在の地名では上記各地名の前に「菖蒲町」を付す。 - (例:久喜市菖蒲町小林)
河川
湖沼
旧菖蒲町
注意:ここに記した旧菖蒲町は1954年(昭和29年)9月1日合併以前の町域を対象としており、他の三箇地区・小林地区・栢間地区・大字上大崎(現、菖蒲町上大崎)に関しては三箇村・小林村・栢間村・大山村の項を参照されたい。
地名(小字)
戸賀崎村(とがさきむら、1877年(明治10年)の名称変更により「菖蒲町」となり明治合併後「大字菖蒲」となる) テンプレート:Multicol
- 菖蒲(あやめ)
- 宮本(みやもと)
- 西堀(にしぼり)
- 四丁免(しちようめん)
- 塚田(つかだ)
- 太皷田(たいこだ)
- 陣屋(じんや)
- 寺田(てらだ)
- 伊勢浦
新堀村(にいほりむら、明治合併後「大字新堀」)
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- 矢足(やだれ)
- 宿横宿(しゆくよこじゆく)
- 新田(しんでん)
- 五軒屋敷(ごけんやしき)
- 上矢足(かみやだれ)
- 東(ひがし)
- 物見塚(ものみづか)
歴史
- 1877年(明治10年)4月5日 - 名称を戸賀崎村より菖蒲町へと改める。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、南埼玉郡菖蒲町・新堀村が合併し、菖蒲町が成立する。
- 1954年(昭和29年)9月1日 - 菖蒲町・三箇村・小林村・栢間村・大山村大字上大崎が合併し、菖蒲町となる。
- 1955年(昭和30年)9月 - 大字上大崎の児童が菖蒲町立三箇小学校に編入となる。
- 1956年(昭和31年)8月 - 菖蒲町役場の庁舎が完成。
- 1957年(昭和32年)4月 - 青年研修所が完成。同月、菖蒲町立菖蒲中学校および菖蒲町立三箇中学校が統合される。
- 1958年(昭和33年)5月 - 菖蒲町立菖蒲小学校の完全給食が開始される。
- 1959年(昭和34年)3月 - 中橋が竣工する。同月、見沼代用水の改修工事が竣工する。
- 1960年(昭和35年)6月6日 - 雹害により麦・野菜・梨などに被害が出る。
- - 7月、町章が制定され、菖蒲音頭が制作される。
- 1961年(昭和36年)1月 - 町営水道の給水が開始される。
- - 7月、菖蒲町商工会が設立される。
- 1965年(昭和40年)1月1日 - 有線放送が発足し、200回線1800戸が加入する。
- - 4月22日、凍霜害により梨に被害が出る。
- - 8月、三箇小学校のプールが完成する。
- 1966年(昭和41年)4月 - 埼玉県立菖蒲高等学校が開校する。
- 1967年(昭和42年)7月 - 菖蒲中学校・栢間小学校のプールが完成する。
- 1969年(昭和44年)3月 - 国道122号の台南歩道橋が竣工する。
- - 4月、健康相談室が設置される。同月、交通災害共済制度が発足する。
- - 5月、工業専用地域の用途地域が指定される。
- - 7月、菖蒲中学校(現:菖蒲東小学校)のプールが完成する。
- - 3月、国道122号バイパスの改良工事が竣工する。
- - 同月、菖蒲浄水場が完成する。
- - 5月、三箇小学校の新校舎が竣工する。
- - 9月、久喜菖蒲工業団地の事業認可がされ、着工される。
- 1971年(昭和46年)2月 - 菖蒲小学校の新校舎が竣工する。
- 1972年(昭和47年)10月 - 菖蒲南中学校の新校舎が竣工する。
- - 12月、菖蒲町立集会所が完成する。
- - 11月、町村合併20周年記念式典が菖蒲高等学校体育館で催される。
- - 4月1日、久喜地区消防組合の菖蒲分署が発足する。
- - 9月、菖蒲農村センターが完成する。
- 1977年(昭和52年)2月 - 有線放送が廃止される。
- - 11月、久喜地区消防組合の菖蒲分署新庁舎が竣工する。
- - 9月、物見塚公園が設置される。
- 1982年(昭和57年)2月 - 名誉町民の称号が故遠藤長一郎氏に贈られる。
- - 3月、NHK菖蒲久喜ラジオ放送所より第1放送の放送が開始される。
- 1983年(昭和58年)3月 - 学校給食センターが竣工する。
- - 同月、菖蒲中学校の新校舎および体育館が竣工する。
- - 4月、旧菖蒲中学校の校舎を利用し、菖蒲東小学校が開校する。
- - 10月、菖蒲東小学校の新校舎が竣工する。
- 1984年(昭和59年)3月 - 農業者トレーニングセンターが竣工する。
- 1985年(昭和60年)3月 - しょうぶ会館が竣工する。
- 1986年(昭和61年)2月 - 小林小学校および栢間小学校の体育館が竣工する。
- 1987年(昭和62年)3月 - 菖蒲中学校の格技場が竣工する。
- - 10月、森下テニスコートが竣工する。
- 1988年(昭和63年)2月 - 菖蒲東小学校の体育館が竣工する。
- - 8月、菖蒲町役場の新庁舎(現:久喜市役所菖蒲総合支所)およびコミュニティーセンターが竣工する。
- - 5月、防災行政無線が開局する。
- - 「ひまわり迷路」の開催が開始される。
- - 6月、第1回あやめ祭りが開催される。
- - 7月、八束テニスコートが竣工する。
- 1993年(平成5年)4月 - 親農交流公園「ふれあい・しみん農園」が開設される。
- 1994年(平成6年)3月 - しょうぶの梨100年記念園が竣工する。
- 1995年(平成7年)3月 - 彩のブルーランドしょうぶ(あやめ・ラベンダーの里)整備事業が竣工する。
- - 同月、埼玉県内初の「道のオアシス」が竣工する。
- - 6月、あやめ・ラベンダーのブルーフェスティバルが開催される。
- - 7月、保養介護施設「彩嘉園」が開設される。
- 1997年(平成9年)5月 - 上大崎運動公園野球場が開設される。
- 1998年(平成10年)3月 - 島田得一氏、堀部文之丞氏の名誉町民の称号が贈られる。
- - 4月、生涯学習文化センターアミーゴが開館する。
- - 6月、菖蒲町立中央図書館(現:久喜市立菖蒲図書館)が開館する。
- - 同年、田園都市づくり協議会による公共施設の相互利用が開始される。
- 1999年(平成11年)3月 - 埼玉県道5号さいたま菖蒲線バイパスが開通する。
- - 4月、室内温水プール「アクレ」が開設される。
- 2000年(平成12年)1月 - リフト付きの町有バスが導入される。
- 2001年(平成13年)1月28日 - 町内巡回バスの運行が開始される。
- 2002年(平成14年)7月 - 本多静六博士顕彰記念式典が開催される。
- - 8月、職員出前講座「学びましょうぶ」が開始される。
- 2004年(平成16年)4月 - 横町商店街に「ふれあい菖蒲壱番館」が開設される。
- - 11月、町村合併50周年記念式典が催される。
平成の大合併における動向
- 菖蒲町は当初、蓮田市・南埼玉郡白岡町との合併を目指し、新市名を「彩野市(あやのし)」とすることで合意していたが、住民投票で反対多数となりこの枠組みでの合併は白紙撤回された。その後、菖蒲町・栗橋町・鷲宮町・久喜市の1市3町の合併協議を行い、2008年8月の第4回1市3町合併協議会にて、2010年3月までの合併を目指し、新しい市名は「久喜市」とすることと決定した。
- 2009年5月28日に1市3町の首長が合併協定書に調印。2010年3月23日、新たに「久喜市」が発足した。
行政
歴代町長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 期・備考 |
---|---|---|---|---|
初 | 遠藤長一郎 | 1954年10月17日 | 1958年10月16日 | 1期 |
2 | 菊池啓作 | 1958年10月17日 | 1962年10月16日 | 1期 |
3 | 島田得一 | 1962年10月17日 | 1966年10月16日 | 1期 |
4 | 1966年10月17日 | 1970年10月16日 | 2期 | |
5 | 細田嘉 | 1970年10月17日 | 1974年10月16日 | 1期 |
6 | 1974年10月17日 | 1978年10月16日 | 2期 | |
7 | 1978年10月17日 | 1982年10月16日 | 3期 | |
8 | 伊藤愛藏 | 1982年10月17日 | 1986年10月16日 | 1期 |
9 | 樋口近之助 | 1986年10月17日 | 1990年10月16日 | 1期 |
10 | 遠藤淳二 | 1990年10月17日 | 1994年10月16日 | 1期 |
11 | 1994年10月17日 | 1998年10月16日 | 2期 | |
12 | 中山登司男 | 1998年10月17日 | 2002年10月16日 | 1期 |
13 | 2002年10月17日 | 2006年10月16日 | 2期 | |
14 | 2006年10月17日 | 2010年3月22日 | 3期、合併による久喜市の設置に伴い失職 |
広域行政
- 広域利根斎場組合(加須市、久喜市、幸手市、北埼玉郡騎西町、北埼玉郡北川辺町、北埼玉郡大利根町、南埼玉郡宮代町、北葛飾郡栗橋町、北葛飾郡鷲宮町と共に斎場運営を行っている)
- 北本地区衛生組合(鴻巣市、北本市、比企郡吉見町と共に屎尿処理を行っている)
- 田園都市づくり協議会
経済
産業
金融機関
- 本店
- 菖蒲支店
- 三箇支店
- 小林支店
- 栢間支店
- 寺田支店
姉妹都市
地域
健康
- 平均年齢:46.5歳(男=45.3歳、女=47.7歳) (2010年1月1日現在)
- 公共下水道普及率:34.4% (2009年3月31日現在)
教育
幼稚園
- 長龍寺幼稚園
- 菖蒲幼稚園
小学校
- 菖蒲町立小林小学校
- 菖蒲町立栢間小学校
- 菖蒲町立三箇小学校
- 菖蒲町立菖蒲小学校
- 菖蒲町立菖蒲東小学校
中学校
- 菖蒲町立菖蒲中学校
- 菖蒲町立菖蒲南中学校
高等学校
警察・消防
公共施設
- 保健センター
- 清掃センター
- 文化会館(アミーゴ)(生涯学習文化センター、菖蒲町立中央図書館)
- しょうぶ会館
- 森下公民館
- 町立トレセン
- あやめ会館
- アクレ(室内温水プール)
- 老人福祉センター
- 彩嘉園(保養介護施設)
- 文化交流見沼
- ふれあい・しみん農園
- 鎮守の森公園
- 福祉健康の森健康公園
- しらさぎ公園
- 寺田公園
- 金山公園
- あやめ公園
- 久喜菖蒲公園
- しょうぶの梨100年記念園
電話番号
市外局番は町内全域が「0480」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(久喜MA)。収容局は菖蒲局のみ。
郵政
郵便番号は町内全域が「346-01xx」(郵便事業久喜支店が集配を担当)である。
- 菖蒲郵便局
交通
鉄道
道路
閉町当時、首都圏中央連絡自動車道の白岡菖蒲インターチェンジ建設が進められていた(2011年(平成23年)開通)。
- 主要地方道
- 一般県道
- 農道
- 愛称のある道路
- ラベンダー通り
- トゥモローストリート
- 萩の怪
- 水と緑のふれあいロード(中島用水路沿い)
- 緑のヘルシーロード(見沼代用水沿い)
- ふるさと歩道(神明神社参道)
- 稲穂通り
- 町道
- 1,454ある。
バス
タクシー
タクシーの営業区域は県南東部交通圏で、春日部市・草加市・越谷市・久喜市・八潮市などと同じエリアとなっている。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
出身有名人
その他
- 久喜市との境界近くの三箇地区に、川口市より移転してきたNHKのAMラジオ送信所が立っている(NHK菖蒲久喜ラジオ放送所。NHK東京・第1放送594KHz・300Kw、第2放送693KHz・500Kw)。この他に、上記送信所の敷地内に放送衛星システムのBS放送地球局(菖蒲アップリンク地球局)がある。